みうたんパパさんのマイ★ベストレストラン 2009

みうたんパパのおいしい日々

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みうたんパパ (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

 2009年に僕が投稿したレストランは、11月30日締め切り当日時点で831件だそうです。
 てことは、1カ月平均75.5件。1日平均2.5件ということになりまして、いやー、よく食って飲んで書きましたなぁ、という感じです。もちろん、投稿していないレストランもあるわけですし再訪を記録していないお店もあるわけですから、とんでもない外食量……。まぁ、僕の場合、ラーメンやらドトールコーヒーショップやら、好きなタイプのお店に徹底的にこだわる部分があるので数だけが増えていってしまう、というのはあるのですけど……。
 
 そんな中、去年のベストスリーだった『八ヶ岳倶楽部』と神戸の『吟』と『広味坊 千歳烏山本店』は、僕の中ではもう殿堂入り、ということで2009年に新しく出会ったお店を中心にベスト10を考えてみました。
 テーマは「感動」。
 和食やフレンチのコースで、美味しすぎて感動、というのも良いのですけど、そのお店のバックグラウンドとかを知っていた上で自分が感動を覚えたところ、ということで絞り込んでみました。
 また、僕の場合は「一人」「仲間」「家族」という3つのシチュエーションがあり、そういう意味での感動もあったりいたしますね。
 
 10位の調布『クリスマス亭』。
 一見、高級レストラン、実はカジュアルレストランで子供もOK、という洋食屋さん。一年中がクリスマス、というコンセプトにも共感しました。というのも、僕がやっている劇団も、毎年クリスマス公演で締めくくる、というのを20年以上やってきておりまして、クリスマス公演が終わった時点から翌年のクリスマス公演のことを考え始めているのでして、コレがまた楽しいんですね。
 ブログに表れている石井社長のお人柄にもキュンとしました。
 
 9位の府中市新町『しんせらてぃ』。
 住宅街にこつ然と現れる、こぢんまりした一軒家レストランで、1人前1000円のコースで四品出てくるという超ハイコストパフォーマンスにまず驚愕。そして、ヌーベルシノワの心を脇屋友詞氏に叩き込まれたというシェフの繰り出してくる美味美味また美味な中華料理の数々にノックアウト。まさかこんなところでこんなに美味しいお店に出会えるとは。
 先入観を持たずにどんどん新しいお店を食べていくと、こういう感動的な出会いもあるものだなぁ、と嬉しくなりました。
 
 8位の中野『久遠の空』。
 鶏ならまだしも、豚の刺身は生まれて初めていただきました。今はもう超人気店になってしまいましたが、あまりの鮮度に驚き、なおかつ未知の味覚を教えていただき、ただただ感動でした。
 
 7位の小淵沢『Sandia Cafe』。
 お正月に八ヶ岳暮らしをしていた時に、地元で働く義理の弟に教えてもらって行ったお店。八ヶ岳の自然の中で暮らす人たちが集まる、バーというかレストランというか。八ヶ岳のお野菜のサラダを次々と食べ続け、それまであまり野菜を食べたがらなかった子供たちがしまいには野菜好きになってしまったというおまけ付き。
 
 6位の新高円寺『豚骨ラーメン じゃぐら』。
 この1年でおそらく600杯くらいのラーメンを食べましたが、相変わらず食べログラーメンランキング上位に入ってくるようなお店には行っていないという、マイペースなラーメン暮らしをしております。
 そんな中、会社から近かった、ということで行ってみたじゃぐらの超濃厚たぽたぽ豚骨スープには、唯一無比な感動を覚えました。「超濃厚スープ」というと暴力的な感じもしますけれど、こちらのラーメンは優しいポタージュ。新しいお店ですが、これからが楽しみです。
 
 5位の国分寺『カフェ・スロー』。
 『八ヶ岳倶楽部』に通じるのですが、こちらはスローフードのお店。「人間がやさしさを求める強い生き物であることを思い出させてくれたお店です」なんていうタイトルを書かせてしまった、僕を骨抜きにしちゃうお店です。
 ただ問題は、骨抜きにされてもいいときにしか行かれない、という点っ!!自分に鞭打って「うらぁぁぁっ!!」て頑張っている時に行ってしまうと仕事にならなくなっちゃうんですよねぇ……。
 
 4位の大阪難波『天下一品 難波ウインズ前店』。
 11月末時点で全213店舗中77店舗のレビューをアップしている僕の大好きな天下一品ラーメン。もちろん京都北白川本店が頂点なわけではありますが、この難波ウインズ前店は、京都で培われた天下一品ラーメンを、あらためてその原点から捉え直してまったく新しい天下一品ラーメンを作りだしている、というところに大感動を覚えました。
 おそらく、今まで食べた天下一品ラーメンのうちで最も熱いスープ。行き届いた接客。来店客への細やかな心づかい。そして、他の天下一品では味わえない「豚トロ」を合わせた「豚トロラーメン」は、天下一品こってりスープに数倍の魅力を与えてくれました。
 
 3位の府中・分倍河原『伽羅』。
 もう、2年連続載せちゃいます。この値段で、この場所で、この肉。
 府中の焼肉屋さんは9割方食べましたが、いまだに最高峰。
 
 2位の神戸『LAGUNA』。
 この世に、こんな世界があっていいのか、というほどの最高級の味とサービスをくださる、「バー」という領域を越えたくつろぎの場所です。行くごとに、感動をいただいて帰って参ります。
 
 1位の新横浜ラーメン博物館『らーめんの駅』。
 詳しいことは本文とコメント欄に書きましたが、一杯のラーメンを食べながら、その背景を思って涙を流した、という経験は生まれて初めてでした。
 「駅」の丼には、「駅 純連 すみれ」と、三店舗の名前が入っているのです。
 母の愛。今年のナンバーワンは、あえて「駅」を新横浜に出店なさった村中明子さんに捧げたいと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

らーめんの駅 (新横浜 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2009/06訪問 2010/12/17

純連・すみれの原点、新横浜で復活。

 「純連」と書いて「すみれ」と読む、という澄川駅前のカウンターだけだった時代から知っている、なぜか東京の人、僕。
 
 昨年札幌に行った時にラーメン好きの人と話していて、「純連とすみれをやっている村中さん兄弟のお母さんが、“駅”っていうお店を始めたんですが、なくなったという話も……」と話していたのでネットで調べてみたところ、残念ながら閉店していらっしゃいまして……。
 なんたって純連とすみれのお母さんのお店、なんて、ホープ軒とホープ軒本舗のお父さん、と申しますか、スパゲッティとラーメンのお母さん、と申しますか、うどんとスパゲッティのお父さん、と申しますか、たとえて言えばそのくらいに「うわぁっ、食べたい」と思ってしまうものだったのです。が、「無くなった」と聞いて、もう、食べたくても食べられない、まさに幻のラーメン店と化してしまっていたのです……。
 かなりがっくりとした覚えがあります。
 
 が。
 その数ヶ月後、新横浜ラーメン博物館で「駅」が開店、のニュース!!
 15年前くらい前に澄川駅前で雪の中「純連」のラーメンをあまりの美味しさに感動しながら食べた経験のあるがために、池袋にあったすみれ純連 東京店もなっちゃおらん、と、憤慨(?)していた僕としては絶対に行かなければならない、と思っていたのでした。
 
 しかし、村中さんちの事情も複雑のようで……。
 「すみれ」のサイトには「純連」との関係が載っていますし、どーんと「駅」のことが載っていますが、「純連」のサイトには「すみれ」のことも「駅」のことも一行も無いのですな……。んーーーむ……。
 
 で、ついに久しぶりに川崎に用事ができたのと僕のレビュー800件目の記念に行ってきましたぁぁぁぁっ!!(←実際は799件で載せちゃいますが)
 
 新横浜ラーメン博物館のことに関してはラー博のホームページをご覧いただくとして( http://www.raumen.co.jp/home/shop/eki.html )、「らーめんの駅」。
 
 とってもきれいなラーメン博物館の入口で300円の入場券を買い、中へ。1階は、売店と展示。日本中のラーメンに関する資料が集められていて、それだけ読んでいるだけでも楽しそう。売店も、日本中のラーメンが買えて、かなり危険……。
 なんとか思いとどまって、地下へ。実際のラーメン屋さんは、地下1階と地下2階にあるようです。
 まず地下1階に降りると、どーんと目の前に昭和30年代の東京の風景が広がります。眼下には、地下1階の広場とお店たちが見えます。
 「ここまでする必要が果たしてあったんでしょうか」とちょいと思いつつ、まずは地下1階を巡回。すると、すぐに「らーめんの駅」がありました。
 
 平日の夕方5時、ということもあって、行列は無し。
 自動券売機で食券を買って、カウンターへ。
 「サッポロクラシック」を買おうとしたら、隣に「すみれビール」というのがあったので、そっちを購入。そしてもちろん、味噌チャーシュー。
 
 カウンターの中は良く見えない構造になっているのですが、村中明子さんはさすがにお店にはいらっしゃらない模様。
 活きのいい女性スタッフが相手をしてくださり、まずはすみれビール。……すみません、普通に美味しいビールでした……。
 
 隣の席の人は、塩ラーメン。濃厚で美味しそう……。
 
 15年くらい前のあの衝撃的に美味しかったあの「純連」のラーメンは、もしかすると勝手に膨らませられた僕の身勝手な妄想なのか、はたまた、現在の澄川の純連の味なのか、もしかして、より多くのお客さん向けに味を改造したと僕が思い込んでいるすみれが本道なのか、そういうことを解く鍵が、この、村中兄弟のお母さんのお店のラーメンにかかっているんじゃないかな、と、どきどきしながらラーメンを待っておりました。
 
