kekkojinさんのマイ★ベストレストラン 2012

デウスエクスマキなB食ガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

八ツ手屋 (淡路町、小川町、神田 / 天丼・天重、天ぷら)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/03訪問 2012/04/03

文化遺産級の空間と味に酔いしれる

長らくの歴史に終止符が打たれた万惣フルーツパーラーに赴いた際、その前に昼飯を済ませたのだがコチラ、10年くらい前にたまたま前を通ってからずっと気になっていた風格溢れる天丼屋。
それから苦節十年。やっとの訪問と相成った。

何度見ても惚れる佇まい。しかも惚れるのは建物だけじゃなく、高く止まってそうに見えて、値段はありえないほどのリーズナブルさ。一番安い天丼で1000円札で相当の釣りが来る。
嬉しくてニヤニヤしながら暖簾を潜ると、待ってました焦げ茶色の重厚空間。とはいえ実際はかなり気易い感じ。テーブル席5〜6卓がメインで、奥に小上がりが2卓だったか。団体でというより、1人メイン、多くても3人程度でさっくり食べて帰るつくり。
入って右手厨房は腰より少し高いくらいの高さにスリット状に隙間があって、小母さま数名と鍋の前に張るオヤジさんの姿が垣間見える。ちょうど席から天ぷらを揚げる鍋が見えるのだが、超年季入ってて、否が応にもテンションが上がる。

天丼中¥650
吸い物にそば(そうめん的なもんだったかな?)がたゆたってるのもいいのだが、やっぱこの天丼がこの値段というのが目の前にしても未だ信じがたい(あ、ちなみに前金制。入ってスグ右手前の帳場みたいな所で食券を買う。といっても券は手渡される厨房に流されるのだけど)。
期待通りの黒っぽい揚がり。満遍なく回しがけられたタレ。その油とタレの合わさった香りが、ふわっと立ち上がり、鼻腔をくすぐった瞬間、もう卒倒しそうになる。
天ぷらにグワッと噛み付くと、ザクッと小気味いい揚げの食感の後、甘じょっぱいタレが油のコクに乗って口中に広がる。
タレは大正3年の創業以来の継ぎ足しだそうで、故に、このニガ甘くも苦み走らない、甘くともカッタルさのない、まったりと濃厚な舌触りながら後味サッパリという超絶ダレが実現しているのだろう。
正直、天種自体は特別に凝った食材ではないと思うが、エビも臭みはないし、大きなかき揚げの主要構成要素となるゲソもプリプリ。甘くなった玉ねぎと甘辛のタレとの相性も抜群。
その天ぷらを差し置いても、固めに炊かれつつも甘みとふっくら加減を残した米に、丼の底にギリギリタレが溜まらない程度にタップリと染み込んだタレを掻き込めるだけで、もう十分値段以上の価値はある。

ドンドン戦前の看板建築が取り壊される界隈にあって、未だここで営業しているだけでも奇跡としか言いようがない。行けるうちに出来るだけ多く訪問したいと思う、なんとも愛おしい空間・味だった。

  • 天丼中
  • (説明なし)
  • 入口
  • 看板

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2位

蓮爾 登戸店 (向ケ丘遊園、登戸 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/03訪問 2012/04/05

圧倒的な極太麺!!濃縮感のある乳化スープにエビがスパークする独自進化二郎系

今は亡き町田二郎出身のお店とあって、数度トライするも結局食べられなかった町田二郎のリベンジ(?)の意味合いも兼ねてずっと来たかったのだ。
区役所の通りを5分ちょっと歩くと街道沿いに明かりを見つけた! おおっ、やってる!やってる! 今度こそ食えるぜ〜
行列を覚悟していたが、並びなし。拍子抜けしつつ入店すると、噂通り店員の挨拶なし。券売機は入口から脇へ180°ターンしたところにあるので見つけづらい。しかも低い。腰を屈めて、貼られた掲示にある番号を入力する。
食券を店員のニイチャンに渡すと、席へ促される。デコボコした横長のL字カウンターで、空いた順に奥から席を詰めて隙間なく並んで座るらしい。
ウォータークーラーは店の中央にあるので汲みに行く。そこでレンゲも取れる。後ろの店の荷物の上にコートや荷物が置ける所もある。一連の準備を整え出来上がりを待る。客の話し声も聞こえず、静かーな緊張感さえある空気感だ。ここ数年、二郎直系に行ってないので、久々に味わうこの感覚にうれしくなった。

