バムセ&マイケルさんのマイ★ベストレストラン 2011

おいしいものを求めて、あっちへ行ったりこっちへ来たり!

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バムセ&マイケル (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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4月、宇都宮に転勤になり、新たな気持ちで過ごした2011年。
マイ★ベストレストラン2011も、栃木県オンリーで選択してみました。美味しいもの一杯の栃木県!ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ

★そんな私の”マイベストレストラン2011”は~(^^♪

第1位 日光金谷ホテルメインダイニングルーム : クラッシックホテルで味わう、明治から受け継がれる絶品名物料理
第2位 天毬 : 五穀豊穣を願い”三汁七菜”(少し御馳走)を匠の技で戴ける隠れ家的な名店”天毬”
第3位 寿楽 : 最上級へのこだわりが、最高の一口に変わる瞬間
第4位 E・Y竹末 : 喜連川の名店「E・Y竹末」 噂に違わぬ美味さに、栃木の中心で美味ぁぁぁーーい!と叫ぶ!
第5位 霧島 : ピィンポ~ン!
第6位 黒羽観光やな : 川面を渡る風を感じて。。。
第7位 らーめん厨房どる屋 : 一夜干しの桜鯛から取った出汁のラーメンとは。。。
第8位 ふくや : 蕎麦打ち名人”高橋邦弘氏”指南の蕎麦を宇都宮で戴けるとは。。。”ふくや”で絶品蕎麦に出会った!
第9位 明治の館 : 優雅なる時間とともに。。。
第10位 クローバーステーキハウス : クローバーは幸せの象徴、元気になるレストランで幸せになろう!

★栃木県以外のお気に入りの一店~(^^)v

●浜よし:歴史を感じさせる店で、絶品の鴨料理は如何ですか!
●麺屋ごとう:人気の秘密は自家製麺にあり!
●ピッツェリアGG:食べログブロガー(?)大集合~♪
●大衆割烹ひかり:”深海魚あぶら坊主”煮付けは、はっきり言ってヤバイ美味さです!
●天ぷらのひらお天神店:東の”天すけ”・西の”ひらお”と並び称される大衆天麩羅店で。。。
●小笠原伯爵邸:旧伯爵邸で。。。
●A MIO AGIO:開店2周年だそうですが、既に大泉学園のイタリアンの名店の風格
●佐賀牛 季楽 銀座:佐賀牛の美味しさも然ることながら、一粒・一粒が凛とした艶々の”佐賀米夢しずく”の美味しさに感動!
●揚子江ラーメン本店:女子高生におちょくられて。。。
●金久右衛門 梅田店:東京に進出したら間違いなく大行列店になる”漆黒のスープ”に悶絶!
●本家第一旭たかばし本店:京都に来たら”湯豆腐”?。。。”いもぼう”?。。。いえいえ”第一旭”の特製ラーメンです。
●竹爐山房:吉祥寺の名店『知味 竹爐山房』で”名匠”山本豊氏の絶品料理に舌鼓~♪
●オーベルジュ ド プリマヴェーラ:美味しさのヒ・ミ・ツは素材にあり!

2011年も、その他、店名を挙げればキリがありません。
どの店も美味しかった、もう一度行ってみたい店ばかり。

よく食べ、よく呑み、よく通った1年でした。2012年はどんな出会いが待っているのだろう!(^^)/~~~

マイ★ベストレストラン

1位

メインダイニングルーム (東武日光、日光 / 洋食)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥4,000~¥4,999

2012/07訪問 2014/08/03

”金谷の時間”まさに時がゆっくりと。。。

【再訪4】:”金谷の時間”まさに時がゆっくりと。。。

この夏(2012年)、日光・鬼怒川・宇都宮を中心に韓流ドラマの撮影が行われる。
*韓国で超人気の漫画(日本でいえば”ワンピース”並らしい)”都市征伐”、キム・ヒョンジュン主演。韓国では若手俳優として人気NO.1だそうだが、親爺世代ゆえ知るよしもなし。

そのドラマのキックオフパーティーが日光の旅館で行わるも、何も知らないままに出席。
全くの極秘だったにもかかわらず、ホテル前には数十人の追っかけGAL(BALも含め。。。BAL=おばさん追っかけ)が100人以上集結している。彼女たちの情報収集力とバイタリティに改めて敬意を表したい。

同行した秘書2号も、仕事を忘れスマホでパシャパシャ!全く興味のない私はカメラの電源すら入れない。(笑)

はぁ、終わった!終わった!
会議も終了し『日光金谷ホテル』に場所を移し、お待ちかねのディナータイム。←ここではしっかりとカメラを取り出し料理をパシャパシャ!(笑)

今宵のディナーコースは、
●前菜(日光湯波、車海老の冷製)
●コーンクリームスープ
●お茶葉鯛のグリル
●とちぎ霧降高原フィレ肉のステーキ
●サラダ
●デザート(抹茶のアイスクリーム、自家製プディング、フルーツ添え


今回いただいた料理の中で、初めての”お茶葉鯛のグリル”
餌にお茶を混ぜて育てられた鯛は、身の中から爽やかなカテキンが生きているように爽やかな逸品。
お茶とクリームが一体となったソースに、皮がカリッ!と焼かれた”お茶葉鯛”が実に見事なひと皿だ。


”金谷の時間”はゆっくりと。。。そんな時を優雅に過ごせるホテル。
いつもと変わらず時を刻み続ける『日光金谷ホテル』年に1度は訪れたい場所のひとつだ。


★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★

【再訪3】:クラッシックホテルの最高峰!絶品のランチコースに食通達も大満足!

栃木県のいいところを県外に発信して行こう!という委員会の視察での訪問。
県内の重鎮や味の専門家、俗にいう食通達が集まってのランチミーティングを『日光金谷ホテルメインダイニング』で開催。今回はホテル側のご配慮で、通常メニューにない”美味しいものを少しづつコース”で楽しんだ。

戴いたコース内容は、
●コーンクリームスープ
●ホテル自家製パン
●とちぎ霧降高原牛フィレのステーキ 赤ワイン特製ソース
●100年ライスカレー きのこ季節の野菜とともに
●デザートの盛り合わせ
●珈琲 or 紅茶


モンスターレビューアーの再訪表記ではないが、まさに∞の美味しさ。
歴史に裏打ちされた絶品料理は、栃木県内の食通達も唸る大満足な内容だった。

年に何度も来れないが。。。←来てるでしょ!(^^ゞ
いつ来てもため息が出るようなひと時!この一瞬を味わいたいが為に、明日からまた頑張れるなぁ~♪


★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★

【再訪2】:【がんばろう 栃木!】クラッシックホテルで味わう、明治から受け継がれる絶品名物料理

「栃木のおすすめ」調査隊第13弾!
「”クラシックホテル”が、ここ数年『日光金谷ホテル』代名詞になってきましたね!」
このひと言から始まった今回の取材。

お世話になったのは、日本を代表する「クラシックホテル」、日本最古の西洋式ホテルとして余りにも有名な『日光金谷ホテル』だ。ご案内いただいたのは、私自身も普段から懇意にさせて戴いている当ホテルの販売部長小杉氏。

「昔は”クラシックホテル”といっても、何だそれは?という感じだったんですけど、今やクラシックホテルといえば、軽井沢の万平ホテルとか、奈良の奈良ホテルとか、箱根の冨士屋ホテル、横浜ニューグランドなど、名前がスッ!と出てくる。そういう時代になりましたね。日光にも以前には木造のホテルが沢山あったらしいのですが、その殆どが火事で焼けてしまったそうで。。。残っているのは当館くらいになってしまいました。」

そんな歴史と伝統が詰まった『日光金谷ホテル』は、今年で創業138年を迎えるそうだ。
日本のリゾートホテルの中では一番古い歴史を持つ『日光金谷ホテル』だが、実は創業地はこの場所ではなく、現在地から中禅寺湖方面に1kmくらい上ったところで産声を上げたそうだ。

小杉氏曰く、
「金谷ホテルの創業者は、金谷善一郎という金谷家9代目にあたる人です。
金谷ホテルと日光の出会いは、明治4年にアメリカ人宣教師であり、医者でもあるヘボン博士(Dr.James Curtis Hepburn=ローマ字の発案者)が日光を訪れたことから始まります。

そのヘボン博士が日光に来たのはいいんですが、宿泊する場所がなく困っていたんです。
それを見かねた金谷善一郎が、うちの部屋が空いていますから是非お泊り下さい。と、その方をお泊めしたのが金谷ホテルの始まりでもあり、日本のリゾートホテルにとっても一番の歴史的な出会いでもあった訳です。
その後、イギリス人女流作家(日本奥地紀行などの著者)で旅行家でもあるイザベラ・バードさんなど、沢山の外国人が日光の地を訪れるようになりました。

代々、東照宮の楽師だった金谷家ですが、ヘボン氏を自宅に泊めたことがばれてしまい、金谷善一郎は東照宮から破門されてしまいます。生活も当然困窮し困り果てていたところ、そのことを知ったヘボン氏が、「日光という地はこれから沢山の外国人が訪れるでしょうから、外国人専用のホテルとして営業を続けてみたらとどうか!」という助言を受け、明治6年から25年まで、名前を”金谷カッテージイン”として外国人専用のホテルとしてスタートしたのです。