 そしてついに、僕の味噌が。
 
 うわぁぁぁぁぁっ。
 コレだぁっ……。
 見事にラードの層が見えるスープ表面、そして「味噌色」のスープ。
 脂身が良いバランスで入っているチャーシュー。
 炒めた挽肉。
 太めのメンマ。
 深い色の味玉。

 ……がっ!!
 ふと丼を見ると、正面に「駅」と書いてあり、120゜右側に「すみれ」、120゜左側に「純連」。
 ……その瞬間、涙が溢れてきました。
 お母さんの想い。
 兄弟家族、みんな仲良く。
 一杯の丼に、ものすごくたくさんのドラマが刻まれていることを知りました。
 ……ちなみに、売店でその丼を買って帰りましたが……。
 
 で。
 ゆっくりとスープにレンゲを差し込んで、すくいとってスープをすすります。
 ……あちっ!!みそっ!! そうそう、これこれこれっ!!
 超濃厚スープ、そして深い味噌の味。
 麺は、ぷりっぷりな黄色い縮れ麺。
 
 もう、何も言うことはありません。
 やっぱり、ちゃんとこの味は世の中に存在していたのです。
 もちろん、僕があの頃あそこで食べたあの味がコレ、というわけではないのだと思いますが、僕の中で膨らんでいた妄想に終止符を打ってくれるような、僕の理想の「純連」が、ここにありました。
 
 ぶっとい味、とでも申しましょうか。
 金属バットでめった打ちな感じの暴力的な濃厚さではなく、鬼の金棒でぶっとばされるような余裕の濃厚。
 しかし、ふんわり包まれるような、羽毛布団ではなく、トトロのおなかの上みたいな(←乗ったことありませんが)、大きな抱擁感。
 
 思わず、近くにいた店員さんに「美味しいですぅぅぅぅ……」と呟いてしまいました。
 
 夢のようなラーメン。
 極上の幸せな時間を過ごすことができました。
 遠くから、わざわざ行って、博物館の入場料を払ってでも食べて損はない、いや、食べるべきラーメンだと思いました。

  • 新横浜駅から歩いていったら、曲がり角にこれが。
  • うわわ。大仰な……。
  • ラーメン博物館、入口には、おねえさんがいらっしゃいました。

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2位

ラグナ ザ バー (三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、神戸三宮(阪急) / バー)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2009/11訪問 2009/11/18

降参。最高級のバーです。

2008年11月
 マイレビュアーの皆さんがこぞって高得点を付けていらっしゃるのが気になって行ってみました。
 この前の通りは昼間に何度も通っていたのですが、まさかそこがバーだとは気づきませんでした。マンションか、ブティックか、と勝手に思っておりました。
 看板を確認してから階段を上がると、大きな硝子窓。そしてその前に細い通路。大きな扉を開けると、高い天井、オレンジ色の間接照明、長いカウンター、大きなソファ、そして壁一面のボトルが目に入ってきました。
 これは凄い。
 一瞬にして、オトナの雰囲気に包まれてしまいます。
 僕は主に洋酒をいただいていたのですが、一杯ごとにグラスが変わり、そしてまたそのグラスに合わせた大きさに氷を丸く削ってくださいました。
 カクテルも芸術品のように美しく、目を見張ります。
 
 降参です。

2009年11月
 1年ぶりのLAGUNA The Bar。
 ウチの女優のオカミキが午前0時に誕生日を迎えたので、お祝いをしてあげようと思い立ち、お祝いだったらラグーナだよな、というわけで。
 行ってみたら、先客が一人。アベくんじゃないですかっ!!賑やかになって良かった良かった、3人で、グラスシャンパンで「お誕生日おめでとーーっ!!」と、乾杯。
 平日の深夜0時過ぎ、ということで他にお客さんがいなかったため、飲み物の写真なども撮らせていただいてしまいました。
 チーフが、僕が去年来たときのことを覚えていてくださって、これまたびっくり。
 しばらく飲んでおしゃべりしていたら、なんとチーフからサプライズが!!……これはサプライズなので写真などは遠慮しておきますが、いやーーー、びっくり。もう、オカミキに嫉妬してしまいましたよぉー。いきなり最高のお誕生日のスタートじゃないですかぁっ!!
 酒好きトリオなんですが、僕とアベくんはウイスキーばかり。オカミキは「じゃぁ、次は……」とカクテル。本来ならオレンジが乗っているはずのカクテル「ソル・キュバーノ」にミニバラが乗っていてこれまたビックリ。「お誕生日、ということで」とのこと。……んもーーーっ、いちいちホスピタリティ……。
 その後、僕が色男を気取って「彼女にふさわしいカクテルをお願いします」と言ってみましたら、ラズベリー、クランベリー、ストロベリー、ブルーベリーの生ジュースとタンカレーNo.TENのカクテル。真っ赤なベリー尽くしの素敵なものでした。「これ、名前は?」とおうかがいすると、「今、オリジナルで作ってみましたので……ミキコ・フォーエバー、ということで」ですって。きゅーーーーんっ。

 最高のひとときを、またまた過ごさせていただいてしまいました。

  • ブティックかマンションみたい。
  • よく見ると、看板が。
  • ゆったり落ちつくカウンターとソファ。【掲載許諾済み】

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3位

伽羅 (分倍河原、府中本町 / 焼肉)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2009/02訪問 2009/02/09

府中で最も旨い焼肉店はここに決定っ!!

2009年2月
 僕のレストランレビューが500件になり、地元・府中のレビューが100件になった、ということで、自分にご褒美をあげよう、と決意。
 何にしよう、どこに行こう、日曜日だからどの店も混んでるよなぁ、と鬱々と考えながら仕事をしておりました。
 その時っ!!「そうだ、地元・府中100件中ナンバーワンのお店に行こうっ!!」とひらめきました。そうです、当然、こちら、伽羅。
 
 あらためて食べログの店舗ページを確認してみると、うわぁっ、びっくり。評価が4.02!!ありえねーっ!!まさか、と思ってランキングを見てみると、焼肉店の全国で17位、東京で7位!!ひょえーっ!!焼肉店なんて日本中に物凄い数があるはずなのに、凄いことですね。
 
 というわけで、昼過ぎに予約の電話をしたら、まだ大丈夫、とのこと。ほっ。
 18時に予約してお店にうかがいました。前回は平日だったのでそれほど混んでいなかったのですが、この日はさすがに満席!!
 なんたって、19時までのお得メニューがあるので、皆さん早めにご来店なのでしょう。
 
 前回は19時過ぎだったので食べられなかったのですけど、今回はありったけ注文。
 680円のカルビとハラミ。真面目に「冷凍」と書いてあります。つまり他のは生、ってことなのですね。すんごい。
 卓上メニューに900円のカルビと1000円のハラミも増えておりました。
 で、お得メニューなんですが。写真をご覧いただければおわかりいただけると思いますが、もう、なんの問題もない普通のカルビ。これが800円と言われても何も疑いなく払いますね。
 で、今回は両極を食べてみよう、ということで、2500円の特選カルビと3500円のリブロースもいってみました。……これはもう、犯罪です……。都心で食べたら、5000〜6000円クラスなのは間違いありません。
 特にカルビ。ヨメは一口食べた途端「……これ……何?……肉、じゃないでしょ?こういう特別な食べ物、って感じ!!」と大感動。
 サシが入っている、とか、そういうレベルじゃなくって、肉そのものがとぅるっとぅる。「小学生が食うもんぢゃねぃっ!!」と、お兄ちゃんズには一切れずつだけっ!!あとは僕とヨメでいただきましたっ!!
 
 帰りがけに、会計がてら店長さんに「食べログ、大変なことになってますねぇ」と声を掛けたら、「皆さん喜んでくださって、嬉しいです」とおっしゃってました。
 
 府中が誇る、最高のコストパフォーマンス焼肉店、伽羅。是非、平日夜に行ってみてくださいっ!!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2008年11月
 子持ちこんぶさんのレビューを読んで、府中に戻ったらすぐに行こう、と決めておりまして、行ってきました。
 
 今回は結論から書きます。
 絶旨です!!
 
 あり得ない肉質!!
 
 ……さて。
 一応、子持ちこんぶさんのレビューで人気店になっちゃって入れなかったりして、と、電話を入れたところ、「今日は大丈夫ですよー」と、感じのいい応対でまず安心。
 自家用車で行ったのですが、なんとお店のすぐ目の前にコインパーキングが。
 これは便利。
 
 ちょっと目立たないかな、というか、隣のパチンコ景品交換所が目立つので通り過ぎる危険もあるような。
 夜7時の分倍河原駅前通りは、ものすごい人の流れ。うわぁ、この人達の一部が入っちゃっただけでも満員じゃないのー、と、心配しながら階段を降りていって入店したら、だぁれもいませんでした……。
 ちょっと不安になる僕。
 
 が、出てきた男性が、とってもフランクでそれでいてキリッとしていて、焼肉屋さんの人、というよりもフレンチかイタリアンな感じ。
 席を用意してくださっていたのですが、「もう少し広い方がいいですね」と、4人掛けから6人掛けに変更してくださいました。……すみません、ウチの子たちデカくて……。
 
 メニューを眺めていると、まずドリンクのオーダー。
 一通り眺めてから、一番後ろのページに書いてあった「お得セット3500円」が気になって、「単品で行くのとこれにしちゃうのとどっちがお得ですか?」と、アホな質問をしてしまいました。「お得セット」って書いてあるんだからお得に決まってるじゃん。
 で、やっぱり「はい、お得セットの方がお得かと」と、あたりまえなお返事をいただきました。すみません……。
 
 セットに含まれるはずだった味噌タンが今日は無い、ということでそれがレバに変更。おにいちゃんたちはレバが苦手だからどうかなぁ、と思いつつ、僕とヨメが好きなのでそれでお願いしました。
 和牛カルビ、和牛ロース、ハツ塩、それにレバ。おまけが、キムチ、サラダ、ライス、サラダ。
 「これを2人前で、あと、足りなかったら追加する、って感じでどうでしょう?」と、心の中では3人前くらいないと足りないかなぁと思いつつ聞いてみると、「はい、ちょうどいいと思います」とのこと。
 ……ちょうどいい?
 食べ盛りのこどもたちがいるのに……?!
 