蓮エビ小麺少なめノーコール¥900!
上か見ると、スープ少なっと思えてしまう。
で、まずは天地返しをば・・・デリャ!!
おおおおおおっ、なんじゃこの麺は!!!? 太い。太すぎる。幅10ミリ位はあるんじゃないかな。平べったくみえるかもしれないが、丸いというかスクウェアに近い断面で、武蔵野うどんを彷彿とさせる。小麦粉(オーション)のゴワッとした粉粉した香りと食感が、これくらい太いと十分に堪能できる。そんなに粉のギチギチに詰まった麺ではなく、しっかり茹でられているので、食べ疲れる感じもない。これは初食感。イイ!
汁は濁った感じで、濃度が濃い。ギュッと凝縮した感じで乳化してて、骨系のダシの濃厚さも感じる。色の割にカエシも弱く、化調も引け目なのか、味自体は大人しめで、スープ自体は飲みやすい。二郎云々というより単純に美味しい。
野菜はモヤシ中心ながらキャベツもそこそこ入ってて、シャキッとしていつつもしっかり茹でられていて好感触。見た目以上に少ないので、これは野菜コール必至かも。
食べ進むと突如としてエビの風味がドバッと押し寄せてくる。桜エビをすりつぶしたものらしく、これだけで900円になるのは高いと思われるだろう。正直、合っているかと聞かれれは、味は完全に乖離しているものの、個人的にはアリ。エビ臭さが苦手な人にはシンドイものがあると思うが、この濃いめのスープに濃いエビの風味のコントラストは面白いと思った。
そしてブタ。ほぐしともブロックともつかない形状で、実際は結構歯ざわりのしっかりしたもの。味付けも薄く、麺とヤサイと絡めて、ブタを喰らう肉感が堪能できる。

少なめの麺270gは、最後の最後でボディブローのように効いてくる。完食した時にはお腹いっぱいになったが、脂っけが少ないので、食後感が嫌な感じではなく、気持ち良い満足感をもって店を後にした。
店の人は過剰な接客はしないけど、顔を見てご馳走様といえば気持よくありがとうございましたと返してくれる。店の雰囲気と合ったこの辺の感じもいい。

ここまでガッツリ食ったぞっていうのはホント久しぶり。下手な直系よりワイルドで、でもココならではの味で、中毒性があって破壊力もあるし、でも食べやすい一杯も選択できる。玉ねぎの乗った、たま小ラーメン800円なんてのもあるし、そもそミニは650円で食べられるし、これでヤサイアブラで丁度いいんじゃないだろうか。休み前なんかにニンニクコールしたらもうヤヴァイ。夢に出るわ〜

  • 麺UP
  • 蓮えび小
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

田舎そば かさい (中野 / そば、うどん、立ち食いそば)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/01訪問 2016/02/23

立ちそば味の極太麺と生姜の異色共演!

中野駅の北口はどうやら再開発をしているようで、ロータリーが丸ごとフェンスに覆われているが、そんな光景を眺めながら立ち喰えるのがコチラ。

男5人も並べないような狭いL字カウンターのみで券売機も当然無く、蕎麦と数種類の天種のみというストイックさを考えれば、過剰な接客を求める向きは暖簾を潜るはずもなく、ややツッケンドンな感じのする店側の接客も、無言で一杯たぐってつかの間の安息を得んとする輩に対する最適なサービスといえよう。

