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夜の点数:4.6
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.6
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|雰囲気 4.6
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|CP 4.2
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|酒・ドリンク 4.6
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.6
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| 雰囲気4.6
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| CP4.2
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| 酒・ドリンク4.6 ]
美味しく、楽しく、鱈腹で満足
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カワハギ 肝ポン酢
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穴子生地焼き
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カワハギ 肝、紅葉卸
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コハダ そぼろ
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漬け
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鯵 浅葱、大葉
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マキ海老
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穴子 ツメたっぷり
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2009/11/15 更新
ヨーロッパと中国の営業が美味しいお寿司が食べたいと言うことで大好きな「小笹」に予約。毎度のことだが、喜んでもらえ、最高の食事になった。
■ お店
新橋駅から歩く。場所は初めての人は分かりにくい。新橋駅方面から、華やかな並木通りに入り、右の歩道を進む。ホテル(コムズ銀座)の横を通り、ミツワ自動車の展示場にある赤いポルシェを横目に見ながらゆっくり細い路地を探す。上に「小笹寿し」の小さな看板のある細い路地に入るとそこは別世界。時間が止まってしまったような路地にある。
引き戸を開けて入ると、いつもの様につけ場の中からご主人と弟さんと言われるもう一人の握り手が笑顔でカウンターの向こうで迎えてくれる。女将の歓迎の言葉で、カウンター席に収まる。
まずはビールを頼む。もちろん黙っていても「ゑびす」。
■ 料理
その日の仕入れたネタで、美味しくアレンジしてもらえると信じているから「お任せ」にする。
「つまみますか」でお刺身が出てくる。このお店のお刺身は最高だ。こういうお店に来るとお刺身も厚さや温度など新鮮さや仕事以外にも重要なファクターがあることを認識できる。
- ひらめ。昆布締め。厚めで脂肪分をほとんど感じない食感にほとんどの海外の人は必ずビックリする。そして、味、風味だけでなくこれが引き立つ温度に今まで彼らが食した刺身とはまったく違うと感動するようだ。
- コハダ(小鰭)。酢がほんのりで当らないのが良い。日本人には人気の寿司種も、外人にも分かるのかどうか分からない。美味しいと言っているのを素直に取っておこう。
- カワハギ。これから肝が美味しい季節。薄作りで紅葉おろしとあさつき(浅葱)が添えられている。肝ポン酢でいただく。脂肪が少なく、あっさりした身ともったりした肝の絶妙な組み合わせを楽む。カワハギが終わったら、別の小鉢の茗荷の繊切りと緑の海草のオゴで肝ポン酢を残さずいただく。
- 穴子生地焼き。このお店のスペシャリティと説明すると興味深々。あと、穴子には胡瓜が付き物とも。あっという間に食し満足の様子。
- 漬け。久しぶりに美味しい漬けをいただく。鮪は外人さんは好きだが、こんなに美味しい鮪は初めてと身振りが大げさになる。ご主人も反応の大きな彼らを見て楽しんでいるようにも見えた。
いずれも、欧米人は頭で食する部分があるので、ちょっと解説するだけで喜んでもらえる。
飲み物だが、ビールは口を湿らすくらい。お寿司はお酒である。冷酒かぬる燗が好み。銘柄を指定しなかったのでいつもの「鄙願(ひがん)」と確信している。
「にぎります」と言うことでお寿司に。
電車の中で、お寿司の食べ方にルールはあるかと聞かれたので
今日は「おまかせ」であること(オーダは特に必要ないこと、Do not worry)
お寿司では絶対お醤油を使わないこと(煮きりや煮ツメなどの説明も)
寿司はテンポ、皆で同期(synchronize)し、出されたらすぐ口に運ぶこと
(出た瞬間口に運んでに美味しくなるように考えられているとも)
できれば手で
このうち、お醤油はOK、手は半々。出された瞬間食べるは、如何せん会話を中断して食べることのできない方々、これは最初のほうだけだった。
お寿司は一貫ずつ出される。これが珍しいと隣に座った人が。
- 鯛。湯引きして昆布〆してある。最高。
ここで失敗。写真を撮って欲しいと言われていたのだが忘れてしまった。私は寿司は出されたらすぐ口に運ぶものだと思っているので、写真を撮る間も無く食べてしまっていた。
- カワハギ。肝と紅葉おろし載せ。分かっていたつもりなのに、習慣とは恐ろしい、ここでも出された瞬間口に運んでしまい、隣から私の分を撮って欲しいと言われて気がつく始末。がつがつした感じに見られていたかもと、何と無く恥ずかしい。
- きす(鱚)。これは”Kiss"というんだででしばらく盛り上がる。仕事がしてある。
- コハダ。そぼろ載せ。先ほど刺身で食べたと皆気がつく。そして、どっちが美味しいかと。皆、寿司の方が好きだと言うことに。
- 漬け。寿司と刺身では厚さが違うので食感が、またシャリがあるので味わいが違うと。寿司がまろやかとこちらも寿司に軍配が。どっちも美味しいのだから、それぞれ楽しめばと思うのは私が日本人だからか。
- とろ。これは海外でも「トロ」で通じる、外人に分かりやすいネタ。でも、こんな美味しいトロは初めてという。「そりゃ、そうでしょう...」。
- 蒸し鮑。甘いツメに海苔の帯。ヨーロッパ人には”Abalone"は喜んでもらえるネタ。一方、硬い生の鮑のお寿司しか食べたことしかない人がほとんどなので「ほう」と言う。
- 鯵。浅葱と大葉刻み載せ。これは実は微妙に思っている。口にした瞬間水を感じるから。これは脂の乗った鯵への仕事だと思うのだが...
- 煮蛤。ツメはちょっと甘い方。これもきちんと仕事がしてあって、江戸前の粋を感じる。
- マキ海老(車海老)。えっ、「お任せ」でマキ海老は始めてのような。ほんのり暖かさの残る、甘みのある味が濃い海老だ。これには、皆、暫し無言。
- 赤貝。これも仕事がしてある。
- 墨烏賊。なかなか。
- 穴子。ツメは甘いほう。たっぷりの甘いツメでデザートのよう。別腹に入るので問題ない。
シャリは小振りだが、ネタは大振。魚を楽しむようにできている。一貫づつ出されるも満足感があるのはこのおかげ。お酒飲みには都合がいいのだ。
途中で潮汁が出た。また、ガリは甘くなく私好みだ。
■ 感想等
「お任せ」が終わって皆満足。この後、お客は私たちだけになり、ご主人、弟さん(英語で話されたので皆びっくり)、女将さんと会話が弾み楽しい食事会は盛り上がってお開きとなった。
日本人にも最高のお寿司屋さんだが、外人にも喜んでもらえる。ご主人、女将さんにはいつも感謝。
残りの写真などは、こちら
http://atxfushigi.exblog.jp/12950171/