 一応石焼きビビンバも頼んでおきました。
 
 で。まずはレバ刺し。ごま油とニンニク醤油が、一つの皿に分かれて入っていました。
 一枚だけ食べてみると……うぎゃっ。なにこれ。くさみのカケラもなく、しかしぷりっぷりしてこりっこりして、とてつもない旨さ。
 僕のリアクションを見て、レバが苦手な長男が果敢に挑戦。「うわっ、うまっ!!」と、2枚目に挑戦してしまいました。
 
 次に出てきたのが、初耳な「ハツ塩」。ハツを塩で?どーなんやろ。
 ……わぅっ!!なんぢゃこりゃっ!!タンほど硬くなくて、レバほど柔らかくない、そして臭みも当然無い、不可思議なお肉。こりゃ、先がおもいやられる、違った、楽しみになってきたぞーっ!!
 
 次が、和牛カルビと和牛ロース。
 ……え……なに、このサシ……?! もしかして、上カルビが余ったから出してくれたとか……?!
 まーいーや、しめしめ、と焼きにかかりました。
 もう、あっという間に良い色に。
 一枚目はおとうさん(僕)。
 ……わぁっ!! わぁっ!! わぁっ!! ヨメ、食え食え食えっ!!
 食ったヨメ、「わぁっ!!」。
 口の中で溶ける、極上のお肉(並のはず)。
 お皿を下げに来たもう一人の店員さんに「うまいっ!!」と目を見て言ってしまいました。
 
 続いて、ロース。これまた……たまりません……。
 
 そしてレバ。
 もう、ここまできたら、レバだって旨いに決まってます。
 焼いて、まず、一枚目はおとうさん(僕)。
 ……うぉぉほほほっ!! なにこれ、ほんとにレバ?!
 そのリアクションを見て、レバが苦手な長男、果敢に挑戦。「うわっ、これ、うまいっ!!これならいける!!」。
 ある程度いいお店でも、レバってちょっとパサパサ感があったりするじゃないですか。でも、ここのレバは全く無し。苦みも無し。臭みなんて当然無し。
 ありえません。
 
 食べ終わってから、「なんでこんなに旨いんですか?!」とまたしてもアホな質問。
 「ウチは、常陸牛を使ってるんですが、■■■(←某有名高めの焼肉チェーン)さんと同じところから仕入れていて、ウチの和牛カルビ900円は、■■■さんだったら2500円です」とのこと。
 「で、今僕たちが食べたカルビは、本当に並の和牛カルビですか?」と聞くと、「はい、そうです」とのこと。……これが並だったら、上とかリブロースとかどーなっちゃうのっ?!
 
 もう、一瞬のうちに再訪を誓いました。ていうか、もう、ここで食べてしまったら府中の他の焼肉屋さんには行けないかも……。
 
 帰りがけに、「実は、食べログ、というのを見て来たんです」と白状すると、「え?なんですか、それ?」とのこと。「そういうものがあって、信頼できる方がものすごく薦めていらっしゃったので来てみたのです。大正解でしたっ!!」とお伝えすると、「まだ7月にできたばかりでなかなか宣伝とかできてなくて、クチコミで徐々に、って感じなんですよ」とのこと。んーーむ、そりゃもったいない。でも、このお店なら半年後には大人気店になっちゃっていることでしょうけど。
 
 そして、本当の帰りがけに「すみません、しょーもない質問ですが、なんでこんなに美味しいお店をここに出したんですか?」と聞いてみると、府中の合同庁舎の向かいにあるスナック「伽羅」のオーナーが物件を探していて、ここしかいい出物がなかったから、とのこと。
 うはーーー。分倍河原、うらやましー……。まぁ、一駅なのですぐ来られますけどね。
 
 ここはもう、多摩地区の方はわざわざ食べに行く価値があるお店です。
 
 ちなみに、お会計は4.5人で12000円。僕がお酒を飲まなければ、1万円以内に収まっていました。絶対にお安いです。
 
 よーし、次はランチを食べに来ようっ!!

  • 分倍河原駅徒歩数分の右側。
  • 上品な入口です。
  • 入ってすぐが椅子席、奥が掘りごたつ式の座敷席。

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4位

天下一品 難波ウインズ前店 (難波(南海)、大阪難波、なんば(大阪メトロ) / ラーメン、餃子、からあげ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/10訪問 2011/12/01

濃い!!熱い!!最適なバランス!!満点天一!!

 今年2011年が40周年、つまり1971年創業の天下一品ラーメン。京都北白川の屋台から始まり、1975年に店舗をかまえてから、全国224店舗 (2011/11/29 現在)にまでチェーンが拡がった、鶏と十数種類の野菜を煮込んで作られた完全にオリジナルの「こってりスープ」が人気のお店です。
 
 と、そんな「チェーン」の天下一品ですが、実はケンタッキーやマクドナルドのように「どこで食べても同じ」では無いのです!!
 京都北白川の総本店とその直営店はかなり近いのですが、それらのお店から独立して始めた個人のお店や、フードサービス会社が権利を借りて展開しているお店、その孫請けのような形で出店しているお店、など千差万別。そのため、いろんな天下一品を食べ歩くマニアが続出。僕もその中の一人で、すでに150軒以上のテンイチを食べてきました。
 そういった関係上、通常のレビューとは違ってかなり濃いこってりしたものになっていること、★の数も「天下一品総本店を5とした時に」という基準で採点しておりますことを、前もってお断りしておきます。
 
 というわけでこの難波ウインズ前店は、5年間株式会社天一食品商事で働いていた武嶋純さんという方が独立して2000年12月に奈良の「かしば店」を作り、続いて大阪に2003年5月に開いたお店です。
 ここが大当たりして、三重県に201年8月に「名張桔梗が丘店」を。そして4号店として2011年10月1日に「ジョイシティ伊賀上野店」をまたまた三重にオープンさせたのです。
 
 ちなみに、その伊賀上野店は2011年10月1日にオープン。なんと、「10月1日」は「天下一品(テン・イチ)の日」。もうそれだけでも、武嶋さん、どれほどテンイチ好きやねんっ?!という感じです。そして今年2011年1月、武嶋さんの会社「有限会社タケシマ」は難波に本社を移して「株式会社スマイルファクトリー」に社名変更。「日本一の笑顔と愛想の良い接客」をテーマに、社内での勉強会なども徹底して行いながら新時代の天下一品のトップを目指そうとしているようです。
 【出典 株式会社スマイルファクトリーホームページより http://www.smafac.jp/
 
2011年10月
 大阪天一47店舗を全店制覇し終えて、大阪滞在を終えようというその日。
 僕はふと、難波ウインズ前店に行こうと思い立ちました。
 そんなことをTwitterでつぶやいたら、大阪制覇をお祝いしてくださる方が続々と集まり、プチオフに。
 久し振りにいただく、難波ウインズ前店の豚トロチャーシュー。
 サービスも、過去の思い出通り。
 そして出てきた、僕のテンイチは、やはり大阪ナンバーワンでした。
 というか、おそらく総本店を越えてしまった味でした。
 その秘密は、やはり豚トロ。甘じょっぱく煮込まれたとろっとろの豚トロが天下一品こってりスープと混じり合うことによって生み出す、「次のレベル」の味。
 日本料理やフレンチを採り入れた独創的な中華料理を「ヌーベル・キュイジーヌ」と呼ぶのならば、この豚トロチャーシューは「ヌーベル・テンイチ」。
 40年の月日をかけて親しまれてきた天下一品ラーメンの味。総本店が最高に決まってる、と信じてきた天下一品ファンの僕に、総本店より美味しい天下一品が存在するんだ、ということをあらためて教えてくれました。
 
 まだまだ、北や南に強敵がいるかもしれません。
 が、「難波ウインズ前店」を越えられる店が存在するとしたら、それはもう、とてつもなく凄いこと。そして僕にとっては嬉しいこと。
 これからも頑張ってくださいっ!!また何度でも食べに来ますっ!!