その後、場所が手狭になったということで、この地に移って来たのが明治26年。本館30部屋から金谷ホテルの歴史がスタートしました。」

そんな歴史あるホテルでいただく料理も伝統に裏打ちされた絶品メニューが並ぶ。

虹鱒のソテー金谷風:
明治35年、当時の一番古いメニューに載っている料理のひとつ。日本全国のホテル・旅館の名物料理ベスト10で第4位にも入ったこともある金谷ホテルを代表する料理。
味のベースは、醤油・日本酒・砂糖、そしてバターが入りコクを出しソテーにした虹鱒は、ホロリとした身離れと口に含んだ瞬間に広がるバターの風味、甘辛い味が上品で絶品中の絶品。金谷ホテルに来たら、これを食べなければ!というお客様も多いそうだ。

大正クロケット:
以前は、俵型のコロッケとしてメインコースの付け合せの温野菜として出していたそうだ
現在のメニューは、現社長の井上氏が当時の料理長と考案したものだそうだが、レシピについては大正時代のものをそのまま再現してあるのだとか。
ナイフを入れると、トロリと溢れ出すベシャメルソース。カニクリームコロッケとチキンクリームコロッケの2種類があり、濃厚な味わいの中に大正ロマンが感じられる逸品。

100年ライスカレー:(小山薫堂氏プロデュース)
カレーライスではなく、”ライスカレー”なのだ
各クラッシックホテルともカレーには随分と力を入れているそうで、箱根の冨士屋ホテルに至ってはビーフカレー1杯が\3000以上もするそうだ。
100年前のカレーを再現した”100年ライスカレーは、”数種類のスパイスが複雑な味を醸し出し、後からジワリと辛さが襲ってくる。食べ終わる頃には汗が額を蔦っていた。コク深く大ぶりの具材(ビーフ)が嬉しい逸品。

歴史あるホテルで、当時のことを伺いながら戴く絶品料理。
伝統だけでなく歴史の重みを感じながらも、それを守っていこうとするスタッフの方々のご苦労が垣間見えた瞬間だった。

取材協力有難うございました。

■追記:ミニ知識 by 小杉氏
日光には男体山(なんたいさん)という山がありますが、この山は今でも二荒山神社の所有です。その男体山、別名を補陀落山(ふだらくさん)とも言います。
「ふだらくさん、ふだらくさん、ふだらくさん。。。ふたらさん。。。二荒山」、二荒、音読みすると”にこう”。。。にっこう。。。日光の由来とも言われております。


へぇ~!へぇ~!へぇ~!(・0・。) ほほーっ
皆さんも『日光金谷ホテル』へ行ったら、小杉さんの館内ツアーに是非ご参加ください。この他にも楽しい話が一杯聞けること、請け合いです! (((o(^。^")o)))ワクワク

★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★

【初訪】:【がんばろう 栃木!】日本最古の西洋式ホテルで会議=震災後の復興を祈る=

3月11日に発生した”東日本大震災”以降、原発の影響や自粛ムードの中、栃木県から観光客の姿が消え壊滅的な状態となっている。そんな状況を打破するために緊急招集された会議出席のため、”現存する日本最古の西洋式ホテル”『日光金谷ホテル』を訪れた。

以前にも何度となくお邪魔をし当館の名物料理でもある”日光の虹鱒のソテー金谷風”などを堪能したことがある。
今回は会議後の懇親会でメインダイニングを利用。

流石に「食べログ」に載せるので写真を撮らせてください。とは言えずディナーの写真はなし。

内容は、
・クリームコーンポタージュスープ
・鯖のソテー金谷風
・日光牛のステーキ
・サラダ
・デザート
・コーヒー であった


明治34年頃に建てられた”バンケットホール(メインダイニング)”でいただくディナーは、世界の著名人を唸らせたレシピを今も忠実に再現しており美食家垂涎の逸品が並ぶ。流石”金谷のディナー”たる風格が漂う。

この『日光金谷ホテル』は、歴史的・建築資料的な見地からも建物全体が重要文化財に指定され、館内の資料館に残っている数々の資料や写真も一見の価値があるものばかり。
金谷ホテルの創始者、金谷善一郎氏が1873年現田茂沢御用邸近くにカナヤ・カッテージ・インとして開業してから130余年の歴史を数える。日本の近代史の幕開けより今日まで観光避暑地日光の歴史とともに歩み続けている老舗中の老舗ホテル。


今回は、そんな金谷ホテルの1室に宿を取り、翌朝メインダイニングでブレックファーストもいただけた。
4月といえども、日光の朝は肌寒い。メインダイニングのテラスでもスチーム暖房が稼働し、春とはいえ標高の高さを感じざるを得ない。
ブレックファーストは、卵料理、ジュース、コーヒー、紅茶などを好みでチョイスすることが出来た。
また、前日までに申し出れば和食が用意できるのも一流ホテルたる所以だろう。

フレッシュなグレープフルーツジュースを飲んでいると、開業当時から変わらぬ製法で焼かれた金谷ホテルの朝の顔”ロイヤルブレット”とバターをふんだんに使用した”テーブルロール(バターロール)”が、熱々の状態で提供される。
2種類(ブルーベリー、マーマレード)のジャムとフレッシュバターでいただくパンは、職人の技と変わらぬ伝統に裏打ちされた確かな味わいで実に美味い。

メインの卵料理は”オムレツ”を選択。
ふっくらと俵型の成形されたオムレツは、ナイフを入れると中はトロトロ状態。
辛口ソーセージとの相性も抜群、付け合わせのグリーンピースのソテーやポテトとともにいただくと実に幸せな気分になる。
流石の伝統、流石の”金谷”と思わず感激。

朝食後、東照宮をはじめとした日光市内を歩いたが、観光客の姿は皆無。
震災は確かに悲劇であるが、風評や自粛でこういった2次被災地を出さないのも我々の務めではないかと強く感じる。
地元のタクシー運転手曰く、「震災以降、観光客を乗せるのは宝くじに当たるより確立が低い。住んでいる我々が安全かどうかは一番判っているんですがねぇ。」
こんな声を受けて、自分に何が出来るのだろう!と改めて感じさせられた。

がんばろう栃木!元気な栃木!
皆さんも是非!栃木に足を運んでください。


追記:
少しでも日光にお金を落として帰ろう。と思いホテルのパンをお土産に!←パン好きの妻が喜びます。

購入したのは、
チーズロード金谷ホテルで購入できるパンの中では”人気NO.1”
イス状に切ったプロセスチーズを一緒に焼きこんだ逸品。輪切りにしてみると、断面いっぱいにプロセスチーズが。。。
キメの細かな生地は、驚くほどフワフワの食感。人気の理由が判ります。

金谷マイルドカレースパイシーなカレーを入れて焼き上げられた逸品。
市販のカレーパンと違い、揚げていないのでヘルシーかつしつこさがありません。特に餡のカレーが絶品。
ホテル内のレストランで戴ける”100年カレー”が人気の同店だけに、当然と言えば当然なのだが。。。

バターロールメインダイニングでのブレックファーストでも提供されている”朝の顔”
バターをふんだんに使用したテーブルロール。

市内に2店舗、金谷ホテルのパンを購入できるバーカリーもあるので”日光土産”には最適ですよ。(^_-)-☆

  • 本館と新館を望む
  • 夜の日光金谷ホテル
  • ディナーコース(前菜)

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2位

天毬 (東武宇都宮、南宇都宮、宇都宮 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥3,000~¥3,999

2011/07訪問 2011/07/17

五穀豊穣を願い”三汁七菜”(少し御馳走)を匠の技で戴ける隠れ家的な名店”天毬”

栃木県のとある経済団体のメンバーである小生。
「栃木のおすすめ」を広く紹介する委員会の副委員長に選出され、第1回目の取材で訪れたのは四季折々の旬の素材を生かし、匠の技で手軽に懐石料理が戴けると評判の『三汁七菜 天毬』さんです。

こちらの店は、今年で創業110周年を迎える栃木県が誇る麺類専門メーカーの”オニックスジャパン”が展開する懐石料理店
オニックスジャパンは、明治33年(1900年)に大田原市(旧那須郡黒羽町)にて創業した老舗の製麺所、「美味しそう・美味しい・うれしい」を創造する企業として、国内外で業務用や通信販売の麺で有名な優良企業です。(HP:http://www.onix-jpn.com/

そんな『天毬』のコンセプトは、
”天からの恵みである四季折々の食材 毬のようにみなさまに手渡し伝えたい”(店舗パンフレットより抜粋)
日本古来からの節句(伝統的な年中行事を行う節目となる日)と食文化を結び付け、和食の伝統と素晴しさを広く一般の方々に伝えて行きたい。とのこと。
食文化に対するこだわりは、女将さんの話をお伺いしているだけでも、ヒシヒシと伝わって来ます。

そもそも節句とは、日本の宮廷において節会と呼ばれる宴会が開かれたことを指し、年間にわたり様々な節句が存在しています。そのうちの5つを江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めたといわれています。

訪れた日は、奇しくも7月7日(七夕)
この七夕も誰もが知る節句のひとつ。
平安時代には「乞巧奠(きこうでん)」とも呼び、宮中や貴族の家庭で広く行われた年中行事でした。

今回は、そんな七夕の特別懐石コース(\5.000)を堪能いたしました。
戴いたメニューは”七夕の御席”

・箸 初  養老豆腐
かえで胡瓜 銀粉 天山葵 猩猩人参 旨出汁ジュレ
コースのスタートに相応しい季節感溢れる料理。濃厚ながらアッサリとした胡麻豆腐に、冷たい出汁が掛かっておりモズクとの食感の妙も楽しい一品。

・茶 々  天の川五点盛り
穴子小袖寿司 蜀黍チーズサーモン巻き 沢蟹艶煮 鬼灯見立て(卵黄西京漬け) 山桃蜜煮
宝石箱の様な色彩は、まさに懐石料理の神髄。食べるのが勿体ないような芸術品のような料理。鬼灯見立ては、温泉卵の黄身を西京味噌に漬けたもの。日本酒との相性は抜群では!

