assyassyさんのマイ★ベストレストラン 2010

食咗飯未呀?香港では挨拶代わりに「ご飯食べた?」と声を掛けます。

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assyassy (男性・埼玉県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年も美味しいものを食べる気持ちを持続させてくれた好奇心と
強靭な胃袋に感謝しています。そしてその気持ちに答えてくれた
素晴らしいお店と、魔法使いのようなシェフたちにも感謝しています。

マイ★ベストレストラン

1位

割烹 やました (京都市役所前、三条、三条京阪 / 海鮮、日本料理)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥5,000~¥5,999

2017/08訪問 2017/09/12

久しぶりのやました、やっぱりここが好き

京都で一番好きな店。
久しぶりでした。まずは大将にご挨拶とご無沙汰のお詫びを、、。
病欠しておりましたと。

遅ればせながらの鱧の焼き霜づくり。
落しよりこちらの方が好き。カンテキで皮だけ炙ってもらって。
めいたカレイは薄造りで、骨皮は揚げ煎餅にしてくれますよ。

京都に帰省したら1回は行きたい店です。

2013年再訪
京都に帰省、東京から同僚を迎えて久しぶりに焼き鱧、鱧しゃぶ+初物の松茸を
堪能いたしました。美味しかった。やましたの大将、ごちそうさまでした。


2011.10再訪
三連休前に関西支社への出張を半ば強引にセット。
堂島での仕事を終えて、新快速に飛び乗りいそいそと向かったその先は、
もちろんやましたさん。

大将はじめずらりと並んだ板さんたち、懐かしい面々です。
なんと大きな水槽の中ではクエや大きな鯛、
まだまだ美味しそうな鱧も元気に泳ぎ回って出迎えてくれました。

大将にお勧めをたずねると、虎のいいのが入っているとのこと。
早速、てっさにしていただきました。今シーズンお初でした。
はやる心を押さえきれず、写真を撮り忘れてしまいました。

大将に生け簀のクエを指差して、旨そうな奴泳いでいますねと、
水を向けると、切身があるから煮物が美味しいとのレコメンド。
いただきました。鋭い骨の間にある弾力のあるプリプリの身の美味しいこと。
クエという魚は本当にうまいです。

目の前には松茸の篭があってチラチラ目線。
大将に何が美味しいかたずねたら、天婦羅もいいと仰るので、
おねがいしました。焼きや土瓶蒸しも素敵ですが、
天婦羅もサクサク感とほわんとかもす松茸の香りが堪らないです。

閉めには若狭の鯖寿司とお椀を作ってもらい、いただきました。
店を出るときは、何時ものように大将自ら通りまで出て見送っていただきました。
京都に帰ってくるとまずやましたの料理が食べたくなる。
これって、郷愁ですね。


2011.7再訪
大阪で仕事を終えて京都へ、もう9時も回っていたので、もしかしたら山下もピークを過ぎて
空いているかもと淡い期待を込めて電話をしてみました。
ラッキーなことに1席あるとのこと。急ぎ足で駆け付けました。
いつもながら、大将始め笑顔で迎えていただき、心地よいですね。
鱧は前回いただいていたので、お勧めをうかがうとトリ貝の良いのと、鱸の良いものが入っている
ということで、両方いただくことに。トリ貝はお刺身で、、。スズキは洗いでいただくことに。

新鮮で肉厚のトリ貝に舌鼓を打つことしきりです。
鱸の洗い、これも三杯酢でいただきましたが美味しいのなんの。(写真撮り忘れ)
隣の御仁が頼んだ賀茂茄子の味噌田楽が美味しそうだったので、それも所望。
赤味噌と白味噌の2トーンでやってきました。これも美味しいです。梅錦がすすみます。

ここで大将に何か美味しいものをとお願いしたら、サザエのガーリック炒めを作ってくれました。
新鮮なサザエ丸ごと1個使った豪快なもの。割烹なのに大将の技はイタリア料理人も
青ざめるほどの腕前です。いやー、今晩もごちそうさまでした。
これだからやました通いは止められません。

2011.6再訪
鱧の季節です。この日のやましたは鱧をいただくのがコンセプト。
昨年暮れ、東京に移ってからは初めての訪問。6カ月のブランクがあるのに暖かく迎えていただきました。

なんといっても鱧の焼き霜、これを食べないと京都の夏はやってきません。
いつもながらカンテキで皮目だけを炙ってミョウガと生姜と二杯酢でいただきます。
う~ん、たまりません。

そして鱧しゃぶ、実は鱧料理の中では一番美味しいと思っている料理です。
鱧の出汁に淡路の玉葱の甘みが重層してこの出汁をすするだけでなんという贅沢なんでしょう。
さすがやましたの料理は小生の生涯の割烹と位置付けただけのことはありました。
もちろん最後の雑炊が美味しいのなんの。

お刺身は大将お勧めの平らぎ貝をいただきました。何と貝丸ごと一個、
平らぎ貝の船に乗ってやってきました。帆立と違い独特の食感が楽しめます。
こういう豪放磊落なところがやましたの醍醐味なんですね。

また来月、祇園祭の頃に行けたらいいなあ。いつもいつもごちそう様です。


2010.12.23(木)は永観堂の叔母を伴ってお昼ご飯頂きました。
お昼は初めてでしたが、美味しいお刺身と鴨ロース、鰆の西京焼き、炊き合わせ
素晴らしい蜆の赤だし、ご飯とデザートをいただきました。

