6回
2022/02 訪問
祖師ヶ谷大蔵:復活のオードブルセットを満喫♪
まん防発出、
不要不急の対応に従う。
テイクアウトとイートインの両輪は
飲食店に負担が大きいようで
今回はテイクアウトをしない店も増えた。
フィオッキは
昨年の緊急事態宣言でテイクアウト体制に舵を切り、
店内を改装。
入ってすぐにテイクアウトコーナーがあり、
常設のショーケースを設置、
イートイン席は更に奥のドアを開けた先。
「オードブルセット」(6,480円)
だけはまん防・緊急事態宣言中のみ提供。
2~3人前のセット。
前日に電話を入れ、
当日11時半取りに行き、
クレカで精算。
①ポルケッタ(ハーブを効かせた帯広産豚バラ肉の自家製ローストハム)
②インサラータ・ルッサ(モルダデッラハムを使ったポテサラ)
③鹿肉のアスピック(鹿肉を茹で、そのスープで冷やし固めたテリーヌ)
④苺とモッツアレラのサラダ(オリーブオイルとバルサミコミントがアクセント)
⑤ブロッコリーとカリフラワーのアンチョビマリネ(サッと蒸した野菜にアンチョビとニンニクの香り)
⑥天然鴨のポルペッティ(長良川天然鴨の肉団子、バルサミコ酢を絡めたネギ)
⑦季節のキッシュ(自家製ベーコン、タマネギ、トマト、ペコリーノチーズ)
⑧サーモンとみどり豆のリコッタ和え(長野県宮田村息吹サーモンと鹿児島県産みどり豆)
⑨鰆のコンフィ(サワラを小松菜で巻きコンフィに)
⑩生ハムオリーブオイルマリネ(パルマ産24か月熟成生ハム)
⑪白カビチーズ(イタリア産ヤギのミルク)
⑫グリーンオリーブ(種入り)
お酒が随分進んだいい宴となった。
2022/02/07 更新
2021/01 訪問
祖師ヶ谷大蔵:さすがフィオッキ、どんどん旨くなってる
緊急事態宣言下
「オードブルセット」(6,480円)
を予約。
ここの堀川シェフは
パスタの天才、六本木ラ・スフォリーナの
川崎透シェフとイタリア修業時代ルームメイトだった。
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13157731/dtlrvwlst/B115627562/
同床異夢の典型、
同じ世界ながらタイプは全く違い、
それぞれ一流とは凄い。
店に取りに行ってビックリ。
ドアを開けると前は奥に広がる店内だったが、
このご時世に覚悟を決めて、
テイクアウトコーナーの小部屋を作り、
奥は見えなくなった。
PayPayで支払い。
①ホロホロ鳥のテリーヌ
②オマール海老のアランチーニ
③グリル野菜のマリネ
④息吹サーモンのパンチェッタ巻き
⑤ズワイガニと菜の花のキッシュ
⑥牡蠣の燻製コンフィ
⑦マナガツオのエスカベッシュ
⑧モルタデッラ(イタリアソーセージスライス)
⑨緑豆とじゃが芋、ぺコリーヌチーズのサラダ
⑩チーズとオリーブのマリネ
⑪パプリカのトンナートソース
味付けがいずれも素晴らしい。
しっかりした味付け、ハーブを上手に合わせている。
あくまで素材を重視し、調理で旨みを更に引き出す。
大したものだ。
2021/01/23 更新
2020/06 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
祖師ヶ谷大蔵:テイクアウトふたたび、やっぱ美味♪
前回のテイクアウト後、
お店はイートインとテイクアウトを並行。
代々木上原の知り合いのビストロも同じ。
間引きのイートイン席を考えると
テイクアウト並行が新しいスタイルかも。
「おつまみセット」(3,300円)
を予約して夕方取りに行く。
メニューも日々進化、
容器も構成も変え、
ブラッシュアップ。
しっかりした味で
間違いない。
前回8種が6種、
値段も1,200円ダウン。
共通が3種、
定番は残し入れ替えも積極的に。
これはおススメ♪
信州鮭のカルピオーネ
スミイカ・セロリ・カラスミのサラダ
鶏レバーペースト
サルシッチャのグリルと白インゲン豆のトマト煮込み
生ハム・オリーブ・ハードチーズ
グリル野菜マリネ
2020/06/21 更新
2020/05 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