2009年11月
 今、「東京天一全店(24店舗)制覇大作戦」( http://u.tabelog.com/katoh/diarydtl/12199/ )が、大阪出張(?)のために中断中ですが、これだけ天一が多い関西で行かないのもなんだよな、と行き始めたら、旨い店ばかりでどぎまぎしておりました。
 
 で、食べログ内では比較的評価が高いようだった、この難波ウィンズ前店に、行って参りました。
 ここに天一があるのは知っていたのですが、なんばパークス側から見た外観がどーんとマークがあって、なんとなくおしゃれっぽかったので、古い店ほど美味しいんじゃないの、という先入観があって、以前までは行ったことがなかったのでした。
 が、今回はなんたって「1日2食天一」を自分に課してがんばってきましたので、ここでくじけてはいかん、と入ってみることにしたのです。
 
 で。面白いことに、このお店、パークス側から見ると入口が小さくて不思議な感じなのですが、実は、反対側が正面入口。この派手な入口は、裏口だったのでしたっ!!
 高速道路の下なので、こんな芸当ができたのだとは思いますが、裏側の正面入口(←変な日本語)も、これまたちょいとおしゃれで、入口左側にカフェっぽい丸いコーナーがあったりして、「むむむ、これは女性向けの店?」とか、ちょいと一瞬引きました。
 がっ!!
 入口脇にあったメニューのPOPを見てみたら……「当店オリジナル!とろける美味しさ。豚トロラーメン1000円」というメニューがっ!!
 前日に食べた天下一品 法善寺店もとんでもないオリジナルメニューがありましたが、これまた、脂身好きの僕にはたまらんメニューでありました。
 
 で、入ってみると、スタッフのほとんどが女性で、男性は一人。厨房も女性。で、すごくこざっぱりした店内で、イタリアンのカフェみたいな雰囲気。
 
 荷物を入れる籠を置いてくれたり、壁やテーブルの角にハンドバッグをかけるフックが付いていたりと、細かい気遣いが行き届いています。
 にんにく、青ネギの量、麺の硬さも注文できますよ、というPOPも貼ってあったりして親切。
 ベッキーのきゃわゆいポスターも、他店で見たことがないようなのまでいっぱい貼ってあり、なおかつご本人のサイン入りポスターまでっ!!わーい、ここ、ベキ子来てるんだぁっ!!(←ファンなのがバレるぞ)
 
 で、いつもだったら僕のデフォルトの「チャーシューメン」を頼まなければいけないところ、「店長おすすめ」の文字に負けて1000円もする「豚トロラーメン」を注文。
 なんと、半熟玉子もトッピングしませんでしたっ!!(←ビックリマーク付けるほどのことか)
 
 注文してからあらためて店内を眺めると、女性スタッフ陣の気配りや目配りのさりげない鋭さが光ります。そして、元気もいい。
 ……でもなぁ……女性が天一のスープを作ったら、薄めの女性受けしそうなヤツにしちゃうんじゃないかなぁ……という不安をちょっと持ちながら待っていると、男性スタッフが「お待たせしましたー」と運んできてくださいました。
 
 一目見て「おっ?!」と声が出てしまいました。
 濃いっ!!
 そして、上に乗っている豚トロ、でかっ!!そしてとろっ!!
 いつもならスープからいただくのに、いきなり豚トロにいってしまいました。
 半分ぐらいが脂身の、でも、しつこくなく醤油ダレでチャーシューっぽく煮込んであり、そう、巨大な角煮を薄切りにしたようなイメージの二枚肉。
 こりゃたまらんっ!!
 そして、はたと気づいてスープ。
 ……熱っ!!あっちっちっちっ!!しかもどろっどろっ!!しょっぱさもいいかんじの濃さ!!
 天一のスープを飲んで「あつつっ!!」と思ったのは、もしかすると初めてかも。なんでここまで熱いんだっ?!熱くできるんだっ?!この熱さが、けっこう最後まで残っていたのですよ、不思議なことに。……あっ、丼の下にお皿が敷いてあったということは、もしかすると丼をキンキンに(?)暖めてあったのかもしれません!!
 
 で、麺っ!! お見事っ!! 軟らかめだけど、まだ芯を残していて。熱いスープの中で、食べ終わるまでの間に、ちょうど本店並みの軟らかさになるように企まれているかのよう。
 
 そしてあらためて豚トロに戻りますと。
 ……んまーーーいっ!!
 
 で。
 なんでこんなに感動したのか、わかりました。もしかすると、おそらく僕にとって天下一品ラーメンに足りなかったのは(足りないものがあったなんて今までは考えもしませんでしたが)、少々の脂っぽさ、だったのではないか、と。だから、僕はチャーシューにこだわっていたのではないか、と。
 以前、天下一品 京橋店で角煮ラーメンを食べたことがあり、それも感動したのですが、鶏と野菜から作られたどろどろコラーゲンスープと、煮込んでゲル状に近くなった豚の脂身とは、食感が近くて、そこに軟らかめの麺がまた合うのではないか、と。
 
 完食し、お金を払うときに、「旨かったっす。この味の天下一品は他には無いんですか?」と聞いたら、「うちと、奈良のかしば店だけですね」とのこと。
 食べログには未登録ですが、「天下一品店舗情報」( http://www.tenkaippin.co.jp/cgi-bin/shop/nara.cgi )に載っているかしば店(香芝市上中788-1
0745-71-5666)が、系列店のようです。
 大阪キタとか東京に無いのが残念……。
 
 総本店好きの皆様、是非行ってみてください。


※食った直後の速報レビューっ!!

 参りました。
 僕の天下一品ラーメンに関する採点は、京都北白川総本店を☆☆☆☆☆として考えているのですが、ここはむちゃくちゃ旨かった!!
 お店の人たちの勢いとお店の雰囲気とメニューのオリジナリティーと、スープの濃さと、おそらく僕が今まで食べてきた天下一品ラーメンの中で最も熱いスープと、そのスープに最も適切な軟らかさの麺と、オリジナルの具「豚トロ」のマッチング具合!!
 もう、ラーメンだれもからし味噌もにんにくも、何も追加しないままに一気に完食!!ほんとーーーーっに、うまいっ!!
 今日までの5日間で、京都総本店から順番に8軒目の天一なのですが、オリジナリティー、という意味では本店を超えてるかも……!!
 
 このお店と出会ってしまったせいで、今までの大阪天一の採点を見直さなければならない事態になりました。
 
 いやー、大阪天一、レベル高いですねーっ!!
 
 なんとかして、天下一品 寝屋川店で「超こってり」を食べたいものです……。ちょっと遠いなぁ……。

  • なんばパークス側から見たところ。実は裏口。
  • 実はこっちが正面入口。
  • 店頭のメニューPOP。

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5位

カフェスロー (国分寺 / カフェ、オーガニック)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2009/05訪問 2009/05/27

人間がやさしさを求める強い生き物であることを思い出させてくれたお店です。

 ずっとずっと前、京王ストア栄町店の隣にあった頃から、いつかは必ず行きたいと思っていたお店です。
 
 今回、様々な厳しい事態が相次いで、毎日緊張し続ける2ヶ月間……正確に言えば5ヶ月間を送ってきて、ついに千秋楽を終え、本当の意味でのお休みがようやくやってきました。
 
 1日家でぼーっとして、じゃぁ夜、何を食べようかな、という時、頭に浮かんだのは天下一品ラーメンとここカフェスロー。
 両極端ですが、僕にとっては両方ともやすらぎの感覚です。
 
 が、さすがに家族で天一となると相模原まで行かなければなりませんので(「行かなければならない」というその「ならない」理由を400字以内で述べなさい)、スローに行くことにいたしました。
 
 八ヶ岳好きな僕にとって、きっと心地よい空間であろう、ということはわかっていたのですが、戦いの毎日の隙間に来るには、あまりにもスローが過ぎるかな、というのと、戦いの毎日の間は「行こう」と特に思わなかったのですね。
 一秒でも早く食事を終える、とか、ちょっとでも刺激的なお店を見つける、とか、どこよりもぶっ濃い店を見つける、とか、そういうことを楽しむことで、自分を鼓舞させたり疲れを無理矢理忘れさせようとテンションを上げ続けてきた日々だったのでした。
 毎日、向かう先が新宿歌舞伎町や、池袋東口。
 ただでさえ刺激が強すぎる街で、より一層の刺激を求め続ける日々。
 
 が、それが終ったその日に、僕を向かわせたのがカフェスロー。
 
 外からは何度も何度も見ては、いいなー、と思ってはおりました。
 みゅーぱぱさんや皆さんのこのお店のレビューを何度も読んで、いろんな想像をめぐらせておりました。
 
 お店の前には、駐車場が5台分。
 スローな立場で言えば歩いてくるべきなのでしょうが、平日夜ですので、早く行って早く帰らなければなりませんな、子供たちは。
 車を停めて、お店を見上げます。
 倉庫みたいな外装ですが、いいんです、シンプルで。
 おそらく間違いなく、このお店は僕が求めていたお店。
 甲斐大泉の八ヶ岳倶楽部と、似たものを、入口の時点で感じました。
 あぁ、待っていてくれたんだ、戦いが終るまで。
 
 看板の下を入ると、土で作られたオブジェと植物たち。がらーんとした、作業場のような空間の向こうに、入口の扉が待っています。
 ガラス張りの店内が良く見えます。
 その手前右側には、天然酵母のパンのお店。閉店していましたが、このお店のパンを使ったお料理を出している、ということは想像に難くありません。
 入口手前左側には窓があって、厨房の様子がよく見えます。その手前には、「カフェスロー」とカタカナで彫り込まれたベンチ。こどもたちが、ここに上って厨房の中をのぞくためのものと思われます。
 
 お店に入ると、正面に大きな窓。窓の向こうには、ライトアップされた雑木林。
 右の方の奥には、薪ストーブ。
 左側手前は厨房のカウンター、左側奥は売店。
 
 「お席の準備ができるまで少々お待ちください」と言われたので、僕たちは売店を徘徊。こどもたちは入口扉外へ。
 早速、長女・みうたん3歳用の絵本を購入。
 ヨメは、もう、店内の全ての商品に釘付け。目をらんらんと輝かせて、でも、思いっきりリラックスした表情で全ての商品を眺めています。
 
 席の準備ができて、一つ一つ形が違うテーブルをくっつけた5人掛けの席に向かいます。
 奥の「ソファ」も、土で作られたオブジェ。そこに、手作りの座布団が敷かれています。
 
 メニューと同時に、黒板メニューの「今日の前菜」が運ばれてきます。
 ……全部食べたい……。
 
 メニューをざっと見て、全メニュー制覇を誓いました。
 
 が、今日全部食べるのは間違いなく不可能なので、ヨメと、吟味に吟味を重ねました。
 何を頼んだか、は、写真をご覧くださいませ。みうたんパパレビュー史上、1日のアップ数最多の45枚の写真をご用意いたしましたっ!!
 