2010.12.25(土)は従姉妹と、今年最後のやましたです。
オコゼの刺身、身も美味しいですが、肝もまた美味いのなんの。久しぶりのオコゼ丸ごといただきました。
おなじみかぶら蒸しもこの店の大定番。
それからアワビの丸ごとバター焼き、バルサミコソースの香りがたまりません。
ふぐ白子のニンニク風味醤油焼き、表面香ばしくカリっと、中はトロトロトロ~リ。
もうこの世のものとは思えないほどの美味しさ。(完全に誇大表現制に引っ掛かりそうです)
鯖寿司、欠かせない美味しい一品。いつもいただくまでは帰りません。

2010.12.11(土)+2010.12.17(金)再訪
またもや東京より客人を迎えて。東京から客人が来るとなると同席しようがしまいが、
この店を紹介して文句を言われたためしがない。一様に感激し、リピーターとなってくれる。

11日はカワハギの刺し身、モロコ焼き、子が入って美味くなってきていました。
こしびの焼き霜、大根おろしをまいていただくおいしさといったら、、。

馬刺しもここならではのまるでボタンの花のような美しさでいただけるのが好いです。
それから定番の蕪蒸し、これだけでも酒がすすんでしまいます。
もちろん自家製の鯖寿司も美味いんだなあ。
大将の国の酒、手取川もいけるんです。
この日はやました仲間のともちゃんにも会いました。

17日、この日は仕事を終えてから接待、大きなオスの蟹を一杯丸ごといただきました。
なんと言う豪勢なことか。足も、身も、爪も、味噌も、もう沈黙です。
最後は甲羅酒とも思ったのですが、あまりの大きさにお勧めにしたがって
甲羅ご飯をいただきました。身と味噌とご飯を甲羅に詰めて焼きおにぎりのように
焼き上げていただきました。なんと言う贅沢、なんと言う香ばしさ。
はぎの薄作りの頭の身をお吸い物にしてくれたのでそれを伴にいただきました。
手取川、梅錦、酒に合う料理の数々、堪能しました。

2010.8.13(金)+2010.8.16(月)再訪

13日の金曜は東京からの客を迎えて
16日の月曜は京大に勤めている従姉妹を伴って五山送り火の後に伺いました。
鱧の焼き霜、この店以外では食べたくないほど美味しいです。
以前バーナーであぶって出した店がありましたが、論外です。

鱧饅頭と松茸のお椀、天にも昇る心地です。

美山の天然鮎の塩焼き、背越しにしてもおいしかったかも。
そして菜っ葉の炊いたのも絶品。いやはや、

13日の金曜はコシビの焼き霜もいただきましたし、
鱧しゃぶも、、。いつもながら感服です。

2010.06
夏の鱧をいだきに久しぶりにやましたに伺いました。
東京から客を迎えて奈良を散策した後、7時に再集合。

相変わらず最初にいただく突き出しの美味しいこと。
仲間を待ちながらこれだけでビール2杯お代わりをしてしまいました。

そして料理に。鱧の焼き霜、大将の包丁捌きを見るだけでも
期待感が脹らみます。そして皮目だけをさっと炙っていただき、
生姜と二杯酢でいただく鱧のほんのりと甘く、ふくよかな香りを堪能していると、
鱧って本当に魚辺に豊なんだなあと実感がわいてきます。

そして贅沢にも鱧しゃぶにも挑戦。
これはこれでなんとも良いお出汁が出て、美味さが口いっぱい広がります。

白随喜の炊いたのも歯ざわりと良い味わいといい、
こんな美味しい随喜はめったにいただけるものではあのません。

青海苔をまぶした小芋も、いつもながら絶品。

そして、桜海老の掻き揚げ、香りといい味わいといい、サクッ・しっとりとした
揚げ加減といい文句なしです。これで天茶をいただいたら、という誰かの発言に
強く共感した小生でした。

次は五山送り火の日を予約して、ほろ酔い気分で店を後にし、
寺町二条のお洒落なバーカルバドールにお邪魔しました。

【以前のレビュー】

09/11再訪
会社の同僚で美人マーケッターのTYさんとご一緒しました。彼女とは二度目
同じ京都在住なので、シーズンごとにあちこちで美味しいものいただくことにしています。。

やましたはもう秋の味覚から冬から春の味覚へと様変わりしていました。

今回いただいたのは
◆河豚のてっさ
美しい小振りの皿に透き通るような河豚の薄造り、そして真ん中には身と
そして皮の下のプリプリしたところが、、紅葉卸とあさつきでいただきます。
川之江の美味しい酒「梅錦」が進みます。

◆のどぐろの塩焼き
半身のもの頭からバリバリかぶり付いて目玉までじゅるじゅるしてしまいました。
のどぐろって何故にこんなに美味しいんだろう。いや贅沢。

◆烏賊のてっぱい
シャキシャキしたうどの歯ざわり、ねっとりとした烏賊の食感、青葱の彩、
それらを爽快にまとめる酢味噌の味わい、しかも酒のすすむこと。

◆蕪蒸し
蕪の美味しさと優しさ、それをじっくりと味あわせてくれる葛の滑らかさ。
これぞ京都にあることの幸せ。

◆モロコのかんてき炙り
もうモロコがでていました。こちらのは琵琶湖産の天然物。養殖ではありません。
これを丁寧に網焼きして一つ一つ供していただきます。これは生姜と二杯酢で、、。
モロコを網の上で頭から逆立ちさせて焼く姿がユーモラスです。

