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1回
夜の点数:4.2
昼の点数:4.2
2008/09 訪問
夜の点数:4.2
昼の点数:4.2
しっぽりと、高山の夜。
2008/11/12 更新
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宗和流の茶懐石のお店です。
高山の街なか、朱塗りの橋のたもとにある200余年の歴史を誇る料理屋さん。
その佇まいは、簡素に見える木の造りながら、匠の技が活かされた、まさに趣深い、和の建築。
夕刻せまる頃、人気のなくなった上三之街通り。
情緒あふれる昔ながらの、高山の建物を見ながらのんびり歩き、
たどり着いた私たちを、迎えてくれたのは、ビックリしたことに板さん。
あちらもビックリしていらっしゃいましいたが^^
フロントとなる土間のような入り口に、たまたまどなたもいらっしゃらなかったようで・・・。
でも接客に、そうそう慣れていないでしょうに、とても感じの良い方で、ホッ。
お料理はコースで、季節限定のコースと、
その時々の旬を活かしながらも、まるまる1日かかるという本懐石を崩し、
時間の少ない私たち観光客や現代人にも愉しめるようにした崩し懐石や、
飛騨牛の懐石などがあります。
初めての方は、本膳崩しを・・・と、勧められそのままに。
素朴でありながら、素材の持ち味を最大に活かされた優しい料理。
川の魚は背を手前に盛るとか、めったに取れない綺麗なドジョウだとか、アマゴやら。
いろいろ教えていただきながら、地味なれど滋味深い懐石を楽しく静かに頂き、
素敵な高山の夜を過ごしました。
力強い現代のお料理とは一線を画した、時の流れをも感じさせる、しっとりとしたお料理です。