おおはらさんのマイ★ベストレストラン 2015

今夜もおお腹いっぱい

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おおはら (50代前半・男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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 今回は「小松弥助」の扱いで悩みました。この一年何度も通って堪能満足し、価格もコスパも(金沢まで行かなくてはいけないことを除けば)文句なしの★5つですが、11月末に閉店。さて「死者をランクインさせるべきか?」、現営業中の“生者を優先させるべきではないか?」 悩んだ末に、毎回一人で来店して「次に来る時は、二人で」と毎回筆者を弄り続けた店主に免じて?載せました。
 そんな今年、昨年から指摘されていた低価格・高コスパの「和食ダイニング」が次々と開店and/or「発見」されて、通う店のローテショーンに困る一年でした、東京でも京都でも。そんな中で、通常は筆者のごとき赤貧の庶民では入れない各地のミシュラン三ッ星級料亭で食事する機会を次々と得て、どうせ一期一会だし?とこちらをランキングに並べました。その結果、毎月欠かさぬ通う大森「みこころや」・六本木「さ行」をはじめ、今年から通いだした店も皆ランキングに登載できず。このランキングは一応「一店不再掲」のつもりなので、新規店はほとんどが来年回しになったのが残念でした。そんな中でも、今年ますます「創作料理」度が高まりコスパは天をも抜く勢いの「鳥茂」は、新規店の先陣を走る「徳山鮓」よりも上位に異例の“再入閣”、特に松茸の季節の産地別食べ比べなど、常に進取の精神を忘れぬ創造性の開花は、来年も期待できます。
 産地食べ比べといえば、昨年から地道に白トリュフやウニで産地別食べ比べコースを繰り出していた「オステリアT」は今年ついにランクイン。他にも和の食材を産地別に豊富に使ってイタリアンに仕上げるという常連客にしか味わえぬ離れ業には、固定ファンも定着増加、もう「秘密シリーズ」から解放しても良い時期と判断しました。来年ますますの精進とコンセプトの発展が期待されます。
 料理的には「徳山鮓」を凌駕し「小松弥助」とも遜色のない「比良山荘」の意外に低いランクインは、偏に立地ゆえ。駅からのタクシー代も換算するとどうしてもコスパが低下します。これは都区内のレストランにもいえることで、これだけ星の数ほど佳店が乱立する21世紀日本の料理業界にあって、公共交通機関から遠い所に店を出す神経が理解できません。きっと限られた客にだけしか来てほしくないんでしょう、だったら行きませんよ――が(批判精神の欠落したグルメバカ以外の)【食べ手側の民意】です、(笑) まぁ、店側には店側の論理があるでしょうから、「直線は、一点でしか交わらない」のでよろしいのでしょうね。
 料亭やミシュランクラスの店が並ぶこのランキングには異例の「香川一福」ですが、ここのうどん(と黄金の出汁)は本当に凄いし、一品料理もうどん屋のアテのレベルを越えています。「北島亭」のコラボや来年の出店攻勢など、常に「前へ!」と進歩を忘れぬ営業形態は、来年は並みいる料亭・割烹を伍してさらに上位でのランクインが期待できます、、、とあまり褒めると客が集まって、オフタイムでも並ばないと入れない店になっては困る気もwww

マイ★ベストレストラン

1位

小松 弥助 (野町 / 寿司)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2015/08訪問 2015/12/21