◆鯖鮨
鯖が分厚くて、油がのって美味しいです。〆のご飯は絶対これに限ります。

◆筍のお吸い物
鯖鮨のお供にはやさしいお吸い物を、、。
今回は鹿児島産の初物筍(もう新物を掘っているそうです)
香りがいいですね。刺し身で食べたいくらい。

◆柿とキーウィー
柿は酔い覚ましにいいし、キーウィーはさっぱり。

やっぱり結局この店に帰ってくるんだな~。


09/09再訪

今回はこの店のご常連で美しい女性Tさんと店内で待ち合わせ。ワクワクです。

相変わらず活気が良いですね。
大将を中心にずらっと並んで威勢よく仕事をされている
板前さんたちの姿を見るだけで元気が出ます。そして生簀には
元気よく泳ぎ回る鱧をはじめとする魚たち、
そしてカウンターの上には岩牡蠣や松茸や蟹などがうず高く盛られています。
これを見るだけでさあ何を食べようかと心が高鳴ります。
もちろんメニューから選ぶことも出来ますし、
おまかせのコース料理だってあるのですが
、ここの醍醐味はなんと言っても目の前の板さんと差しの真剣勝負で、
素材と料理の仕方を決める瞬間です。

この夏はずいぶん鱧も食べたし、なんていっていると
「初物の河豚が入っていますよ」なんて
心のつぼをぐっと捕まえるようなレコメンドが飛んできます。
ご一緒させていただいたTさんに目配せするとOKのサインなので
それを「テッ刺」にしていただくことにしました。

きれいな皿に並べられた透き通った河豚の身のきれいなこと。
それを浅葱に巻いてもみじおろしのポン酢でいただきます。
季節を先取りした贅沢です。皮のプリプリとしたところも美味しくて、
河豚ってなんて美味しいんだろうと、毎年の事ながら感嘆することしきりです。

グラスでお願いしたビールがなくなろうかというタイミングを見計らうように
、Tさんが「シャブリ」をオーダーしてくれました。
割烹で白ワインなど小生にはまったく思いもよらない発想だけに、
少しびっくりするとともに、さすが大人の女性は違うなと感心してしまいました。
寿司屋に行っていきなりカシスオレンジくださいという
TPOもわきまえないション便臭い(失礼)ジャルたちとは違い、
そこは心得ておられます。その前に岩牡蠣の炙りも頼んでいたので、
オイスターワインがいいにきまっています。

その岩牡蠣も磯の香りをたっぷりと発散させていて、ミルキーで美味しいんです。
シャブリを一口、岩牡蠣をフムフム、もうたまりません。
ちょっと前に舞鶴で岩牡蠣丼を食べ損ねていたので、
舞鶴の敵はやましたではたしてやりました。

「ちっと大ぶりですが、車海老の良いのが入っているんですが、、。」
もちろん相手にとって不足はありません。お造りでいただきました。
車えびは大きすぎると味が落ちるといわれますが、ぜんぜん。
身がプクプクしてやがて甘ねっとりしてそれは美味しいです。
「頭はどうします」と聞かれてすかさずTさん
「素揚げにしてフレッシュトマトソースでいただきます」。
むこれですよ、食を楽しむ心意気というのは。いや、
ひとつで二度美味しいというのはこのことです。
割烹でイタリアンテイストを味わう、こんなリクエストに応えてくれるのもやましたならではです。

カウンターの真ん中に松茸があって、それが気になっていたので、
Tさんに「土瓶蒸しにする」とたずねたら、焼がよいとおっしゃるので松茸焼をお願いしました。
そうですよね、王道を行かなくちゃあ。
それにしても今年は早々と唐橋に続いて松茸の当たり年です。
炭火で焼く松茸は香りが良いですね。

たまらず梅錦をいただき、松茸の香りの余韻を芳醇なお酒の香りに重ねて楽しみました。
良くぞ日本に生まれけりですね。
小生、仏蘭西帰りになって詠嘆の辞を唸るの巻きになってしまいました。

〆はいつもの鯖寿司。しっとりと美味しいのですよ、やましたの鯖寿司。
またしても大満足の夕餉でした。


  • 生ビール
  • お通し
  • 鱧の焼き霜

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2位

旅亭 萬葉 (四十万 / 料理旅館、日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2010/04訪問 2010/04/13

料理長 藤井弘氏が編み出す珠玉の懐石料理を堪能

桜も最後の週末、押し寄せるおびただしい観光客を尻目に
サンダーバードに飛び乗って混雑する京都を脱走。
金沢方面に向かいました。何と贅沢にもグリーン車の旅です。
京都でお花見弁当とビールを買い込んで、いざ出発進行。

土曜日の宿は料理が美味しいと評判の宿、辰口温泉の「旅亭 萬葉」。
小松の駅まで旅館の車で迎えに来てもらいました。

部屋は洋室と和室を組み合わせた快適な部屋でした。
最初に自家製和菓子とお濃茶の歓迎を受けました。
和菓子を頂いたのは3年ほど前に[a:26015091,とらや 一条店]の茶寮で求肥を使った
あまり甘くないもの以来でしたが、この和菓子もとても上品で、
甘いもの苦手な小生の口にも合いました。

まずは温泉にドボンと浸かってじっくりと旅の疲れを癒した後、
湯上り室で電動マッサージチェアに身を任せてうっとりとした気分に浸っていると、
「女将が作った蕨餅を置いておきますので、後でどうぞ」
という声が掛かるではないですか。
2コース約30分のマッサージを終えた後、
お櫃に入った蕨餅を小皿に取り分けていただきました。
もちろん黒蜜は控えました。これも上品で黄粉の香りが香ばしくて美味しかったですね。
この湯上り室ではお茶、冷たいお水、エスプレッソコーヒーがセルフサービスでいただけます。