祖師ヶ谷大蔵:人気イタリアンをテイクアウト
堀川シェフ自ら店頭に立ってテイクアウト対応。
パスタの天才、六本木ラ・スフォリーナの
川崎透シェフとイタリア修業時代ルームメイトだった。
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13157731/
前日に予約しておいた
「オードブルセット」(4,500円)
をいただく。
お店の説明:
①グリル野菜マリネ
~数種類の美味しいお野菜を丁寧にグリルし
ヴィネガーとオリーブオイルでマリネしました。
②大山ドリのロートロ
~鳥取県産 大山ドリをロール状に巻き藁で燻してローストしました。
③天草産アジのサオール
~熊本県天草産の小さなアジを玉葱やレーズン、松の実と漬け込む
北イタリアヴェネトの仕立てでマリネしました。
④石山トマトとズッキーニの香草パン粉焼き
~静岡県掛川市の美味しいトマトとズッキーニ、パプリカに
香草を加えパン粉を乗せオーブン焼きにしました。
⑤フリッタータ
~イタリア版オムレツ。
トマトと玉葱、オレガノのきいたシンプルな仕立てです。
⑥バッカラと新ジャガのサラダ
~イタリアの伝統食材、塩漬け干し鱈バッカラを
ミルクで炊いてホクホクのジャガイモの合わせたポテトサラダです。
⑦薮田豚のパテドカンパーニャ
~北海道帯広産豚肉を田舎風のパテにしました。
付け合わせのピクルスや小カップに入っているマスタードと
合わせてお召し上がりください。
⑧鶏のレバーペースト
~マルサラワインを効かせた自家製レバーペーストです。
別添えのクルトンと合わせてお召し上がり下さい。
⑨生ハム・チーズ・グリーンオリーブのマリネ
~パルマ産24カ月熟成の生ハム、ポロボローネチーズを
それぞれオリーブオイルやハーブでマリネしました。
グリーンオリーブは種入りですのでお気を付けください。
大満足である。
2020/05/21 更新
2012/06 訪問
祖師ヶ谷大蔵:北イタリア、ピエモンテの郷土料理を洗練させた!
二日前に電話を入れたらディナー席が二つ空いていた。
奇跡に近い僥倖である。
その場ですぐ、5,800円(税抜)のピエモンテ州郷土料理コースを予約した。
ピエモンテ州は北イタリア、フランスに接している。
従って地形気候的にオリーブオイルではなくバターのほうである。
そう思って訪れたが、いい意味で裏切られた。
Stuzzichino:沼津産生シラスのマリネ
Antipasto:ヴィテッロ・トンナート 仔牛の冷菜ツナマヨネーズソース
Zuppa:スッパ・バルベッタ” ヴァルド派に伝わる グリッシーニのズッペッタ
Primo piatto:“タヤリン” バターチーズソース
Secondo Piatto:子羊の藁包みロースト ヴァルド地方の農家料理
Dolce:お口直しのグラニータとボネ
Cafe:小菓子とカフェ
まずはビール。
せっかくなのでピエモンテのメナブレア1,000円をお願いする。
HPの説明によると
「下面発酵のペイルラガーで、厳選された原料モルツの質の高さと、ビエッラの地下1500メートルからくみ上げられた天然水により豊潤にして繊細な仕上がりとなっています。軽快な辛口タイプで、口に含むとヴァニラの芳香が口全体に広がり、そのあとには甘いハーブの香りが続きます。」
泡がきめ細やかで麦芽を感じるしっかりした味わい、なかなかいいのでは。
最近は揚がらない日もあるという沼津の生シラスのマリネ。
レモン、オリーブで味付けしローストアーモンドをトッピング。口に入れると、潮の香りが広がり、あとから来るほのかな苦みが心地良い。
白ワインをグラスで。
家内はチウチウ・レ・メルレッタイエ ペコリーノ1,000円キウイのような果実の香り。
私はランゲ ファヴォリータ 2010 カンティーナ チェッラーリオ900円。ピエモンテの冷涼な気候のワインで爽やかな酸味。
前菜はヴィテッロ・トンナート(仔牛の冷菜ツナマヨネーズソース)
実は前の日クオールフォルテでいただいていた。
薄い牛肉にツナマヨとは考えたものである。もっと食べたいが違う皿がどんどん来るので我慢。