記録は塗り替えられる―「日本一」と呼ばれる鮨店

 かつて銀座「久兵衛」店主が「日本一」と称賛し、同「すきやばし次郎」店主が密かに通うと伝えられた予約至難の鮨店が金沢にあると聞き、機会を得られればと2年ほどブックマークしていましたが、今回“一人特権”で偶然翌々月の予約が取れました。
 当日定刻に来店すると、少し待って入店。「おまかせ」でこの日の内容は、赤イカ、ニハマ、炙りとろ、香箱蟹「雪紅葉」、バイガイ、づけ、うなきゅう、づけ・山芋・ウニのミニ丼に味噌椀でした。さらに、鯛、ウニ、穴子を追加しました。
 こちらに来店する前週に『日本橋橘町 都寿司』に連れて行って貰ったので、つい比べてしまいますが、「仕事」の仕方には東西の違いがあると思いました。「都寿司」の方が味は濃い目で「仕事」の跡がすぐ分かります。「小松弥助」は関西風薄味ですが、醤油に浸ける必要もないよう味つけはしてあり、京風の薄味に慣れている筆者には、相応に堪能できました。特に、ニハマ、炙りとろ、「雪紅葉」、バイガイ、づけ、うなきゅう、ウニ、穴子は特に出色のできばえ。でも他の品も、他店よりは格段に優れています。
 料理もさりながら、店主の仕事ぶりがリズミカルで、見ていて飽きません。一定のテンポで握っては皿に乗せ、ネタを手にしては握る、この一連の所作をいかにも楽しそうにニコニコ微笑みながら続ける店主の姿が「無言の舞台」と化して、一人でも見物に集中してしまいました。
 さらに、一人来店の筆者に店主がかなり気を使ってくれ、握る合間に頻繁に話しかけてくれて嬉しかったです。いつも一人来店の時には携帯電話機でSNSなどを適当に見たり書き込みしたりするのですが、「遊び」で来店している客とは違って、料理人にとっては真剣仕事の場。店内満席の全客の分を握りながらも客の相手もするというのは、大変な集中力とワザと才能でこそなぜるでしょう。
 日没前しか営業していないとはいえ、これほど高レベルの出来栄えなのに価格帯も手頃で、総合的には『日本橋橘町都寿司』も『鮨なんば』も凌駕しています。「日本一」と言われた由縁を理解できました。近所に住んでいれば隔週にでも訪れたい店ですが、いかんせん金沢は遠い。現在は東京からよりも関西からの客の方が多いようですが、来年3月に北陸新幹線が開通すれば、東京からの客が増え、ますます予約が取りにくくなりそうで不安です。

  • (説明なし)
  • 「雪紅葉」香箱蟹

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2位

鳥茂 (新宿、南新宿、代々木 / もつ焼き)

3回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2020/08訪問 2020/09/10

今年はなぜか大ぶりの松茸まつり

 前回こちらに載せてからもう3年怠けていました。その後もFBやこの「食べログ」からの「ちゅれてって♪」のリクエストが多くて週1弱レベルで来店しているけど、最近は毎回何か新メニューが出てきて、飽きさせません。店主曰く、「おおはらさんに飽きられないように」「コロナで営業自粛しているとヒマだから、色々と新しいメニューを思いつくんですよ」 現在のメニューの中には、我々が初試食したものも多く、そんな料理が出るたびに「この料理が初めて出された時には、あのレビュアーさんを連れて来たんだっけ」と当時を思い出します。
 符丁として昔は「某T茂」と書いていたけど、最近は店名を【茸茂】だと勘違いする人が増えているとの噂 ( ´艸`) この夜の同行者たちは店主にはツボだったらしく、「キノコづくしにしちゃいますね♥」と松茸まる3本に椎茸・舞茸などもふんだんに出してくれて、さらに肉も久々のシャトーブリアンステーキをはじめ、無類の撮影禁止メニューが次々と。皆さん食の快楽に悶絶。最後に、マカロンアイスがもう無かったので、お詫びにこれを代わりに!と松茸ご飯の手土産を渡されて皆さん喜びの絶頂に達していました。
 松茸まる5本ともなると、さすがに会計は今年最高額に(非公開)。「で、この金額?」と皆さん、Kろぎよりは安いわねと驚いていたことは、申すまでもありません。
 それにしても今年は、松茸が回を重ねるごとに大きくなっています。松茸以外はいつものラインナップだけど、最近は飯物が充実。前々回初登場のとうもろこしと枝豆の豆もとい混ぜ御飯が好評。味加減を皆さん絶賛したら、店主も喜んで、手土産に持たせてくれました。
 この1ヶ月で国産松茸は通算まる11本食べているけど、「お金のある人からは、いただきます」(店主)→つまり赤貧出の筆者には福祉価格で食べさせてもらっています。富裕なFBFさん達からも秋波が送られているけど、やっぱりこの店は今まで通りこれからも「庶民の味方」であり続けてほしいと思っています。そんな老舗の味の真髄を堪能してみたい方は、お気軽にメールでリクエストして下さい(年齢制限はあり)。ここにレビューを書いているレビュアーたちの多くが、筆者に連れて来られて初めて一見とは違った食の蘊奥に到達できた人達ですので(笑)
 2011年暮の初来店以来6年、そろそろ来店回数も50回に達しようという昨今、いつも居心地良く夕食を堪能させてもらっています。老舗の伝統の味は残し守りつつも、常に進取の精神を忘れず新メニュー開発にも余念がない姿勢には、飲食店のあるべき姿を見せてもらえます。
 特に8月に入るとこの店は「松茸の季節」。事前に注文&当日の入荷状況次第で、すき焼きやステーキ等に松茸が乗ります。外国産の時もあれば、国産の時も。今年は例年になく大振りの松茸が出されています。先述の通り不確定要素もあるので当日いきなり注文しても松茸は難しいけど、事前注文の通り出されると嬉しくなります。色々な噂を聞きつけて多くの「食べログ」レビュアーさん達からメッセージでリクエストを頂いて、夏は月に複数回はこの店に通うことになります。つい先週来たばかりなのに、それでも料理はいつも差し替えて前回とは違うものを出してくれる配慮も嬉しい。すでに夏の予定もいっぱいになりつつありますが、日によってはまだ若干の余裕がありますのでご照会下さい。運が良ければカウンターの通称“社長席”で、店主から直接メニューの説明や薀蓄をうかがうことができるかもしれません。
[2015.12.]
 最近発展著しく、採点変更。