夕食は6時半から。楽しみにしていた藤井弘料理長の腕に撚りを掛けた料理が
いよいよ味わえるとあって胸も高鳴ります。
料理はくずし懐石でおおむね以下のような内容でした。

◆食前酒 
万葉オリジナル柚子酒

◆先附
山菜流し甘海老叩き
山葵、芹、土筆、白胡麻ひたし、飯蛸旨煮木の芽添え

◆先吸い 
蛤身丈貝射込、餅麩、菜花、桜大根、木の芽

◆お造り 
朝捕地魚三種盛、中トロ昆布巻き、平目、しま海老、いしり醤油添え

◆温物 
竹の子万寿

◆焼物 
炮楽焼 のどぐろ汐焼、石川芋、竹の子木の芽味噌焼

◆凌ぎ 
鯛とろろ飯、糸海苔、あられ添え

◆進肴 
帆立酒蒸し、海老、アスパラ、、椎茸、能登の塩、あわせ味噌添え

◆強肴 
和牛サイコロステーキ、サニーレタス、ブロッコリー、エリンギ、大根おろし山葵、
ステーキソース添え

◆酢の物 
あいなめ焼目、大根、胡瓜、貝割、茗荷刻み、薬味、ポン酢

◆汁物 
蓮根団子、三つ葉

◆ご飯、香の物
◆果物 メロン、苺、プリュレ

一品ごとに運ばれてくるすべての料理に意表をつく趣向とアイデアが凝らされていて、
目で味わえて舌でも賞味できるすばらしい料理の数々でした。
たとえば先吸いの蛤身丈貝射込はその名の通り、
わざわざ蛤をふわふわの身丈にして、それを再び貝がらに戻してあります。

お造りは中トロ、平目、しま海老となれば、普通は平目が昆布締めにされるところ、
なんと中トロが昆布締めになっていました。
これがめっぽう美味いのでびっくり、赤身の昆布締めなんてはじめていただきました。
さらにお醤油はいしり醤油という烏賊を原料にしたもので、旨みの度合いの高い醤油でした。

この辺りはいしる醤油という小魚を原料にしたものと、
いしり醤油という烏賊を原料にした2つの醤油があるそうですが、
いしるは知っていても、いしりは知りませんでした。

温物の竹の子万寿もしかり。竹の子を摺って饅頭にするとはびっくりです。
この方が香りが強調されるし、そら豆との相性も抜群によくなります。

炮楽焼は最近流行のタジン鍋のような器で蒸し焼きにされるもの、
器ごとやって来て、その場で皿に取り分けてくれます。
のど黒の汐焼きがしっとりとしていて、美味しいことと言ったら。
石川芋はいわゆる絹かつぎでした。

帆立の酒蒸しは四角い木の箱の中に器と焼いた石が入っていて、
十分に蒸しあがるとふたを開けていただきます。
ふたを開けたときに立ち上るいい香りがたまりません。
帆立の貝殻の上で酒だけで蒸された貝柱、海老、アスパラ、
椎茸は能登の塩(四角い結晶が美しい)とあわせ味噌で頂きます。

ステーキにはもちろんステーキソースも添えられますが、
何とおろし大根山葵が供されました。
これがお肉の旨みを引き立ててくれるのですよ。
拙宅でも良いお肉が手に入ったときはおろし大根山葵でステーキを楽しんでみようと思います。

そしてステーキの後に出てきたのはなんとあいなめの酢の物、
何という心憎い演出が凝らされた順番でしょうか。このあとは
美味しい蓮根団子汁と香の物でご飯を頂き、果物で締めとなりました。

そうそう、忘れていました。美味しいお料理の供をしてもらったのは、
この旅館のオリジナル大吟醸萬葉、300mlの冷酒で、きりりとした口当たり、
辛口なのに馥郁とした香りと旨みが感じられるもので、
ひと瓶2000円と結構なお値段でしたが、杯が進み2本も飲み干してしまいました。

一夜明けて朝ごはんです。
朝ごはんもひと風呂露天風呂でくつろいだ後、いただきました。
まず朝粥が供されます。
それから、オクラ焚き、お刺身鮪昆布〆、明太子塩昆布、茄子の煮浸し、
茶碗蒸し、胡瓜、大根、梅干の漬物、焼き海苔、ひろうすの煮もの、
フグの一夜干し、味噌汁、みかんなどが並べられてどれもおいしそうです。
中でも網で焼くフグの一夜干がなんともいえない味わい深さで強く印象に残りました。

給仕をしていただいた係りの方も卒がなく、
とてもくつろいで美味しいご馳走に浸りきることが出来ました。
またシーズンを変えて季節の味を楽しみに行きたい温泉宿でした。

  • もてなしのお濃茶.jpg
  • 品書.JPG
  • 万葉オリジナル柚子酒.JPG

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3位

リストランテ・イ・ルンガ (近鉄奈良、京終、奈良 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2010/06訪問 2010/06/16

シルクロードの起点、奈良に吹きそよぐイタリアの新風

2004年度のミシュラン・イタリア版で日本人初の一つ星を獲得した堀江純一郎シェフ
その彼がシルクロードの起点でもあり、平城遷都1300年祭に沸く奈良で
新しいレストランをはじめたと聞き、グルメな仲間たちと一緒に行ってきました。

