『ドイツ鉄道旅行(その5;レンツブルク鉄道橋)』ダイアンサスさんの日記

ダイアンサスの外食日記

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 2016年9月.
 今回のドイツ鉄道旅行の第3の目的は,『レンツブルク鉄道橋』です.

 『レンツブルク鉄道橋』は,ユトランド半島の根元を横断するキール運河(北海とバルト海を繋ぐ運河で,日本ではスエズ運河・パナマ運河とともに世界三大運河とよばれています)に架かる鉄橋です.運河には大型船が通るため,運河上の高さは約40メートルと高く,しかも,その高度を稼ぐために,橋の延長は前後の斜路をあわせて約7.5キロもあります.
 橋の北側約600メートルの位置にはレンツブルク駅がありますが,レンツブルク駅から直線で到達するには橋が高過すぎるために,線路は東側にループ状に延長されています(運河の南部では駅が離れているため問題ナシ).このループ線は長径が約1.7キロもある巨大なもので,地図上で異彩を放っています(写真参照).

 実際に目にすると,『レンツブルク鉄道橋』は想像以上の巨大さでした.かなり離れないと写真のフレームに収めることができません.運河上の橋もスゴイのですが,陸上のトレッスル構造もスゴかったですね.ドイツらしい武骨かつ実質的な姿で,ホレボレしました.

 ちなみに,『レンツブルク鉄道橋』は鉄道橋としての機能のほかに,運搬橋による歩行者と車両交通の機能も果たしています.橋から吊り下げられた巨大ゴンドラが移動し,いちどに4台のクルマと60人の歩行者を輸送するんだとか.
 当日は運搬橋が工事中で運用していませんでしたが(かわりに渡し船がありました),いつかこの運搬橋に乗って対岸に渡ってみたいですねぇ.
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