フードブロガー アカヌマカズヤさんが投稿した鮨 はしもと(東京/新富町)の口コミ詳細

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フードブロガー アカヌマカズヤ (40代前半・男性・東京都) 認証済

この口コミは、フードブロガー アカヌマカズヤさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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移転鮨 はしもと新富町、八丁堀、宝町/寿司

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.4
      • |酒・ドリンク 3.2
1回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.4
    • | 酒・ドリンク3.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

新富町の鮨はしもとで、10貫の寿司に舌鼓。

お寿司新富町の鮨はしもとで、10貫の寿司に舌鼓。
鮨と焼肉。どっちが好き?と聞かれて15分くらい真剣に考えて答えが出なかったアカヌマです。
3月某日にお伺いして、帰り際に取れた予約が8月という超予約困難な人気店の「鮨はしもと」さん。
なんでも2018年の1月分からの予約方法は変わるみたいです。この方法なら常連や予約を取ったことがある方が優遇されるので、常連の方は以前よりも短いスパンで伺えるようになるのではないでしょうか。
やはり、寿司屋、常連のお客様には四季を感じてほしいですからね。四半期に一度は通って貰いたいのだと思います。
詳しい予約方法は、おそらく今後はウェブサイト等で公開されていくと思います。
さて、はしもとさん。おまかせのコースのみです。席に座って、先ずはビールを頼むと次々と料理が運ばれてきます。

先ずは利尻のヒラメから。
口の中でちょっとねっとりと溶ける感じを出しつつも、かすかなコリコリ感が残っているところまで寝かせているのがよくわかる、絶妙な寝かせ加減です。狙ってやってるのだとしたら凄いですね。
旨味こそ少なめですが、一品目としては期待値を感じさせてくれます。
そして、北海道様似のつぶ貝。

コリコリとした食感と、貝の旨味が口の中で暴れまわります。
ちょっと藁で燻したというカツオ。

「ちょっと」と、説明がありましたが、しっかりと強烈に藁を感じさせてくれます。
藁の風味を楽しんでいたら、いくらの茶碗蒸しが出てきました。

暖かっくても、しっかりとしたいくらです。
その後はアワビ。こちらが面白かったです。
アワビの下には肝のタレがあって、アワビにはそれをつけて食べます。この肝のタレが濃厚濃密。しっかり濃い目で口の中が幸せになるやつなのです。

タレだけ思わず箸でちょびちょび食べていたのですが、タレを継ぎ足してくれました。
お。わかるね大将。わかってるね。って僕は声を出しにして言おうとお思って言わなかったその時、肝タレの上にご飯とイカが。

なんということでしょう。
大将曰く「ご飯はどこでもやっているので・・・」とのこと。

しっかりと混ぜて食べると、イカを入れた意味がよくわかりました。
超上品な塩辛のような味わいになるのです。「超上品な」がポイントです。
まだまだオツマミのラッシュは止まりません。
利尻のバフンウニ。新イカに、写真の右下のは焼いた鮎をペーストにしたもの。

鮎のペーストは初めて食べる食感と鮎の濃厚な味を思う存分楽しめます。
ここからお寿司が始まります。
やっぱり江戸前ですね。最初はコハダ(シンコとの間くらいの大きさでしょうか)から。

ちょっと強めの酢なのに上品。と、いった印象を受けました。
微かな甘さも感じられます。
続いてスミイカの新イカ。

こちらは口溶け柔らかなスミイカでした。噛めば噛むほど甘みが出るタイプではありませんが、滑らかさが本当に素晴らしいです。
続いて鮪の赤身。

かなりフレッシュな赤身です。産地は聞かなかったですが、舌触りが滑らかな上品な赤身でした。
続いて鰆。

しっかり寝かせて熟成された鰆だと感じました。微かに藁の風味を感じました。ねっとりとした食感と、藁の風味はよく合いますね。
素晴らしい仕事です。
そこから、つぶ貝。

こちらはフレッシュなコリコリした食感と、貝の旨味を楽しめます。
ここで中トロの登場です。

先程の赤身と違ってちょっと寝かせてあるのではないかと感じます。口の中でしっかりとろけます。そして何より、余韻が素晴らしいです。ちょっとシャリが多く感じてしまうくらいでした。
そして秋刀魚。

脂がノリすぎず。実にいい感じのバランスでした。
秋刀魚は毎年のように不漁だ不漁だと騒がれていますが、個人的にはもう高級魚になってしまっていいと思います。それくらいのポテンシャルを秋刀魚は持ってる気がしますね。
車海老です。

海老の風味をよく感じられる一貫でした。ちなみに私、生エビアレルギーです。火が通っていれば大丈夫なのですが。
そしてウニ。今度はムラサキウニ(白うに)です。

「鮨にはムラサキウニが一番合う」と、大将。
ちなみに僕は、バフンウニより、もともとムラサキウニのほうが好きです。小さい頃、漁師だった祖父が取ってきてくれてよく食べていたというのもあるのですが、ムラサキウニからは「海」を感じることが出来るからです。
その分、赤ウニにあるような甘さは控えめなので、これはもう個人の問題ですね。
鮨のラストは穴子です。
これまた面白いです。
全ステータスを口溶けに振ったような「ふわっ」を通り越した「ふっわふわ」な食感と口溶けの良さ。上品に口の中で溶けるかのような穴子でした。
最後の卵焼きはしっかり甘めのデザート感覚。

基本的に甘い卵焼きは苦手なのですが、これはいただけました。こういう出し方はありですね。
鮨は全部で10貫。約2時間30分にわたるコース料理は実に楽しめました。
それにしても、わずか出来て2年で超繁盛店になった理由がわかるコース内容です。
そして、まだ30代の若い大将は何よりも謙虚。実るほど頭を垂れる稲穂かな。を、地で言ってる感じでした。
確かな自信があるからこその素晴らしい接客だと感じました。
予約方法が変更されていたため、予約を取れなかったのが残念ですが、リピート確実な寿司の名店だと思います。
ごちそうさまでした。

2017/10/15 更新

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