3回
2021/10 訪問
極めつけの蕎麦前を存分に堪能!
久しぶりの家族全員での外食、3年ぶりにいち太さんへ。
カウンターは満席で、個室での会食。
先ずはモルツ マスターズドリームでカンパァ~~イ!
毛ガニと春菊の菊花あんかけ。
絶妙なギリギリの塩加減が濁りのない毛ガニの甘さを引き立てる。
ソッコーで上喜元を投入。
続いては信州産の松茸のフライ。先ずはそのまま傘に噛り付く。今年お初の快感が鼻腔を駆け抜け、独特のっんごりんっとした官能的な食感が堪らない。
塩で食すもよし、ソースで食べるも尚よし!キラリ隠し技の光るソース。キメの細かい衣に酢橘を一滴落としてソースチョンでパクリッ!すると、今までに味わったことのない松茸が姿を現す。
続いてはぐじの椀物。出汁は焼いた尼鯛の骨等で取ったものと思われる。
ひと口すすれば心まで澄むような透明感と尼鯛の皮目に潜んだ脂の旨味が押し寄せる。身はふっくらふんわり。
皮はぎの刺身と湯引きした身の肝のジュレポン酢和え。呑兵衛の魂をグイグイっと引き寄せる逸品。
戻り鰹の藁焼き!初かつをでは楽しめない脂とスモーキーのハーモニー。お酒が進む一皿だ!
焼き松茸と赤牛のご飯。フォンの利いたソースが松茸の香りと肉の旨味を引き立てて美味い。ごはん、肉と松茸のひと片をひと箸で掴んで口へ保織り込めばカイカン!
いち太さんの名物とも言える秋刀魚。背開きで骨を抜き、内臓の美味い床を戻して焼いた究極と言っても過言ではない。焼き秋刀魚。サイズも極太で脂たっぷり。これは堪らない!冷や酒もいいけど、人肌燗で楽しみたい。
コースも最終コーナー。揚げた鱧と松茸の炊き合わせ。これでもかっというほどのスライス松茸に揚げたコクの増した鱧に気持ちシッカリ目の出汁が素晴らしい。
土瓶蒸しにはないB級感さえ感じる大満足の一杯。
蕎麦前終了。〆の蕎麦今回はきのこのつけ汁にしてみた。蕎麦の美味さは言うを俟たないけど、このきのこ汁も只者ではない。旨味が存分に汁にいきわたっている。白飯に掛ければ無限ご飯になりそう。
デザートは栗のババロア。栗の風味のシロップもゼツのミョウ!
ごちそうさまでした。次回はいつ来られるかわからないけど、次回が実に楽しみ!
2021/10/23 更新
2018/08 訪問
食べ終えて直ぐにまた来たくなる!
娘の洋行中にカミさんと息子と毎夏恒例の背伸びディナー第二弾で訪店!
キリッとした白木のカウンターに着き、早速ビールでスタートする。
先付は◆雲丹と湯葉、強すぎない出汁が胃にも気持ちにも優しい。
目の前でご主人が鱧の骨切りを始めた。シャッシャッと金属音が心地よい。
◆揚げ鱧のいくら餡かけ、周りはサクッとした歯触りで中はフワッとした鱧を出汁餡掛けが包み込む。いくらのコクと塩加減が絶妙!
◆小柱の飯蒸し、程よく火の通った子柱の旨味とジャクッとした食感が嬉しい。ご飯は柔らかく、旨味が行き渡っている。
◆赤ムツと岩手産松茸の椀物ってきり鱧と松茸の椀物だと思っていたら、入って直ぐに捌いていた赤ムツだ。炭の加減に神経を注いでいるのが伝わってきた赤ムツに岩手産の大きな松茸がお椀の中でタッグを組む。想像を遥かに凌駕するこれぞ日本の美食と言える椀物だ。
◆鰹藁焼き、強すぎない藁の燻し香と濁りのない旨味を楽しむ。辛子で食べると南国の雰囲気も楽しめる。
◆蒸し鮑と雲丹、肝ソースで食べる厚みのある鮑はグルタミン酸の宝庫、濁りのない雲丹が霞んでしまいそうだ。
◆秋刀魚の肝焼き、4kg11尾の特大サイズ、丁寧に開いた身と胃袋の中を綺麗に掃除した腸と一緒に焼き上げたもの。
ここまでのどの高級食材がどこかに飛んでしまう。ここまで上品に美味しく秋刀魚を楽しませてもらったのは初めて!
◆ズワイガニの茶碗蒸し、蟹身タップリの贅沢な逸品。上品な出汁の後味が堪らない。
◆揚げ鼈と冬瓜の焚き合わせ、冬瓜のトロッとコントラストを生むサクッとした食感も残った鼈の旨味たっぷり。生姜の爽やかなアフターノートが後を引く。
食事は蕎麦
◆蒸篭か◆鮎蕎麦をチョイス !鮎は甘露煮というほどの甘さはない淡く炊き上げたもの。食事というよりもアテとしても楽しみたい。
大将のお蕎麦のおかわりいかがですか?のひと言に遠慮することなく蒸篭をお願いした。
蕎麦粉香る蕎麦の旨さも然ることながら辛めの汁が素晴らしい。
無花果のアイスで〆て終い。
最後は佐藤氏のお見送り付。お腹いっぱいなのに、食べ終えて直ぐにまた来たくなる!
ご馳走様でした。
2018/09/02 更新
御祝い事が重なり10月以来の家族4人での訪店。
今回は二度目のカンター。
先ずはキュキュっと乾いた喉をビールで潤してスタート。
ホタテとウニを海苔のソースとポン酢ジュレで楽しむ。ホタテの歯ざわりは官能的。
鹿児島の竹の子と太刀魚。シャキっとした竹の子と厚みのある太刀魚の旨味が堪らない。
続いて椀物、大振りの蛤。海の幸エキスたっぷりの汁に、濁りのない旨味の蛤。
焼酎ハイボールを差し置いて京都蒼空の純米酒。吟香の抑えてた純米酒だけど、程よいボディに満足度も高い。料理を引き立ててくれる一杯!
お造りは鰆の藁焼きに輪島のしま海老!藁の香りを纏った鰆にネットり旨味たっぷりのしま海老。
美味いに決まっている!
揚げたフカヒレにキャビアの飯蒸し。歯ざわり旨味満点!
出汁で炊いた海老芋を挙げたものを座にし、焼いた虎河豚の身と白子!これぞ冬の味覚!
小柱たっぷりの茶わん蒸しに蕪とズワイガニの炊きもの。どれも日ごろの頑張りのご褒美ご馳走!
〆の蕎麦は2社類をチョイス。1っ目は牡蠣蕎麦。ブリュンブリュンの牡蠣旨味広がる汁で蕎麦を手繰る。これまた冬の醍醐味。〆の〆は胡麻だれ蒸篭。いち太さんの胡麻だれの風味は格別!
次回の訪店を楽しみに、ごちそうさまでした。