2回
2015/09 訪問
新しくなった大濠公園湖畔の老舗フレンチ♪@レストラン花の木
ロイヤルホストなどの外食事業・機内食事業・ホテル事業などを手掛けるロイヤルホールディングスが
最初に創業した第一号店が福岡の『ロイヤル中洲本店』。
1953年(昭和28年)のことで、福岡で初の本格的なフランス料理店だったそうです。
現在の映画館・中洲大洋あたりにあったとか。
その後、『花の木』と名前を変え、大濠公園のほとりに移転しました。
老舗のグランメゾンとして人気でしたが、2013年に老朽化の為閉店。
2015年に再び、カフェ・ショップ・レンタルボートの4つの店舗からなる複合施設『ボートハウス 大濠パーク』内に生まれ変わりました。
ちなみに1階には、『Royal Garden Cafe(ロイヤルガーデンカフェ)大濠公園』が入ってます。
イメージ的には、メニューが少ないロイヤルホストみたいな感じでした(笑)。
ボートハウス1階の通り沿いのテラス席はペットOKだそうで、一度ランチでうかがってみたいですね。
『レストラン花の木』はボートハウスの2階にあります。
入口はどこだろう?と思ったら、建物の端の目立たないところにありました。
重厚なドアを開くと、レセプションがあり、
予約より随分早めの時間に来てしまったので、1階の腰掛待合で待ちました。
壁にアメリカの名女優マリリン・モンローの写真が飾ってありました。
1954年(昭和29年)にマリリン・モンローとジョー・ディマジオ(大リーガー)が新婚旅行で日本に1か月間滞在し、
その内の3日間福岡におられたそうです。
その時に、食事をした『ロイヤル中洲本店』のオニオングラタンスープが気に入り、3日間通い続けたそうです。
ちなみに、このオニオングラタンスープは今でも花の木で頂くことが出来ます。
味は違うかもしれませんが、ロイヤルホストのメニュー(450円)にもありますね(笑)。
レストランフロアに通されました。
全面ガラス張りで、大濠公園を広く見渡せます。
明るいお昼間もいいけど、夕暮れもキレイでしょうね~♪
今回は、窓際のテーブル席を3名で利用しました。
仕事仲間内のちょっとしたお祝いです。
プレゼント交換をした後、乾杯!
水やけどね(笑)。
1人はノンアルコールのロゼスパークリング、2人はサンペレグリノ(イタリアのガス入り中硬水)にしました。
サンペレは750mlのボトルなのでシェアしました。
こちらがランチメニューです。
コースのみです。
今回は、真ん中の5,300円のコース(税サ別)を頂きました。
メインは魚かお肉から選べます。
アミューズ・ブーシュ(一口のお愉しみ)。
色々種類があって、『一口のお愉しみ』以上のお楽しみがあります。
ちなみにこのお皿(プレート)の形は、大濠公園を表しているそうです。
職人の方が1枚1枚削った手作りだそうです。
海老のなんちゃらと茄子のなんちゃらとつぶ貝のなんちゃらです。
薄味で素材の味が活きてます。
お酒のおつまみみたいですが、お冷でも十分美味しく頂けます。
アワアワのコーンスープ。
トッピングは別添えでこちらもコーンの粒々でした。
マゼマゼして頂くと、微かにコリアンダー(香菜)の風味。
パクチーブーム来てるね~(笑)。
パンです。
ライ麦入りかな~。
それほど強いワケではありませんでしたが、この風味が好きで、おかわりしちゃいました。
前菜はイカのタルタル風です。
ソースは、赤と黄色のパプリカを使ったもので、それぞれレモンやハーブで味付けされています。
こちらにもコリアンダーが使われてました。
パクチーブーム来てるね~(笑)。
箸休め的なあしらいは、ビーツ。
スープはヴィシソワーズ。
こうとう葱とコンソメジュレが入ってます。
冷たくて濃厚で美味しい!
