『味の素』CheapImpactさんの日記

食の留魂録

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味の素は何故こうまで嫌われるのか。

1.からだに悪い。
2.舌がバカになる。
3.不味い。
嫌う者の言い分はこんなとこか。

からだに悪いというのは、間違いだ。なぜなら、それが理由で病気になった人はいないから。
舌がバカになるというのも間違い。なぜなら、味の素で育った私の舌はバカになっていないから。
不味いというのだけは、否定しようがない。その人の味覚を私がどうこう言えないから。

個人的見解だが、味の素バッシングは「化学調味料」という名称が、多分に影響及ぼしているのではないか。
「化学」=人工=非天然素材=悪
という幼稚な理屈で。

私が子供の頃、味の素は万能調味料だった。
しかもそれを発明したのが日本人で、世界に誇れるものだと思っていたし、その思いは今も変わらない。

それがいつのまにか、やれカチョーはよくない、カチョーは諸悪の根源だみたいな風潮が広まって、使えば悪者扱いされるようになってしまった。
食べログのラーメン屋レビューなんか読んでると、特にそれを感じる。
味の素使ってるというだけで、ハイダメみたいな投稿が多すぎる。
あんたらわかって言ってんの? と、いつも思う。

私がここで説明するまでもなく、これらのカチョー悪玉論や排斥論は医学的に根拠のないものだ。
したがって、冒頭に書いたカチョー嫌いの理屈のうち、1と2を理由に反カチョー論を振り回すのはまったく的外れということ。

カチョー入り食品は不味いとう意見も簡単に論破できる。
そういう輩は、日頃自分らが食べてるもののほとんどにカチョーが使ってあるのをわかっていないから。

ムカチョーのものしか食べないという人を私は知っている。
ラーメンのスープは鶏がらや豚骨やいりこ使って自分で取る、カレールーは自分でスパイス調合して作る、ハム・ソーセージも自分で作る、当然、味噌・醤油も自家製。
徹底して無添加、天然といった素材にこだわる人で、カチョーが使ってあればすぐわかる人。
そこまでやって初めてアンチカチョーの論陣が張れるというものだ。

ところがそんな人いやしない。
皆さん、日清カップヌードルは食べるし、ハウスジャワカレー作るし、日本ハムのシャウエッセン好きだし、永谷園の朝げやミツカン味ぽんを愛用してらっしゃる。
言行不一致の最たる例である。これらすべてにカチョーは使ってあるのにね。
味の素入ってるラーメンはダメだと言えた柄か。

仕方なく食べてるんだ、せめて外食のラーメン屋ではムカチョーのものが食べたい。との反論はあろう。
では問いたい。目隠しテストでプロのラーメン食べて、カチョー、ムカチョーの区別できますか?
前述した天然素材一辺倒のかたなら100%わかるだろう。
しかし、日頃からインスタント麺も食べてる者に区別は不可能だ。

「ここのラーメンはムカチョーだから旨い。」なんて講釈たれる者に、カチョー入りのラーメンを「これはムカチョーです。」と食べさせたら「やっぱりムカチョーは違いますねえ。実に美味しい。」と言うに決まってるのだ。
カチョー云々が出てくるラーメン屋や中華料理屋のレビューなんて、私は信用しておりません。

結論。
味の素は偉大なのです。日本が生んだノーベル賞ものの大発明です。
料理してるときや、食卓で食べてるとき、「何か一味足りないなあ」って思ったことありませんか?
そういうときこそ味の素の出番。一振り二振り、ほんのちょっとでよいので使ってみましょう。
不完全燃焼だった味が、ものの見事に活性化、目の覚める美味しさに激変します。

これぞ、「旨味」。欧米諸国でも”UMAMI”として、ようやく注目されるようになりました。
味の素は、いつでもどこでも誰でも、旨味が手軽に付与できる、魔法の調味料なのです。
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