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鎌倉で復活した本家嫡流
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2022/06/23 更新
かつて上野にあった "もうひとつの岡埜榮泉" なぜか鎌倉へと移転してしまったのは知っていた。
県道をそぞろ歩いていたら、目立つ赤い暖簾と白く染め抜かれた大福のロゴに目が留まる。県道が今小路と分かれる六地蔵と呼ばれる五叉路、こんなところにあったんだ。
先客も後客もなし。
女性店主が笑顔で出迎えるレジカウンター上には、通し函にしっかり上野の文字。なぜ鎌倉の地に移転したのか、よっぽど尋ねようとも思ったが雑談して何も聞かずに出てきてしまった。
豆大福をつぶあん、こしあんそれぞれ2つずつ購入。
てっきり冷やかしのつもりで来た一見観光客かと思ったのか、大福を2つも3つも買っていくとは思わなかったのか、一瞬あっともおっとも言えぬ声で嬉しそうに対応して下さる。
いやね、こちとら筋金入りの大福マニアなのですよ。とくに「岡埜榮泉」の熱狂的な信奉者でもあってですね。。。
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持ち帰った大福をさっそく頬張ってみる。
手に持っただけで変形してしまうほど柔らかく、もちもちの皮とそれに包まれた餡の絶妙な配分率、甘さ控えめな餡、ほくほくの赤エンドウ、どれをとっても "岡埜榮泉" であり「虎ノ門 岡埜榮泉」にも負けず劣らずの出色の出来におもわず笑みがこぼれる。
とくにこちらではつぶあんのことを "つぶしあん" と呼称していて、いただいてみればなるほど、おはぎを頬張っているかのようでもあり。
なんといっても初祖の肩書きが誇らしい。上野広小路にあった「岡埜榮泉 総本家」の番頭が興したのがこちら。その大元になった「総本家」は廃業してしまったので、暖簾分けされた「虎ノ門 岡埜榮泉」ともども嫡流といってもいいんじゃないのかな。もうなんだかよく分からないけど。
伝統ある老舗が次々に店を畳んでしまう昨今、事情はあれど新天地で再び暖簾を出してもらえたことに感謝。