[2014.12.]
 これまで15ヶ月おきの来店だった「鳥茂」も、今年に入ってから隔月に頻度アップ。毎回おまかせで選んでもらうようになりました。この夜は、お通しの“ガツとたまねぎの和え物”に続いて“豚レバー串”が出され、良い掴み。 豚の上シロ焼き、豚の刺盛、豚の上タン焼き、つくねと、これまでの来店時と同様に出されます。上タンに続いて「佐賀牛のヒレステーキです」。
 佐賀牛という点が良いですね。やはり、伊達鶏や会津米よりも、西日本の産品の方が安心です。
 この後、これまでにない「豚のこめかみのネギ間」が出され、続くネギ間といえば、焼鳥店の査定ポイントですが、さすがにこの店だけあって、焼き加減は良くできています。ここまできて、果たしてサーロインが出るか?ウニまで乗るか?に注目が集まってきます。前回来店時に偶然店で遭遇したさる大御所芸能人一行にも出されなかった「ウニのせ」とまではいかなくても、初来店の時に出されたレベルのサーロインステーキが出れば、「次」への道が見えてきます。すると、佐賀牛ウニのせサーロインが、焼き方の違いで2種。もちろん一皿で一人前ですwww これは行ける!! p(^○^)q と前途に希望が見えてきました。
 野菜が続いた後、〆にお茶漬で〆。このご飯物は、カレーそぼろ丼と中華麺、肉刺ごはんと肉そぼろ乗せカレー漬け麺などと、その時によって変化します。こうして毎回、その時ごとに変わる同席の食べ仲間さんとともに、満腹満足のうちに店を出ることになります。ただ、数少ない限定メニューを食べるには、多少来店を重ねた方がいいかもしれません。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

徳山鮓 (余呉 / 郷土料理、オーベルジュ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2015/08訪問 2016/05/09

関西一の隠れ家オーベルジュにようやく来れました

 関西一の隠れ家オーベルジュ「徳山鮓」は、琵琶湖の北にある余呉湖畔=古戦場で著名な賤ヶ嶽の麓にあり、JR余呉駅に停車する列車は1時間に1本という辺境です。そんなこの店は単なる料理旅館ではなく、日本の食文化界が発酵食品の研究を行っている秘密?研究所でもあることが、今回の来店で分かりました。
 再訪客多く予約難な上に、団体予約のリピートしか受けず、京都や関西都市圏からわざわざ行こうという人も少ないため、これまで来店は叶いませんでした。しかし今回、某他SNSのオフ会に初めて参加させて頂けることになりました。未知の東えびす(=筆者)のいきなりの参加希望を受理した幹事の度量も凄い。前夜の都内での自催和食オフ会を終えたすぐ「のぞみ」に飛び乗って京都で1泊、朝は幹事の指示通り、京都駅発10時の近江塩津行き新快速に乗車しました。
 余呉近辺の天気予報は、朝の段階で「雪」。ホント今年は元日から「ゆき」にまとわりつかれているなぁ、と思いつつ、下車してまだ降っていたらタクシー拾うか?でも参加者達が徒歩30分の道のりを歩くと言ったらどうしようか?と悩みつつ、11時半、予定通り余呉駅に到着。すると、、、