・活 鮮  鮪 イサキ 尾長鯛
”尾長鯛”は、ハマダイとも呼ばれる高級魚。鯛に似たタンパクな食感と味だが、実はスズキの仲間。今回は”塩ポン酢”というもので戴いきました。出汁酢に塩味が塩梅よく効いていて、この時期の白身には最高の食べ方ではないでしょうか。

・冷し鉢  多喜合せ
蛸大船煮 夏大根友煮 鳴門牛蒡 伏見唐辛子 小蕃茄含め煮 団扇人参
大船煮とは、大豆と一緒に貝や蛸を煮た料理をいいます。一般的には「大海煮」とも呼ばれますが、通常煮ると硬くなる素材を、大豆と煮ることにより柔らかく仕上げることが出来る料理法。今回の蛸も、大ぶりながら、程良い食感はあるものの実に柔らかく中まで味が染みていて美味しい。まさに匠の技。

・組 肴  鰻雲流焼き
小メロンの西瓜見立て(明太子詰めもの) ゴーヤー味噌炒め 烏賊のうに焼き 辛子蓮根 無花果の胡麻和え
(今回は特別に”栃木和牛炙り焼きも出していただきました。)
コースの中盤で、こういった小鉢が沢山並んだような料理は反則だぁ!←嬉しい誤算。
一品、一品、丁寧かつ手の込んだ料理が並びます。鰻の雲流焼きは、メレンゲを雲に見立てた料理。フワフワのメレンゲと鰻が口の中で一体となり、新たな世界へと引きずり込んでくれます。
ちょっことした料理ですが、美味しかったのはゴーヤーの味噌炒め。親方に作り方を教えて戴きました。

・酢の物  鮎酢煮
胡瓜 茗荷など季節の野菜
夏魚の代表といえば”鮎”であろう。色々な食し方がありますが、”鮎酢煮”は鮎料理の中でも非常に手が込んだ一品。焼いた鮎を一度蒸し上げ、出汁と醤油、酢などで煮上げたもの。骨まで軟らかくいただけ、川魚料理が苦手な方でも美味しく食べられる匠の料理。これも秀逸な仕上がりで実に美味しかった。

・食 事  大麦麺
栃木県は大麦の生産量が全国シャア26.8%と、全国第一位を誇る。そんな栃木の二条大麦を使った麺(饂飩)が、自慢の大麦麺です。
通常、コチラの店でしか食す事が出来ない麺は、蕎麦の如き、その太さと色合い。しかし戴いてみると、盛岡冷麺を彷彿とさせる強いコシと喉ごしの驚かされます。親方から裏メニューとして教えていただいた食べ方が、饂飩汁の中にタバスコを入れること。元々まかないで行っていたとの事ですが、まさに盛岡冷麺の味わいになりドンドン食が進みます。

・水菓子  蜀黍のあいす
(今回は特別にトマトのゼリーも出していただきました。)
仄かに甘いコーンポタージュをアイスクリームにしたかの如き一品。
コースの〆というよりも、匠の技に感心しきり。季節を変えてまた来てしまいたくなるような料理でありました。

今回は取材ということで、お酒を呑む事ができませんでしたが、どの料理も日本酒とともに戴きたくなるような秀逸な料理の数々。
和食は世界に誇る文化財として登録しよう!との動きが出てくるのも納得の料理でありました。
女将さん、親方をはじめ、皆様ご馳走さまでした。  

次回はプライベートで伺います!(*^U^*)♪わくわくww

  • 古民家風の趣のある店舗”天毬”
  • ”天毬”提灯
  • 五穀豊穣を願う店”天毬”

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3位

ステーキハウス寿楽 本店 (那須町その他 / ステーキ、ハンバーグ、鉄板焼き)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/04訪問 2011/04/15

最上級へのこだわりが、最高の一口に変わる瞬間

宇都宮昼食難民、本日のランチは何処へ!
震災の対策会議出席のため那須高原へ。宇都宮から那須高原に向かう途中、何処か美味しいランチスポットはないか?と尋ねたところ、地元だけではなく他県からもわざわざ食べに来るほど美味い!と評判のステーキハウスがあるとのこと。
そんな嬉しい情報を元に訪れたのが『ステーキハウス寿楽』でした。

訪れたのは平日の昼時。
普段であればこれから新緑観賞や爽やかな高原でのスポーツなどで人気の那須高原ですが、震災の影響で観光客の姿は殆ど見られません。←日本人の横並び、自粛ムードには本当に困ったもんだなぁ。( _ _ )..........o
しかし、そんな那須高原でこの店だけは他県からの車で駐車場は満車状態!この人気には本当にビックリです。

店内に入るとランチ時とはいえ、1テーブルを除いて満席。←平日ですよ。。。(@_@)
メニュー表を見ていると、この店の推薦者、アメリカTVドラマ”LOST”に出てくるジェイコブ似のイケメンMGR”通称”ジェイコブ”君から、ここに来たらまずこれを食べてください。といわれたメニューが”那須和牛すじ煮込み”定食。
栃木のブランド牛”那須牛”の牛すじをたっぷり使用した煮込み鍋に、ご飯、味噌汁、香の物がついて¥750と信じられないようなCPです。

周りのお客様を見ると皆さん笑顔になっていますね。美味しいものを食べる時には、”人間必ず笑顔になる”とは、小生お気に入りの寿司屋小樽の八田寿司のご主人の言葉。←期待が膨らみます。(*^U^*)♪わくわくww

数分後料理が運ばれてきました。
画像では判りにくいかと思いますが、牛すじの照りが本当にヤバイです。食べる前から”美味しいオーラ”がビンビンに出ていますね。
しかも鉄鍋もこれで1人前?と思ってしまうほどの大きさ!

早速いただきます。
美味ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーい!

牛すじとはいえ、ブランド牛の肉の味は明らかに違います。
肉全体から滲み出る良質の脂の香り、甘み、プルプルとした食感。。。これほどの牛すじの煮込みをいただいたことは、これまでの人生の中では記憶にございません。
基本、醤油・砂糖・酒・味醂で味付けされ、肉や玉ねぎからの旨みが煮込み全体に広がりを与えています。言葉が出ないほど美味い。


これはもう事件です。.。*゚+.*.。(最´∀`高)゚+..。*゚+
震災の影響で観光客の少ない那須高原ですが、施設も含め全く問題がないエリアですので、絶品の”那須牛”を食べに是非、栃木県に足をお運びください。

。。。。って、これはまた来てしまうだろうなぁ~♪
ヾ(-_- )ゞエラヤッチャヽ(~-~ )ノエラヤッチャ /(._.>ヨイヨイ((~-~)ノヨイヨイ

  • 那須高原の名店”ステーキハウス寿楽”
  • 寿楽入口
  • 那須和牛すじ煮込み!

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4位

E・Y竹末 (さくら市その他 / ラーメン、つけ麺、餃子)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/11訪問 2011/11/27

喜連川の名店「E・Y竹末」 噂に違わぬ美味さに、栃木の中心で”美味ぁぁぁぁ---い!”と叫ぶ!

「喜連川温泉湧出30周年記念シンポジウム」に招かれ、さくら市までやってきました。

喜連川といえば、先日、爽黒君が自慢をしていた『E・Y竹末』がある街じゃないですか!
早速、場所を「食べログ」検索。

w( ̄△ ̄;)wおおっ!な・な・なんと、シンポジウム会場の喜連川市庁舎からすぐの場所だぁ!
「シンポジウムの前にランチ食べてきていい?」o(^^o)(o^^)oワクワク
「バムセさん!パネラーなんですから12時30分までには戻って来てくださいよぉ!」りょうかいっ ~(=^‥^)ゞ ぴっ!!

全国的に冷たい雨が降りしきる寒い1日だったため、オドオド君に運転手を頼み、僅か200mですが車で『E・Y竹末』を目指します。
人気店ゆえ土・日・祝日は行列が出来ると聞いておりましたが、流石にこの大雨なら大丈夫だろう!と思ってたら、駐車場に入る手前で信じられないような光景が!(; ̄Д ̄)なんじゃと?

