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秋田/天ぷら
初日のランチにいった『秋田 天ぷら みかわ』、珠玉。4年の修行ででみかわ初の暖簾分けというの伊達じゃない。なす、おくら、スイートコーン、椎茸など、秋田産を中心とした野菜の天ぷらは火の通りから衣の付き方まで完璧。高級食材に頼らないところがこれまた好感度高しで、クラシックかつシンプルな天ぷらの最高峰のひとつではないだろうか。この日は新政を飲んだが、地酒とも合うし。 まるで外科医のように集中力を高めて自らの世界に籠もりながら、打ち込みのリズム(昨夜聞いたからだが、ユザーンにタブーラでBGMを作ってほしいくらいだ)のように切ったり揚げたりを淡々とこなしていくご主人の 北嶋大地 さん。メスのように小さなナイフで素材をさばくときのサイコキラーばりの切り詰めた表情から一転、一通り出し終わったあとの片付けのときの柔和な表情はまるでオペを終えたドクターのようでもあり。今度は季節を変えて夜にゆっくりいきたい。 https://www.instagram.com/kensukey/より転載
2018/07訪問
1回
1回
二日目のディナーに行った『f(エッフェ)』も相当に印象的。自分の携帯の番号をどこからかゲットした客からしか予約をとらないというご主人が調理からサービスまでおひとりでやっている店で、この日のお客は我々のみ。 秋田の食材を中心に、聞いたこともない手法で素材の旨味を存分に引き出したメニューで食べさせてくれる。男鹿半島で獲れたヨロイイタチウオという白身の生ハム(!)締め、まるで命を飲んでいるような鮎のスープ、こんな和音があるのかと驚いたじゅんさいとアールグレイのジュレのかかったさくらんぼのデザートなど、最初から最後まで感嘆しっぱなし。イタリアには一回しか行ったことがなく、サラリーマンを経て飲食店で働いていたもののそれは修行ではないと言い切るかんじといい、そのセンスは天才感に満ちあふれている。当然、裏では鬼のような努力をしてそうだけれども。こちらも季節に一回はきたい。 https://www.instagram.com/kensukey/より転載