  「お天気お兄さん」(=筆者)の霊力の賜物なのか?(←と謙虚に一応疑問符つけて)
  雪は止んで青空の下、日光にきらめく残雪が「キミの瞳より綺麗♪」

 さらに、「徳山鮓」から送迎バスが来ており、乗車5分で無事店に到着しました。
 料理は「月鍋コース」。裏の山で獲れた熊の肉を中心とした鍋です。昼から「ジビエ」なんて、重いじゃん!と思いつつ、さらに、野生の熊の分際で肉にはたっぷり脂が付いているにも関わらず、そんなにもたれなかった不思議。
 途中店主が店のなりたちや、実は日本の発酵食品の研究機関の一つでもある旨を説明、我々に出される食事は「研究成果」でもあるとのこと。我々が入店した時に「雪積もっているのね~」と何気に撮影した窓の外のかまくらは、店主によると、獣肉や近江牛を埋めて発酵させるための装置だそうです。店主が毎朝発酵状態をチェックしてデータ管理していると聞いて、我々は感服。
 熊鍋と雑炊以外に、鮒ずしや鯖のなれずしなどの発酵食品も出されました。デザートすら?鮒ずしの飯(いい)で作ったアイス。
 帰りは店の車で駅まで送ってもらいましたが、そのお蔭で乗車が絶望視されていた15:10発北陸本線新快速に乗車できました。筆者はさらに、米原駅で「ひかり」に乗り換えて一路帰京の途に。このお蔭で品川駅には18時過ぎに到着。夜の自催フレンチオフ会にも余裕で間に合いました。

  • 店外観
  • 店入口
  • 鹿さんがお出迎え

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4位

高台寺 土井 (祇園四条 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999

2015/02訪問 2015/12/28

料理もコスパも安定した満足感

 1938年開業の老舗?料亭ながら、昨年大晦日に偶然馴染の祇園のバーで副料理長を紹介された縁故で2月にランチ予約が入れられ、4月にはディナー予約を入れました。8月には日程の都合上、昼予約だけど夜の標準コースでと申し入れて快諾されました。
 到着するといつもの拙卓付き店員が門の前で待っていました。「また道に迷ってしまって (^^ゞ」と言うと、「歩いて来たんですかぁ?」 確かに「老舗?料亭」に歩いてくる客はいませんね。

 まずは、松茸とほうれん草のおひたしと、鱧の梅肉和えに土佐酢ジュレかけ。最初に松茸で驚かされましたが、その後はサプライスに走ることなく、椀物は、貝柱真丈と冬瓜。薄味ながら吸口良く、出汁の味を感得できました。お造りは、鯛、シビマグロ、アコウ。続く炊き合わせが、鱧と九条葱とゴボウと手堅い食材。ここで八寸が出て、アワビの辛子酢味噌和え、白海老のいりこ和え、子持ち昆布にメロン、バイガイのたらこ和えと目を惹きます。
 この後は、イサキの塩焼き、天ぷらで鱧、こち、海老、いんげん、椎茸と続きます。天ぷらはこの店では初めてですが、衣薄くあっさり、「天ぷら近藤」よりももたれず食べやすかったです。飯物は創作寿司、さらにデザートと氷入り抹茶wwwで〆でした。
 筆者も食べるのが速いけど、食間にメモを取る間もなく次の皿が出てきます。そんなわけでほぼ1時間で食事を終えられました。どうせ一人だから速い方が助かるし。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 松茸とほうれん草のおひたし、鱧の梅肉和えに土佐酢ジュレかけ

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5位

オステリア T (四谷三丁目、曙橋、四ツ谷 / イタリアン、パスタ、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/12訪問 2015/12/31

白トリュフやウニの食べ比べが隠れ家イタリアンで

 シェフとしては「隠れ家」とは呼ばれたくないんでしょうけど、店の雰囲気は隠れ家。他の店では出されない稀少なコース料理は、この店を見つけてある程度通った客だけが食べられます。

