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まめともちとあんことパン
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mizunonagare 認証済
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1回
夜の点数：5.0
2010/05 訪問
洗練された美しさ
螺旋を描きながら、地階に下り、ドアを開ける。ほの暗い店内には、心地のよいＪａｚｚが流れる。まだ早い時間だからか、他に客はいなかった。丁寧で上品ではあるが、親しみやすい店主が現われる。こういう雰囲気をまとっている人間は、そう多くはない。他者に見せる、上品さと親しみやすさの絶妙なバランス。それは、経験から培われたものだろうか。少し幅の広いカウンターの向こうには、400～500種類ほどの瓶が整然と並ぶ。店主が出してくれたおしぼりから、ふわりといい香りが漂う。こういうところに、客をもてなそうという心意気が表れているのではないかと思う。私は、酒に関して、ほとんど知識を持ち合わせてない。しかし、知識はなくとも、心地よく酔って、ふわりとしたいときもある。何も知らないからこそ、店主の知識とセンスにゆだねて、非日常のひとときを楽しむ事ができるのではなかろうか。メニューにある、『リキュール（薬草・香草系）』という言葉が、妙に気になった。店主にきいてみたところ、その昔、酒が薬として用いられていたという話をしてくれた。そして、薬草系リキュールを使って、カクテルを作ってくれた。なんというリキュールだったか忘れてしまったが、スプモーニというカクテルのカンパリを、別のリキュールに替えたカクテルを出してくれた。さっぱりとして、さわやかで、のどを通って、体の中が浄化されていくような感覚があった。「知性と教養がないと、この仕事は勤まらないだろうな・・・」等と考えつつ店主の所作の美しさを、ぼんやり眺め、飲む。途中、団体客が入ってきて、入口近くの小部屋に入っていったが、店主は団体客のオーダーを、スマートに美しくこなす。動きに無駄がない。洗練された、無駄のない動き。それは、茶の湯の精神にも通じるところがあるのではないだろうか。
2010/05/30 更新
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日本酒あり
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螺旋を描きながら、地階に下り、ドアを開ける。
ほの暗い店内には、心地のよいＪａｚｚが流れる。
まだ早い時間だからか、他に客はいなかった。
丁寧で上品ではあるが、親しみやすい店主が現われる。
こういう雰囲気をまとっている人間は、そう多くはない。
他者に見せる、上品さと親しみやすさの絶妙なバランス。それは、経験から培われたものだろうか。
少し幅の広いカウンターの向こうには、400～500種類ほどの瓶が整然と並ぶ。
店主が出してくれたおしぼりから、ふわりといい香りが漂う。
こういうところに、客をもてなそうという心意気が表れているのではないかと思う。
私は、酒に関して、ほとんど知識を持ち合わせてない。
しかし、知識はなくとも、心地よく酔って、ふわりとしたいときもある。
何も知らないからこそ、店主の知識とセンスにゆだねて、非日常のひとときを楽しむ事ができるのではなかろうか。
メニューにある、『リキュール（薬草・香草系）』という言葉が、妙に気になった。
店主にきいてみたところ、その昔、酒が薬として用いられていたという話をしてくれた。
そして、薬草系リキュールを使って、カクテルを作ってくれた。
なんというリキュールだったか忘れてしまったが、
スプモーニというカクテルのカンパリを、別のリキュールに替えたカクテルを出してくれた。
さっぱりとして、さわやかで、のどを通って、体の中が浄化されていくような感覚があった。
「知性と教養がないと、この仕事は勤まらないだろうな・・・」等と考えつつ
店主の所作の美しさを、ぼんやり眺め、飲む。
途中、団体客が入ってきて、入口近くの小部屋に入っていったが、
店主は団体客のオーダーを、スマートに美しくこなす。動きに無駄がない。
洗練された、無駄のない動き。
それは、茶の湯の精神にも通じるところがあるのではないだろうか。