『2018回顧』CheapImpactさんの日記

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食の留魂録

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日記詳細

2018年はプライベートでいろんなイベントがあって、県外へ出かけた回数も多かった年でした。
食べログは、そんな旅先でお店探しするときや、地元で新規開業した店の情報得るのに利用しております。

ではまず恒例の、2018年初訪店から選んだBEST店をご披露します。今年は12店です。

じゅうじゅう亭はなれ/宇部市 焼肉
こんがりパン工房/防府市 パン
マサラ/周南市 カレー
ワンシーン/西宮市 洋食
春秋/神戸市 コーヒー
1・9亭 梶返店/宇部市 ラーメン
宮崎/山口市 定食
玄/福岡市 蕎麦
ナンディ/広島市 カレー
チャイニーズキッチン貴/山口市 中華料理
ドロシー/下関市 パン
エチオピア/東京 カレー

戴き物部門
巴裡小川軒のレイズンウイッチ/東京 洋菓子
永井食堂のもつっ子/群馬 もつ煮

大当たりの店は少なかったかなというのが、年間通しての大雑把な感想です。
それでも上記した各店は、もし食べログ投稿し、採点するなら☆4.0~5.0は固いですね。

と書いて思ったのですが、食べログ口コミでレビュアーさんがつける点って、どうも遠慮がちというか、高評価の店でも3点台が多いですね。
もっと大胆に4点や5点つけていいんじゃないかと思ったりします。


さて、2018年の食べログですが、今年も大きな機能変更ありましたね。
上期では、100文字投稿が認められたことと、コミュニティ廃止です。
これについては、2017年末の日記の継続事項としてコメント欄に書き込んでます。

そこでも書いたように、食べログはSNS化の波に完全に飲み込まれてしまいました。
100文字投稿OKが典型的な例で、短文の口コミにも市民権与えたわけです。
そしたら、それを利用したセコイ輩はやっぱり横行し始めましたね。
私が日記コメントで予想したとおりです。

食べログに投稿する目的は各人各様でしょうが、「投稿で得られる特典のため」というかたは多いと思います。
特典と言うと聞こえは良いのですが、要するにマイレージやTポイント等のインセンティブのことです。
これがなければ投稿なんてやってられるかってとこでしょうね。
私みたいにマイルもTポイントももらわず、ただ単に行った店の備忘録としてクチコミを書き、点数付けて個人的ランキング作って悦に入るなんて変人はごく少数派でしょう。

インセンティブ目的での投稿が悪いとは言いません。趣味と実益を兼ねて投稿が続けられるなら、自分にも運営側にとっても有難いことだしね。
ただ、そこには必ず影の部分というか、インセンティブ獲得機能の盲点を突いて卑劣な行為に走る者がいるのも事実です。

それに一石投じたくて、ある質問を食べログにしてみました。
詳細は伏せますが、私が質問した直後に食べログはシステム変更を行いました。
どうやら私の質問で、野放しになってた問題点に気づいたようでした。

インセンティブへの欲求がエスカレートするとどうなるか。
それが2017年に発覚した某レビュアー事件でした。
食べログから付与される特典だけに飽き足らず、ついには店との癒着となって悪事の頂点を極めた唾棄すべきレビュアーが、白日の下に曝されたのです。

その事件を知って、食べログに投稿してたのが恥ずかしいと書いたレビュアーさんがいました。
私もまったく同感です。そのかたも、私同様に食べログから撤退されました。

話を2018年に戻します。
下期に入って11月にはまた新たな機能変更がありました。
「行った」「行きたい」が一括して「保存」という機能に移行なんですと。
この機能は過去にも何回か修正が加えられ、そのたびに物議をかもしていました。
前回の変更は2015年~2016年で、多数のユーザから大ブーイングが巻き起こったのですが、私は別に困りませんでした。
投稿した店が「行った」、未訪の興味ある店が「行きたい」とシンプルに使っており、そういう利用法においてはまったく支障なかったからです。
当時の感想は2016年2月27日の日記に書いています。

ところが、今回は違いました。
「行きたい」機能で、20店くらいを登録していたところ、そのすべてが、700店以上の「行った」店と強制的に合体させられ、両者の区別ができなくなったのです。
これは完全な改悪です。「保存」なんて機能には、いったいどんなメリットがあるのか皆目わかりません。
とりあえず食べログに「保存」の中から「行きたい」の分離抽出法を問い合わせたら、やり方があって教えてくれましたが、メンドイことこの上ない。
「コレクション」なる機能あったので、そこに「行きたい」店を移動して見やすくしようとしたら、これができない。
私が苦情を申し出てから1か月以上経ってなんとか使えるようにはなりました。
以前のようなワンクリックでの「行きたい」登録が、何故こんな煩雑な手順になってしまうのか。
毎度おなじみの役立たず変更を今回ばかりは実感しました。

そもそも常識で考えて、「行きたい」という登録機能は、「未訪」かつ「今後行きたい」ということであり、「行った」とは正反対の意味を持ちます。
だからこそ、この機能は有用であり利用者もあったのです。
それを完全に抹殺・破壊し、行ったも行きたいもいっしょくたとは、またまた食べログの頭の悪さが露呈しました。