開店時間(11:30)の15分前、既に12名が列を作っています。
「凄い人気ですねぇ!ここって美味しいんですかぁ?」とトンチンカンな質問のオドオド君(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ...
オドオドしながらも自慢のスマホで店舗情報を検索。「16席ありますから1回転目で大丈夫です!」だって。。。

行列に促されたのか開店時間の3分前にOPEN。
オドオド君の計算(?)通り、テーブル席で相席ながら1回転目での入店となりました。(v^ー°) ヤッタネ

店舗は「ロックンロール!」とか、E・Yの大ファンと思われる店主の思い入れ一杯の宇都宮CAROL(「E・Y竹末」プロデュースの店)とは異なり、見た目には”田舎のラーメン店”昭和の香りが漂う店構えです。
働いている店員さんも、近所のパートのおばちゃんといった感じで親切な対応。

基本の”中華そば”(醤油・塩)と濃厚鶏白湯ベースの”二代目中華そば”が中心のメニューです。
前回、CAROLで基本の”中華そば”を食べたので、本日は鶏白湯ベースの”味玉二代目中華そば”を注文してみます。

店内奥が厨房。
前回の「CAROL」でも聞こえていましたが、厨房から「麺、茹でに入りまぁ~す!」「お願いしまぁ~す!」との声が響きます。
その割には、「1・2番お願いしまぁ~す!」と出来上がりが、やけに早いです。

次々に出来上がるラーメン。声が聞こえてから麺が茹で上げるまでの時間を計ってみると、45秒から50秒程度。
あの中太ストレート麺にしては茹で時間が少ないですねぇ!
そんな事を考えていたら。。。

「お待たせ致しましたぁ!味玉二代目中華そばでぇす。」
ドンブリが置かれた瞬間、フワァァァーーと立ち昇る鶏白湯の芳醇な香り。
デフォルトで、叉焼2枚、自家製メンマ、玉葱、葱、カイワレ。。。そしてラーメンのトッピングとしては珍しい硬茹でブロッコリーとバリエーションが豊富。

まずはスープを啜ります。
チー油が軽く浮いた濃厚な鶏白湯。超がつくほど濃厚(濃度としては天下一品と同じ位)なスープでありながら、鶏がらの臭みも全くなく、野菜からのエキスもたっぷりのスープ。トッピングの玉葱の効能なのかサッパリ感が演出され、飲み干しても胃が靠れることもない優しい味わいになっています。
これだけ濃厚な鶏白湯は初めてでしたが、全く違和感なく食べ進めることができました。

45秒~50秒で茹であがる中太ストレート麺が不思議?
これだけの麺なのに短い時間での茹で上がり、しかも食感もバリカタなどということもなく丁度良い塩梅。スープをよく持ち上げスルスルと食べられてしまいます。

「CAROL」同様にデフォルトの叉焼は、分厚く切り分けられたものが2枚。
1枚がバラ部分、もう1枚が肩ロース部分と、食感も脂の甘みも違う叉焼は、美味しさ2倍は楽しめる演出。素晴らしいぃぃぃぃ!
美味ぁぁぁぁぁ----い!

名店と名高い『E・Y竹末』のラーメンを堪能し外に出ると、更に行列は長くなっておりました。

「はぁ、美味かった!」と余韻に浸っていると。。。
「バムセさん、午後のパネリスト頑張ってくださいね!」と現実に引き戻されるメールが。。。爽黒君からかぁ!(T_T)←何とタイミングの悪い奴!

今後も喜連川に来ることがありそうなので、次回はSSTやUWO、KUROなどにも挑戦してみよう!

ご馳走様でしたぁ~♪ さぁ!パネリスト頑張るぞぉ! ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ

  • 雨の日の土曜日、開店15分前で12人待ち。。。
  • らーめん屋に不釣り合いな看板、Rock’n Roll!
  • 味玉二代目中華そば(\850)

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5位

霧島 (東武宇都宮 / 日本料理、鍋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/01訪問 2014/02/02

さらば!宇都宮⑥ ピィンポ~ン!最終章 忘れようにも忘れられない、美味い酒、美味い料理、そして(美味い)美人女将

【再訪4】 : さらば!宇都宮⑥ ピィンポ~ン!最終章 忘れようにも忘れられない、美味い酒、美味い料理、そして(美味い)美人女将

私の送別会を大好きな女将・・・いや、『霧島』で催してもらった。
(最後は此処で!と決めていたが、結果的には”一見さんお断りの店”を管理職者全員に紹介することになり反省)

ピィンポ~ン!
このインターホンのボタンを何度押したことだろう?そのたびに胸がときめき、息子が元気に・・・イタイ (。_+)☆\(-.-メ)モシモシ
「ご無沙汰してしまって!さぁ、お炬燵を用意しましたのでどうぞ!」相変わらずの”お・も・て・な・し”だ。
この接客をされたら、栃木を訪れた外国人観光客は一度で魅了されることだろう。

本日もおまかせコース(飲物込¥6400.-)
女将:「今日は月に一度のサービス・デーなんですよ!」
バム:「えっ!もしかして女将の・・・」∞\(^0^)/▽下着プレゼント!!
女将:「焼酎、日本酒(四季桜)、ビールの中からお好きなものをサービスします。」
バム:「なぁ~んだ!」(゜゜ )☆\(^^ ;)☆\(`-´メ) つっこみのつっこみ

●烏賊明太 : 烏賊と明太子の組合せを初めて思いついた人は天才か?よほどの酒飲みか?
●つぼ鯛の粕漬け : 塩梅と脂の乗りが最高の逸品。この店にしてこの魚あり!
●季節の野菜とわかめの煮物 : 煮物が美味い店は何でも美味い。
●きぬかつぎ : 添えられた”柚子味噌”との相性抜群。
●特選栃木牛のしゃぶしゃぶ : 栃木A5ランクの特選和牛・・・もう飽きた!(嘘!嘘!)
●ねぎとろ : どこに行っても鮪が美味い。栃木県って不思議な県だ。
●バラ寿司 : 〆に寿司飯は口の中をリセットしてくれる

★瓶ビール(麒麟)
★日本酒(栃木の銘酒”四季桜”)ぬる燗
 : 蔵元が小さいため東京ではなかなか買えない栃木の銘酒。

忘れようにも忘れられない。美味い酒、美味い料理、そして(美味い)美人女将の”お・も・て・な・し”
私が栃木に戻ってくるころには、此処にいるMemberに荒らされていないことを願いながら。。。( -。-)スゥーーー・・・ (ノ ゜口゜)ノさらばじゃああああああああ
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【再訪2・3】 : ピィンポ~ン!第2章

「栃木のおすすめ調査隊」の忘年会で再訪。
この半年間、栃木の美味しいものを食べて来たメンバー誰もが認める『霧島』

今日もインターホンを押しちゃおぅ!
ピンポ~ン!
「は~い!ただいまぁ~♪ いらっしゃいませ!お久しぶりですねぇ~♡」
扉の内側の暖簾を上げ美人の女将さんが鍵を開ける。←鼻の下が伸び切っているのが判る。( ̄〓 ̄)ノ女将!久しぶりぃ(社長風)

「お寒いですよねぇ。今日は”お炬燵(おこた)”にしておきましたから。さぁさ!お入りください。」←もうこのまま女将と二人っきりで。。。なんてo(^^o)(o^^)oワクワク
そんな訳もなくメンバーが次々に到着。←もっとゆっくり来ればいいのにぃヾ(--;)ぉぃぉぃ

「1年間、お疲れ様でしたぁ~♪来年もよろしくお願いしまぁ~す!乾杯ぁぁぁぁぁーーい!」
前回のRveでも書いたが、此方の店は芯からゆったりと寛ぐげる店。美味しい料理と美味しいお酒、そしてなんといっても美人の女将さんの心細やかな対応。

今回戴いたお料理は、(おまかせコース、飲み物込¥7000)
●先付7種盛り(〆さば、お浸し、ちくわ胡瓜、ひじき煮物、茄子とパプリカの素揚げ、おつまみ豆、蒸かし里芋)
●銀ムツ西京焼き
●お造り
●特選栃木牛のシャブシャブ
●デザート
(飲物はビール、日本酒、焼酎などからお好みで)

決して奇を衒った料理が並ぶ訳ではないけれど、手作りの心のこもった料理が疲れた心身に沁み渡る。
いいねぇ~♡ 大好きですよこの店! 女将さん!来年もよろしくおねがいします。<m(__)m>

(追記)
翌日、爽黒君チームの忘年会に招かれた小生。
爽黒君(一見爽やか実は腹黒らしい。。。)から「バムセさん!0次会は何処にします?」との申し出。
1次会の店ろばた屋とう兵衛から至近距離の此方に2日連続で来てしまった~♪

爽黒君がどうしても連れて行け!と、うるさくて。。。(((o(^。^")o)))ワクワク

次回から単独行動の爽黒君の姿がカウンターで見られるかも。。。ヾ(--;)ぉぃぉぃ単独行動は許さん!
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【初訪】 : ピィンポ~ン!