田舎そば¥280+かきあげ¥90
おおっ、これは田舎そばの名に恥じなく太い! しかし、いわゆる田舎そばのゴワッとした粉の感じ、風味が全くといっていいほどない。見た目にはエッジが効いて硬そうだが、実際はいわゆる立ちそばのソレで、ややムチとはいていてもかなりフニャっている。
立喰のこの価格に本格的田舎そばを期待する方が間違っているのだが、立ちそばの味然としたモソっとしていてムチっともする食感と味わいが、食べ進むに連れ異様なトリップ感を覚えてくる。
ツユはサッパリめでやや甘みがある。そこにカウンター上の壺に入っている生姜を入れると、麺とツユと天ぷらの油の甘み&コクとネギのニガ甘さが一気にまとまった独特のハーモニーを奏で出す。なんなんだこれは!? 一気に丼に引きこまれ、もう一匙、今度はこんもりと盛って入れると、さらに旨さが加速する(生姜は小匙スプーン2杯迄が決まり)。
気がつけば丼には何も残っていなかった。

天ぷら自体は正直、衣がモッサイのでフツーなのだが、トッピングを1品増す毎に10円ずつサービスされていくので、なんかいろいろ試したくなってしまう。
駅前にこんな個性的な立ちそばがあったとは。また一つ、中野に来る楽しみが増えた。

  • 田舎そば+かきあげ

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4位

大福元 三郷店 (三郷 / 中華料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/07訪問 2012/09/01

牛ステーキ炒飯とは何ぞ!?

三郷駅から線路沿いにトボトボ歩いていると、大陸系の本格中華な一軒に出くわした。その看板に書かれたメニューを見て度肝抜かれた。

牛ステーキ炒飯!!

炒飯とステーキ、しかも牛肉が一緒に食べられるという素敵すぎる状況。炒飯に半身を寄せるように、カットされたステーキがもたれかかっているのだろうか。値段も知れない状況での入店はいささか暴挙ともとれたが、もう居ても立っても居られなかった。

店脇の看板には中華居酒屋と記されており、店内は見える限りファミレスチックなテーブル席のみで、食事だけで大丈夫そうな雰囲気かチトわからない。
店員に日本人はおらず、接客は片言の日本語、厨房からは大陸系の言葉がこだましている。一人でもボックス席しかないのでそちらに案内してくれた店員に、食事だけでも大丈夫か確認したところ、OKと快諾いただいた。
メニューは漢字だらけだが、その右に日本語メニューも付記されている。麺類から一品料理、ドリンクとズラリ並ぶ中、炒飯の項目に目をやると、「牛肉炒飯 牛ステーキたっぷり入りのチャーハン
¥925」、よし千円以内!というわけでオーダー。

ジャジャーン・・・ってあら? ステーキというより細切り炒めかorz
にしても量が多い。町のちょっとした中華屋の優に2人前分くらいあるでしょ。この量を前に逡巡してても仕方ないので、こういう時はとにかく各個撃破に限る。
青椒肉絲の肉ほど細くないが、よじったように見える細切り牛肉はソコソコ大きさもあって、一つ一つは案外食べ応えあった。といっても肉質が硬いという意味ではなく、柔らかくよく炒められているが、焦げておらず火が入りすぎて硬くなっているところもない。タレは甘辛くまったりとした油&醤油的なしっかりした味わいで、具の玉ねぎやニラによく絡んでいる。特に玉ねぎは透明で甘みがよく出、辛みのあるタレとの相性が抜群。
肝心のベースの炒飯はいわゆるパラパラ。単に軽いだけでなく、油感がしっかりありながら、飽きが来ずモタレない。パラパラなだけのチャーハンはお米が干上がったようにカチカチなものも少なくないが、しっかりモチモチと米の食感と甘味の生きたパラパラチャーハンでも、軽すぎて中華を食べた感が乏しくなりがちだ。しかし上にかかった牛肉などの具のタレが濃いので、それと合わさることで満足感が得られる。

この味でこの量、千円しないというのは恐ろしいが、腹減っていたら他にあれもこれもと食べられて散財しそうな逆の恐ろしさも感じてしまった。
埼玉〜千葉のエリアに複数店展開しているようなので、他の店、他のメニューと色々試してみたくなった。

  • 牛肉炒飯
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

(西台、蓮根、高島平 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 2.5
    • | サービス -
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2013/05訪問 2013/05/04

和歌山というより東京風ニューとんこつ?