 何を食べても、「味付け」は薄味。でも、野菜達がそもそも持っている甘みや旨みや太陽の味や土の味が、舌をとろけさせてくれるのです。
 昨年、糖尿病の宣告を受けてから1年近くずっと菜食の生活を送ってきて、自宅でも雑穀米を食べるのがあたりまえになって、自然に舌が変わった、いや、舌の許容範囲が広がったのだと思います。ラーメン二郎からスローフードまで受け入れられるとは。
 
 こどもたちも、「なにっ、このニンジン、甘めぇっ!!」とか、「このカレー、お肉入ってないのっ?!おいしーっ!!」と、ウキウキワクワク。
 
 きわめつけは、「全粒粉の車麸フライ」。二男・しんしんに、「カキフライだよ」と言ってすすめたら、一口食べて、「うん、おいしいっ!!」と、本当にカキフライだと思ってしまったようでした。すぐ「これは車麸って言ってね」と教えてあげましたけど。
 
 こどもたちは、ちょっと食べては外に出て行ってオブジェと遊んだりして、また戻ってくる、の繰り返し。
 それが許される、スローなお店。
 
 そして、僕は無口に。
 つまり、完全にスイッチが切れてしまいました。
 結婚前、ヨメと初めて琵琶湖に旅行に行った時にもスイッチが切れてしまい、「あぁ、あのテンションが高いこの人も、スイッチが切れることがあるんだなぁ、って思ったよー」って言っていましたが、その後は、八ヶ岳に行くたびにスイッチが切れておりまして。それがなんと、国分寺で起きてしまったのでした。
 
 武蔵小金井のbroom&bloomもスローですが、あそこは、こどもたちまでスローにはなれる環境ではなくって。
 でもここは、家族みんながスローになれる空間。
 
 翌朝、熱を出し、寝込んでしまいました。きっと、スローのおかげで、全身の悪いものを、僕の身体が追い出していったのです。
 夕方には元気を取り戻し、お腹ぺこぺこ。
 
 夜にはもう、次のお店に行っておりましたっ!!
 
 ありがとう、カフェ・スロー。

  • 右が不動産屋さん、左がブルーシールアイスを出すカーディーラー。
  • 壁面の看板。
  • 入口。

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6位

じゃぐら (新高円寺、高円寺、東高円寺 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2012/02訪問 2012/02/10

脂を使っていない豚骨のみの超濃厚スープと極太麺にひれ伏しましたっ!!降参。

 厳しいラーメンレビューの「かみ〜」さんが「4.5」も付けてるっ?!しかも、レビューの中に「極濃」という文字が。高円寺ラーメン王さんも「3.5」っ?!……これは行かなければならないでしょう、会社から見たらご近所さんの濃厚好きとしてはっ!!
 
2009年10月
 というわけで、新中野からウォーキング高円寺攻撃……のはずが、お腹が減りすぎていたので日和って地下鉄で2駅。歩いていける距離を電車に乗るなんて無念ぢゃ……。で、新高円寺駅で降りて、マクドナルドの脇の「ルック商店街」を北上。信号のところにドトールがあるのもチェックっ。でも、帰りは高円寺まで出ちゃおうっと。
 いやー、いいですねー、この商店街。素敵な喫茶店があるなぁ。なんて歩いていると、セブンイレブンの向かいに、ありましたありました、じゃぐら。小料理屋さんくらいの小ささ。そして店頭にはでっかく「極濃」ののれん(?)が。うっしっしっ。
 ……ん?店頭に「10月6日発売の東京ウォーカーに紹介されてしまいました」という看板に「スープにはラード・鶏脂等、脂は一切使っていませーん」「この濃厚はコラーゲンの力です」の文字が。いーですねー。好きですよ−。どーんと濃いっ!!ちゃう、どーんと来いっ!!
 
 土曜日夜20時前でしたが、行列は無く、すんなり店内に入って自動券売機を見つめます。気持ちは「ラーメン」で固まっていたのですけど、「全部入り」の文字が……。むむむ。何が入ってるんだろ。ラーメン700円、全部入り1000円……行ったれっ!!
 というわけで、全部入りのチケットをホールのスタッフに。スタッフはカウンターの中に2人、ホールに1人、みんな若い男性。いーですねー。
 席は、カウンター5席、4人掛けテーブル席1つ。こりゃ狭いわ。昼時に来る店じゃないですねぇ。
 先客は、テーブルにカップル、カウンターに1人。
 
 カウンターの上に貼ってあったおことわり書き。「豚のゲンコツをたくさん使い、カシラと共に徹底的に煮込んだ濃厚豚骨スープです。お肌をツヤツヤにするコラーゲンをたっぷり含み、脂っこくないので身体にも優しく、栄養満点です。武蔵境の“きら星”で学んだ自慢のスープを、是非お楽しみ下さい。」。
 へぇーーー。まぁ、同じようなことを書いていてとんでもなく美味しくないラーメン屋さんもありましたので、あんまり参考にはしないで待ってみます。
 
 ……って……僕はカウンターに座ったのですが、ひょいとのぞいたら、スープの鍋がっ!!
 一番手前に一番小さい鍋があり、カレーかっ?!というようなだっぽだぽな感じの半分固体のようなスープが地獄池の様相を呈してぶっつぶっつという音を立ててだぽだぽ煮込まれていて、その向こう側にその特濃の半分くらいのたっぷんたっぷんな感じのポタージュのようなスープがこれまた地獄池状態で煮込まれ、そしてその右側に巨大な寸胴があって、そこからも怪しげな湯気が立ち上っています。
 僕の前の人に出すためのスープを出す時、1番目のだっぽだぽなスープを注ぎますっ!!ひょえーーっ!!……と思ったら、2番目の鍋から1番目の鍋に同じ量が注ぎ足されます。……と思ったら、巨大鍋から2番目の鍋にまた同じ量……。ひょえーーっ!!こうやって超濃厚スープをいつも一定に作っているというわけなのっ?!
 ……と、目をらんらんと輝かせて手元を見ていたら、ついに僕のラーメン、完成っ!!
 「どうぞっ」と差し出されました。
 ……うわわわぁぁぁぁっっっっっっっ!!思わず、「なにこれっ?!」と、口を突いて出てしまいました。そのついでに「すみません、このラーメン、写真に撮ってブログに載せていいですかっ?!」と興奮してお願いすると、「どーぞどーぞ」と笑顔で答えてくれましたっ!!撮りまくるみうたんパパ。
 でも、撮ってる場合じゃありません、あまりにも美味しそうです。
 
 スープから、いっただっきまぁぁぁぁぁっすっ!!
 うひゃぁっ、シチューっ?!……いや違う……熱いゼリーっ?!……いや違う……そうだっ、豚骨だっ!!(←だからそう言ってるでしょっ?!)……コラーゲンコラーゲン……。豚の膝のところの「げんこつ」を煮込むととってもいいスープができる、とはよく聞く話ですが、豚の頭まで煮込んじゃって、ただでさえぷるんぷるんな部分たちの集合体なわけですよねぇ……。あぁたまらん……。
 九州出身の方は「豚骨」って聞くと「白」を想像するかもしれませんし、それ以外は豚骨じゃない、って思われるかもしれません。東京出身の方は「豚骨」って聞くと「背脂ちゃっちゃっ」と思うかもしれませんが、ここのは、茶色。
 もう、飲んでる、っていうより、食べてる、って感じ。
 
 で、麺がこれまた超極太寸前の極太麺で、スープに抱きつかれて麺そのものの味はよくわかりませんが、旨いのは確かっ!!
 チャーシューも、とろっとろのバラ肉(?)で、そこに角切りのロースも乗り、細切りのキクラゲと味玉と海苔と青ネギが。
 でも、それらの美味しさはあくまでもこの超強力高性能超濃厚スープの前では添え物にすぎません。
 
 参りましたっ!!
 もう、新高円寺に引っ越しますっ!!(←よせっ!!)……てくらい、美味しかったですっ!!
 東京ウォーカーに載っちゃったんなら、すぐに行列店になっちゃうのでしょうね……。ナイスタイミングで行かれてラッキーでしたっ!!