ピィンポ~ン!
「は~い!ただいまぁ~♪ いらっしゃいませぇ!お待ち致しておりましたぁ~♡」

「栃木のおすすめ調査隊」の会合のため利用したのは、宇都宮市内を流れる釜川脇の路地を入った処にある、知る人ぞ知る(宇都宮の財界人の間では超有名らしい。。。)”一見さんお断り”(?)の小料理屋『霧島』(もちろん「食べログ」初登場だ。)

今回はある方からのご紹介で予約が取れ、初めての訪問となった。
事前に入店ルール(そんな大袈裟なものではないが。。。)を聞いていたので戸惑わずに入れたが、こちらの店、玄関に鍵が掛かっているため、中から開けて貰わないと店に入ることが出来ない。
というか、店の明かりは点いているものの暖簾すら外には出されいていない。俗に言う”一見さんお断り”の店なのだ。

”一見さんお断り”の店に入れるって、ステータスを感じてしまうのは私だけだろうか?
大衆酒場オンリーだった私にとって、全く別世界の出来事。
しかし、そんな店に限り敷居が高く、気難しい親父さんがやっていたりして窮屈なイメージがあるのだが。。。

そんな予想とは反し、玄関を開けてくれたのは和服がよく似合う美人の女将さん♡
「はじめまして!さぁさぁ!喉がお渇きでしょうから、まずは冷たいビールをどうぞ!」
促されるままにグラスにビールが注がれる。 

いやぁ~♪いい雰囲気ですねぇ~!
他のメンバーが居なかったら、女将さんとふたりで。。。(笑)

店内はカウンターと8~10名サイズの座敷が1室。
女将さん、おひとりで切り盛りしているとのことですが、お客様ひとりひとりに気を配り、居心地がよい空間を演出している。

料理はお任せで¥2000~¥6000
今回は¥6000のコースをお願いしたが、な・な・なんと代金には飲物代も含まれている!(驚)

(今回のコース料理)
●酒のつまみに最適な6品ほどの小鉢料理。
●つぼ鯛の一夜干し
●刺身の盛り合わせ
●栃木牛のしゃぶしゃぶ
●デザート

*新幹線の時間が気になり途中退席した私だが、デザートは”ホームランバー”だったとか!

★:ビール、栃木の銘酒”四季桜”

料理は全て女将さんの手作り。
酒呑みが好みそうな料理が少しづつ上品に盛られた小鉢は、どれも美味しく、つい呑み過ぎてしまう。魚が美味しい”海なし県栃木”だが、此方で戴いた”つぼ鯛の一夜干し”も脂の乗りも良く実に美味い。
女将さん曰く、つぼ鯛は大体こんなものですよ!と謙遜していましたが、塩梅も実に見事な逸品だった。

普段の日はゴルフ帰りの方々もいるとのことで、午後3時からの営業とのこと。
「今度は是非、おひとりででも気軽にお越しください!」と女将。

オフィスの同僚も連れて来てあげようか!と一瞬頭を過ぎるが。。。やっぱり秘密にしておこっと!(o^^o)ふふっ♪

  • フリーのお客様は入れません
  • ピィンポ~ン!
  • 店外看板もひっそりと。。。

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6位

黒羽観光やな (大田原市その他 / 郷土料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2015/08/14

川面を渡る風を感じて。。。

「栃木のおすすめ」調査隊第4弾!
 今回お世話になったのは、”とちぎ「食」の回廊”(栃木県内のオススメ情報)でも一押しの『黒羽観光梁(やな)』

 こちらの簗が掛かる那珂川(栃木県那須町の那須岳が源流とされ、茨城県ひたちなか市と大洗町で太平洋に注ぐ一級河川。関東内第3の大河でもある那珂川は、関東随一の清流としても知られる。)は、関東でも鮎が遡上する川として、この時期多くの釣師で賑わいを見せる人気のエリアでもある。(那珂川水系には知事の許可を得ている簗は全部で6か所ある。)

今回お話を伺ったのは、黒羽観光簗漁業組合常務理事の増渕誠一氏。
増渕氏曰く「こちらの黒羽(くろばね)簗は、個人の所有ではなく旧黒羽町の人達が45年ほど前、株を出しあって観光簗漁業組合を設立して観光客の方々に那珂川の美味しい鮎を食べて貰いたいと言う主旨で始まった。」そうだ。
「歴代の組合長は当時の町長にお願いし、現在の組合長は現大田原市長が務めます。ただし、市が直接運営に携わっている訳ではなく、観光PRなどの連携を取って、地域の活性化につなげている。」

 簗の営業期間は5月1日から11月の第1日曜日(または振替休日)までだが、簗漁は県の条例があり7月から10月31日までとなっている。(この期間は休みなし)この期間に来られる観光客は、県内外から約2万人ほど。夏場の栃木NO.1のお薦め人気スポットだ。

 こちらの簗で年間に捕れる鮎は約1500キロ。
那珂川を遡上する純天然の鮎は、年間1000万匹とも言われ、漁業組合で放流する稚魚500万匹と合わせ川で成長し捕れた鮎は全て”天然もの”として提供される。那珂川水系全体での漁獲量は年間数10トンにもおよび、その漁獲量は四国の四万十川を凌ぎ日本一だ。
簗で捕れる鮎を”落ち鮎”と言い、春に遡上をした鮎が夏ごろまで那珂川の清流の苔を食べて成長し、秋口に卵を抱え海に帰る。その鮎に対して簗を仕掛け、その簗に落ちるので”落ち鮎”と言うのだ。

増渕氏の話は続く「平水時は、鮎も命掛かっているから絶対に簗に近づかないんですよ。その辺までは来たって、絶対にこっちには来ないんだよね。そして、いよいよ海に帰る頃になった大水の時に鮎が動くんです。ただ、鮎は海に帰る習性があるので、いよいよ10月位になると、平水の時でも夜になると動きだすんです。だから、その時期は朝来ると簗に一杯鮎が落ちているんだよ。」
よって夏場は家族連れの観光客のために簗を設置してはいるが、実際の漁獲量としては9月中旬から10月上旬までが一番多く、1日で数十キロも落ちてくる。

 ここで捕れた鮎は、基本的に全てお客様に食べて貰うことを目的とし、併設するレストランで美味しい鮎料理の数々を戴ける。
そんな調査隊4名が今回戴いたお料理は、

*鮎の刺身:★4.5
他の川魚と違い、清流の苔しか食べない鮎は爽やかな独特の香りと淡白な味わい。
この時期の鮎は脂も充分に載っていて、口に入れた瞬間に甘みすら感じる逸品もの。コリコりとした独特の食感で臭みも全くなく、川魚が苦手な方でも、これであれば食べることが出来るほど。
今回は、山葵醤油で戴いたが、すだちを絞り塩で戴くのも一興かと!

*鮎の塩焼き:★4.0
魚大好きおやじの小生は、頭から丸ごと戴きます。
はらわたの苦みと、爽やかな香り、脂が載り甘みすら感じる身が一体となり鮎の醍醐味を丸ごと感じることができる。
生簀から引き上げられ、そのまま調理された鮎は身のしまり具合も良く、市中などでいただく料理とは一段も二段も美味さのレバルが違う。この塩焼きを食べるだけの目的で訪れたい逸品。

*鮎釜めし:★4.8
増渕氏一押し。鮎は食感やはらわたの苦みを考慮し、三枚におろしたものを炊きこむそうだ。
捌いた骨や内臓から取った出汁で炊いているので、ごはんの一粒、一粒にまで鮎の香りが染み込んでおり実に奥深い味わいとなっている。具は地元で捕れる山菜などが入り、紅生姜の酸味がいいアクセントになっており完成度が実に高い逸品。正直、これまで食べた”釜めし”の中でも3指に入れてもいいほど。。。
他にも、”鮎のあらい”や”鮎のフライ、鮎田楽”などの鮎料理を堪能することが出来る。

増渕氏によれば
「今年は、原発の影響で毎年来られている幼稚園の遠足や小学校の林間学校なども中止になっているところが多いのだとか。」風評被害が、こんなところにまで出ている事に、驚きを隠せない。

こういった伝統漁法を体験するとともに、ひがな夏の1日、川面の渡る風を感じながら、ゆったりとした時間を過してみませんか!
是非、栃木県に足をお運びください。m(__)m 
自称、栃木県観光大使バムセでした。(^^)/~~~

  • 黒羽観光やな入口
  • 黒羽観光やな
  • 家族連れには格好の場所です

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7位

らあめん厨房 どる屋 (東武宇都宮 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/08訪問 2013/09/01

海の味がする”冷鯛らーめん”中途半端な冷たさではないキンキンに冷えたスープに職人の心意気を感じて

【再訪3】 : 海の味がする”冷鯛らーめん”中途半端な冷たさではないキンキンに冷えたスープに職人の心意気を感じて

宇都宮昼食難民、本日のランチは何処へ!