今年最初で恐らく最後のビシソワでしょう。
ちなみに+1,000円で、マリリンモンローが愛したオニオングラタンスープに変更できます。
私が頼んだメイン料理は魚。
キンキをキンキエキスたっぷりのスープで蒸したもの。
高蛋白低脂肪でとっても上品♪
今日のランチはフレンチだから、明日から2.3日は節制して大濠公園を走りまくろうと予定しましたが、
今回のコースランチは、低脂肪で量も控えめで、その必要はなさそうでした。
こちらは他の方が頼んだ肉料理。
和牛ロースのステーキでした。
こちらもあっさりした感じですね。
淡路島産新玉ねぎのペースト添え。
一番安いコースだと、お肉が1切れになるみたいでした。
メイン料理に共通の焼き野菜は別添えで。
オイルたっぷりで、塩味強めで美味しかったです。
デザート。
トップから、ココナッツミルクのアワアワ・ヨーグルトシャーベット・メロン・レモンパイの重ねになってます。
あまり甘くなくてさっぱり。
コーヒー。紅茶も選べます。
コーヒー分からないけど、濃厚で食後にぴったりでした。
今回の印象としては、全体を通して食材の風味を生かした薄味で、ノンアルコールでも十分美味しく頂けるコースでした。
B級グルメブロガーとしては、まだまだこの後ラーメン1杯位は入りそうだなと思いましたが(笑)、
最後に華やかなプティフールが登場したので、心も胃袋も大満足♪
この日は平日で、お客さんのほとんどが年輩の女性グループでしたが、
確かにハコと言い、ボリュームと言い、サービスと言い、
その層にはとてもウケが良さそうだと思いました。
大濠公園でランチ後は、絶対白鳥ボートに乗ろうと企んでましたが、この日は悪天候の為営業してませんでした。
貸しボートと白鳥ボートとあめんぼ(水上サイクリング)は毎年3月~11月の営業だそうで、
気候も良くなったことですし、一度は体験したいものですね♪
【店名】レストラン 花の木
【住所】福岡市中央区大濠公園1-3 ボートハウス
【営業】11:30~15:00(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.20:30) ※要確認
【定休】月曜日(祝日の場合は火曜日) ※要確認
※地下鉄・大濠公園駅3番出口より徒歩2分。西鉄バス・荒戸1丁目停より徒歩1分。
メニューなど画像多めのブログ記事♪【博多おんな節。】【福岡】新しくなった大濠公園湖畔の老舗フレンチ♪@レストラン花の木
http://hakata.livedoor.biz/archives/2092294.html
過去記事:【博多おんな節。】春のディナー♪@レストラン花の木
http://hakata.livedoor.biz/archives/1841597.html
2015/09/14 更新
『レストラン花の木』の前身は1953年(昭和28年)に福岡市中洲で創業した、
福岡発祥のロイヤルグループの第一号店です。
福岡初の本格フランス料理レストランでもあり、国内外の賓客をもてなす迎賓館的存在でした。
1989年(平成元年)に現在の大濠公園内に移転し、その後も改装されましたが、
スタイリッシュなフレンチ店が増える中、老舗の風格とクラシックな雰囲気を保ち続けています。
窓からは大濠公園の景観が望めます。
ゆえに改まった会食やウェディングパーティー、勝負デートにも相応しいところですが、
秋も深まり赤ワインが美味しい季節になりましたし、福岡ソムリエ界の重鎮・黒木氏もおられるので、
老舗のモダンフレンチとワインを楽しむこととなりました。
こちらがレストラン花の木(2階)がある『ボートハウス』です。
水上レストランみたいにキレイです。
1階は同じくロイヤル系列の『ロイヤルガーデンカフェ大濠公園』と
ベーカリーやピンクベリーのフローズンヨーグルトが楽しめる『パークショップ』になっています。
暫し、中の島散策後、店内へ。
静かな感じに見えますが、実は大濠公園はランの聖地なので、
夜と言えどジョガーでワシャワシャしとります(笑)。
目の前を魚の大群のように流れていくジョガー達の一瞥を浴びながらの写真撮影。
1階のウェイティングスペースから2階のレストランフロアへ。
全40席ほどのフロアで、個室もあります。
レストランから中の島のライトアップが望めます。
数分毎に色彩パターンが変化するそうです。
[点灯時間] 4月~9月(19:00~22:00) 10月~3月(18:00~22:00)
夜景を眺めつつスタートする秋のフレンチ@レストラン花の木。
最初は「がっつりジビエでも食べよう」ということだったのですが、チョット違う雰囲気。
メニューをうかがうと、お肉は鴨か牛フィレ肉とのこと。
ワイン通の友人と黒木支配人がワインリストを色々見ながら相談している間に
