とんママさんが投稿したうなぎ時任(東京/麻布十番)の口コミ詳細

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うなぎ時任麻布十番、六本木、赤羽橋/うなぎ、日本料理、フレンチ

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2019/04 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

フレンチ技法を用いたうなぎのコース料理に圧巻

うなぎの概念を変える店!
友人がそう話していたのが気になり、お祝いごとがあったので、奮発して行ってみました。

うなぎ時任
料理長の時任さんが、うなぎの名店野田岩で15年修行した後、パリへ渡り料理を学び、昨年6月にオープンした店です。
麻布十番商店街から一本裏へ入ったビル2階にあり、六本木ヒルズからも徒歩圏の場所にあります。
店内は、オープンキッチンのカウンター席が8席と奥に個室があるだけの、まるで高級寿司店のような空間です。カウンター席で、料理長の手捌きを間近で見ながら、会話も楽しみながらいただけます。
それにしても、カウンター席だけでは勿体ないほどゆったりとしています。

今日はお任せコースの20000円をいただいてきました。
うなぎをメインとしたフレンチ技法を用いた和洋折衷のコース料理で、独創的な料理が次々と提供され驚きの連続でした。

ビールで乾杯

■先附
うなぎのブルスケッタ
蒲焼のうなぎとフランスパンの組み合わせ。
カリカリに焼かれたパンと、たれを纏ったふっくらした鰻の組み合わせは、なんとも斬新なメニューです。

■お造り
徳島産鯛と昆布締めの鯛、うにの盛り合わせ。
一目見て、うにの色が美しいと感じたのは大正解。
北海道根室産の塩水うにだから、うに本来の味が楽しめるのです。
うにはあんまり得意じゃなかったんだけど、こればかりは別物でした。
鮮度はもちろん、素材の良さを感じますね。

■八寸盛り
鰻巻き、鰻の煮こごり、鰻の燻製、鰻レバーパテ、鰻とずわいがにふかひれの春巻き、鰻のトマト煮など鰻づくしの一皿です。
鰻ってこんなにいろいろとアレンジできるのと驚くばかりの料理法。鰻のレバーパテは、どうかなと思いつつ食べたのですが苦み、臭みなどなく味わい深く美味しい。
春巻きにずわい蟹を一緒に巻いているのは、天然の鰻が甲殻類を食べて育つので、より味を近づけるためにとのことだそう。うなぎを知り尽くした料理長だからこその考案メニューなんです。

■鰻の白焼き
塩をしっかりまぶした白焼きに、梅肉しそ、生ハム、キャビアとトッピングしています。
鰻の表面をしっかり焼くことでパリパリと香ばしく、そのままも美味しいけれど、贅沢な食材をトッピングすることでさらに高級なお料理へと昇華しています。

■ホタルイカのしゃぶしゃぶ
「ちょっと忙しいお料理ですよ」と運ばれてきたのは、美しい生のホタルイカが四尾横たわったプレート。そして、熱々の湯が運ばれ、一機に移し入れてテーブルでボイルします。
そうすると、一分ほどでプリプリのホタルイカの出来上がります。
こちらは、ポン酢で、酢味噌でいただきます。
料理長の「ホタルイカはゆで上がった直後が一番美味しいので、その味を出したくて考えたお料理なんですよ」という言葉が心に響きます。
最善の状態でお客様に提供したいというおもてなしの心が伝わってきますね。
茹で汁は、その後そうめんを入れていただきます。
ほたるいかのわたが出汁になり、まろやかな味で、飲み干したくなるゆで汁になってましたよ。
うなぎ以外の創作料理もなかなか素晴らしい。

■鰻の塩釜焼き
鰻の形の塩釜の中にはキャベツにくるまったハーブを挟んだ鰻が入っています。
塩釜の中で蒸されて、ふっくらとそして、余分の臭みや油は塩に流れ出し、柔らかい白身魚となっているのです。

■鰻赤ワイン煮込み フォアグラと黒トリュフ添え
ここでフォークとナイフが運ばれて来て、またまた驚き。
そして、ワクワクとしてきますね。
鰻を赤ワインで煮込み、フォアグラと黒トリュフをトッピングした
フレンチと和が融合した、時任のスペシャリテです。
1本5万円の貴腐ワインに合わせて、いただきます。
贅沢の極みの料理と言っても過言ではない料理ですね。
鰻を焼くことで抜けた油をフォアグラで補いつつ、さらにトリュフの香りを纏った最高傑作は、
味が良いのはもちろんのこと、食べる楽しさをも感じさせてくれる絶品でした。

■うな重
うな重かかば焼きか選べるのですが、私はうな重にしました。
生きた鰻を絞めるところから、店内でしているそうで、
なんと調理前の生きた鰻を見せてくれましたよ。
カウンター先のガラス張りのブースで捌き、炭火で焼くから全てが見れ、ライブ感を楽しめます。
そして、テーブルに運ばれてから砂時計が落ちるまでの3分が待ち遠しい。
美しい照りのうなぎですね。
うなぎのタレには砂糖を使ってないので、しつこくなく、
言うまでもなく鰻はふっくらとし、焼き加減も素晴らしい。
白米も、鰻に合わせて探した魚沼産こしひかりを羽釜で炊き、お米の粒もしっかりとしていてご飯がすすむ。
どのお料理もお皿に凝っていて、この重箱は、江戸時代の塗り物なんだそう。
お吸い物の器の蓋の裏には、金の鶴が描かれています。
器へのこだわりの素晴らしさを感じます。
同伴者は、かば焼きを頼んでいました。
こちらも最後の仕上げはテーブルで3分蒸すというこだわり。

■くず餅
なめらかな食感のくず餅は、さっぱりとつるりとのどを通っていきます。
うな重を食べたところで、満腹だったけど、別腹でしたね。
そして、最後に料理長さんがお茶を点ててくれます。

伝統と革新を感じるうなぎのコース料理は、うなぎが全く思いもよらない料理で提供され驚くのはもちろん、うなぎ以外の料理も実に美味しかった。そして、気さくな料理長さんとの会話も楽しく、おもてなしも素晴らしかったです。まだオープンして一年経っていないけれど、すぐに星付きのお店になりそうな予感がします。
料理王国の最新号にも掲載されたそうで、ますます人気のお店となりそうですよ。

ごちそうさまでした。


  • うなぎのブルスケッタ

  • 刺身三点盛

  • うなぎづくしの八寸

  • うなぎの煮こごおり

  • うなぎのレバーパテ

  • まだ生きている鰻

  • 鰻の白焼き

  • ほたるいかのしゃぶしゃぶ

  • うなぎの塩釜焼

  • 塩釜焼のプレート

  • うなぎの赤ワイン煮

  • 赤ワイン煮は貴腐ワインとあわせて

  • うなぎの赤ワイン煮フォアグラとトリュフをたっぷりと

  • うな重

  • うな重

  • かば焼き

  • くず餅

  • お茶を点ててくれました

2019/04/08 更新

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