ジェフィー88さんが投稿した平野屋(京都/トロッコ嵐山)の口コミ詳細

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平野屋トロッコ嵐山、トロッコ保津峡、トロッコ嵯峨/日本料理、甘味処

1

  • 昼の点数:4.2

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2016/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.5

ぼたん鍋が絶品!名物女将さんが盛り立てる伝統店(CMにも登場^^)

約400年前から、奥嵯峨・愛宕神社「一の鳥居」の茶屋として親しまれてきたという平野屋さん。

春は川魚、夏は鮎、秋は松茸・・と一年中、季節の料理がいただけるそうですが、
私が京都へ伺うのはもっぱら年末年始のみなので、いただくのは冬の料理。

**New!**
今年も正月早々から伺いました。

気付ば私も京に縁が出来てずいぶん経ちますが、この店は、良い意味でまるで変わらないように感じます。

風情ある小道を登り切った大鳥居の前。風情ある堂々とした建物に、存在感抜群のおかみさん。
静かな山中でいただく料理は決して華美ではありませんが、随所に京らしさが感じられ、
初めて訪れた方には強い印象を残すことでしょう。

この時期は、湯豆腐などもいただけますが、おススメはぼたん鍋。
盛りだくさんの京野菜に猪肉。
適度に煮えたところで、ポン酢、醤油、大根おろし、紅葉おろし、生姜、ネギを和えたタレでいただきます。

どれだけ煮ても柔らかく、しっかりとした旨みが楽しめる猪肉は、京野菜との相性も抜群。

グツグツと鍋の音が心地良く、こたつを囲んだ会話も弾む。
希に窓の外から聞こえてくるポチャっと魚の跳ねる音に和む。

本格的な食事となると気軽には使えませんが、
10年、20年たっても同じ料理がいただけるような期待をさせてくれる特別なお店です。

PS.
そういえば、この店が突然ホンダのCMに登場したので驚きました。
ジョンレノンの息子ショーンが「ちょうどいい~!」と話すCMで、ばっちり映ってましたね。
京都らしい風景、ということでしょうか。

================(過去のレビュー)=============

('13.1)
今年も正月はこちらのお店。

初詣で賑わう京の街の喧騒がうそのように、静かな山の中。
家族でこたつを囲んで、野趣溢れたぼたん鍋を食らう。

どれだけ煮ても柔らかい猪肉。これでもか、というくらいふんだんに盛られた京野菜。
大根おろしに柚子絞り汁、みりん、醤油、薬味でさっぱりといただくほたん鍋は、
何度でも飽きません。

頃合いを見て登場するのは、名物女将。
手を動かしながら、繰り出される興味深い話の数々。

街の中心からは少し離れますが、風情ある建物で特別な体験が出来るお店です。


('12/1)
今年も正月早々、妻の家族と訪問し、冬の名物・ぼたん鍋を楽しんできました。

たっぷりの薬味とともに、グツグツ煮えた柔らかい猪肉と京野菜を、ハフハフといただく。
静かな個室でいただく鍋は、和やかで華やいだ正月を見事に演出してくれます。

街のレストランでは出すことのできない、独特の落ち着いた雰囲気。
名物女将さんの軽妙な会話も含めて、印象深い経験が出来るお店です。
今年も☆4.5を継続させていただきます。


('11/1)
今年も正月早々、お邪魔しました。

この時期いただけるのは、近くの山で捕獲された猪と盛りだくさんの京野菜によるぼたん鍋。
猪肉は、煮込んでも硬くならないので、鍋にはうってつけ。

これを、大根おろし、柚子の絞り汁、みりん、醤油、青ネギ、もみじおろし、生姜など好みのタレと薬味で
いただく。

しみじみ美味しい・・・


静かな山の店で、ほっこりぼたん鍋。
窓の外は、一面の雪景色。
そして名物女将による興味深いお話。

首都圏の住宅地で育った私には、何度来てもうれしいお店です。
☆を付けるのもおこがましいですが、今年も☆4.5ということで・・・。


('09/1)
奥嵯峨で400年続く老舗。今年も正月に利用させていただきました。
鮎料理が有名なようですが、冬には、絶品!のぼたん鍋(猪肉)をいただくことができます。

