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この世はデッカいフードコートだ!!
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フードコート浜 (50代後半・男性・東京都) 認証済
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1回
夜の点数:4.4
2014/05 訪問
コント ベジキッチン
こうして、パソコンに向かっている時でさえ、搾り出すような笑いで私の口元は締りを失っている。味わいのみならず、満たされていく欲求が光景として想い起こされるからだ。『芸において、一番難しいとされるのは笑わせる(喜ばせる)こと、二番目が泣かせることであり、怒らせるのは誰にでもできる。』とは先人の言葉だが、まったくその通りだと、黄緑色の菜食の館・ベジキッチンを見て、思うのである。調理はオーナーシェフのガネーシャさんの他に二人のコック、30代とおぼしき彼ら自信からしてヒンドゥーベジタリアンなのである。野菜をきざむトントンという包丁の音、ジュージューとタワで炒める音に、彼らのヒンドゥー語の話し声がリズムをもって重なっていく。一段高い調理場(たまたまの構造だと思う)がステージさながらに、狭い店内に開放的なある種独特の空気が充満し、まるでトリオ編成によるコントを見ているようだった。ガネーシャさんはフロントマンというよりも、他の二人にネタを振らせ、自分は隙間を見つけてはマネージメントに忙しい。その光景は、ジュンと長作にボケをかまさせ、リーダーである正二がツッコミに徹するレツゴー三匹に例えることもできる。実際、儲かってもいるのだろう、高いモチベーションによって、絶間ない雑談とはうらはらに手さばきには無駄が無く自信に満ちていることを読み取ることができる。こうして、インド人がチームプレイに徹する時、おそろしい機動力と冴えを見せることとなる。真剣さや緊張感のかけらも無く、あくまで彼らのペースでコント ベジキッチンは進行していく♪メニュー構成は、南北インドにコンチネンタル(西欧)、インディアンチャイニーズと多岐に渡るが、オーナーが北インド出身ということからも、アラカルトのカレー料理は北インドが16種、南インドが7種であり、軸足は北インドにあるようだ。これまた味のある連係をみせるネパリのお姉さんにタワ・チャパティ¥250とラチャ・パラタ¥390を主食に、オーダーを入れる。(オーダーが重なった場合、提供はすこぶる丁寧で遅い。)ダル・タルカ ¥800皮付きチャナとムングの豆カレー。フワッとした口当たりにして、濃厚なコクのオイリーさとクミンの香り、トマトの酸味、ミディアムホットな辛さが平行してある。輪郭のくっきりした絶妙のボケをかまされた時のように私の唇はVの字につり上がった。ダル・タルカ三指に数えざるを得ない♪ベイガン・バルタ ¥850なすとトマトを皮ごと粗くピュレして水分を飛ばした濃厚ペースト。やくみ的刺激のパクチーときざみねぎが散らされ、ソースは濃すぎてチャパティに絡まない。その濃いコクの中にあっても、なすの苦みと食感が強調されている。メインをはれる大ネタである♪ベジ・マンチュリアン ¥750 (メニュー外)形も色も、食感さえもミートボールそのもののインディアンチャイニーズ。きざみパクチーがまぶされ、ねっとりとした歯ごたえは、材料がもはや何であるかは判別不能。トマトチリソースの絡みかたからいって、低温で長時間転がして仕上げられたものと思われる。ネタ加工の職人芸が愉しく旨しい♪グラムジャムン ¥400カッテージチーズの団子を捏ねて揚げて、シロップに浮かべたデザート。もとは甘くない生地がスポンジのごとくシロップを吸って、「砂糖+油」の黄金率の旨さ。こうくるであろうことは分かっていてもなお旨く、甘党の私には2個では少ない。ガラスの杯のシロップを一気にあおって2時間に及んだディナーを締めた♪定食屋然とした装いに、輪郭のくっきりとした分かりやすい調味だが、きわめて丁寧な手間のかけ方、そのバリエーションの豊富さから、守備としては類希な中級レストランであろうか。どれだけ思慮をはたらかせたのかは甚だ疑問だが、御徒町に出店したことは良かった。僅か1ヶ月にしてTOP5000入りである。郊外に出店していたら、こうはいかなかっただろう。中でも一番印象に残っているのは、彼らが愉しそうにやっていたこと。ボケなければ、つっこまなければ、喋らなければいられない…明日の10万より目の前の1万…真面目にやってはいけない…妙に頑張ってはいけない…選んでそうしてるのではなく、それが普通なのだ。おちゃめで、率直で、時に間のぬけた彼らの性質がそのまま料理の味に写っていく。コント ベジキッチンはいい味を出している♪
2014/06/08 更新