2013年5月再訪

豚骨が思いのほか出ていて、昨年の忘れられない一杯となった、和歌山ラーメンの戎。
つい先日、あの豚骨が味わいたくて訪れたところ、豚骨が殆ど感じられずスープがシャバく、麺茹でもムラがあった。
異様に出来上がりが早いのも気になったが、全体に作りが雑な印象を受けた。
訪れたのも似たような時間帯で、作っている人も恐らく同じはずなのだが。見た目はこんなに粘度があるような茶濁ではなかった。
もし手前の印象を受けて訪問してくれた人がいたら、残念な結果に終わるかもしれないので、ここで訂正しておきます。
今回がたまたまだったことを願って、時間を置いてもう一度行ってみたいと思います。

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創業当初、東京でも和歌山ラーメンが食べられる店として結構話題になったように記憶している。
当時食べたきりだったが、その頃、豚骨を強く炊きだして粘度がある井手系と呼ばれる路線の和歌山ラーメンとしては、ライトという印象だった。そんなにフックはなかったので、今日までなんとなく再訪せずにいたが、近くを通る機会が増えたので、ある夜、ふらっと訪れてみた。

深夜、閉店間際とはいえ、ある程度名の通った店とは思えないほど、閑散としていた。たまたまかとも思ったが、後日何度店先を通っても、似たような状況だった。どうしたのだろうか。
当時と変わらぬ木目調で作られた店内の、カウンターに腰掛け、あの時と同じ注文をする。

醤油そば中盛¥650
確かにスープは茶濁していたように思うが、ここまでトロミの強そうな深い色味だっただろうか。
ともあれ一口啜ってみると・・・おおおおおっ!これは重みのあるスープ!! 豚骨がめちゃめちゃシッカリ出てている。舌にザラザラとした食感は残る程。もしかしたらカツオか何かの魚介もあるかな。
こう書くと井出系和歌山ラーメンらしいバランスに思われるかもしれないが、西日本のラーメンで感じられるようなスナック感覚的な軽さ・甘さとは確実に一線を画している。関東の醤油の強いラーメンのような、刺激というか直線的な味が強い。豚骨主体のラーメンを東京風にアレンジした、という方がしっくり来る。以前クチコミした、巣鴨の十兵衛のバランスに近いかな。
麺はやや細めでボッツリした食感。弱い麺という印象が持たれそうだが、この重いスープにベチャベチャと混ぜて食べるには丁度いい。チャーシューも青ネギもやや貧相かもしれないが、このスープに埋没させて食うと考えれば、ベストマッチともいえる。

麺量が50円刻みで調整出来るのは嬉しく、確か中盛で200g弱だったと思うが、今日びこのボリュームでこの贅沢に材料使ったスープが堪能できるなんて、申し訳なくなってくる。
自分が最後の客だったようで、終わりの方だったからたまたまスープが濃かっただけかもしれないが、そうではないと信じたい。再訪してもう一度確認したい。

  • 醤油そば中盛

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6位

光ら~めん (東十条、十条、王子神谷 / ラーメン、つけ麺、中華料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 2.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2011/12訪問 2012/12/04

超穴場的、絶品!鶏ネギ塩ラーメン

東十条駅北口出て下る方へ下り、東十条商店街に入ってスグの十字路(角に珈琲画伯がある)を北、赤羽方面へ曲ってしばし。。。 非常に控えめな佇まいのラーメン屋が目に飛び込んでくる。
この通りは通勤経路なので開店当初から見続けているが、失礼ながらあまりお客さん入るところをみたことがない。昼ピークを見ていないので、この判断は軽率かもしれないが。
店頭の看板に写真が貼られたメニューがあるのだが、ネギソースラーメンと書いてあるのだ。ソース味のラーメン?? 気になるがキワモノそうで腰が引ける・・・とはいえ一度は食べてみようと思っていたが、行けるチョイ前に閉店時間だった。しかしいつの間にか営業時間が伸び、ついに突入と相成った。