「グランクリュうんぬん」というとこだけ耳ダンボで聞きながら、シャンパーニュを頂きます。
以前ほど泡・白・赤と全てボトルで飲めなくなってきたので、
今回はシャンパーニュだけグラスで頂きました。
アミューズ・ブーシュ。
地鶏のミンチボール・ナスを生ハムで巻いたもの・ポワロ葱・ビーツソースのチーズムース。
公式サイトのメニューには、『季節のメニュー』とだけ記されており、詳細はありません。
その場ではお料理について詳しい案内を頂きましたが、あまり覚えていないので、
記事ではテキトーに簡単に書いてます。
パンはカンパーニュみたいなもの。後にバゲットも出ました。
パンは自家製ではないものの、オーダーメイドで作ってもらってるそうです。
バターはあっさりタイプと発酵タイプの2種類。
冷たい前菜。
カツオに、彩り野菜・スーパーフード・クミンのソースを組み合わせたもの。
博多屈指の老舗レストランですが、料理はクラシックでもトラディッショナルでもなく、
イマドキのライトな創作フレンチです。
フルコースを頂いても、それほど罪悪感を感じないボリュームです。
そして、イマドキらしくフォトジェニック♪
いつも友人が料理に合わせて選んでくれるワインが楽しみです。
白は、2008 Domaine Roulot Meursault Les Luchets
ドメーヌ・ルローについての黒木支配人のミニセミナーもお値段の内なので、一生懸命聞きます。
ムルソーはとても好きですが、最近はライトなフレンチに合わせてライト志向のものが好まれるとのこと。
でも、コレは個人的好みの力強い樽香を感じつつ、エレガントさは保っていました。
温かい前菜。
アワビ・肝のソース・アミガサタケ。
魚料理は甘鯛とマツタケ。
今回のムルソーの若干の軽やかさは、泡系のクリームソースと相性が良かったです。
余談ですが、使ってあるお皿は小石原焼(福岡県朝倉郡東峰村産)だそうですが、
若手の方による作品なのでどことなくモダンでした。
少し前から、赤を抜栓しています。
2008 Mommessin Clos de Tart Grand Cru Monopole
モメサン家のモノポール!
最初は、遠慮がちな上品さでしたが、すぐさま本領を発揮。
酸だけが目立つのではありません。ゆったりと幅広く、伸びやかに拡がる余裕の味わい。
更に3杯めの後半から、立ち昇るフィネスを感じ取りました。
うーん、満足♪シルヴァン・ピティオ氏時代を堪能しました。
後に、高額買収話が出たのも納得です。
ワインはビッグでしたが、対するお肉は意外に小さかった(笑)。
でも、旨味が凝縮しているし、最近はこれ位で丁度良いですね。
鴨胸肉のローストです。
塩が効いた皮目と艶めかしい風味が、ベリー的な鉄分・土・なめし革の香りに合ってました。
シニアの常套句『美味しいものをちょっとずつ』の意味が分かりかけてきました。
以前は美味しいものは「沢山食べればいいじゃーん!」と思ってましたので。
レストラン花の木のフルコースはまさしく『美味しいものをちょっとずつ』の構成です。
ここからは、だいぶん気分が良くて詳細が曖昧ですが、
デザートが続きます。
近年は、アシェットデセールやデザート重ねのスタイルが増えましたね。
甘いものはあまり得意ではありませんが、気分が華やぎます。
こちらはフツーのアイスクリームのデザートに見えますが
フランスの定番焼き菓子『タルトタタン』をかなり大幅にアレンジしたものだそうです。
リンゴのコンポートの下に、キャラメル味のゼリーやカスタードソースを敷いています。
これは何だったかなぁ。
アイスクリームだけど、イタリアのカッサータみたいにナッツやドライフルーツが入ったもの。
…ヌガー・グラッセですね。
上にベリー系のシャーベットがのってます。
最後に、プティフールとエスプレッソを頂きました。
シメのプティフールまで女性が喜びそうなビジュアルでした。
ごちそうさまでした♪
お昼は爽やか&エレガントにランチも楽しめるレストラン花の木です。
食後は白鳥ボートでカロリー消費もありです(笑)。
【店名】レストラン花の木
【住所】福岡県福岡市中央区大濠公園1-3 ボートハウス大濠パーク
【営業】12:00~15:00(L.O.14:00) 18:00~22:00(L.O.20:30) ※要確認
【定休】月曜日(祝日の場合、翌火曜日) ※要確認
※地下鉄・大濠公園駅3番出口より徒歩2分。西鉄バス・荒戸1丁目停より徒歩1分。
メニューなど画像多めのブログ記事♪【博多おんな節。】【福岡】博多の老舗フレンチで秋の宴♪@レストラン花の木
http://hakata.livedoor.biz/archives/2140238.html