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大人数の宴会
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一人で入りやすい
知人・友人と
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喫煙可
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
こうして、パソコンに向かっている時でさえ、搾り出すような笑いで私の口元は締りを失っている。
味わいのみならず、満たされていく欲求が光景として想い起こされるからだ。
『芸において、一番難しいとされるのは笑わせる(喜ばせる)こと、二番目が泣かせることであり、怒らせるのは誰にでもできる。』とは先人の言葉だが、まったくその通りだと、黄緑色の菜食の館・ベジキッチンを見て、思うのである。
調理はオーナーシェフのガネーシャさんの他に二人のコック、30代とおぼしき彼ら自信からしてヒンドゥーベジタリアンなのである。
野菜をきざむトントンという包丁の音、ジュージューとタワで炒める音に、彼らのヒンドゥー語の話し声がリズムをもって重なっていく。
一段高い調理場(たまたまの構造だと思う)がステージさながらに、狭い店内に開放的なある種独特の空気が充満し、まるでトリオ編成によるコントを見ているようだった。
ガネーシャさんはフロントマンというよりも、他の二人にネタを振らせ、自分は隙間を見つけてはマネージメントに忙しい。
その光景は、ジュンと長作にボケをかまさせ、リーダーである正二がツッコミに徹するレツゴー三匹に例えることもできる。
実際、儲かってもいるのだろう、高いモチベーションによって、絶間ない雑談とはうらはらに手さばきには無駄が無く自信に満ちていることを読み取ることができる。
こうして、インド人がチームプレイに徹する時、おそろしい機動力と冴えを見せることとなる。
真剣さや緊張感のかけらも無く、あくまで彼らのペースでコント ベジキッチンは進行していく♪
メニュー構成は、南北インドにコンチネンタル(西欧)、インディアンチャイニーズと多岐に渡るが、オーナーが北インド出身ということからも、アラカルトのカレー料理は北インドが16種、南インドが7種であり、軸足は北インドにあるようだ。
これまた味のある連係をみせるネパリのお姉さんにタワ・チャパティ¥250とラチャ・パラタ¥390を主食に、オーダーを入れる。
(オーダーが重なった場合、提供はすこぶる丁寧で遅い。)
ダル・タルカ ¥800
皮付きチャナとムングの豆カレー。
フワッとした口当たりにして、濃厚なコクのオイリーさとクミンの香り、トマトの酸味、ミディアムホットな辛さが平行してある。
輪郭のくっきりした絶妙のボケをかまされた時のように私の唇はVの字につり上がった。
ダル・タルカ三指に数えざるを得ない♪
ベイガン・バルタ ¥850
なすとトマトを皮ごと粗くピュレして水分を飛ばした濃厚ペースト。
やくみ的刺激のパクチーときざみねぎが散らされ、ソースは濃すぎてチャパティに絡まない。
その濃いコクの中にあっても、なすの苦みと食感が強調されている。
メインをはれる大ネタである♪
ベジ・マンチュリアン ¥750 (メニュー外)
形も色も、食感さえもミートボールそのもののインディアンチャイニーズ。
きざみパクチーがまぶされ、ねっとりとした歯ごたえは、材料がもはや何であるかは判別不能。
トマトチリソースの絡みかたからいって、低温で長時間転がして仕上げられたものと思われる。
ネタ加工の職人芸が愉しく旨しい♪
グラムジャムン ¥400
カッテージチーズの団子を捏ねて揚げて、シロップに浮かべたデザート。
もとは甘くない生地がスポンジのごとくシロップを吸って、「砂糖+油」の黄金率の旨さ。
こうくるであろうことは分かっていてもなお旨く、甘党の私には2個では少ない。
ガラスの杯のシロップを一気にあおって2時間に及んだディナーを締めた♪
定食屋然とした装いに、輪郭のくっきりとした分かりやすい調味だが、きわめて丁寧な手間のかけ方、そのバリエーションの豊富さから、守備としては類希な中級レストランであろうか。
どれだけ思慮をはたらかせたのかは甚だ疑問だが、御徒町に出店したことは良かった。僅か1ヶ月にしてTOP5000入りである。郊外に出店していたら、こうはいかなかっただろう。
中でも一番印象に残っているのは、彼らが愉しそうにやっていたこと。
ボケなければ、つっこまなければ、喋らなければいられない…
明日の10万より目の前の1万…
真面目にやってはいけない…
妙に頑張ってはいけない…
選んでそうしてるのではなく、それが普通なのだ。
おちゃめで、率直で、時に間のぬけた彼らの性質がそのまま料理の味に写っていく。
コント ベジキッチンはいい味を出している♪