2009年8月にオープンなのでまだ10ヶ月にして食べログTOP500です。

場所は奈良公園、鹿と人で混み合う東大寺・大仏殿の参道の手前。
大型のバスも行きかう喧騒な場所にありますが、
一歩建物の中に入ると、あたりの喧騒が嘘のように消え去る
落ち着いたたたずまいです。
建物は築100年を超える武家屋敷を改装したものだそうで、
格子戸をくぐった前庭と後ろにも庭を配した贅沢な造りです。
ものすごく落ち着きます。

お昼のコースをお願いしました。

まず食前酒としてスプマンテをドライとスィートがあるので、
きりりとしたドライをお願いしました。
今年一番の暑さを記録した奈良、喉にスプマンテの香りと泡が沁みます。

前菜はサーモンと赤米のマリネ。赤米は神事に使うことがあるお米で
香ばしくてちょっと華やかな味もしました。

野菜のバーニャカウダソース添え、大和野菜など素材にこだわられている
堀江シェフだけあって野菜の味わいは見事です。

そして香りのいい豚肉の冷製と野菜のコンビネーション
まるで爽やかな叉焼をいただいているというと語弊があるかもしれませんが
とても美味しいものでした。

フォカチャも自家製で焼いておられるとか。

パスタに行く前にちょっとワインが飲みたくて何かお勧めはとたずねたら、
赤ワイン用の葡萄で作った白ワインがありますとのことで、
珍しいのでお願いしてみました。
これってロゼとは違うよね。

色は確かに透明ではなくノワールの面影を残した茶褐色。
ロゼの華やかな色合いとは違います。
これがフルーティで騒がしい香りなのに、
コクが合って、きりっとした面白いワインでした。
ランチを愉快に楽しむにはこういうワインもいいなあ。

野菜のパイ包み焼き、フルーティなソースに野菜の旨味が閉じ込められた一品です。
ちょっとした箸休めというのでしょうか。バスタへの期待感を高めてくれます。

パスタは浅利と真菜(マナ)のアーリオ・オーリオ。真菜というのは高菜の一種で
大和野菜のひとつなのだとか。見た目はジェノベーゼソースのように見えますが、
すごく爽やかで、存分に和の味わいが楽しめるものでした。

メインは肉と魚から選べるようになっています。
小生は鱸をいただくことにしました。

カリッと焼き上げられた鱸にひよこ豆のソースが添えられています。
鱸の旨味と優しいソースの旨味、なんて贅沢なんでしょう。

そして苦手なドルチェも甘味ほどほどで少しだけいただきました。

閉めのエスプレッソは日本で言うとお濃茶ですか。
料理の余韻を封じ込めて持続させる素晴らしい装置だと思います。


  • フロアマット
  • 赤い葡萄の白ワイン
  • 中庭室内から

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4位

鳥九 (新橋、内幸町、汐留 / 焼き鳥、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2010/02訪問 2011/01/20

煙までご馳走の 鳥九 再訪

【2011/1/19再訪】

実は東京に帰って来る密かな楽しみの一つが、鳥九の焼き鳥がいつでも食べられることでした。
ちょっと仕事も落ち着いてきたので、満を持していってきました。
しかしその前にロックフィッシュで軽く3杯ハイボールを飲んで露払い。

5時45分の一番のりもいいけれど、9時過ぎ頃に店に入ると、
大抵席は空いているのでいいですね。

いつもの半コース、ビールと日本酒熱燗で美味しくいただきました。
いつもぶれない美味しさ、レバ刺しの見事な事、本当に素晴らしいです。


2010.10再訪
実は今月はじめにも覗いたのですが、満席で退散していました。
昨日は珍しく5時過ぎだというのに空席がありました。
店を改装してなんだか広々とした感じになっていました。
これで改装したのは2度目ですね。

ここのところ名古屋へ行く機会が多いのですが、
美味しい美味しいと進められた手羽に辟易としていて、
今日は手羽も食ってやると、意気込んで乗り込みました。
いつもの半コースとレバ刺し、そして手羽焼き、シンプルに塩だけ。
名古屋のやつら全員引き連れてこの手羽焼きを食わせたいものでありますなあ。
なんて思いを抱きつつ、最終の新幹線で名古屋へ向かう車中の人と相成りました。


2010.2再訪
ちょっとご無沙汰でした。その間ずっと鳥九中毒から
快癒せず禁断症状が続いていました。
やっと人心地ついたところというのでしょうか。

その日は本社の同僚とまだ陽も高い4時からロックフィッシュでハイボール2杯と
草ボール(後で解説)1杯飲んだ後に駆けつけました。

着いたのは開店ぎりぎり前の4時50分、もう先客が店の前のベンチで待っていました。
なんとOL二人組み。エーッ??!!