間口以上に店内は狭い印象で、テーブル席なしでL字カウンターには大の大人が5人も座ったら一杯一杯な感じ。真新しい内観で壁も白く、やたら蛍光灯の青白さが眩しく感じ、どことなく寂しげ。
メニュー写真は店内にも掲げられ色々あるようだが、ネギソースラーメンの写真は透明度がある単なる塩ラーメンという、どこがソースなんだろうといった面持ち。

ともあれ初志貫徹、ネギソースらーめん(大盛)¥750+100!
おおっ、これはこれは美しいビジュアルの黄金色鶏塩スープ! もろ好みの路線じゃないっすか!?
飲んでみると、これがまたドンピシャ! 鶏の出汁がしっかり出ているが、ブリブリと主張しすぎず、フランス&モンゴル岩塩という塩ダレもまろやかで角が立ってない。上品になりすぎていないのも好印象。
具の白ネギはシャキシャキで水気もよく切れている。その真ん中に刻みネギに生姜などで味付けされたネギ餡的なものがポツンと盛られているのだが、これが柚子胡椒的な薬味効果を産んで、適度なインパクトで食欲を増してくれる。それにネギに火入れがしてあるようで、これが焦がしネギ的な香ばしさを産んで、実に食が進む。
麺はやや細めで腰のあるもので、このスープには馴染んでいるのだが、特徴が感じられず、これほどのスープには勿体無い気がしてくる。鶏肉ももうちょっとフレッシュな感じだと嬉しいのだが、この店の様子じゃしょうがないのかなぁ。

とはいえ最後まで飽きることなく、また大盛りの麺量もしっかりとあり満腹になって完食。最近美味しい塩ラーメンに巡りあえてなかったので、小躍りするぐらい嬉しい一杯だった。
それにしてもどこがソースだったのだろう。思い切ってご主人に聞いてみたら、やや片言な日本語で、しかしシッカリと受け答えしてくれた。まだだいぶ若そうなご主人はラーメン店(他の方の口コミを見て池袋の生粋と知りビックリ!あすこ好きなんすよ〜)の他に中華の経験も持ち、中華でいう「揚げ鶏のネギソース」のネギソースの意味合いなのだそうな。なるほど、ソースラーメンのネギ乗せではなく、ネギソースのラーメンだったのねぇ。
生粋のサンマ味とはまただいぶ違った路線で勝負されているなぁと思ったが、そこに中華の経験をプラスすると、このような新しくも完成度の高い塩ラーメンが出来上がるとは。このまま隠れたままで終わらせるのは勿体なさすぎるので、沢山の方々に本当に食べてほしいと切に思った。

  • ネギソースらーめん大盛り
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

そば処 更科 (新宿御苑前、新宿三丁目、四谷三丁目 / そば、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/02訪問 2012/04/19

噂以上にしっかりとした、蕎麦屋の中華そば!?

団塊の世代より少し下の年代の、昔ながらの醤油ラーメン至上主義者に薦められ、正直眉唾だったのだが、自分も特にコダワリを全面に出さないような、蕎麦屋のラーメンも食べる趣味も出てきたというわけで、試しにと新宿に用の際、テクテク歩いて行ってみた。
建て替えたと思しきビルの1Fにある、なんでもない町のそばや然とした佇まいに、通り過ぎてしまいそうになった。

想像以上に小じんまりとした店内の6卓ほどのテーブル上にも、パウチしたラーメン推しのメニューがあるので、その存在に気づけるが、この店空間で品書きの中から知らずにラーメンを注文する人ってどれくらいいるのだろう。ここでラーメンが有名になったってことに驚きを隠せない。
出来上がりを待つ間、おもむろに品書きを見やると、鴨南蛮そばとかがなんとも旨そうに映る。鶏肉を焼いたのもあるようで、お銚子一本付けてやるには最高の昼下がりだ。くぅ〜、なんでオレは今ラーメンを食おうとしているのか、わけわからなくなってきた。