 毎年秋に開催される「白トリュフ食べ比べ」コース。2年続けて堪能しました。白トリュフは「イタリア食材の王」と言われる稀少食材で、採取してからの劣化が速いため、流通経路の進化により近年ようやく日本国内でも食べられるようになりました。赤ん坊の握りこぶり大でも安くて10万円は越える超高級食材。これは今夜は、その白トリュフの中でも最高級品とされるアルバ産、昨年も登場したウンブリア産、そしてさらに今年新たに入荷したトスカナ産とマルケ産と、4種食べ比べの予定でした。しかし、オフ会設定時期が遅かったためマルケ産は品切となり、残り3種の食べ比べになりました。
 この店は、イタリア直輸入のソフトドリンクも充実している点が、酒飲めない客には嬉しいですね。毎回何が入荷しているか?楽しみです。
 まずは、今回のトリュフ披露。ポストイットが見えてないけど“... d'Alba”と読めるタグが付けられている左側がアルバ産です。店主が蓋をはずすと、ほわぁ~っとトリュフの芳香が鼻を直撃します。昨年と同じ「卵黄のクレマにアルバ産白トリュフかけ」からコース料理スタート。
 今夜の「メイン」は白トリュフなのでそれほど期待していなかった今夜の「メイン」の皿は、「蝦夷鹿と白トリュフのソース、岐阜産日野菜カブ・紫大根・トピナンブール・ピエドムートンの付け合わせ」。昨年の「トスカナ地方シエナ産チンタセネーゼ豚の肩ロースにアルバ産白トリュフかけ」に比べて肉の量が歴然と違い、肉の量はやや減ったけど、白トリュフの種類が増えたので、良しとしましょう。
 食事時間は昨年の4時間に比べて今年は2時間半と「進化」したものの、今夜は3組10人、昨年は満席だった違いもあります。やはり昨年は白トリュフ断面披露などのエンターテインメントが今夜は無く、料理に専念してくれたので早く食べ終われて、遠来の食べ仲間さん達はホッとしていたようです。以上で税金と飲物代を入れて、筆者が最安の21500円。高級食材ですので、そんな感じでしょう。
 他にも季節により、ウニの産地別(最多で)9種類の食べ比べなど、食材の違いにこだわった特別コースはFacebookでの告知でのみ見られます。来年はどんな企画メニューを出してくれるのか?今から楽しみです。

  • 産地別トリュフ披露
  • イタリア直輸入のエスプレッソコーラ
  • 卵黄のクレマにアルバ産白トリュフかけ

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6位

岡崎 つる家 (蹴上 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2015/02訪問 2016/09/25

一っ星にまで陥落すれど今なお三ッ星に値する料亭

 2013年版で二っ星に陥落、さらに2016年版では一っ星にまで陥落したけど、往時には「吉兆」嵐山や「菊乃井」本店と並んで『ミシュランガイド』の頂点「三っ星」に認定され、特に京都にミシュランが入る時には、反対して審査来店を妨害しようという京都の老舗日本料理店の数々を「菊乃井」と共に説得して翻意させて回ったとの逸話が、世界の賓客の来店歴以上に21世紀には光っています(笑)

 さすが老舗料亭!!なのか「気配を読む」ことに終始され、店内至る所に隠しカメラが?と疑いつつ入室。確かに食事中、我々が一皿食べ終わって一呼吸置いたピッタリのタイミングで入室、次の料理を配膳していきます。最後の食事の時など、「これでベストタイミングでお代わり届けにきたら、絶対隠しカメラ(で見ている)だよね? うちの職場みたいに、各室にこっそり配備しているに違いない」と話しているうちに、これもちょうど1膳目を食べ終わった直後に「お代わり、いかがどす?」と入室。ただ、今日の京は一昨日までの悪天候が嘘のように晴れ渡ったのに、底冷えは厳しく食事中何度も厠に行った筆者。この厠がまた表示が無く、教えられないとここがそれだとは全然分かりません。
  「食事」後デザートまでの間に厠に立つと、実は入口外の廊下に女給が二人控えていて、こちらの様子を忖度して料理の手配をしていると分かりました。さすが料亭!www
 他方料理は、八寸の葉つき三宝柑は数日前の「高台寺土井」でも出された品。椀物は粕汁でしたが、アルコール分が飛んでないということで筆者だけ鯛のうしお汁に差し替え。でもかなり良い出汁が出ていて美味しかった。饅頭は穏当なレベルとして、やはりタケノコを京都産で出してきた辺り、やはり料亭かも。
 何度も書いている通り、昨年暮に神保町「傳」で奄美産タケノコを出されて以来、来店する日本料理店ではどこでもタケノコが出て驚かされていますが、大体が鹿児島や長崎など九州産。前々日の「祇園なん波」では、筆者より上のコースを食べている外国人カップルには「京都産のタケノコどす」と女将が日本語で出し、店主?が英語で説明していました。ここは産地を聞かねば!と勇気を奮って尋ねると「京都産」に愕き。山科産の早掘りだそうですが、江戸時代の初鰹競争を凌ぐ現代の初物ブログ掲載競争ですっかり季節感がなくなり、旬の概念が和食では崩れている気がします。
 食事は当然タケノコご飯。水物もついて〆でした。料理の説明は原則ナシ。これはこの店に限らず「食べログ」ではよそさんレビュアーの批判の的ですが、震災避難中に祇園の御茶屋の大女将から聞いた所では、