親父ギャルという言葉がだいぶ前にはやったことがありますが、
月曜日の夕方から会社を早引けして新橋烏森の飲み屋街の奥の
焼鳥屋の開店を待つこいつら、完全親父化終了しています。

待つのが嫌だったので、大将に頼んで早めに中へ入れてもらいました。
親父化終了ギャルも一緒に、、。
一番奥に陣取った親父化終了ギャルたち、こともあろうかフルコースを注文しています。
小生たちはいつもの半コースなのに、、。完全に負けています

そんな雑念も、この店のレバ刺しを口に含んだ瞬間、雲散霧消してしまいます。

その後はいつものように鳥九の日本一美味しい焼き鳥を煙まで味わいつくしました。
料理についてはいつもと同じなので、下記ご参照を。

またまた再訪
鳥九中毒を解消するために新幹線に乗る前のひと時、おいしい焼き鳥に再会してきました。
まるで恋人に会いに行くようにそわそわと。

5時半きっかりに店に到着。しかし3名ほどすでに並んでいました。
5時45分には満席。皆さん驚くべき入れ込みようですね。

レバ刺し、これが食べられるだけでもこの店に通う価値はあるというものです。
そこで一句。

「ああ 鳥九や、鳥九や、ああ、鳥九や~」

あまりの美味さについ酒がすすんでしまい、
帰りの新幹線では京都まで爆睡してしまいました。

7/5再訪
焼き鳥中毒というより、鳥九中毒を解消するために東京へ行けば一人ぶらりと足を運びます。
昨夕も仕事を早々に切り上げて新橋烏森近辺でそわそわ。
5時半の開店が待ちきれず近くのセレクトショップ「キムラヤ」で時間をつぶして一番乗りしました。

新幹線に乗り込むまでの2時間半、半コース+白レバのレバ刺し+手羽先+おしんこで
美味しいビールとチュウハイを堪能してきました。
今回は一番乗りだったので真ん中の席、大将のまったく無駄のない一挙手一投足を
眺めながら、、、。そしてこの席は煙がもうもうと襲ってくるのですが、
それも美味しい。やっぱり焼き鳥は鳥九です。

◆その前も

日本中の焼鳥屋を制覇するなんて出来ないけれど、
現時点で焼き鳥日本一を決めなければいけないとしたら、
そればダントツ・ぶっちぎりで新橋烏森の「鳥九」だと断定します。

この店はカウンター10席あまりの小さな店で、
客同士が肩を寄せ合いながら焼鳥を頬張り、美味さに感涙しつつ、酒を飲み、舌鼓を打つ、
まさに小さいながら焼鳥通の殿堂です。

備長炭からモクモクと立ち上る煙に霞むカウンター越しには、
黙々と鶏を焼く大将がいて、これぞ下町の正統的焼鳥屋という風情です。
炭の火加減を調整する、塩を振る、全ての動作に無駄がなく、洗練されています。
まるで求道者のようにも思えます。

ふわふわのジューシーな、炙っただけのささ身からスタート。
すりおろしたばかりのわさびがツンと利いていて、あっ「鳥九」の味だと胸キュン。
次は一転砂肝という意外性、炭火でプチプチ脹らむ余分な肉の焦げ目を
煙までご馳走の 鳥九 再訪

大将がはさみでカットしていきます。
塩味が絶妙でこんなにパリッ、コリッとした砂肝はめったにお目にかかれません。

その間に味わうレバ刺しのゴージャスなこと。
新鮮で、臭みや雑味が全くなく、ほんのりとした甘さと苦味のハーモニーが響き渡り、
えも言われぬ美味さが口いっぱいに広がって行きます。

次に出てくるのが鶉の卵だったでしょうか。
鶉の卵特有のほんのりとした苦味と滑らかさでついつい酒が進みます。

それが終わるとレバ焼きが供されます。
レバ刺しでも大丈夫というものを焼いているので、おいしいのは当たり前。
しかもこれもレアですからぷっくりと脹らんだプリプリを山椒をつけて頬張ると、
口の中いっせいにおいしさが広がっていくのがわかります。

まだまだ続きます。次はネギマです。
ここのネギマはどこでもあるような正肉と葱を交互に串に並べて刺したものではありません。
主役はあくまでも葱です。白葱の周りを薄いもも肉で巻いてあるのでしょうか。
半生の新鮮な葱に鶏のうまみと香りが移ってこれも苦味との饗宴が最高です。

最後に出てくるのがつくね焼。これが圧巻です。
焼く前の大きさに驚かされます。でも焼き始めると身がどんどんしまってくるのです。
脂が備長炭の上に滴り落ちて、香ばしい煙が店内いっぱいに広がり、
煙がたなびき始めます。この時間が一番待ち遠しいとき、
さあやっとお許しが出たつくねが皿にやってきました。
このつくねのおいしさときたら、、、言葉にないほどです。

これにサラダとスープがついてコースは終了です。
全コースはこの他に手羽焼やボンチリなどあと数種類出てくるのですが、
ちょっとボリウムオーバー気味になるので僕にとっては半コースがジャストサイズです。


  • ささみ
  • 砂肝
  • うだま

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5位

ケザコ (祇園四条、河原町、清水五条 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2010/06訪問 2010/06/16

Qu'est-ce que c'est? これは何の料理ですか

日本に魅了され、京都祇園でカウンターを中心にしたこの店のシェフ
ステファン・パンテルさんの真骨頂は店名に現れています。
KEZAKO(ケザコ)って何語? どういう意味? ってついつい聞きたくなります。

それはQu'est-ce que c'est? のロマンス語訛りなんだとか。
ケツ・クセーじゃないですよ。(大変失礼)

ロマンス語は昔はイタリア・フランス・スペインなどで話されていた言語で、
西ローマ帝国崩壊のころにラテン語を母体としてできた言葉です。
この言葉を基にしてイタリア語やスペイン語やフランス語やその他
が枝分かれしました。(もちろん受け売りですが、
一応大学では第2外国語はイタリア語でしたからお目こぼしを)

実際にステファン・パンテルさんの故郷の方言はロマンス語色
が強く出ているのではないでしょうか。

脱線してしまいましたが、彼の作る料理は誰もが
Qu'est-ce que c'est?
「なんなん? これ?」 
とおねえちゃん流に叫ばしてしまうものばかりです。

