2回
2018/09 訪問
うどんの黄金体験(ゴールドエクスペリエンス)
2018/09/27訪問
麺類では何だかんだうどんが一番好きです。
こちら、都内No.1評価の言わずと知れたうどん屋さんですが、物凄い並ぶとの情報から中々足が向かなかったのですが、偶々15時前頃の絶妙なアイドルタイムにお腹をすかせて神保町に来るタイミングがあり、こりゃあ覗いてみるっきゃない!と。
はたして行ってみると全く並ばず、即入店。
やっ たぜ。
本日揚げ物ありませんとの案内でしたが初回はシンプルに攻めようと思ってたので無問題。
どうやら卓上に天かすも装備されてるみたいですしね。
天かすさえありゃあどうとでもなるのよ、汁を吸った天かすが世界一うまい食い物なんだから。
(↑雨上がり宮迫さんが立ち食いそば芸人か何かの回で言ってました。激しく同意)
さて以前から「讃岐は冷やし」と言って憚らないぼくですが、一方天邪鬼でもあるので…
釜揚げうどん470円 から攻めます。
だからこそ、逆説的に、釜揚げが旨かったらもう間違いない、という発想ですね。
さてどうか。さっそく結論。
「間違いない」
注文して早々に、立ち食い並のスピードでヌルリと出てくるのは流石ですね。
素早く出てくるのに、丼の中に整然と横たえられたうどんの美しさには息を呑みます。
まず、汁をつけずにズゾゾ。
次いで汁をひと口そのまま味わい、麺を汁に付けてズゾゾ。
細かい味のことをこの場でどうこう言う必要は最早ないと思います。
およそうどんという食べ物が嫌いじゃない人なら、これを食べないなんてあり得ない。
ああー旨い、旨い!釜揚げあるあるですが、釜揚げのお湯ですら旨い。
遅い時間で、朝から食べてなかったのもあってまだいけます。
お代わり!肉うどん700円
これも写真を見ていただいて皆様がイメージする通り、いや、その一段上の美味しさ。
好みの量をミルで振りかける黒胡椒が意外なほどうどんに合うんですね。御見逸れしました。
そして天かす!これだよこれ…世界一うまいかどうかはさておき、ですね。
東京イチうまいうどんという金看板に偽りなしですわ。神保町に住みたい。
どうやらお代わりうどんは100円引きという嬉しいサービスもあるみたいで、他店と単純に値段だけ比較しても大変にお安い。そのうえ、このクオリティ。
こりゃあ、ここには勝てないわ…と納得の食事体験でしたよ。
ところで余談ですが、讃岐うどんの評価で時たま、
「味は本場香川に引けをとらない」「でも値段は本場香川ならもっと…」
みたいな論調を目にするでしょ?あの物言い、ぼくは嫌いです。
「じゃあ香川にずっと居たらいいじゃない」と返すのは極論でも暴論でもなく正論。
ぼくは「神保町に住みたい」とは言いましたが、
「香川に移住したい」とは露ほども思いません。
そういうことでしょ?値段について無粋な物言いはしないように気をつけたいものです。
2018/11/04 更新
2018/10/03訪問
前回、初回で釜揚げと肉うどんを頂きうどんの黄金体験をさせていただきました。
此度、そのさらに上をいく食事体験をさせていただいたように思います。
讃岐は冷やしで食べるべきうどん。冷水で麺を締めてこそ。
満を持して「冷かけ」を注文します。440円。
相変わらずすぐ出てきます。そして相変わらず美しい丼の出で立ち。
やはりというか、なんというか。
冷やしは一段違った。
え、なんだこの冷かけ…永遠に食べ続けられる気がする…ええ…なんだこれ…
「終わりのないのが終わり…」それが、
冷かけのGold Experience Requiemがぼくに訪れました。
もはや一生、この冷かけから開放される時は来ない。
永遠に向かい続けるんだ…この冷かけうどんに。
あまりに旨いうどんは最終的に、余計なものを全て削ぎ落としてシンプルに
「釜揚げ」「かけ」「ぶっかけ」に行き着くのは真実なんですね。
今回ばかりは無料の揚げ玉を入れるのを最後まで逡巡しましたよ(結局入れたけど)。
この勢いを駆ってお代わり。もはや丸香恒例となりつつあるお代わり。
釜玉カルピスバター600円
旨ん、めェ、なァ・・・・・・
でも食べる順番は逆が良かったかもしれない。
おそらくもう、ぼくは、丸香では余程のことがないと冷かけしか食べない気がする。
…は言い過ぎとしても、丸香は「冷やしうどんを食べに来るための店」と完全に確定した。
今回の訪問および今までのうどん体験を経て一つの大きな方針が決まった。
都内うどん屋において、
・冷やしの「丸香」
・温かの「大地のうどん」
この両雄並び立つ棲み分け、個人的には当分覆ることはないと感じています。