さらに、「クチコミ数ランキング」が復活しました。
全国と地方とでの投稿数によるレビュアーランクは以前あったのが廃止されてましたが、再登場です。
年末にはクチコミ数多い者を表彰するReviewer Award ってのも告知されました。

これらは、明らかに短文投稿者のモチベーションUPを狙ったものですね。
前記したSNSからのショートクチコミを、味噌糞構わずとにかく増やしたいという思惑でしょう。
SNSは数の論理ですからね。以前のようにクチコミの内容重視(200文字以上と未満での差別化)なんて言ってられなくなったわけです。

それならそれで結構。多数の口コミをかき集めたいと言うのなら大いにやればよい。
しかし、投稿規約は短文であろうと長文であろうと関係なく適用しなければなりません。
そのタガが緩んできているのが目につくのです。

食べログ投稿のガイドラインに「実際に食べた内容を具体的に書け」というのがあります。
ま、そりゃそうですよね。グルメサイトを標榜してるのだから。
しかし、ショートクチコミを認めたことにより、この規約を守っていない短文がバンバン掲載されています。
飲食内容が書かれてなければ、以前は即刻差し戻しになってたのが、最近はフリーパス状態です。

メニューに何があるかを書いただけ、店主さんの経歴や人柄を書いただけ、料理にまつわるウンチクを述べただけ、ひどいのになると、店に行ったが臨時休業で帰ったとか、店員の接客に問題があったとか、自分が食べたものは何も書いてない。そんなクチコミがまかり通ってる。
食べログはいったい何やってんだと呆れるばかりです。

さらに不思議なのは、明らかな違反投稿を通報しても、アウトの場合(差し戻し)とセーフの場合(放置)があることです。
食べた内容は書かずに、店の解説のみを書いてもいいなら、そう宣言すればよい。
それをせずに、投稿(投稿者?)によって○だったり×だったりするから、一貫性のない手前勝手サイトだと言われるのです。

食べログに投稿していたら腹が立つことばかりで、馬鹿らしくなったかたは数多いと思います。
中でも、最もそれを感じるのは、投稿が違反とされて差し戻された時です。
自分は違反とは思わないが、食べログがそういうなら仕方ない、修正して再投稿しよう。
と、スンナリ納得できれば怒りも治まる。
しかし、そうはならない。なぜか?
他の明らかな違反投稿が修正もされずに平然と掲載され続けているからです。
それを指摘しても食べログは聞く耳持たない。だから、通常の神経持つ投稿者はみんながみんな、こんな理不尽なサイトがあるかと怒り心頭に発するのです。

食べログの一貫性のなさは投稿検閲だけではありません。
店の掲載基準もそうです。
屋号の表記、ジャンル設定、閉業・休業・移転の判断、等々、店によってルールの適用が異なり、支離滅裂なのです。
我々投稿者はまだよい。店の経営者ではないから。
しかし、店にとってはたまったもんじゃないだろう。

せっかくカッコイイ英字屋号付けたのに、食べログに掲載されたらパープリンなカタカナ表記になってて愕然。
うちは中華料理店なのに、ラーメンと餃子しかジャンル記載がない。
閉業したのにいまだ掲載されてて、わざわざ来てくれたお客さんに申し訳ない。

こんな店主さんがどれほどたくさんいらっしゃるか、食べログは一度でも店の立場で考えたことあるのか。
ほんの一握りの高級店のみに光を当てチヤホヤするサイトには、全国数百万の飲食店の切実な思いはまったく伝わっておりません。

2018回顧、最後に食べログ採点の問題を今年も書いて締めたいと思います。

食べログは客側からすれば情報サイトとして使えますが、店側から見たら害毒以外の何者でもありません。
低い点つけたり、酷評する投稿者がいるからではなく、好意的で点もいい投稿ばかりなのに、食べログがつけた点数が低いために日の目を見ない店がほとんどだってことです。

それがわからぬ食べログは、御用レビュアーとグルになって、特定店のみを優遇、他店は無視の虐待サイトとして君臨しているのです。
最初は好奇心や善意で食べログ投稿始めたかたも、投稿続けてるとその悪質な実態は必ずわかります。

地元じゃ誰もが知ってる人気店Aには投稿が30件もあって、投稿者が付けた点はどれも3.5点超えばかりだ。
なのに食べログ点は3.05点。
一方で、同じ地元の聞いたこともない店Bは投稿2件で、なんと食べログ点3.55。
いったい何なんだ。このサイトは?

義憤に駆られ、それを是正してやろうと運営に掛け合っても無駄です。
語学能力のない担当者からの回答は、質問や指摘とはかけ離れた頓珍漢なものばかり。
故意にそういう低レベルな者にユーザ対応させているとしか思えません。

食べログへの投稿をせっせと行ってるかた、新規に登録して投稿を始めたいと思ってるかたに忠告します。
食べログは百害あって一利なしのサイトです。関わってはいけません。

食べログの時代は終わりました。
店の真実を知りたい、知らせたいとなれば、他のサイト利用をお勧めします。
私がこうして言うまでもなく、賢明なかたがたはとっくの昔に乗り換えてますね。

2018年12月
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