今回 利用したモロッコツアーには,カサブランカ 〜 タンジェ間の鉄道移動(1等車)が付いていました.というか,この鉄道移動が,ツアーを選ぶ際の決定打になりました(笑).
モロッコの鉄道・・・自分はモロッコに鉄道があることすら知りませんでした.でも,調べてみると,モロッコの鉄道(国鉄のみ)は,総延長1,900キロ以上で,カサブランカ・ラバト・マラケシュ・フェズ・タンジェ等の主要都市が鉄道で結ばれているそうです.標準軌で,約半分が電化されているんだとか.
乗車した列車は,電気機関車牽引の客車列車でした.
1等車には6人用のコンパートメントが並んでいます.ヨーロッパの長距離列車を彷彿とさせましたね.
何度か車販のワゴンが通りましたが,細かい現金が無く,利用しませんでした.
機関車・客車ともややくたびれていましたが,乗り心地は悪くなかったです.
ただ,途中の駅間で理由不明の長時間停車があり,終点のタンジェには30分以上遅れて到着しました.地元客が騒ぐことも無かったので,遅れは日常茶飯事のようですね.
カサブランカ 〜 タンジェ間は,主に海辺に近い田園地帯を走行します.
遠くに大西洋が見えたり,ヒツジ・ヤギの大群を従えた羊飼いがいたり,なかなか楽しい車窓でした.