UNK★座りRve UPのためクソ暑い中、此処まで歩いて来てしまった。(オフィスから約700m徒歩8分)
我ながら何をやっているのだろう?と思う。(笑)

これで店が臨時休業だったら洒落にならんで、お嬢さん!
そんな不安も吹き飛ばす如く、店の前には幟がはためく。此処『らーめん厨房どる屋』は、小生的には会社からの徒歩圏内では3指に入るらーめん店(『ラーメンキャロル』、『元町家』が他の2本指)

夏限定の”鮎らーめん”があるか?と思うも、幻の”鮎らーめん”は8月最終土・日の2日間限定だという。
土・日にわざわざ東京から出て来ようか!と考えている”らーめんバカ”に”春・夏限定!冷鯛らーめん”の文字が踊る。
こう暑いと食べたくなる”冷やしらーめん”なれど、本家『栄屋本店』に勝る店はない!との思いから滅多に頼むことはない。

ただ、此処なら期待が持てる。此処の店主が作るらーめんは他店とは一線を画すオリジナリティーがある
熱き身体を鎮静させるためにも”冷鯛らーめん”を注文。サイドメニューの”ほっぺたごはん”(小)も外せない。

●冷鯛らーめん
同時に入ったこの猛暑にネクタイ&上着をキチンと着こなすダンディ親爺を全く注文が被る。
対面のテーブルに座るも、バツが悪いと思ったのか小生に背を向けた席に坐りなおした。(笑)

程なく”冷鯛らーめん”が同時に運ばれて来た。
これほど透明ならーめんスープは見たことがない。レンゲにすくって写真を撮るも余り意味がないように思われる
叉焼も自慢の店だが、さくら市ブランドの”あさの豚」の叉焼の色合いが美しい。
スープを啜る。

キーンと冷えたスープが尾骶骨にショックを、その後アントニオ直伝の延髄切り!
”冷やしらーめん”と謳うもので、これほどまでに冷たいスープがあっただろうか?生ぬるいスープに〆ていない麺を入れる店は星の数ほどあるが、此処まで気を配った”冷やしらーめん”は初めてだ。
コクのある桜鯛の出汁は、優しく身体に染み渡る。冷たさがスープの味をひき立たせ、まさに海の味がするスープに感動。

これ以上の表記は、文才がない小生故、逆にわざとらしくなるので止めておこう。とにかく絶品!今まで食べた”冷やしらーめん”中NO.1かも知れない。

●ほっぺたごはん(小)
ほっぺたが落ちるかと言えば。。。冷やしらーめんの印象が強すぎ、でも美味い!

海の味がする”冷鯛らーめん”は、中途半端な冷たさではない。キンキンに冷えたスープに職人の心意気を感じて!と言うのが総評!
たかが”らーめん”されど”らーめん”。らーめんの奥深さに∞の可能性を感じた逸品。d(^-^)ネ!
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【再訪2】 : 5種類の叉焼食べ比べ!完成度の高いラーメンに新たな美味さがプラスされ。。。

宇都宮昼食難民、本日のランチは何処へ!

昨年、宇都宮に赴任早々に訪れて以来、ご無沙汰だった『らーめん厨房どる屋』に1年半ぶりに再訪してみました。
こちらのラーメンは、日本でも珍しい”一夜干しの桜鯛”から取った出汁で作られた逸品を出す店として、宇都宮では3指に入る人気店。

暑かった夏が終わり少し肌寒さを感じた10月のとある日、爽黒君を連れ立っての訪問です。o(^^o)(o^^)oワクワク
”限定”の2文字に弱い小生が今回戴いたラーメンは、5種類の叉焼が入った”鯛だし焼豚麺・限定デラックス(那須の白美人ねぎ入り)”を注文。

●鯛だし焼豚麺・限定デラックス(那須の白美人ねぎ入り)
ラーメンと5種類の叉焼は別々に提供されます。
ラーメン丼には、山盛りの”那須の白美人ねぎが。。。その上からカンカンに熱せられた”ネギ油”が掛けられます。ジュワァァァァーー!
立ち上る葱の香ばしい匂いに、期待が一気に脳天を突き抜けます。

シャキシャキの甘ぁぁぁーーい”那須の白美人ねぎ”と、鯛だしのスープはコクと深みが一体となり素晴らしい逸品に仕上がっています
胃にすぅぅぅぅぅーーと染み渡るアッサリ系のスープは、他店では味わうことのできない一杯です。

麺は中太ちぢれ麺。ポキポキとした硬めの茹で加減が小生の好みにぴったり。
小麦の風味が心地良く、アッサリ系のスープとベストマッチで完成度100%の逸品。

5種類の叉焼は、豚ロース・豚バラ・ほっぺた(あさのポーク)・やわらかほっぺた(あさのポーク)・八溝ししまるイノシシ叉焼。
食感も甘みも味わいも全て違う叉焼は、それぞれが美味く、それぞれに味わいがある。これは美味いなぁ!ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ

久々に訪問の『どる屋』でしたが、これからは再訪頻度が高まるだろうなぁ!そんな一杯があることが限りなく嬉しい小生でありました。
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【初訪】 : 一夜干しの桜鯛から取った出汁のラーメンとは。。。

宇都宮昼食難民、本日のランチは何処へ!

ラーメン好きの小生にとって、宇都宮で絶対はずせない店が『らーめん厨房どる屋』

宇都宮に転勤が決まり、何処か美味しいラーメン店があるかなぁ~♪と「食べログ」検索をして目を付けていた店。
アクセスの悪い場所にあるにもかかわらず、訪れた日の「食べログ」評価でも3.54と高評価。これは期待できそうだ!o(^o^o)o(^o^)o(o^o^)o ウキョキョキョ

宇都宮市役所脇の細い路地を入った所に目指す『らーめん厨房どる屋』はあった。
”らーめん”の幟が立っているので”らーめん店”と判るが、知らなければ場末の喫茶店のような雰囲気が漂う。

訪れた日は、あいにくの雨。
そんな日にもかかわらず店内はほぼ満席状態だった。

年代物のカウンターの椅子に座り店内に掲げられたメニュー表に目を通します。
メニューは基本的に”一夜干しの桜鯛”で出汁を取った、いわば”変わり種”のラーメン。
叉焼にこだわりがあるらしく、叉焼の種類により6種類、醤油と塩とで味の選択が出来、那須産の白美人葱のトッピングといった興味深いメニューもある。

そんな中から選択したのが”鯛だしバラ叉焼ラーメン”に那須の白美人葱をトッピング。
麺の茹で加減、味の調整も可能とのことで、麺を硬めに調整して貰う。

宇都宮のラーメンに造詣が深いレビュアーさんによれば、こちらの”ほっぺた叉焼”なるものが絶品らしいが、訪れた日は既に売り切れであった。カウンターの目の前が厨房になっているが、大掛かりな設備はなく奥のスペースで調理をしており工程は全く見えない。後でラーメンが運ばれてから納得したが、麺の茹で上げ時間が2分ほどと短い。目の前で仕上げの盛り付けをしているラーメンは別の方のものだと思っていたら小生のラーメンであった。

「少しお待ちください。油を掛けますので。。。」
と言われ待っていると、ミニサイズの小鍋にカンカンに熱い油が入っており、トッピングに載せられた”那須の白美人葱”にジュワァーという音とともに掛けられた。

”一夜干しの桜鯛”で取った出汁とは如何なるものかと思っていたが、目の前のスープは琥珀色に透き通ったあっさり系。
スープを啜ると、仄かに甘みが口いっぱいに広がり、あっさりとしていながらも出汁がよく効いた完成度の高い逸品であった。

このスープにはこの麺と思われる、中細ストレート麺(ちょっとウェーブが掛かっているかな)。コシがあり実に考えられた一杯だ。

今回はバラ叉焼を注文したが、厚さ1.5cmはあろうかと思われる手製の叉焼がゴロゴロと入っている。
トッピングの”那須の白美人葱”も甘みが強く、油で熱せられてスープにコク深さを増していることも計算のうちだろう。

これからの季節、期間限定で”鮎だしラーメン”も登場するらしく案内が出ていて興味をそそられた。

宇都宮にまた楽しみな店を見つけた瞬間であった。

  • 宇都宮市役所横の路地にある名店『どる屋』
  • 春・夏限定!冷鯛らーめん(2013.08)
  • あさの豚の叉焼やメンマ、那須白美人葱を絶品(2013.08)

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8位

ふくや (東武宇都宮 / そば、丼)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/06訪問 2011/06/11

蕎麦打ち名人”高橋邦弘氏”指南の蕎麦を宇都宮で戴けるとは。。。”ふくや”で絶品蕎麦に出会った!

