かつて,台湾には中部・南部を中心に広大なサトウキビ畑が広がり,畑と製糖工場とを結ぶ製糖鉄道があちこちで活躍していました.しかし,時代の流れとともに,それらの製糖鉄道は徐々に姿を消していきました.
現在,サトウキビを運ぶものとして現役なのは『虎尾糖廠』の製糖鉄道だけで,鉄道ファンには非常に有名です.自分も,これまで何度か
訪問したことがあります.
ところで,台湾の製糖鉄道の中には,観光鉄道として生まれ変わったものもあります.
今回は,そのうちのひとつ『
新營糖廠』におじゃましてきました.
台湾鉄道の新營駅から徒歩15分くらいで,『新營糖廠』の中興駅(製糖工場隣接)にたどり着きます.その道中のほとんども,製糖鉄道の廃線跡です(整備されています).
中興駅の構内は広く,狭軌の線路が何本も張り巡らされていました.そして,かつて活躍していたディーゼル機関車や貨車が多数留置されています.テンション上がりましたねぇ⤴
観光用のトロッコ列車が運行されるのは,中興駅から八老爺站までの約5キロです.運賃は,往復で大人100元でした.
途中,踏切手のいる踏切や,橋梁,信号場(列車交換・タブレット交換も!),サトウキビ畑等を経て,八老爺站まで20分くらいだったでしょうか.興奮の連続で,アッと言う間でした.
いや〜楽しかったですねぇ.
鉄道ファンはモチロンですが,小さな子供のいる家族にもオススメですよ!
①中興駅に停車中のトロッコ列車
②橋梁を渡るトロッコ列車(中国語の案内は全くわかりません;笑)
③・④踏切手がいました!
⑤信号場での列車交換