2回
2016/04 訪問
奥多摩町方面に行った際はオススメします
奥多摩の入り口から少し走り、御岳山を少し過ぎたあたりにお店はある。
東京都の選定歴史建造物にもなっている丹三郎屋敷長屋門があり、奥多摩の自然と相まって初めて来たお客さんはきっと期待に胸弾むはずです。
GW最終日とうこともあり、予約のお客さんが大勢いたことも相まって、すでに1時間待ち(´・ω・`) 多摩川のほとりを散歩して時間を潰す。
店の外観も古民家を改築したつくりで、風情はかなりのもんです。もうロケーションという意味では最高レベルです。庭もキレイに整っていて店内から見える風景はもう「日本の原風景」そのものという趣である。
店内は左右で分かれていて、普段はあまり通されない団体(法事等でよく使われている)の座敷へ通される。
初夏の陽気を思わせる今年のGWの強い直射日光を遮るすだれがあり、奥多摩の森から吹く風が気持ち良く、風通しのいい場所となっていた。
席につくと、お茶とともに決まって煮付けが出てくる。これは出汁を取ったかつお節の削りかすを甘辛く煮たような物である。うーん静かながら美味である。
注文は決まって「天せいろセット 2,000円」を頼む。セットの内容は「そばがき」、「そば」、「天ぷら」、「そば菓子」で、ひと通り丹三郎の味を堪能できるので初めて来るのであれば少々高めだが、絶対これをオススメする!!
そして、同行した母親が注文の際に聞かれた、「たらの芽の天ぷら 600円」と「たけのこの天ぷら 600円」も追加で注文する。丹三郎のメニューは定番メニュー以外で、季節の地のものが天ぷらなどで食べられるのも非常に嬉しい。
すぐに、たけのこの天ぷらが来た(・´з`・)♪ 抹茶塩で食べるため、天つゆはない。ここの天ぷらはとても絶品である。理由はゴマ油で揚げているので、ゴマの香りがよく非常にカリッと揚がっている。そして衣は薄めだが、中の食材には程よく火が通っており、食材の美味さを引き立てられているからです。
しばらくすると、たらの芽の天ぷらも来た♪ これには、あまりの量の多さにびっくりしてしまった。しかも芽だけでなく一本丸ごとが6本ほどもあるのだ。たけのこもたらの芽も独特のエグみが全くない。それもそのはず、今朝裏山で採れた新鮮そのものなのだからとのことである。どちらも食感、味、素材ともに素晴らしい。
さらに、そばがきの登場である! そばが好きな人は食べたことがある人もいるかと思うが、そばがきは、そばを打ってなければ出すことができないのは当然だが、手打ちそばのお店でもやっているところは非常に少ない。
そして丹三郎のそばがきは絶品である。茹でたてのホクホク状態の柔らかなつく前の餅状態のそばに、カツオがよく効いた少し辛めの出汁と風味豊かなかつお節、ネギで食べるのだが本当に言葉にならないほど美味い!(笑)
そして仕打ち天せいろの登場です! そばは細めなので一見すると緩そうなそばだが、とてもコシが強く喉越しも良く、割合は分からないが、そばの風味も強い。量も一般的なそば屋より多く200g〜250gくらいだろうか、一般女性や小食な男性であれば、お腹を満たすにはこれだけで十分な量である。お店のサービス精神が際立つ。
そして、天ぷらなのだがそばに負けないくらいしっかりとしている。
天せいろの天ぷらも当然、ゴマ油で揚げてカリッと仕上がっており、季節により食材が多少変わってくるので、来る度に変化を楽しめて四季を感じられる。
いつも天ぷらには小さな魚があるので、ある時「この魚はなんですか?」と恥を惜しんで聞くと、なんと「鮎の稚魚(稚鮎)」とのこと、これにはびっくりした。キレイな川の代名詞を惜しげも無く稚魚の段階で天ぷら出してしまっているのだから(ネットで調べているとやはり鮮度が保てないので高級魚だそうです)マジか!? こだわりを感じずにはいられない。
かなり注文し過ぎてお腹いっぱい感があるが、シメはセットの「そばアイス」です。
たぶん自家製であろう作りで、素朴感とさっぱりとした味にそばが練り込まれて、上品な味わいになっている。
セットのデザートは、蕎麦餅、そば饅頭、蕎麦アイス、そばぜんざいと4種類から注文時に選べるのだが、どれも美味いのでお好みでいいと思います。
あまり、そばの解説をしなかったが、丹三郎は「天ぷら」、「そばがき」、「そば」の3つをオススメします。特に天ぷらは、専門店くらい素晴らしいです。天ぷらでゴマ油を使っているのは専門店以外では知らないので、かなりのこだわりを感じますし、決して安い材料ではないのでお店の努力が非常に感じ取ることができます。
ちなみに店名は丹三郎という頑固親父がやっているのかと思いきや、地名だそうです(笑)店員さんは皆さん丁寧・親切で優しいです。(最初は、店名のため何度も行こうか迷っていた小心者のわたしです)
店内には有名人の色紙も多くあり、テレビや雑誌で度々紹介されているのも納得です
青梅の入り口で、四季を感じられる趣のあるそば屋にて絶品のそばを食せるのは嬉しいです。
「絶対また来ます!!」
内容の詳細は>うまいもの大好き 東京 西多摩郡 丹三郎 http://goo.gl/KTLd5R にて掲載しております。
2018/02/26 更新
はじめての来店から3ヶ月置きくらいにお邪魔しておりましたが、ここ半年振りに久々の来店となりました。
夏場にお邪魔する機会が多いのですが、冬場はまだ梅も咲いておらず。
冬の時期は客足はまばらだそうですが、念のため予約を取っておきましたが、案の定、12時を過ぎた頃には満席でした。
お店の茅葺きが改修工事中らしいのですが、営業はいつも通りです。
暖簾もリニューアルされたようで「むむむ」っという感じです。
店内も少しリニューアルされたのでしょうか?障子などがキレイになっていました。
丹三郎さんでは、冬場はこたつで食事を楽しむことができるんですよ!
お手拭きは手ぬぐいと、何とも雰囲気を随所に感じさせてくれます。
注文は決まって「天せいろセット 2200円」です。
やはり丹三郎さんのそばがきは絶品!美味い!
セットの天ぷらも季節によって変わります。
今回は、カボチャに春菊、レンコン、海老に鮎の稚魚です。
天ぷらの美味しさも変わらずで、鮎の稚魚は大振りでした。
鮎の稚魚は大きさで味がかなり変わることが分かりました。
蕎麦の美味さも変わらずです。
濃いめの蕎麦つゆに負けないくらいのコシの強さが美味しいです。
セットの締めくくりの蕎麦菓子は「いちごアイス」をチョイス。
手作り感が残る感じが、素朴ながらで美味しいです。
暖簾が変わって「大丈夫かな?」と一瞬焦りましたが、味も素材も変わってなくて一安心です。
今度はコースを食べてみたいものです。
「絶対!!また来ます!!!」