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2010年2月
 諸事情がありまして、なんと、じゃぐらが発売を検討している試作品をいただいてきてしまいましたっ!!
 →→→「諸事情」は、日記にて。 http://u.tabelog.com/katoh/diarydtl/25433/

 まだ正式メニューにはなっていないので「評価」には加えられないなぁ、と思ったのですが、すでに★★★★★なんで、しょーがないですね。
 この試作品「天下じゃぐらっぴん」。Twitter限定メニューになりそうなので、是非じゃぐらをフォローしてくださぁぁぁいっ!! @tonkotsujagura

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2010年3月
 2月にひょんなことからTwitterで盛り上がった、天下一品ラーメンの超こってりをじゃぐらが再現する、という企画。
 これまたひょんなことから「天下じゃぐらっぴん」という名付け親になってしまったうえに、重ねてひょんなことに試食までさせていただいてしまった僕としては、「3日間限定・時間限定でやります」というTwitterでのじゃぐらさんのつぶやきを見てしまっては、行かないわけにはまいりません。
 初日はどう転んでも行かれないスケジュールだったので、Twitterに次々と上がる「天下じゃぐらっぴん」の感想を指をくわえてみておりましたが、2日目、ようやく駆け付けることができました。
 外観の写真を撮ってiPhoneから「じゃぐらなう」とつぶやいていたら、スタッフの方が出てきて「どーぞどーぞ」と。完全に面が割れている……。
 夕方くらいに、こってりラーメン仲間・あちおさんが「じゃぐらなう」とか言っていたので会えるかなぁ、と思ったら当然いらっしゃいませんでした。
 カウンターに座ると、店長さんがニヤリ。僕もニヤリ。
 周囲のお客さんたちは普通のじゃぐらを食べているように見えましたが、僕は無言でチケットを渡すと店長さん「限定入りまーっす」と。……普通のじゃぐらが出てきたらどうしようかと思ったぁぁっ!!
 で、ふと外を見ると、あちおさんが手を振ってます。出ていくと、高円寺を歩き回って帰ってきたところ、とのこと。いやー、コッテリアン再会。でも、あちおさんは2杯目の「天下じゃぐらっぴん」を食べることなく、お帰りに。
 
 ……あ、勘違いされないように確認しておきますが、このお店は、去年初めて食べに来てその濃厚さにノックアウトされその時点で★5つ。そして、2009年度の僕の「ベストレストラン」に入れちゃったくらいに元々好きだったお店なのでありまして、仲良くなったから★が多いわけではございませんっ!!
 
 で、出てきた「天下じゃぐらっぴん」。
 普段のじゃぐらの具は、コリコリ担当がキクラゲなのに、ここは天下一品に合わせてメンマ。しかし極太。麺も、この限定だけのために三河屋製麺さんに作ってもらった、という中太麺。チャーシューも、普段のじゃぐらのものよりも脂身多めのやわらかいのに歯ごたえがあるもの。葱も九条ねぎ……と言いたいところですが入手できなかった模様……。
 しかし、なんたってこのスープ。
 生まれてこの方、何千杯の天下一品を食べてきたかわかりませんし、何軒かで「超こってり」もいただいてきましたが、ぶっちゃけた話、こんなラーメンを常時出されたら天下一品はお手上げですよー。もちろん天下一品は大好きですけど、この「天下じゃぐらっぴん」はさらに上を行く風味・味わい・とろみ。
 是非定番メニューに入れていただきたい、とお願いしたら、「コレ、本当に大変なんっスよ」とのこと。
 いやーー、これは、じゃぐらにもっと儲けていただいて、セカンドブランドのお店を中野か新宿か池袋か府中に出していただけるように(←自分の都合で決めるなっ!!)、せっせと食べに行かないといけませんなっ!!
 いやしかし、Twitterでのノリでやっちゃったのに、ここまでのものを作れてしまうじゃぐらさんの腕は相当なものなのでしょうね。僕は誓いました。通常メニューを全部制覇して、しつこく「天下じゃぐらっぴん」復活をねちねち迫り続けたいと思いますっ!!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2011年8月
 何度か来ているのに再訪レビューを書かない癖が直らない僕。
 偶然、限定の「邪蔵」の日にも行ってしまったり。

 「みうたんパパさん、限定狙い?」とまで言われては、普通のじゃぐらを食いに行かなければ、というのもあり、震災があって、もういつ死ぬかわからないんだったら食べたいものから食べよう、と思って最初に思いついたのがじゃぐら。
 じゃぐらを食べずに死んだら絶対後悔するだろうなぁ、と、3月ころに思っていたのです。

 念願のじゃぐら。
 ……これ、去年沼袋にオープンした「無鉄砲」より、濃いんじゃないですかっ?!
 
 ご主人は、まだ無鉄砲は食べてない、とか言ってましたが、どうだか……。
 いや、これ、ごめんなさい、旨いです。
 無鉄砲好きな方、是非、一度どうぞっ!!

 ◇          ◇          ◇

2012年2月
 午後14:30過ぎ、昼の部の閉店前に行って来ました。
 前回来た時は麺も残してしまったのですが、この日はなにしろ腹ぺこ。「オイル赤」でノーマルじゃぐら。
 麺は完食、スープも頑張ったのですがあと少しのところでダウン。
 全くブレの無い、じゃぐらでした。
 あ、でも、ちょい、塩分が少なめだったかもですが、あえて出てきたままをいただきました。

 それから8時間経ってるんですが、いまだにおなかが減りませんっ!!
 なんちゅー腹持ちの良さっ!!

  • 新高円寺から「ルック商店街」を北上してセブンイレブンの前くらい。
  • 看板。
  • 極濃。

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7位

サンディア カフェ (小淵沢 / カフェ、創作料理、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2009/01訪問 2009/01/06

小淵沢的多国籍無国籍美味レストラン居酒屋。

 一昨年のお正月、前年から義理の弟が小淵沢近辺に勤めることになり、紹介してもらった「地元の人たちが集うお店」が、こちら。
 「無国籍&多国籍料理」とお店ではおっしゃってますが、薫るのはメキシカン。
 日本人離れしたご機嫌なママさんとスタッフの皆さんが迎えてくれた2年前のことが忘れられず、今年も行ってきました。
 
 ランチも人気だそうですが、ウチは夜ばかり。
 八ヶ岳の一日を遊びまくって、さぁそろそろご飯、と思うとたいていの「ガイドブックに載っている美味しいお店」は閉店かラストオーダーなのですな。
 ところがこちらは24時までやってます。
 
 スタッフがごきげんで、暖炉があって、猫がいて、常連さんが楽しくて、広くて明るくてオープンで、文句なしにハッピーなお店です。
 
 食材は、八ヶ岳のお野菜たちを中心に。あまりの美味しさに、ついついサラダを次々と頼んでしまいます。
 メキシカンな雰囲気を基本に、イタリアンから和風料理まで揃っています。
 厨房を見ていないのでわかりませんが、ピッツァは小振りですが本気で焼いてあるかりっかりでぱりっぱりでとろっとろの極上の美味しさ。
 パスタも、写真だとちょびっとに見えますがお皿が大きいだけでかなりのヴォリューム。
 
 八ヶ岳5回目くらいで魂を休めたい時にお薦めです。

  • 昼間のサンディアカフェ。
  • 夜のサンディアカフェ。観光客だった頃は入らなかった馬術競技場東側の道を入ってすぐ左側。
  • 店を入ってすぐ、段差のところにつるっと滑りそうなバナナのオブジェ。「段差に気をつけて」というサインですね。素敵。

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8位

久遠の空 (中野、東高円寺、高円寺 / もつ焼き)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2009/01訪問 2009/02/07

豚の刺身に驚愕!!Happyなスタッフが創る、快適空間!!

 女優のまーやと、お腹が減ったねぇー、と食事に。
 せっかくだったら美味しいところを開拓だぁっ、と、マイレビュアー「BouDouDou」さんが薦めてくださっていたこちらのお店に。
 会社は新中野なので、中野通りを行っても良かったのですが、「歩き魔」としてはおもしろくないので、ちょっと青梅街道を東高円寺方面に歩いてから住宅地の細い道を抜けて、秘密の裏道を開拓するかのようにこちらのお店に向かいました。
 
 「歩き」のコツは、義務感で歩くんじゃなくて、目的地までをいかに楽しむか、ってこと。知らない道を歩くと発見もいっぱいあって、探検しているかのようなウキウキがあったりするのですね。
 まーやも歩くのは大好き、ということで付き合わせて、15分くらい、半分迷いながら辿り着きました。
 ほぼ、東高円寺駅の真北ぐらい。
 
 で、線路から一本入った路地にぽつんと見えてきた灯りが、このお店。
 
 入口からして、もう、間違いなく美味しそう。
 入口だけを見て、まーやは再訪を誓っていました。
 
 さて、店内。
 カウンターと、テーブル席がけっこうたくさんあるんですが、こんな中野と高円寺の中間点という不便な場所にも関わらず、テーブル席はほぼ埋まっていて、カウンターにも予約が入っており、なんとラッキーなことに僕たち二人だけが入ることができました。
 
 席に座って、ふとカウンターの中を見ると……なんと、久遠でカウンターにいたあの人が、にっこり笑ってこっちを向いていました。あららら、なんで?と尋ねたら、今日は久遠がお休みなのでこっちを手伝っている、とのこと。なるほどー。
 そして、もう一人の男性が「隊長」と呼ばれていましたが、ご機嫌な感じの男性。キビキビ動いていて、カッコイイっ!!
 そして、ホールの女性達も明るくて活気があって、なんとも気持ちがいいお店。
 入った途端にお気に入り決定っ!!まーやも「人気があるの、わかりますねぇ」とつぶやいていました。
 
 さて、メニュー。
 ……うひゃーーっ!!なにもかも食べたーいっ!!
 はやる心を抑えつつ、まーやの食べたいものをまず何品か頼み、僕はじっくりと豚刺のメニューを見つめておりました。が、いくら見たって、食べたことが無いんだからどれが美味しいかもわかりません。
 そこで。
 「すみません、はじめてでわからないので、豚刺の初心者向けな盛り合わせとかやってもらえませんか?」とお願いしてみました。
 すると、「わっかりましたぁっ!!豚刺、初心者盛り、一丁っ!!」と威勢のいい御返事。
 なんか、府中のよだれ屋 鬼瓦に通じる、スタッフのセンスの良さを感じました。
 
 で、お酒。
 いろんなお酒があって、次々と頼んでみたのですが、初めて飲んだのが「ルリカケス」というもの。泡盛の近くに書いてあったので、焼酎かと思って飲んだら……なにこれっ?!
 聞いてみたら、奄美のラムだそうです。ふぇーーーーっ!!
 きっついんですが、独特の甘みがあって、くいくい飲んじゃいました。危険危険。
 
 あっ、そうそう。久遠でもらったチラシを見てきた、ということで、一品サービス。そのサービス品が、季節を感じさせる菜の花。こりっこりでんまっ!!
 そして、ついに出てきました、豚刺初心者盛りっ!!
 どれがなんだか忘れちゃいましたが、なにもかも、生まれて初めての食感のものばかりで大感動。美味しくって会話が進まない、という意外な展開に!!
 