  京都の老舗では、料理の説明をすることは、 「お前、知らないだろ」
  と客をバカにすることになるので、店側から率先して料理の説明をすることはない。

とのこと。京文化の真実を解さぬレビュアーが京都の老舗和食店の「食べログ」点数をいたづらに下げているのは遺憾に思うとともに、老舗?料亭の「つる家」でも、この原則を堅持している感じでした。
 「食べログ」には他にも接客の批判点が指摘されていましたが、我々には丁重で質問には答えられ、居心地良い90分でした。洛中の日本料理店が料理レベルでは“丙丁つけ難く”て五十歩百歩である以上、ハコ=設備・雰囲気面に着眼すると、「ミシュラン」に陥落させられたとはいえ、他店よりもはるかに「三っ星」に相応しい居心地の良さでした。お庭が見られる昼になら、機会を得られれば再訪したいと実感しました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

つば甚 (野町 / 郷土料理、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/03訪問 2017/08/23

金沢最古の?料亭のおもてなしは三ッ星級♪

 金沢に回ったのはもちろん「小松弥助」再訪のためですが、昼のみ営業なので前夜の食事は、、、と色々手を尽くした結果予約が取れたのが、宝暦年間創業以来260年余の料亭「つば甚」でした。2月の「高台寺土井」・岡崎「つる家」に続く今年3軒目の、茨城県大洗「山口楼」及び当時ミシュラン3っ星「濱田家」・ミシュラン2っ星「福田家」両自催オフ会以来6軒目の「料亭」どす(^^ゞ
 犀川を渡り寺町方面へ歩きながら迷っていると、電信柱に店名広告が。そこでした。ヘリポートのような広い駐車場ゆえ庶民な筆者は見落としてました。その奥の建物を上がり、仲居さんの案内で部屋へ。ちなみにこの部屋「吟風の間」は後から挨拶に来た女将によると、

  松尾芭蕉が滞在した部屋

だそうです。ここで「なるほど~」と鵜呑みにしたりはしないのが、正しい大卒教養人。店開業の「宝暦年間」は徳川家重の時代で18世紀、松尾芭蕉が生きたのは17世紀では?とツッコミ入れると、冷ややかに「移築しました」。
 さて料理。店HPによると、付出、八寸、吸物、お造り、焼物、煮物、一品、酢物、留 留椀 香物、水菓子との構成。この順番ではなかったけど、この枠組で出されました。
 最初の八寸からして、出し方が凝っています。以後、料理のしつらえの凝り方が、金沢の料理文化の特長か?と思わせるほどに、凝った出し方をされました。
 お椀は蛤真丈。蛤の香りが強過ぎず、でもしっかり出ていて美味しかった。次のお造りは「古来からの習い」だとかで、部屋を消灯して、お造りの盆に灯りを添えて出されました。蝶を象ったカボチャを添えたり、手がこんでいます。
 続いては、白魚鍋、のどくろの焼物と、平凡ながら当地の旬の食材を押さえています。タケノコの若竹煮は、尋ねたら白山山麓産との答え。今季は12月からタケノコを食べていましたけど、やはり今の時期に出されるのが旬を感じて良いですね。酢の物と、食事「留」は鯛の蒸し寿司。これはこの後の鮨屋でも出されました。恐らくはこの時期の金沢の郷土料理の一つなのかも。
 「食べログ」には「20000円~」と書かれているお会計ですが、20000円で僅かにお釣りが来ました。でもこんな老舗高級料亭でも、筆者のごとき

  庶民客も「一人前の客」としてもてなしてくれた

のは居心地良かったです。食事した「吟風の間」は、仲居が退出したすきに写真撮れましたけど、見せてもらった他の歴史的な部屋は、さすがに撮れませんでしたが (^^ゞ

  • (説明なし)
  • 松尾芭蕉が滞在した「吟風の間」
  • 松尾芭蕉が滞在した「吟風の間」

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8位

比良山荘 (大津市その他 / 日本料理、オーベルジュ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/08訪問 2015/08/14