ひとしきり、先付や鯉のあらいなどいただいた後、
出汁の入った鍋が運ばれ、まずは鹿肉のしゃぶしゃぶから。

鮮やかな赤さが印象な鹿肉を、お店の方が丁寧に出汁に通し、取り分けてくれます。
タレは、大根おろし、柚子(すだち?)の絞り汁、みりん、醤油を合わせて。
鹿肉は脂がほとんどない赤身。
軽く熱を通しただけの柔らかい鹿肉と、さっぱりしたタレが絶妙。
もーちょっと食べたい、と思ううちに終わってしまうのがいつも残念だけども、
これから出てくる猪肉がすごいボリュームだから・・・。

そして、迫力満点の猪肉、皿たっぷりの京野菜たちが登場。
牡丹に見立てて盛られた猪肉、肉の赤と脂身の白のコントラストが見事です。

野性の猪肉は、時間かけて加熱しても硬くならないので、
まず猪肉を鍋に沈め、その上に野菜や湯葉などを盛り付け。
こうした作業は、名物女将さんのお仕事。
軽妙な会話とともに、手際よく、進めていきます。

グツグツ煮えてくると食べ頃。

タレは、大根おろしをベースに、柚子の絞り汁、みりん、醤油、青ネギ、もみじおろし、
生姜を各自のお好みで混ぜて。
これら薬味はたっぷりと用意され、必要に応じて追加してくれます。

この、薬味たっぷりで作るタレが、素晴らしい!

猪肉は、ある意味、脂身が味の魅力となっているだけに、
さっぱりとしたタレが、実に良く合うんですね。
おいしいだけでなく、胃の消化も助けてくれるのでしょう。
おおよそ、普通では食べきれないようなボリュームが、胃の中へ収まっていきます。

途中で、豆腐やもちなども追加された、迫力満点の鍋、最後はひーひー言いながら完食。
幸せな瞬間です。

クワイ、海老、伊達巻、松茸など正月らしい品も並び、
ほろ酔い加減の中、女将さんから京のよもやま話などうかがっていると、
ああ、今年もいい正月を迎えたなあ、ってしみじみ。

自分にとっては、一番、京都らしさを感じることの出来るお店です。
(京料理を出してくれるお店ですが、全般的に素朴で、華美さはありません。
 ぼたん鍋には☆5を付けたいですが、味の総合では☆4.5としておきます)


【'08/01】
京都の北西、奥嵯峨の古い家並を眺めつつ、ひたすら上がっていくと、
大きな鳥居とともに、藁葺き屋根が特徴的な平野屋さんが見えてきます。

ここ平野屋さんは、愛宕山神社へ向かう参拝者の茶屋として、実に400年も昔から、
この地で歴史を重ねてきたとのこと。
鮎料理が名物ですが、いつも冬に伺うので、ぼたん鍋(猪鍋)をいただくことが多いです。

妻の両親に連れてもらい、4人で訪問。
店に着くと、名物女将さんが笑顔でお迎え。何度見ても変わらないなあ~。
ここは妻の親が日頃使っているおかげで、自分までもが「お馴染みさん気分」を
感じさせてもらっています。

時代がかった入口を抜け、個室へ。
障子をあけると眼下には鯉が泳ぐ池。その奥は、鹿でも猪でも潜んでいそうな深い森。

すぐに料理が運ばれてきました。
正月らしく数の子やたたき牛蒡も並び、お酒が進みます。

続いて、数品。
・鯉のあらい:
 庭に泳いでいる新鮮な鯉らしく、水っぽさや臭みがなく、身がしまっている。
 からし酢みそと良くあい、とてもおいしい。

・子持ち鮎を分厚い昆布で巻き、炊いたもの:
 鮎が太くて驚く。味付けが良く、しっかりとしみているのに感心。

ここで、出汁が入った大きな鍋が運ばれ、コンロに火が入りました。

最初は、鹿肉のしゃぶしゃぶ。
鹿肉は、脂がほとんどない赤身。熱加減が微妙なのか、1枚1枚、お店の方がさっと出汁湯に通し、
それぞれのタレの上に分けてくれます。意外にもくせがなく、やわらかいのが印象的。

そしていよいよ、ぼたん鍋。肉も野菜もすごい量です。

猪肉は、くさいとか硬い、といった先入観がありますが、ここのぼたん鍋は、
それを良いほうへ裏切ります。
肉がよほどいいのでしょう。厚めに切っているにもかかわらず、柔らかい。
何より素晴らしいのが、時間をかけて煮込んでも、むしろ柔らかくなっていく。
だから、食べるタイミングを気にせず、いろいろな野菜と組み合わせて、
おいしくいただくことが出来ます。