まずはいただいたフォアグラのコンフィ、奈良漬で巻いて熟成してありました。
こんな大胆なことする人、面白いですよね。
やりたがりというやつですが、もちろんしたたかな計算と何よりセンスがなくては
出来ない料理です。チャレンジャーとか冒険家といってもいいかもしれません。

びっくりしたのはカトラリーにお箸が添えられていたこと。
これも日本人シェフでお箸で食べさせる洋食なんていうレベルならあっても
本格フレンチの店では型破りです。
実際、野菜などはナイフ・フォークよりは断然食べやすいと思います。

シェリーを食前酒に一杯。

冷製スープは雲丹を使った魚醤を使い、シャーベット上の出汁が浮いていて、
和風な風味の中にフレンチの香りか寄り添う、この味独創的です。

魚のポアレは椎茸が添えてあり、つくしかと思ったのはアスパラガスの原種
のようなものなのだそうです。それにアボガドのソースを組み合わせていました。

古代米を使ったパンも香ばしいし、いただいた白ワインとも相性抜群です。

メインの羊のローストは一転してエキゾチックなクミン風味。
羊の髄から取ったゼリーが添えられ、クスクスのような形をしたものは
割れ小麦でした。あえてほんの少し臭みを生かしているところも粋かなあ。

デザートのことを語る資格はないのですが、ひとつだけ味見した
チーズと生クリームのムースの中にみそ味が隠されていました。
これが濃厚な味で、料理の一つにしてもいいのではと思ったほどです。

京都でちょっと思い出に残るフレンチをと思ったらはずせない店じゃないでしょうか。


  • お箸もついているフレンチ
  • シェリー
  • 冷製スープ

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6位

シャム (円町、西大路御池、北野白梅町 / カレー、タイ料理)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/08訪問 2010/08/23

タイカレーを食べたくなったら絶対ここに来ると思う

見た目もきれいだし、料理の質が圧倒的に高いと思います。

連日の猛暑、マーキュリーライジングに負けじと、暑さをぶっ飛ばすために訪れました。
丸太町 at 西大路の角にあるコインパーキングに車を停め、
向かったお店はカウンターだけの屋台風の店舗で、タイムードが満喫できます。

何でもタイ国商務省が認定した”本場のタイ料理を味わえるレストラン”として
「タイセレクト」を受賞しているのだとか。期待できるじゃないですか。

頂いたのはタイの辛さをそのまま再現した鶏ひき肉のドライカレーと
[b:チキンのグリーンカレー
半熟の目玉焼きをトッピングしたライス

鶏挽肉のドライカレーはバジルの風味が爽快感を与える、まさに激辛な一品です。
タイ風のライスとよく合うのと、トッピングされた半熟卵が刺激的な辛さを緩和させてくれて、
実にバランスが取れています。添えられたキャベツの酢漬も良いアクセントになります。

そしてそこに風味を更に添えてくれたのが、生唐辛子入りのナンプラーでした。
ちょっと塩辛のような風味で、こちらも激辛なのですが、
また趣向を変えて食べることができて、本当に旨いんです。

タイ風のグリーンカレーはというと、それほど強烈なココナッツミルクの甘ったるさはなくて、
具沢山でこれも味のバランスが素晴らしく、見事でした。

円町駅から近いので、今度は車ではなく夜にじっくりと伺って、
シンハを片手にトムヤムや手羽先などを頂きたいものです。

  • ドライカレー
  • タイ式グリーンカレー
  • ご飯玉子焼きトッピング

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7位

スパイスチャンバー (四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営) / カレー、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/05訪問 2010/06/01

とにかく辛いし、圧倒的に美味い

先々週土曜日、店主の都合により臨時休業されていたため、再チャレンジでした。

店はカウンターのみ、8席ばかりでしょうか。

カウンターに座ると、まさに目の前はSpice Chamberの名前どおり、
スパイスの瓶がずらりと並べられています。

二人連れの女性客がもてあまし気味なのを見かけて、
「辛いですか」とチーズをサービスでトッピングされていました。
辛さへの緩和策なのでしょうね。
辛い物好きの小生としては、心の中でしめしめとほくそえんでいました。

キーマカレーとチキンカレーがありましたが、キーマカレーをお願いしました。
確かに辛い、ココイチレベルでは5はあるでしょうね。
これは普通の人では難儀するでしょう。
てもそうだからといって、万人に好まれる辛さにはしないでほしいものです。
店名の志にかけても、、。

突き抜ける爽快な香りのあとから複雑な旨味や辛味や何やらがどっと押し寄せてくる
素晴らしいカレーです。
そしてカレーの彩や盛り付け方もいいですね。
ザワークラウトが口直しについているのは、ここだけ関西風か、、。
しかし特筆はトッピングに小梅のパリパリとした梅干が乗っかっていたこと。
これがカレーの味をもう一段楽しいものにしてくれていました。

また食べに伺いたいカレーやさんです。今度は違うものを頼んでみたい。


  • キーマカレー
  • ザワークラウト

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8位

ヤマガタ サンダンデロ (銀座一丁目、有楽町、京橋 / イタリアン、パスタ、シーフード)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2010/07訪問 2010/07/21

