食べログの皆様、こんにちは、でんちゃんです。
久しぶりに出張してきましたよ。
食育交流会に行ってきたアルヨ。
約二ヶ月に一度行われているこの会ですが、
開催当日はあいにくの大荒れの天気でした。
朝からすさまじい雨と嵐で、電車は運休になる、遅れる、木は折れているし、
まるで台風が来たようだと、でんでんがいっておりました。
そんな悪天候だったのですが、午後から雨も小ぶり、風もやんできまして、
参加者も多数盛況でした。
それもそのはず。
今回は、なんと、あの関西版のミシュラン受賞の「
とよなか桜会」のご主人、
満田さんが出汁についての講義を行ってくれるからです。
さて、まずは出汁のとり方を教えていただけました。
桜会では、昆布と、鮪節で出汁をとられるそうです。
鮪節はとても珍しく、スーパーとか百貨店でもほとんど扱っていないそうです。
鮪節は、鰹節に比べると味がマイルドだそうです。
出汁は綺麗な黄金色。
しかも、鮪節の香りがぷーんと来る、大変薫り高い出汁だそうです。
この出汁をとるというのは日本料理の肝で、
この出汁がうまいお店は、何を食べてもうまいですねと、
でんでんがいっておりました。
日本人が出汁をとるようになったのは、室町時代からといわれています。
そのころ精進料理が発達した京都に、日本海を渡り、
北海道から昆布が出汁の元として運ばれてきていたそうです。
江戸時代には、大阪でも取引されるようになり、
次第に西日本へ広がって行ったそうだ。
一方のかつおだしが広がったのが、江戸時代からといわれていますね。
当時全国からさまざまな食材が集まった食の台所、大阪でも、
大変高価な代物であり、大阪や京都の高級料亭では、
だしのとり方は秘伝中の秘伝といわれていたそうアルヨ。
出汁のバリエーションをつかった料理をいくつか味わえたそうだ。
まずは、「濃い口醤油の出しゼリー」です。
出汁にみりんと、濃い口醤油、ゼラチンではなくアガーで、
出汁を固めています。
ゼリーというよりは、少し粘度のあるスープという感じだそうだ。
出汁にしっかりとした醤油の味が絡みます。
続いて薄口醤油を使った、「小松菜の白子ゼリーがけ」
上品な風味ですが、鯛の白子がコクを出しています。
そして「鶏と鰹出しのコンソメゼリー」
今度はアガーを使わずに、出汁をゼラチンでゼリー状に固めています。
一見するとデザートのようですが、見事なお料理です。
とうもろこしが甘みがあり、それをだしが引き立てているそうですワン。
今度はお刺身です。
ちなみに青いお皿の上にのっているのは、「醤油ムース」なんだそう。
醤油と出汁をアガーで固めて、ハンドミキサーでホイップ状にするそうです。
これはなかなかコツがいるため、素人では作るのが難しいそうです。
これは食感がなかなか面白いです。
お魚に醤油のムースと、わさびを乗せて食べるのですが、
まず醤油の味、続いてお肴の味と二つの味が、
混じらない別々のしっかりとした味が楽しめるそうアルヨ。
牛ロースのしゃぶしゃぶ椀
牛ロースのしゃぶしゃぶです。
生のロースが入っているので、混ぜながら食べると、
お肉がいい具合の色合いになります。
大変美味しかったあるよと、でんでんもかのんも大満足でしたよ。
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