 あと、つくね。濃い卵の黄身を付けて食べると……コリコリコリっ!!うっひょひょーっ。
 
 食べ物が美味しくてお酒が美味しくて、スタッフが気持ち良くて、内装も落ち着いて、もう、100点……かと思ったのですけど、一つだけ。
 お店の壁と天井が、打ちっ放しに塗装をしたものだったのですが、そのせいで、酔ってきたお客さんの大きな声が響いてわんわんしてしまい、カウンターの隣同士での会話に支障を来すこともあったりしまして。
 これは、調度品でもなんでもいいので、吸音材の代わりになるモノ、たとえばカーテンとか、なんらかの布などを配置するだけでかなり変わるかと思います。
 
 でも、今、中野で最も誰かを連れて飲みに行きたいお店ですっ!!

  • 線路沿いに高円寺方向へ10分くらい?線路をまたぐ歩道橋が見えたらその手前を左に入ってすぐ右。ちょっと行って左側。
  • 看板。
  • 外の黒板解説。

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9位

しんせらてぃ (国分寺、武蔵小金井、北府中 / 中華料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2009/09訪問 2009/09/02

住宅街にたたずむ、誠実な創作中華料理店。

 ヨメが、僕を国分寺駅南口まで送る時に車の窓から見つけて気になっていた、という、地元・府中市でもほとんど知られていない創作中華の一軒家レストラン「しんせらてぃ」。

 僕の「レストラン+お取り寄せ」合計レビュー数1000件記念は、こちらのお店に決定っ!!(レストランレビュー1000はまだ先ですなー……)
 
 国分寺街道が渋滞している時とかに、いちょう通りから新町のいなげやの信号(←いなげや、ドラッグストアに変わってましたっ!!)のすぐ先を左斜めに入り、そのまま東八通りを突っ切って真っ直ぐ行くと東経大の方の通りに出て、左にらいおん亭、右にピーナツハウスというところを抜けていく、というのが裏道なのですが。
 その、東八通りを突っ切った先の住宅街の右側に、ぽつんとあるのがこのお店。
 
 店の隣に駐車スペースが2台分。前もって電話で連絡しておかないと入れないかもしれません。
 
 外観は、手作り感たっぷりの一軒家。
 店内もこぢんまりとしていて、3グループほど入ったらいっぱいな感じ。
 でも、壁に貼られた様々な手書きのメニューがいちいち美味しそうで、目移りするする……。
 メニューを拝見してみると、なんと、1人前1000円からコースがありましたっ!!その1000円のコースでも、なんと四品。大丈夫なのぉぉっ?!
 で、隅から隅まで見ながらヨメとあーだこーだ迷っていたら、シェフが出ていらして、「相当迷われているようですね?」と声を掛けてくださいました。
 「そうなんです、コースにしてみよう、とは思うのですが、分量がつかめないので」と相談すると、「では、1000円とかのコースをたとえば3人前とか頼んでいただいて、食べてみて足りなければ追加していただければ」とのこと。
 ……えぇぇぇぇぇっ?!普通、高いコース薦めませんかっ?!
 でも、なにしろ初訪問でしたので、間を取って(?)1500円のコースを3人前(夫婦と、食べ盛り中2男子&小4男子&3歳みうたん)をお願いしてみました。フカヒレも食べたかったのですが、まずは基本のコースをいただいてみて、食べられそうなら頼もうかね、って感じで。
 4.5人で3人前、しかも1500円×3。……だいじょーぶかなー……。
 
 おとーさんだけビールを飲んでいると、早速一品目、芝エビのチリソース。……およよっ……。ぷりっぷりの芝エビも旨いですが、ソースが、専門家を呼んできて聞いてみたいくらいに一風変わっております。なにが違うのっ?!
 
 次に、ウチのみうたんがおなかぺこぺこだった、ということもあってコースの最後の麺を先の方で、とお願いしたこともあって、「今日のツユソバ」。それがなんと、「辛くない担々麺」!!「お子さんもいらっしゃるので、辛味は別にこちらのお皿から取ってどうぞ」ですってっ!!粋な計らいですわぁ。
 いただいてみますと、ゴマゴマゴマぁぁっ!!そして、カシューナッツが散りばめられて。麺にうるさい3歳児・ウチのみうたん、無言でちゅるちゅる食べ続けます。お兄ちゃんズの分はちょっとずつになるほど、みうたん食べまくり、「おかわりーっ!!」。もう無いっつーのよ、取り分けてるんだから……。というわけで、麺の追加決定……と思ったのですが、すでにエビチリでがつんとやられているので、コースが終ってから考えよう、ということに。
 
 次に出てきたのが、「イカと野菜の炒め」。蒜の茎が美しーーっ!!ぎんなんの黄色とイカの白とあいまって、ぷり、しゃく、さく、という3つの食感が入り交じった上に、浅めの塩加減が絶妙。
 
 そして、すっぱーーーーい素敵な香りとともに登場したのが、黒酢の酢豚。
 うほほーーーーいっ!!黒酢黒酢黒酢黒酢ーーーっ!!
 タマネギもシャックシャク。そして豚さんは……一口食べて、ヨメに「この肉、何?」と聞いてしまいました。……酢豚だっつーの……。それほど、得も言われぬ謎の美味しさ。
 
 そして、最後の一品、「白身魚のクリーム煮」。これ、何のお魚ですか?(←今聞くなっ!!)
 なんか、もう、これ、中華じゃないでしょ。フレンチでしょ。メニューの裏にも「中国料理界のプリンス・脇屋友詞氏に師事し、上海料理・ヌーベルシノワ(※ニューウェーブ中華、とでも訳すのでしょうか?)の心を叩き込まれる」と書いてありましたので、そう感じるのもあながち間違いではないのでしょう。
 
 で、ここまで食べて、僕はもう、実は9割がたお腹いっぱい。
 でも、ここまで旨い店に来て、麻婆豆腐を頼まないわけにはまいりません。どんなのが出てくるか。
 
 というわけで、麻婆豆腐と、みうたんの「ちゅるちゅるぅぅぅ」という叫びを聞いた、自分はほとんどさっきの麺を食べていない長男が「五目あんかけツユソバ」を。そしてヨメが「梅肉レタス入りチャーハン」を。……よく食うなぁ……。
 まぁ、でも、これで計算上大人4人前、ってことになるわけですけど。
 
 まずはつゆそば。なんで長男が「五目」を頼んだのかというと、実はコイツ、キクラゲフリーク。二男もそれを知っていて、キクラゲは全部おにいちゃんのものなのです。
 で、取り分けるときに麺をたっぷりとキクラゲをピックアップして長男へ。
 そのかわり二男のところにはお肉とお野菜をたっぷり。
 みうたんもまたまたたっぷりのちゅるちゅるで大喜び。
 野菜の生の食感がギリギリ残ったところまで炒められていて、それが細めの中華麺にからみ、んまいっ!!スープも、なんなんですか、どっしりとした質感があるのにしょっぱくもしつこくもなんともなくて、これなら1500円取れるよ、と思ったのですが800円。ありえへん。
 
 最後が、梅肉レタスチャーハン。完全にオリジナルのメニューですよね?
 ……出てきてびっくり。「チャーハンとはかりっと炒められたもの」という先入観がぶっこわされました。
 しっとりとしたごはんを一口いただくと……むきゅーーーーー……なにこれぇーーーー……(←梅肉だってば)。
 47年間生きてきて初めて口にする未知の食べ物でした。
 
 で、月曜日だったのでアイスクリームはみうたんだけ(←ウチには「甘い物は日曜日」という法律がありまして、4歳以上のウチのこどもたちに適用されております)。
 がっ。
 出てきたバニラアイス、バニラビーンズがくっきりと見えまして、うわ、アイスまでオリジナルやわっ!!(←なんで関西弁っ?!)
 
 子供用の食器セットの中に、ちっちゃいレンゲがあって、みうたんお気に入り。いつもだと、スプーンですからね、子供用、っていうと。子供用のレンゲなんて、外食では初めて見ました。
 
 ……と、ここまでの、お料理と上げ膳下げ膳の全てを、シェフが一人でやり遂げたのですっ!!
 
 凄くないですかっ?!
 
 で、お会計は……8800円…………!!
 えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ?!僕、ビールとウーロンハイ2杯飲んだのにっ?!
 食べ盛りのお兄ちゃんズまで満腹で動けないとまで言ってるのにぃぃぃっ?!
 8800÷4.5=1955.5555……!!
 2000円切るのぉぉぉぉぉぉぉっ?!
 