宇都宮昼食難民、本日のランチは何処へ!
「バムセさん、一緒にラーメンを食べに行きませんか?」と爽黒君(一見爽やかそうなルックスですが、実は腹黒だとか。。。)からのお誘い。「いいね~♪何処に行くの?」、仕事中いつも祈っている部下(別に信心深い訳ではなく苦しい時の何とやら)も一緒に、ラーメン店を目指します。連れて来られたのが宇都宮市役所前。

「確か、この辺りに塩ラーメンの美味しい店があったんですが。。。あっ!バムセさん、すみません潰れちゃってますねぇ。1月号の雑誌のラーメン特集に出ていたんですけどね。」
「まぁ、ラーメン店は栄枯盛衰が激しいし、客の判断早いからね!じゃあ!近くの美味いと評判の饂飩屋ぶつをのうどんに行ってみようか!」
トボトボと歩く3人。

「あっ!バムセさんぶつをのうどん休みですよ!」
そんな経緯があって(←どうでもいい経緯)訪問したのは、宇都宮の蕎麦屋では3指に入ると評判の『ふくや』でした。

コチラの店、蕎麦好きの”宮っ子”なら誰でも知っているといわれる評判の蕎麦屋さん。
何でも蕎麦好きのご主人が、20年間趣味の蕎麦打ちから、どうしても店を持ちたいと脱サラをして昨年5月に始めた店とのこと。店構えも雰囲気が良く、ちょっと敷居が高そうな小料理屋風です。
暖簾をくぐると”JAZZとカクテルの街”だからなのか、ご主人の趣味なのかJAZZが店内に流れ、落着いた雰囲気です。

メニューを拝見すると街の蕎麦屋といったメニュー構成ではなく、蕎麦食いが集う専門店のような内容。
”ざる蕎麦”が¥600と、CPは悪くないですね。って、えっ!”かき揚げ”¥100、どんぶり物¥150、CP悪くないどころか非常に良心的な価格設定じゃないですか!
しかし伺ったのが平日の14:00過ぎだったこともあり、どんぶり物は売り切れとのこと。←残念っ!
蕎麦好きの小生は、”ざる蕎麦”と”田舎蕎麦”を、それに¥100の”かき揚げ”も注文してみました。

薄暗く雰囲気のいい店内には、店の取材記事が置かれています。
蕎麦が出来上がるまで暇潰しに読んで見るかっ!どれどれ。。。ん・ん・んぅぅぅぅ!! 
そこに書かれていた内容に、びっくり!

先ほども紹介したように、コチラのご主人は蕎麦好きが高じて自ら蕎麦屋になってしまった脱サラ組ですが、な・な・なんと、あの蕎麦打ち名人達磨 雪花山房の高橋邦弘氏に”そば打ち指南”を受けたとのことです。
高橋名人の蕎麦は、今から20数年前に椎名町にあった『翁』という蕎麦屋で一度だけ食べたことがありますが、その素晴らしさに感動を通り越して放心状態になった経験があります。宇都宮で弟子とはいえ、あの高橋名人直伝の蕎麦に出会えるとは。。。

まず運ばれて来たのは”ざる蕎麦”
打たれている蕎麦は、その鮮度にこだわり常陸産の玄そばを、その日に食べる分だけ石臼で製粉しているのだとか。
運ばれてきた蕎麦は、1mm程度の細麺。透き通るような緑がかった色合い
で、嫌がうえにも期待に胸が躍ります。
まずは何も付けずに戴いてみました。
蕎麦の香りが鼻に抜け、コシ、舌ざわり、喉越しともに申し分のない逸品。うん、美味しいです(←○ーム191さん風)ではなく、
美味ぁぁぁぁぁぁぁーーーーーい!

これに合わせるつゆは、カツオの本枯れ節、2年物のシイタケ、コンブで出汁を取ったものに、かえしは『並木藪』系の濃い口醤油に若干の甘露系の醤油も加え、醤油本来のコクと香りを出しているとのこと。
薬味には、生山葵、小口の”さらし葱”、大根おろしが付き、蕎麦の種類のよって楽しめます。

1枚目を食べ終わった絶妙のタイミングで”田舎蕎麦”が運ばれて来ました。←ちゃんとご主人が1枚目の食べ進み具合を見ています。素晴らしいおもてなしの心です。
”田舎蕎麦”はご存知の通りに蕎麦皮を一緒に挽いて蕎麦の香りが更に強い蕎麦通好みの蕎麦ですが、コチラの方が蕎麦自体に弾力があり、繊細さは”ざる蕎麦”の方が感じられました。
”田舎蕎麦”も秀逸な蕎麦でしたが、おろしで食べると風味が増すということを改めて発見いたしました。

顔見知りの”寿司屋”のご夫婦が食べに来ていたり、プロも認める絶品蕎麦。
伝説の蕎麦に触れ、心も豊かになった1日でした。

ご馳走様でした~♪ これは何度でも通ってしまうだろうなぁ~!o(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワクワク

  • 宇都宮の蕎麦の名店”ふくや”
  • ”ふくや”宇都宮の絶品蕎麦店
  • ”ざる蕎麦、かき揚げ”

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9位

明治の館 (東武日光、日光 / 洋食、ステーキ、オムライス)

3回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999

2020/10訪問 2020/10/16

日光で洋食を食べよう‼️

本日のサラメシ‼️
例幣使蕎麦/洋食と迷った末に同行者の希望を尊重し、東照宮脇にある洋食の名店「明治の館」で名物「日光舞茸のバターソテー」「オムライス/昔のコロッケ添え」を堪能する。

「日光舞茸のバターソテー」は今までの舞茸の概念が変わる唯一無二の逸品。これだけを食べるためだけに日光に来る価値あり
■料理写真館
・口コミを書く時間がなくお蔵入りになる可能性が高い画像たち。
折角なので料理の雰囲気を味わっていただくため画像のみUP!


■おすすめ度:★★★★★★★★☆☆
■顧客属性:観光客、FMY、CPL、洋食好き。歴史好き、親爺
「栃木のおすすめ」調査隊第7弾!
今回お世話になったのは、日光二社一寺に程近い『西洋料理 明治の館』

場所は、JR日光駅方面から東照宮の方へ向かい、大谷川に掛かる日本三奇橋のひとつに数えられる神橋の交差点を右折。木々の緑が目に眩しい日光不動苑内に建つ石造りの洋館が、レストランとして利用されている。
建物の歴史は古く、蓄音機を初めて日本に紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーン氏が、明治末期に別荘をして建造したのがこちらの館。(建物自体は2006年に国登録有形文化財に登録。)

レストランとしての創業は昭和52年。当初は日光金谷ホテル前に位置するみはし(昭和48年創業)で営業を行っていたそうだが、縁あってこの建物で営業することとなり、明治時代に由来しその頃の洋食を中心にメニューを構成し今に至っているのだそうだ。
*洋食はいわゆるフレンチとは違い日本人に合わせた料理のことをいい、本来は西洋料理ではなく西洋風和食なんだとか。その証拠として全ての料理がご飯のおかずという発想になると思っていた方がいい。(総務部八木澤氏:談)

レストランのコンセプトは、「明治時代に西洋館として建てたもの、その時代から脈々と今に伝わる洋食を多くの方々に味わっていただきたい。」(宇井取締役:談)だそうで、今尚その志は従業員全員に浸透している。

日光といえば云わずと知れた「金谷ホテル」を中心とした西洋料理の歴史が息づく街。そんな「明治の館」で味わう自慢の西洋料理を味わってみよう。

■当日いただいた料理
*日光まいたけの鉄板焼:★4.5
こだわり抜いた”日光まいたけ”のバター焼きだが、これが単なるバターソテーではない。
素材自体が素晴らしく、その味をダイレクトに味わって戴きたい故、調理方法は至ってシンプル。舞茸をバターでソテーし醤油で味付けをするのみ。しかしこの舞茸の美味しさに驚きを隠せない。軸の歯応え、香りが市販の舞茸とは全く違う。
この舞茸、実は『明治の館』が栽培も手掛けているそうで、独自の製法により出荷前に太陽に充分当てたり、水分を蒸発させることで、軸を太く香りも芳醇な逸品に仕上げている。
年間を通じて栽培している舞茸の中では、おそらく日本一美味しい舞茸だと自負する。←この料理を食べる為だけでも、充分に行く価値あり!

*湯波と干瓢のサラダ:★3,8
栃木県地産地消の料理。
日光の湯波は全国的にも有名だが、実は干瓢の生産量も全国NO.1の栃木県。その特産物を惜しげもなく使用した料理がこれ!
湯波と干瓢で、その他の野菜を太巻風に巻いき上げ、和風のドレッシングを掛けて戴く。
この料理で使用する湯波は日光湯波 ふじやの極上湯波を使用。繊細な湯波と干瓢の食感、和風ドレッシングとのバランスも実によく、コクがありながらもサッパリとした味わい。彩りもよく目にも鮮やかな一品。

*生湯波と八汐鱒のスモーク:★4.0
栃木県名産”八汐鱒”と、日光2大湯波の老舗海老屋長造の生湯波を使用した料理。
八汐鱒のスモークと生湯波に、アボガドと山葵から作ったソースを載せながらいただくオードブル。
スモークされた八汐鱒は、仄かにチップの香りを纏いながらも癖がなく、湯波とソースを載せていただくと実に爽やかな料理に仕上がっている。
一見、和風ぽい味ながら”洋食屋さん”の型に嵌まらない特色を充分に出ている料理と言えるだろう。

*タンシチュー:★4.0
他店のタンシチューに比べ明らかに柔らかい。その秘密は七輪と練炭で、コトコトと数時間煮込むのだそうだ。
しかし、その製法は判っていてやったのではなく、そのやり方で調理してみたら偶々このようなタンシチューに仕上がった、正に偶然の産物。
それが理由で日光のガス屋さんは、今でも『明治の館』のために”練炭”を仕入れているのだとか。。。
そんなこだわりの”タンシチュー”は、箸で切れるほど柔らかく艶々のデミグラスソースを纏ったその姿は、まさに洋食の王道そのもの。濃厚ソースは野菜の旨みも凝縮され絶品もの。これだけでもご飯が進む。