アルケッチャーノの奥田政行シェフが銀座で腕を振るうイタリアンレストラン。

生母が山形県東置賜郡高畠の出身なので、
山形には住んだことはないけれど、馴染みがあります。

東京出張した折に最近話題になっているこちらにうかがって見ました。
予約もせずに行ったのですが、入ることは出来たのですが、
女性率98%、つまり男は小生のみでした。
この気まずさ、ちょっといたたまれないものがありました。
以前熊本の地獄温泉混浴で女性ライダーの
ツーリング集団に取り囲まれたときのようなバツの悪さというのでしょうか。

さてこの店、昨今銀座有楽町界隈で増殖している
地方のアンテナショップのひとつ、「おいしい山形プラザ」の2階にあります。
もうちょっと名前の付け方に一工夫なかったのかとあきれてしまいます。
で、そのレストランの名前も、「山形産なんでしょうの問いをもじって(山形産だんでろ)」
という酒田弁をイタリア語風にした造語なんですって。
サンタンジェロの間違いではなかったようです。あほらし。

というようなことはさておき、このレストランを預かるシェフの奥田政行氏は
素材の魔術師と言われ、スローフード協会イタリア本部が主催した
「テッラ・マードレ2006」で世界の料理人1000人に選らばれるという
栄誉ある認定をもらった人(日本からは11人のみ)。
ほとんどソースを使わずに、素材の持ち味を出来るだけ生かそうという
料理のコンセプトに共感するリピーターたちが、わざわざ山形鶴岡市の
イタリア料理店アル・ケッチァーノへ足繁く通わせるという実力者です。

もちろん山形産の素材のオンパレードであることは言うまでもありません。

いただいたのは、アンヴェ・ミルー  3,300円 +地ビールの月山

Bagna Cauda e Focaccia(バーニャカウダとフォカッチャ)
新鮮野菜を蒸したり茹でたりしないでそのまま特製のバーニャカウダソースでいただきます。
通常バーニャカウダーはニンニクの牛乳煮を裏ごしにしてアンチョビを加え、
オリーブオイルと混ぜ、生クリームで仕上げるのですが、
ここのはカリフラワーとアンチョビを裏ごしにしたものでシンプルかつさっぱりと。
素材の美味しさが堪能できます。
特に生トウモロコシやトマト、ピリ辛の黒大根などが印象的でした。
それからフォカチャにはローズマリーが練り込んであり、風味が格別でした。

アンティパストは肉と魚から選べます。で、

◆Antipasto(コチのカルパッチョ)
薄造りのコチの白身に薄切りのカラスミを添えたもの。
まるで宝石のように美しい一皿です。
カラスミの風味でいただくコチの美味しさも強烈に印象付けられました。

メインも肉と魚から選べます。で、

◆Piatto unico(メバルの香草焼きと野菜のアーリオオーリオ)
メバルの尾頭付きには驚かされました。これもお腹にローリエ、
ローズマリー、ニンニクなどが詰められて薫り高く焼き上げられています。
つけあわせの豆なども美味しい。
パスタも野菜の香りが芳しくて素敵でしたね。
          +
◆con Piatto unico(フルーツトマトの付け合せ)
メバルの口直しに最高。

◆Acqua Calda e Riso integrale(山形天然水の素湯と庄内の発芽玄米のお茶風)
これが香ばしくて、しかも口の中をさっぱりとさせてくれて、
一口ずつの料理の新鮮なこと。フレッシュキーパーの役目を果たしてくれました。

◆Dolce
練りキャラメルはともかく、塩味のジェラートには驚きました。
これ美味しいです。他の店もこれ置いてくれないかなあ。

◆Caffe
堀口珈琲研究所とアル・ケッチァーノが生んだ季節のオリジナルブレンドコーヒー
なのだそうです。

帰りに1階の売店で玉こんにゃくと珍しい餃子ウィンナーを買って帰りました。
ウィンナーの皮に餃子の具を詰めたものです。

  • 山形地ビール「月山」
  • 月山
  • バーニャカウダーソースと野菜(バーニャカウダーはカリフラワーとアンチョビ風味)

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9位

東龍 北白川本店 (茶山・京都芸術大学、元田中 / ラーメン、餃子)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2010/05訪問 2010/05/16

野菜の美味しさがスープで楽しめるラーメンです

2010/5/5再訪、
やはりここでは野菜東龍麺になってしまいます。

9/17再訪
今回はストレートの細麺でいただきました。
豚骨鶏がらと野菜を煮込んだとろんとしたやさしいクリーミーなスープは以前ととそのまま。シコシコ感はやや薄ですが、ストレート麺もよくスープに絡んで相性抜群でした。
やさしいスープにガツンと活を入れるのがトッピングにサービスされている韮辣です。生の韮と辛味調味料を混ぜ合わせたものこれが実に優れています。
そしてもうひとつ美味しかったのがお昼のセットで頼める魯肉飯(ローバープン)、台湾では屋台などどこででも出てくる豚肉の丼ですが、これも東龍麺のよき友になりました。

写真は料理モードのあるPENTAX Optio A30で撮影

オリジナリティの高いラーメンです。野菜を煮詰めた時に出るほんのりとした甘い香りがとろりとしたスープの底から語りかけてきます。少し太めの縮れた麺もこのスープをまとわせるにはぴったりで良く考えているなと感心してしまいます。
それから別盛で置かれていた半生状態のにらの炒め物を試しに入れてみたのですが、これがことのほかいけました。ピリッと味が締まるというか、ともすると甘みが勝ちすぎてゆるくなりがちなスープをバシッと鍛える、いや、考え抜いていますよ。この店。

  • 野菜東龍麺.JPG
  • サービスの辛韮.JPG
  • (説明なし)

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