 「これ、麻布あたりだったら三倍払ってもおかしくないお料理ですよぉっ?!」とシェフに食ってかかると(←けんか腰にならんでも)、「はい、そうおっしゃってくださるお客さまがいらっしゃるだけで、嬉しいです」と。
 
 ……なんて誠実な……。
 
 ……あっ、店名が「Sincerity」でした……。

  • 府中の穴場天国・新町の住宅地にあります。
  • シェフがお一人でやっていらっしゃいます。手作り感満載。
  • 入って右側のちっちゃい席。

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10位

クリスマス亭 (西調布、飛田給 / 洋食、ハンバーグ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2009/12訪問 2010/01/07

感動のアメリカ風カジュアル洋食レストラン。

 外観の写真を見ると、どう見てもデート用の高級レストラン。
 しかし、お店のホームページを見に行くと、なんとあのモツ焼きの「い志井」のグループ、つまり「日本再生酒場」のグループの洋食屋さんだったのですっ!!
 メニューも、コースはあるにはあるものの、ハヤシライスとかスパゲッティとかの洋食メニュー中心。しかも、そんなにお高くない。なんなの、そのギャップはっ?!……という、素敵なお店です。

2009年10月
 自宅で仕事をし続けることが多い時期が、僕にはあります。劇場に通っている時は朝食11時、昼食17時、夕食23時、というパターンを守るのですが、自宅作業の時は昼頃に昼ご飯、夕方に晩御飯、という二食になってしまって、あんまり健康上は良くないのですな。が、その二食は、きちんと休憩を取って食べることにしていて、昼は家で食べちゃうか、気が向けばチャリで行けるところ、夜は可能ならばヨメに車を出してもらって外食。食事に外に出ないと、1日の歩行距離が数mになっちゃいますから……。
 
 というわけで、気分転換の晩御飯。府中、国分寺の家族で行けるところはたいてい行ってしまったので、んーーむ、調布とかなんか無いかなぁ、と食べログの地図検索で見ていたら……「クリスマス亭」……?!何このお店っ?!……こ・こんなところにこんなお店あったっ?!……と、大興奮。僕がやっている劇団は、20年以上前から「クリスマス公演」というのを続けてきているので、僕はクリスマスのために1年頑張ってきている、と言っても過言ではないため、「クリスマス」という言葉に弱いのです。いつか、家族で高輪の「プリンツヒェンガルテン(http://www.p-garten.co.jp/ )」のクリスマスショップ(1年中クリスマスのものが売ってるんです!!)に行きたいなぁ、と思っているのですが、いかんせん府中から高輪はちょっと遠くて……。
 と、そんな時に、「クリスマス亭」の文字が目に入ってしまったら行かないわけにはまいりません。

 というわけで、即、お店に電話して「子供連れも入れる雰囲気なのでしょうか?」と尋ねてみますと「えぇ、もちろん」との明るいお返事。だいたい、この問い合わせ電話をした時の受け答えで、そのお店の雰囲気はわかります。というか、わかるようになった、と言うべきでしょうか。
 
 これは期待できるぞ、と、我が家のベンツ……と似たような色の(←いろんな色あるわいっ!!)国産車に全員詰め込んで、調布に向かいました。
 ナビを入れて行ってみて、なんで今までこのお店に気づいていなかったのかがわかりました。新宿方面から中央高速で来て調布インターで降りて、旧甲州街道に出ようとするならば出口すぐの信号を左折。府中方面に行くならばそのまま高速の下をくぐってまっすぐ甲州街道。ところがこのお店は、信号の先の、高速を越えたところを左、という道沿いにあったのです。つまり、何十年もこの近辺を何百回も通っているのに、このお店の前の道を通ったことがなかったのですっ!!あーびっくり。
 
 府中から甲州街道、味の素スタジアムの前の信号を右、旧甲州街道を左、中央高速のすぐ手前を左に曲がると、見えてきました、「名犬ラッシー」とか「奥様は魔女」とかの昔のアメリカのドラマに出てきたような建物が。しかも、あたたかい光でライトアップされて、もうこれ、前知識が無かったら結婚式場か教会か、としか思えませんよー。
 でも、洋食屋さん。
 車をお庭に乗り入れて、どこに停めたらいいんだろう、と一瞬迷っていたら、すぐに店内からスタッフが出てきて誘導してくださいました。ひょえー、高級レストラン並みなことを……。
 
 バルコニーみたいになっているお席では、カップルの方が楽しそうにお食事中。
 店内への入口は、建物左側に回り込んだところにありました。これまた、アメリカのおうちの玄関っぽい作りで。
 まだ夕方の早い時間だったので店内にはお客さんはゼロ。
 すごく自然な笑顔の女性スタッフの皆さんが迎えてくださり、こどもたちも緊張せずに奥の部屋に案内していただきました。
 テーブルの回りにいろんな椅子。お兄ちゃんズはソファに並んで座っちゃいましたが、幼稚園年少さんのみうたんはお部屋の中が気になって気になってウキウキしてウキウキして、歩き回ってます。
 ……実は僕も歩き回って撮りまくりたい衝動に駆られていたのですが、じっと我慢。
 
 内装は、白と木目で統一。高級、というより、カジュアルな清潔さが漂っています。
 メニューを開くと、1ページ目にオーナーのご挨拶。……あぁ……この人、僕、好きかも。直感ですが。
 1979年に訪ねたアメリカで出会った感動的なレストランを、自分が大好きな町・調布に作りたいという夢が叶った、という内容の文章。
 
 なるほどねぇ……。わかりますよぉ……。
 
 メニューは、洋食、野菜、スパゲッティ、そしてフレンチっぽいコース。カップルでデートの時にはこのコースが良さそうですね。が、ウチは、上のお兄ちゃんが若鶏のガーリックバターソース(1029円・撮り忘れ)にライス300円。二男がカレーうどん、1029円、みうたん用にスパゲッティ・ナポリタン、997円。そして僕が……2572円の特上ハヤシライスっ!!1260円の「東京ハヤシライス」と迷ったのですが、「幻の東京和牛」とか書かれちゃうと……。特上で2500円ならいいかなぁ、と……。ヨメは、3800円のコースをお魚で。
 
 それ以外に、お野菜ものを二品。温野菜、美味しかったですぅ……。そして「キャベツのステーキ」。アンチョビソースと、とろけたチーズがかかっていて、絶句の旨さ。
 そして特上ハヤシライス……!!……僕なんぞがどうこう言えるレベルのものじゃないっすよ、コレ。まさに特上。最高の満足感。
 ヨメのコースのお料理も、一つ一つ手間がかかった、でも高級すぎる感じの無い、きまぐれなフレンチ。シタビラメのムニエルでしたけど、とっても美しいお皿でした。
 
 でっ。みうたん一人では食べきれないでしょう、とお兄ちゃん達と分担して食べたナポリタン。こ・これが……!!ぷりっぷりのパスタにあっつあつのトマトソースが絡んでいて、「どこが洋食屋のナポリタンやねんっ!!」と叫びそうなほどの美味しさ。1000円の味じゃないですよ、これっ!!
 
 もう、食べている途中から、すでにヨメは「もう、あたし、ここのメニュー制覇するまで通うぅぅぅっ!!」と大喜び。
 
 スタッフの皆さんも、いつもさりげなくこちらを見ていてくださるのがわかります。
 レストランに食事に来た、というよりも、誰かのおうちにお呼ばれしに来て手厚くおもてなしされているかのような充足感。
 感動しました。
 
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 帰宅後にホームページをあらためて拝見したら、石井社長のブログがあったのでのぞいてみると、とても熱い思いを持って飲食店をやっていらっしゃることが伝わってくる、素敵なお人柄が文章の隙間から見えてきました。
 
 また一軒、宝物のようなお店が増えました。
 食べログ、ありがとうっ!!
 
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2009年12月31日
 毎年、ウチは、弟ヨメの実家では毎年すき焼きだ、ということなのでそのアイディアをいただいておうちですき焼きをしてきたのですが、今年はウチのヨメの発案で、両親、ウチ一家、弟一家の総勢11人でクリスマス亭にお邪魔することにいたしました。
 弟一家は女の子が二人なので、きっと喜んでくれるに違いない、ということで。
 予約の電話を入れると、またしても優しく丁寧だけど、押しつけがましくない素敵な対応。
 席は、前回とは違うもう一つの個室。
 なんだか、家族みんなでアメリカ人のおうちにお呼ばれしてきたみたいな感覚です。
 今回気づいたのですが、ホールの女性スタッフの服装は、白いブラウスに、下はジーンズ。なるほどーっ!!カジュアルを、ちゃんと演出していらっしゃるのですね。
 
 で、今回騒ぎになったのは、「大きなガーリックトースト」。丸いフランスパンが、お皿にどーんと立てられて出てきました。二皿頼んでおいて良かったです、みんな、美味しい美味しいと食べまくっておりました。
 もう一つは、デザートの「Cafeぜんざい」。エスプレッソにお餅が入ってるんですってっ!!僕は頼んでいないので味はわかりませんが、頼んだ弟は「こりゃぁいいよー」みたいなことを言っていたと思います(←あやふやな)……。
 
 みんな、ハヤシライスを大喜びで食べてくれて、大満足。
 最後にスタッフに家族写真のシャッターを押していただき、お開き。
 「紅白が始まるまでに帰ろうね」なんて言っていたのに、かなーり長居してしまいました。
 美味しくて楽しい大晦日をありがとうございましたっ!!

  • 洋食レストランには見えない外観。
  • 正面。
  • 門の外の手書きメニュー。

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