浜の布袋さんが投稿した割烹 新多久(新潟/村上)の口コミ詳細

浜の布袋の食べある記

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浜の布袋 (40代後半・男性・神奈川県) 認証済

この口コミは、浜の布袋さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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割烹 新多久村上/懐石・会席料理、郷土料理(その他)、割烹・小料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999
1回目

2015/11訪問

  • dinner:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999

村上・新多久の「鮭づくし」は日の本一

我が家の相方が出張で使った飛行機の中で、村上市が行っているデスティネーションキャンペーンを見たようで、その中で表現されていた「鮭料理」がどうしても食べたいと言うので2ヶ月程度前に予約して「割烹・新多久」さんに向かいました。今回の横浜からの旅行の目的地そのものが新多久さんです。(村上訪問は私は3回目)

ただ、村上での最大のネックは宿。村上で宿といえば夕陽で有名な「瀬波温泉」に集中していますが、そちらに泊まってしまうと宿で夕食を取ることになります。
また、宿は新潟に取って・・・となりますと、こちらでゆっくりと酒をいただくことも叶いません・・・(まあ早め早めにすれば不可能ではないけど落ち着かない) なので宿の手配が結構なネックになりますのでご注意を。(ネット予約に執着しない方がいい)

■ロケーション
村上は新潟県の最北に位置し、首都圏からのアクセスとしては上越新幹線で新潟に入り、そこから羽越本線でアクセスするのが一番メジャー。自動車の場合は関越道から北陸道・日本海東北道になりますが、2015年現在・荒川胎内以北は無料区間。新潟以北は片側一車線。シーズンには交通量が多く、高速と言えども流れが速くない。

また「食」の観点から言えば、「村上牛」は言うに及ばず、日本酒の「〆張鶴」・「大洋盛」、また経営的お茶の北限と言われている村上茶、そして「」と・・・食材の豊富さにおいて全国でも屈指のグルメスポットであることは間違いありません。

でも鮭といえば別に村上に限らず・・・熊の置物にもなる北海道の方が有名じゃあないか・・・という声も聞こえてきますが、鮭が川に戻ってくるという、現代に置いて常識なこの知識を発見したのが村上藩士・青砥武平治(1713-1788)であり、三面川の鮭を保護することによって鮭を資源化することに成功したのは全国でもここが最初。それ故に鮭についての食文化の歴史も古く100を越える調理方法が受け継がれている鮭料理最先端の町になっているのです。

ただ、こんなに有名な鮭料理でも十分に満喫できる店となると数は限られ、また日帰りで飛び込み・・・となると利用できる食事処は極少数しかありません。もちろん、新多久さんでは無理です。

■外観
私は夜にお邪魔しましたが、黒い建物をライトアップした外観は幻想的にさえ思える。グループで行ってしまうとサクッとファザードを通過してしまいそうですが、静かな夜にこの外観を拝見しているだけでも見ごたえがあるのではないかと思います。ファザードから見える庭には砂利が敷かれ、行灯に導かれた石畳が伸びる。紅葉した木もライトアップで浮き出ている。なかなかのものです。

■店内雰囲気など
店内はペア3組ほどが座れるカウンター、その後ろにはパーテーションで区切られた4人用テーブルが3組ほどかな。カウンターではまたお若い大将が調理の傍らで客とコミュニケーションをとっておられる。

その「専門性」と「こだわり」が感じられる職人的会話がある中にも、とっつきにくさは微塵も無い大将の雰囲気は食事に大変心地よく、単にハード的なものではない名店を感じさせるものでありました。

ちなみに座席は一般フロアーの他、会席用の大広間、中広間、個室的なものもご用意があるようで、かつお正月には「おせち料理」の全国配送も行っているそうです。(11月訪問時点で仕込が始まっていました)

■料理 (5000円コース)
*** 突き出し ***
飯寿司、厚焼玉子、白子煮、すっぽん煮
紅葉と共に黒いお皿。このお皿を食べた瞬間から「何か違う」と直感的に感じる。
特に強烈でしたのが「飯寿司(いずし)」。字の如く米を発酵させた「なれずし」ですが、この香りがとても奥深く、嫌味が無い爽快さまで感じる。鼻から抜けて、そこに日本酒を流し込む快感は何物にも代えがたく、すっかり虜となる。素晴らしい。

*** お椀 ***
黒地に金の鶴の装飾が施されたお椀。すましの子皮煮
見た感じは鮭の「つみれ状」のもの。鮭独特のほのかな味覚が汁に染みこんでいます。

*** 酒肴 ***
めふん、酒びたし
めふん・・・とは鮭の塩辛のこと。いわゆる珍味でお酒のためにあるようなお品。
酒びたし・・・とは感覚的には北海道の「鮭とば」に近いのですが、あれよりは柔らかく、短冊状にスライスされていて食べやすい。仕込みには半年を要する村上の高級食。当日はお酒と共に頂きましたが、最後の残り飯にこれを細かく切ったものを混ぜ込んだオニギリを持ち帰り用に作っていただきましたが、これもうまい。
また、他店でお土産用に買ったもので家で試したのは、「酒びたし」を日本酒を満たしたお猪口に漬け込んで頂きましたが、この食べ方も良。これはクセになりますわ。

*** 向附 ***
氷頭生酢(ひずなます)
氷頭とは鮭の鼻先にある透明なナンコツのことで、それをナマス状にしたもの。柚子の香りが効いていますが、これも鮭なんですねぇ・・・

*** 薫物 ***
飯蒸し
先ほど書きました「酒びたし」を細かくしてご飯に混ぜたもの。ウマイんだなこれが。

*** 油物 ***
湯葉揚げ
湯葉に鮭を入れ込んだもの

*** 温物 ***
雅味煮(かじに)
見た感じにはキノコ類が入っていますが、鮭を余すことなく頂くということで鮭の身や内臓などで味を取ったもののようです。

*** 留肴 ***
しょうゆはらこ、塩引、ご飯
トドメ・・・もうだめ これ以上はない・・・これが美味くないはずが無い。
オーソドックスが故の贅沢品。極上の美味さ。釜のご飯を頂きぶっかけます。
翌日に他店でも「はらこ」「塩引」を頂きました。そちらも決して世間で劣るようなものではありませんでしたが、こちらのそれは遙に超越している。

全体的に言えることですが・・・食材のレベルが全然違う・・・

*** 水菓子 ***
糀アイス

日本酒・・・
村上の酒といえば、「〆張鶴」と「大洋盛
私が頂いたのは
〆張鶴・・・しぼりたて(税込724円)
大洋盛・・・紫雲純米吟醸(税込778円)
とお値段も庶民的で頂きやすい。

これで二人で14000円だもん ありえないコスパだわ

できうれば通いたい名店・・・しかし村上は遠い・・・

2015/12/09 更新

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