そんな矢先、やって来ましたラーメン¥650!
表面に薄っすらと油の層が出来ている、見た目は如何にもな昔ながらの中華そば。
で、さっそくズズっとプースーから行くと、ナメてかかると痛い目にあうほど、しっかり動物系ダシが効いている。もう鶏がブリブリきているが、豚ガラも使っているそうで、スープに厚みを感じる。カエシもラーメン用に仕込んでるんじゃないかなぁ。
麺はなんてことない黄色みがかった中細のストレートめの麺だが、しっかりと茹でられていつつもデロデロにならず、意外と粉の感じというか噛みしだく感じが残っててウマイがな。
チャーシューがこれまたビックリで、しっかりと煮こまれて柔らかい、赤身主体のモノ。味付けも薄く、噛むとジューシー。

量的には多いわけではないが、全体に濃密な一杯なので満足感が高い。これは素敵な一杯に出会えたわ〜 たまには年長者の言うことも聞くものだと反省m(__)m

  • ラーメン
  • ラーメンUP
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

ハタダ (新中野、中野新橋、中野坂上 / パン)

1回

  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/02訪問 2012/11/20

たまたま出会った、運命を感じる絶品カレーパン!

新中野の町中華スエヒロの帰り道、あまり来ない土地なので散策がてら帰ろうと、青梅街道を渡ったところで小体の町パン屋を発見した。おっ、これは自分好みの昔ながらの惣菜パンがありそうだと、立ち寄って見ることに。

店内は昭和からやってそうな雰囲気ながら、明るく小綺麗。ブリックパック的なドリンクの入る冷蔵ショーケースに、3〜4段程の棚が2つという狭さ。しかし惣菜パンを中心に、アンパンやらクリームパン、焼きそばパン等ソソる定番アイテムがたくさん並ぶ。

カレーパン¥135(だったかな)!
ぱっと見、揚げもハードでもユルくもなく、特別大きいわけでもないフツーのカレーパンに見えるが、食べてみて驚いた!
ガリッとまではいかなくともシッカリ揚っており、甘みの強いシッカリと粘り気のあるモッチリしたパンに、辛くはないけどスパイシーさが感じられ、玉ねぎやジャガイモなど具の多くて色んなモノが混ざってそうなザラドロのカレーのマッチングの妙といったらない!
千切ってみた断面は、カレーすくねぇ!ってたまたまそういうところだったが、パンの厚さに注目されたい。カレーパンは鯛焼き式に記事は薄くガリっと揚がり、カレーが沢山詰まっている方がいいと思い込んでいたが、しっかりパンでカレーを食わすカレーパンがあってもいいのではないかと今回思うに至った。よく考えてみれば、カレーライスだってルーばっかでライスちょっとだったらバランス悪いもんね。

いや〜、思いがけぬところで飛んでもないものに巡りあってしまった。中野の用事の際、時間があったら足を伸ばしてしまいそうだ。

  • カレーパン
  • カレーパン千切ってみた
  • (説明なし)

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9位

神田 白十字 (神保町、水道橋、九段下 / 喫茶店)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/01訪問 2012/08/15

ザ・学生街の喫茶店の絶品ホットサンド!

白十字と聞くと何やら医療的なイメージを持ってしまうが、白十字を冠した喫茶店は実は相当数存在した。喫茶では鉄板のネーミングとでも言おうか。スナックで言う来夢来人みたいなもんか(笑)
水道橋と神保町の間、白山通り沿いに、緑生い茂る3Fぶち抜きの館が、異様なゴシックの気を発していて、10年以上前、近隣でバイトしていたのだが、踏み入れる勇気がなかった。しかしこの歳になって何だかあの頃行けなかった店々が愛おしく思えてきて、今やってるのか気になって行ってみた。
神保町から水道橋へ記憶を頼りにテクテク歩くが、あれだけあった昔馴染みの昭和の喫茶店も研数学館もなくなって久しく、もしや白十字も・・・なんて不安がっていた矢先、何も変わらぬ佇まいでドデーンと生き残っていた。