*特撰とちぎ和牛サーロイン(200g):★4.0
”とちぎ和牛”の条件とは、①栃木県産の黒毛和牛であること、②栃木JAが開発した餌を食べさせること、③その中で霜降りの具合がA4等級以上であること、その3つの条件をクリアしたものだけが”とちぎ和牛”というブランドを掲げることが出来るのだそうだ。
ただ、”とちぎ和牛”の歴史は浅く、まだ20年ほど。そんな中でも「明治の館」は極めて早く扱い出したとのこと。現在は全て”とちぎ和牛”に切り替え一緒になってブランドを育てており、現在、東日本では前沢牛でも米沢牛ではなく、おそらくNO.1ではないかとのこと。
今回戴いたものは、厳選された”とちぎ和牛”の中でも最高級のサーロイン。かなり霜降りで口入れた瞬間に蕩けてしまう。脂身が甘く美味い!それ以外に言葉が見つからないほどの絶品。

*チョコロール:★3.8
周りのチョコレートケーキは苦味が効いて大人の味。中の生クリームとの相性は抜群。
ケーキ自体、小麦粉を使用していないため、口の中で蕩け食べた時の口溶け感が素晴らしい。後味爽やかで口の中でべた付くことが一切ない秀逸なロールケーキ。

*洋梨のタート:★3.5
シロップに漬けた洋梨をタルトにしたケーキ。
ホール自体もしっとりとして、こちらも甘さ控えめ。洋梨の香りが全体を包み込み素朴な中にも伝統がしっかりと染込んだ絶品のタルト。

*チーズケーキ(ニルバーナ=日瑠華):★4.0
創業当時から提供している「明治の館」さんの代表的なケーキ。
”ニルバーナ”という名称自体、輪王寺から付けていただいた名前。”ニルバーナ”の意味は、仏教用語で涅槃の意味。いわゆる「悟りの境地」なのだそうです。本来は別の意味があるのかもしれないが、「明治の館」としては、食事の最後で「悟りに導くもの」、それに適った内容のケーキという意味で付けているそうだ。(宇井取締役:談)

デンマークからチーズケーキに合う良質のチーズを輸入し当時の製法そのままに作っているとのこと。(チーズケーキのチーズは間違いなく世界一。)
甘いものが苦手な方でも、戴けるほど甘さと酸味のバランスが絶妙で、甘いにもかかわらず甘さを余り感じさせないのが、パティシエの技。味の薄いもの同士で美味しいものは出来ないとのことだった。(八木澤氏;談)

近代日本と西洋文化が混然一体となり数々の遺産を生んだ明治時代。
そんな時代が育んだ豊かな西洋料理をゆったりと楽しめる店、そんな「明治の館」で、優雅なる時間を。。。

ご馳走様でしたぁ~♪ 取材にご協力いただき誠にありがとうございました。m(__)m

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10位

クローバーステーキハウス (烏山 / ステーキ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2011/09/18

クローバーは幸せの象徴、元気になるレストランで幸せになろう!

「栃木のおすすめ」調査隊第6弾!

今回お世話になったのは、那須烏山市興野町のあるステーキをはじめ、ハンバーグやシチューといった西洋料理で評判の『クローバーステーキハウス』さんです。

場所は、JR烏山線烏山方面からR259(蛇姫通り)を北上し、清流那珂川に掛かる赤い大きな興野大橋を渡った高台にあります。
ナビに従い車を進めて行くと、指示された場所には中世のヨーロッパの古城を思わせるような建物が見えてきます。
駐車場に入ろうとすると、平日の15:00という時間にかかわらず数多くの車が止まっており、その人気の高さにびっくり!

お話をお伺いしたのは、統括支配人の佐々木豊さんと、店長の矢板由紀さんのおふたり。
佐々木さんは2010年4月、大田原市浅香にOPENした姉妹店Cafe&Restaurant クローバー ボヌールの総支配人兼トレーナー、シェフパティシエ、そして写真家でもある多才でかつダンディな方。
また、店長の矢板さんは、地元烏山市の出身。高校卒業後、こちらのレストランに就職し9年間で店長に抜擢された笑顔が素敵な女性でした。

矢板さん曰く、
こちらのレストランは、1990年3月に”お客様と共に食を通じて、みんなで幸せになれるよう”4人のスタッフで始め、今年で21年目を迎えるそうです。店名のクローバーは、「四つ葉のクローバー」=幸せをもたらすと言うことから名付けられたのだとか。
今でこそ、人気店になり従業員も多くなりましたが、開店当時は4人だけで店全般を運営し、厨房もホールもそれぞれが全てを担当し、あわただしく働いていたとのこと。

そんな店のこだわりは、「フレンチの技術をベースにし、自由な発想・素材を駆使し心から”うまい”と思える料理をあなたに。。。」その言葉通りに、型に捕らわれない美味しい料理を開店当初と変わらず、今も提供し続けています。
店の食材は、和牛からオーストラリア、アメリカ牛を使用。数社の卸業者にお願いし、その時の一番良い状態の肉を使っているのだそうです。餌にもトウモロコシなどの穀物を食べさせることによって日本人好みの味に仕上げているとのことでした。

今回は、こちらの店を我々調査団にご推薦いただいた、㈱浅沼経営センターの島田理恵さん(取材モデルとしても同行戴きました。)と一緒にご自慢の料理を戴きます。
(*佐々木氏曰く:取材でのポイントは、料理写真を撮ってもらうよりも食べている所を撮って、美味しい!という顔の方が店にとっては嬉しいそうです。=食べログのレビューにも通じるところがあるかな?)

プチコース:★3.8
オードブル(魚介類のゼリー寄せ、テリーヌ、鯛のカルパッチョ)、スープ(コーンクリームスープ)、サラダ(自家製ドレッシング添え)、ヒレステーキ、デザート(ベリーのシャーベット)からなるコース料理。
プチコースでありながら完全にフルコーススタイルで、女性の方などには充分のボリューム。コース料理に付くパンは、東京自由が丘の名店「空」http://www.cafe-sora.jp/からわざわざ取り寄せているこだわりよう。

ハンバーグステーキ:★4.5
玉葱や繋ぎが一切入っていない粗挽きの牛100%で捏ねあげたハンバーグは、ナイフを入れると溢れんばかりの肉汁と上質の香りが周囲に立ち込め、見るからにジュウシーな完成度の高い逸品。
粗挽きゆえに、弾力ある歯応えと噛むほどに肉の旨み、甘みが感じられ実に美味い。メニューの中でも人気が高いのも頷けるハンバーグです。

あさのポークのソテー:★4.5
さくら市(旧喜連川町)の「あさの牧場」で生産される”あさのポーク”を厚切りのまま焼上げた逸品。豚肉なのにサシが多く、肉にも脂にも旨みがあり、栃木県豚バローショーで何度も最優秀賞を受賞している栃木が世界に誇るブランド豚。
素材本来の味で勝負するのは、よほどの自信がないと出来ないこと。その点でも肉の仕入れに自信がある証拠。
その絶品のポークに合わせるのが、フランス、カメルグ産の天日塩。←お土産に買いました。(^v^)
この塩自体を合わせることによって、脂身の甘みが増し牛にも負けないほどの旨みが感じられ実に美味い。

かいのみのステーキ:★4.0
本日はオーストラリア産の牛を使用。
かいのみ=腹身(横隔膜)は、元々ホルモンの一部だったそうで、”内臓協会”という組織が海外では内臓料理が流行っていると言うことで独占してしまった経緯があったそうです。(厳密に言うとヒレも内臓なんだとか。)その後、北海道の業者が”腹身”の美味しさに目を付け、宇都宮の「ステーキ宮」が全国に広めていったとのこと。
今回は、自家製青唐辛子のソース、柚子胡椒、フランスカマルグ産の天日塩でなどで戴きました。腹身特有のしっかりとした歯応えながら、筋張った所が全くなく肉本来の旨みが凝縮されていて実に美味しい。

(*自家製青唐辛子のソースは、青唐辛子を輪切りにして醤油1:だし汁1で漬けこんだもの。この周辺の方々は、余りの美味しさにレシピを教わり自宅でも作っているそうです。佐々木さん曰く、そのうち烏山の名物になるのではとのこと。)

牛すじの煮込み:★4.0
本来はお酒の”お通し”としているものを特別に出して戴きました。
何時間もじっくりと炊きこまれた牛スジは、醤油、赤ワイン、砂糖などで味付けられコラーゲンタップリでトロトロの食感。
醤油、ワイン、甘みのバランスが実によくこのままご飯に載せて食べたい衝動にかられた逸品。

今回の取材では、美味しい料理を沢山戴き、個人的にも充分満足出来るものでしたが、それ以上に、創業者のひとりである佐々木さんのお話を聞くにつけ、その類まれなる才能と誰にも負けない情熱をヒシヒシと感じることができたことが印象に残りました。

その情熱が若い従業員さん達に伝わり、ますます成熟された店に発展されている元気な店、それが『クローバーステーキハウス』の原動力だと確信し取材を終えました。

ご馳走様でしたぁ~♪ 取材協力ありがとうございました。m(__)m

  • CLOVER STEAK HOUSE 看板
  • 中世のお城のような外観
  • 正面玄関(重厚な雰囲気が漂います)

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