果実味があるほうがいいと赤ワインはピエモンテのバルベーラ100%のティトン・バルベーラ・ダスティ DOCG6,500円をお願い。
ズッパ(スープ)は”スッパ・バルベッタ” ヴァルド派に伝わる グリッシーニのズッペッタ
スッパは豚のスープ、バルベッタはヒゲという意味だと説明を受ける。
やはりピエモンテ州トリノ発祥の例の棒状のグリッシーニにこのスープを吸わせてからオーブンにかけるというもの。
届いてテーブルに置かれた瞬間、シナモンの香りがぷーんと。
表面のヒゲ(グリッシーニ)は香ばしくカリカリ、中のヒゲ(グリッシーニ)はスープを吸って柔らかい。
無骨な田舎料理という雰囲気のこのひと皿が、フィオッキにかかると洗練された上品な味わい。
ピエモンテだけに濃厚なチーズとバターを予想させたが、ここはあくまでさっぱりと責めてくる。
プリモは手打ちのタヤリンをシンプルにバターチーズソースで供される。
卵が練りこまれたタヤリンはこれでもかというくらい今までで食べたタヤリンの中で一番細い。
聞くとホールスタッフも一緒に包丁で細く細くとカットしているとか。
バジルがトッピングされ、フォークに巻いてひと口。
バターとチーズの香りがふぁっと口中に広がる。
カルボナーラスパゲッティと比べると、かなりさっぱりした仕上がりである。
そしてメイン(セコンド)は子羊の藁(ワラ)包みロースト。フィオッキのスペシャリテ。
ピエモンテの農家料理で朝出かける時に羊肉の塊を藁に包み、ジャガイモを灰にまぶしてストーブに置いておく。農作業を終えて戻ってきたら出来上がっているというお話。
レアに仕上がった子羊は予想よりもはるかに柔らかく、すっとナイフが入る。
燻された藁の香りを感じながら口のなかに肉汁が広がる。
スペシャリテというだけあって洗練されたできあがり。
口直しにカンパリとピンクグレープフルーツのグラニータ(氷菓)で火照った身体を少し覚ます。
ドルチェはボネというピエモンテのチョコレートプリン。
アマルッティというアーモンド、グラニュー糖、リキュール、レモン、メレンゲで小麦粉を使わないピエモンテのクッキーを攪拌し、牛乳、砂糖、卵、カカオパウダーで作ったチョコレートプリン。
プリンでもなくババロアでもなく、このなめらかな食感は初めて。
甘すぎず苦すぎず、カカオを上品に感じる味わい。
最後に
プチシュークリーム、オレンジピール、ビスコッティと共にカモミールティをいただく。
場所柄、高級住宅街を抱えているのでお金持ちの家族が普段使いをしているようで、子供がまるでファミレスにいるかのように振舞っている。
お皿とお皿の間の待ち時間は子供には耐え難いのだろう。そのあたりが少し残念。
北イタリア、ピエモンテの郷土料理ということでバターの濃厚さ、田舎の無骨さが前面に出ているのかと思いきや、
まったく逆で、非常に洗練された穏やかな味のお皿たち。
二人で2万5千円弱。
代金に見合った、美味しいお店である。
ご馳走様!
2012/06/22 更新
コロナ禍の頃、
長引くと読んだ堀川オーナーシェフは
思い切って店の手前をテイクアウト専門にした。
どうやら、
その予測は当たったようで、
テイクアウト客が増えたようだ。
駅寄りの3軒先、
インド料理コルカタの隣、
クリーニング屋スワローチェーンがあったところを借り、
そこをテイクアウト専門にし、
今の場所はまたレストランスペースに戻すようである。
近くの20分無料のコインパーキングに停め、
購入したのは
「甘草とカタクリのフリッタータ」(700円)
「トリッパのトマト煮込み」(1,290円)
「チュッチュイカのトマト煮込み」(1,200円)
「薮田豚のビール煮込み」(2,800円)
「全粒粉ルスティカ1/2」(320円)
天草産ミミイカのトマト煮込み、
イカのいい旨みが出て、身も詰まって美味い。
フリッタータは
オムレツのようにふんわりした仕上がりで、
これも旨みが凝縮。
豚のビール煮込みは
トロトロの仕上がり、
ビールとワインがよく進む。
トリッパは
やや酸味の強いトマトスープ、
気持ち臭みが残るが
トロトロの仕上がりで美味い。
強力粉のルスティカで作ったパンは
冷めても硬くなく、
モチモチ感と歯切れのいい仕上がりで
小麦の素朴な風味を楽しめる。