入ると地下階に数名ポツン。上の階は分からないが、閉鎖してるのかな? キョロキョロしていると、年配の蝶ネクタイをビシッと決めたような風貌(蝶ネクタイしてたかは失念。でもそういう感じ)のダンディ紳士が地下階の空いてる席へどうぞと案内してくれた。
1フロアだけでざっと30卓くらいあんのかな。これが3フロアと考えると、最盛期はどんだけ賑わったんだと。昔はホントなにかっつーとアホみたいにみんな取り敢えず喫茶店行ってたから、こういうところから往時の隆盛っぷりが垣間見れる。

ホットサンド¥500
三角に切られたホットサンドが花びらのように並ぶ。
ホットサンドは食感のカリカリ感が楽しめて好みなのだが、こちらのは特にカリカリ感が半端ない。サクッとしているという表現では足りないほどクリスピー。耳ごとサンドして焼かれ、耳までサクサク。
中の具はハムチーズ野菜。閉じ込められた具がアツアツになって、甘みをました野菜とトロトロのチーズとクリスピーなパンの食感のコラボがもうヤバイ。それが4切れで500円とはお値打ち。
珈琲は昔ながらの喫茶店の酸っぱいヤツ。だからって文句言ってはいけない。今日びこれが飲めるのも有難く思わなくては! あぁ、昔はこういう珈琲ばっかだったよなぁと遠い目になってしまう。

はじめての店なのに思い出に浸るというのもなんだか変だが、そんな余韻漂うのもこういう店ならでは。
酸っぱい珈琲を入場料に、絶品のホットサンドを奇跡的空間で食べるという贅沢を味わえる空間・・・いつまで現役だろうか。学生街の喫茶店として有り続けてほしいものだ。

  • ホットサンドハムチーズ野菜
  • ホットサンドUP
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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10位

来々軒 (川口 / 中華料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/05訪問 2012/06/12

ポツンと佇む町の中華屋で、フツーが最高のしっとりチャーハン!

コチラは川口駅から徒歩5分少々離れた場所。嘗ては目の前にサッポロビールの大工場があったからと思われるが、近年駅近くでは見られなくなった町の中華屋さんなんかが未だ残ってる。
前々から存在は認知していたが、何処にもありそうなサプライズ感のない屋号と、余所者を寄せ付けないオーラをビンビンに発している外観から、昔は入店なんて思いもよらなかった。が、今ここにこうして残る奇跡的風景を前にすると、居ても立ってもいられなくなってしまった。

店内は思ったより広く、カウンターの他テーブル席が3つ並んでいる。卓上にはスポーツ新聞がプリセットされ、店奥のTVには昼のワイドショーがかかっていた。
壁面には手書きのメニューがズラリと並び、タンメンなど定番の麺類の他、丼物、炒めものの定食メニューも充実している。
こんな由緒正しい町の中華屋ではやはり定番のメニューをまず試したい。注文すると厨房からは軽妙かつワイルドに振るう中華鍋からこだまする炒(チャー)の音が響きだす。

チャーハン¥650
おおっ、これはタマゴ多めのナイスビジュアル!!
案の定のシットリ具合で、かといってベチャッとはしておらず、焦げもなくムラのないステキな炒め具合! 満足感はあるが、油が底に溜まったりしていない。塩加減も絶妙。
具はホカホカのタマゴ以外は細かなチャーシュー程度。付け合せのスープもワカメのなんてことないもの。全体に量も少ないという程でもないが、そんなにコスパがいいともいえない。しかしこの究極的にフツーの味、期待値の少し上を行く、男の子心をくすぐる絶品の味を考えれば十分お値段相応かそれ以上の価値はあるかと。

会計時少しだけお話を伺うと、かれこれ40年近く営まれているそうだ。自分と大して変わらぬ歳月をこの土地で生きてきたんだなぁという感慨とともに、これまで足を踏み入れなかったことを後悔するのだった。

  • チャーハン
  • チャーハンUP
  • (説明なし)
  • (説明なし)

    6

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