毎皿サプライスの口福

 半年ぶりの来店となる「徳山鮓」オフ会を開催したところ、参加するシェフの一人から、「どうせなら、近くの『比良山荘』にも行きませんか?」 こうして彼主催のオフ会として、両店を同日にハシゴすることになりました。堅田駅からタクシーに相乗りして予定より2時間早く到着。でも店が食事時間を早めてくれたのが有難かった。
 やたら熱いじゅんさいのお吸物で始まり、八寸が赤梅の蜜煮、子持ち鮎のなれずし、イワナの寿司、鯉の卵、みず、ウナギの煮こごりなど。全員初来店ということもあって、皿が出されるたびにサプライス感満載で、ディナーとしては楽しかったです。
 特に、お造りの琵琶湖産ウナギの焼霜と自家製鯉のあらいは美味しかった。聞くと、我々の部屋の窓の下で養殖した鯉を捌いて出しているそうです。続いては、鮎の塩焼き。で次の皿も、鮎の塩焼き。 この店の夏のウリが鮎ですからね。堪能しました。
 次に出てきたのが琵琶湖産すっぽんと地鶏の蒸しスープ。これは絶品でした。シェフたちは具を一つ一つ取り出してチェック、「この冬瓜、隠し庖丁が入っているじゃん。『仕事』してるなぁ」「これ、どんこじゃん。こんなに飾りつけるの難しいんだよね」などと料理人らしい感想。いちじくの煮浸しが来て、食事はとうもろこしご飯に鯉こくでした。デザートの枝豆もちには、出されて一同驚き、食べて来て味の良さに二度驚きました。
 「徳山鮓」と食材がかぶっているのは仕方ないし、女将も言及して軽く詫びてましたが、比較できて楽しかった。 今回は13000円コースでしたけど、支払額は最低額の筆者でさえも16000円弱でしたし。さらにタクシー代は、堅田駅からの往路は7000円越え、洛中に出る帰り道は8000円近かった。このタクシー代も加味しても、是非また来たいですね、特に冬など食材豊富な季節に。値も上がりそうですが(汗)

  • (説明なし)
  • じゅんさいのお吸物
  • 八寸

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9位

祇園 淺田屋 (三条京阪、三条、祇園四条 / 日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 2.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2016/11訪問 2018/06/13

イケメン店主の繰り出すイケてる和食!?

 改修後のおまかせコース価格変更(税別8000円→税別15000円以上の時価)に伴い、採点変更。[H30.3.]
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 ミシュラン審査員も来店した(最近のミシュラン審査員って、食後に名刺出すそうです<笑>)けど2017年版には掲載されず。でも、この小規模な店がもしミシュランに掲載されたら野次馬の氾濫に押し流されてしまいそう。「大化け」せずに今まで通り、「食べログ」レビューも増えない隠れ家店として、我々常連客だけに美味しい思いをさせて下さい。電話は必ずコールバックしてくれるし、8月来店時に格段のレベルアップあり、評価変更。 [H28.11.]
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 数年前には「『イケメン』なんて、オフ会の紹介には不要です」とマイミクの原稿をザックリ削除した筆者ですが、その後民心が劣化したわけでもないけど、最近は多用されてます。もし店主がイケメンでなかったら、店があんなに繁盛してはいかっただろうという店も増えてきました。数日前に訪ねた「祇園 浅田屋」は、そのカテゴリーでいくと、偏差値90越えの超イケメン。
 店はカウンター6席のみなので前日までの完全予約制で、できれば客に殺到してほしくない感じ。さらに、筆者は「今が大事」「一期一会。来店した時のパフォーマンスを採点」するので、学閥チックな「修業先」って、食材の産地よりも参考にはしないのですが、この店の店主は聞いて納得。食材・料理に対する目利きぶりが、さすが「吉兆」出だと納得できました。今後、料理レベルや淡々とした接客の妙が発展するのか?レベルダウンするのか?読めませんが、暫く通って生温かく観賞する価値はありそうです。
 「簡単にはこの店は見つけられない」と情報源には書いてありましたが、何のことはない、すぐ見つかりました。能面造りの家元が大家さんだそうです。まぁ、大変ですね(謎笑)
 料理は税別8000円のおまかせコースのみ。先付は、愛媛県産岩牡蠣のおろし和え。食べやすいように牡蠣を切ってあるあたり、女子の歓びそうな仕事です。お椀は、鱧の真丈と焼茄子。安い食材でカネ浮かせているなぁ、と思いつつ、鱧はほとんどまるのままで好感。椀器の点金も、料理に合って心地良いですね。お造りは、ぐじ、白とり貝、鯖、鱧あぶり。季節の定石は押さえています。白とり貝も、今の洛中では盛んに出される食材。鱧続きなのを嫌がる「通」ぶりもいるみたいですが、旬の代表食材は続いても、むしろ食べ比べられていいじゃん!と好感。
 この間、イケメン店主はほとんど雑談はしないながら、仕事ぶりが実直・誠実そうに見えます、あくまで主観的ですが。ちょうどマイミクさんが用賀「花邑」の店主の仕事ぶりを実直・誠実と認めて再訪をリクエストされた時と同じ、凛とした店内の雰囲気。ちなみにこの店、前日までの完全予約制で当日の来店は絶対受けないそうですが、そんなわけでお盆明け・給料日前のこの夜は筆者の貸切。店に電話は入っていましたけど、「前日までの予約制なので」と断っていました。この辺りにも、誠意ある姿勢が感じられます。
 お造りの次には、河内鴨の握り寿司。これはどうやらこの店のスペシャリテらしい。河内で鴨?と尋ねると、大阪府東部・旧「河内国」エリアでは昔は独特な鴨を生産していたけど、現在は1,2軒で養殖しているのみだそうです。ほのかな脂のノリも程好く焼き加減も好ましく、満足度高い一皿でした。 八寸は、例によって蓮の葉のせ。焼物が、ビワマスのつけ焼き。続いて、冬瓜のけんちん椀に河内鴨ロース。飯物の前に小椀やしゃぶしゃぶを持ってくるのも、最近の京都和食界の流行りかいっ!がまん顔と思えるほど、このパターンが増えてきましたけど、筆者は好きですwww 満足に食べました。
 飯物は茗荷ご飯。ちょっと、食材安く済ませたかな? デザートは、すいかと抹茶のムースでしたが、このムースがなかなか美味しかったです。