さらに松茸や、鮒の甘露煮まで出てきました。
鮒は骨まで食べられるほどしっかりと煮込んでありこれまた絶品。
ただ、そろそろお腹のほうが、限界。
ぼたん鍋に入った餅を、妻の分までたいらげたところでギブアップ。

とはいえ、〆のご飯にも未練があって、ほんの少々盛ってもらい、漬物でいただきました。
漬物のうち、たくあんのしょっぱさが尋常でなく、これだけはちょっと馴染めず。
お茶漬けにでもすれば良かったかな。

まあ、それはともかく、トータルでは今回も大満足。
京の静かな山中でいただく、素朴さと繊細さが折り合った料理の数々は、東京モノにはひと際新鮮。
加えて女将さんの客あしらいの見事さには、いつも感心させられます。
話題が豊富で、飽きさせない。
福福しい顔付きと、印象的な髪型のせいもあるのでしょうが、いつ見ても前と全く変わらない印象を受け、
何かここだけ別の時間が流れているような錯覚すら覚えます。

お馴染みになればなるだけ、ますます楽しめそうなこのお店、長く行き続けたいですね。

※4.5☆とします。

  • 【New!】ぼたん鍋。京野菜に覆われた奥に、猪肉がたっぷり

  • 【New!】猪肉。今年は脂身が多めでした。

  • 【New!】大鳥居が目印です

  • 【New!】存在感ある建物

  • 【New!】大きな柚子が飾られていました

  • 【New!】これを見ると、今年も来たなと思います

  • 【New!】正月らしく

  • 【New!】鯉のあらい

  • 【New!】鮒の甘露煮

  • 【New!】手際よく

  • 【New!】最後は雑炊で

  • 【New!】〆の果物

  • ('13/1)ぼたん鍋

  • ('13/1)底にたっぷりのぼたん(猪肉)

  • ('13/1)京野菜もたっぷり

  • ('12/1)温まります・・・

  • ('12/1)鹿肉のしゃぶしゃぶ

  • ('12/1)今年も鮮やかなぼたん

  • ('12/1)正月らしく

  • ('12/1)猪肉だけでなく、野菜もたっぷり

  • ('12/1)鯉のあらい

  • ('11/1)ぼたん鍋

  • ('11/1)ぼたん鍋用の猪肉

  • ('11/1)個室の外には、こんな冬らしい景色

  • ('11/1)個室内 落ち着きます

  • ('11/1)店のシンボル 大鳥居

  • ('11/1)こぶ茶、柚子の甘煮

  • ('11/1)たたき牛蒡、栗、数の子

  • ('11/1)鯉のあらい すぐ下で鯉を捕まえる音が・・・

  • ('11/1)ぼたん鍋用の出汁と薬味

  • ('11/1)柚子のしぼり汁

  • ('11/1)ぼたん鍋用の京野菜

  • ('11/1)美味しそう・・

  • ('11/1)正月らしく・・・

  • ('11/1)鮒の甘露煮

  • ('11/1)〆の雑炊と漬物

  • ('11/1)果物

  • ('09/1)店の外観

  • ('09/1)店内風景

  • ('09/1)部屋の装飾

  • ('09/1)ぼたん鍋(猪肉)

  • ('09/1)こぶ茶

  • ('09/1)柚子の甘煮

  • ('09/1)たたき牛蒡、数の子、煮豆

  • ('09/1)鯉のあらい

  • ('09/1)鹿肉のしゃぶしゃぶ

  • ('09/1)しゃぶしゃぶ用の出汁。このままぼたん鍋に。

  • ('09/1)赤身が残ったままいただく。

  • ('09/1)皿一杯に盛られた京野菜

  • ('09/1)底に猪肉を沈めてから野菜を

  • ('09/1)盛りだくさんな鍋

  • ('09/1)たっぷり薬味

  • ('09/1)正月らしい一皿

  • ('09/1)最後はご飯でさっぱりと

  • ('09/1)果物

  • ('09/1)正月らしい

  • 伝統的な炊事場

  • 室内装飾

  • ぼたん鍋

  • 正月らしい昆布 と 柚子の甘煮

  • たたき牛蒡、数の子、栗の甘煮

  • 鯉のあらい

  • 子持ち鮎

  • 鹿肉のしゃぶしゃぶ

  • ぼたん(猪肉) ちょっとトップが欠けてますが・・

  • ぼたん鍋用たっぷりの京野菜

  • 鮒の甘露煮と松茸

  • 果物

2016/01/03 更新

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