 正直、量的にはまだまだだけど、料理・接客・価格のバランスはよく取れており、コスパも悪くないでしょう。というわけで次回「再訪あり」。これから大化けするかも。
[H27.8.]

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 愛媛県産岩牡蠣のおろし和え

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10位

香川 一福 神田店 (小川町、淡路町、神田 / うどん、天ぷら、カレーうどん)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2015/12訪問 2015/12/30

おだしの味わいが舌に残る讃岐うどんの白眉

 定期的に肉会を開いている月島「在市」は、開業時に訪ねて、その斬新なコンセプトとよく選ばれた肉などの食材に好評で、定期的に肉会を続けています。その「在市」の店主が、神田に讃岐うどん店を出すと聞いて行ってみました。開店当初となると朝から混んでいたらしく、早く行ったマイミクさんが登載した長蛇の列の写真を見た時には、今日はもう無理か?と思いましたが、品切になったらまたうどんを作り直し、夕方からまた店を開くと聞いて、めげずに行ってみました。
 まだうどんができあがっていなかったのでと待っている間に前菜代わり出された天ぷらは、意外に衣薄くてあっさり食べやすい。好みもあるでしょうけど、筆者は基本このあっさり揚げの方が好きなので、まず好感。品切になった別の種類も次回食べてみたいです(ともう「再訪あり」を宣言(^^ゞ)。
 上げた写真では少ないように見える麺ですが、これはこの後和食の自催オフ会があるので筆者だけ、「小」でも多いからと特別に盛りを“極小”にしてもらったからで、普通に注文すれば、この3倍以上の量が出ます。満腹ですねwww 筆者は容姿が太くないせいかうどんも太くない方が好み(ん?)なんですが、太さ中くらいで、うどんのこしが良く伝わってきます。同席した別のグループの客たちも、太すぎずほど良いと申していました。かけは「冷」でと勧められたのですが、今日は涼しいし?敢えて「温」でお願いしたけど、これが正解でした。だしの繊細な味わいがよく舌に残ります。これは、昨日までいた祇園で食べ歩いた割烹「つじや」「たまりや」の椀物と同じレベルのだしだ!とそのレベルの高さに驚きつつ、店主に後で尋ねたら、なるほど、そういう食材で料理していたんだぁ、と感心(あ、隠し味は企業秘密だそうなので書きません)。ぶっかけは、かけとは違う食材でおだしを仕上げてますね。本当はもっと食べたいのに、この後の予定があるのが残念!と、改めてゆっくりと食べに来ようと思った次第。料理業界に長い香川県出身の先輩が明日訪ねるそうですが、讃岐うどんについては一家言もつ彼も満足することは間違いないでしょう。

 で忘年会もなぜかこの店で(^^ゞ ←採点修正とこの1行の加筆のみ、H27.12.30。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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