9回
2021/08 訪問
久々に堪能するレジェンドの味わい。
2021年8月9日(月・祝日)
本日はニボ美と分かれてから約半年振りにこちらの店を訪問です。
最初は横浜に戻るつもりだったものの、日比谷線の改札を通った瞬間こちらの存在が脳裏に浮かんでしまいました(汗)
14時15分に到着すると、店の前では17名の先客が入店待ちの状況です。
因みに、私の4人後に並んだ方で本日はオーダーストップとの事でした(汗)
外待ちの間に食券の購入を求められた為、先ずは「味玉醤油ラーメン」の食券を購入しました。
そして、外で待つ事54分で店内に案内され、席に着いて待つ事2分ほどで待望のラーメンが到着です。
尚、今回のメニューは過去に記録済である為、今回のレビューでは詳細に関する記載を割愛致します。
ただ、半年振りに食べてみると、生醤油の風味や鶏油の効き方が前回に比べて若干抑え気味であった様な気がします。
また、スープの味は相変わらず秀逸であるものの、麺に対するスープや鶏油の絡み具合が些か控え気味である様に感じます。
一方、過去に比べて麺が熱を帯びていた為、絡んだスープや鶏油の旨味が舌に伝わり難かった可能性も強ち否定出来ません。
尚、久々に食べた味玉は黄身が若干硬めに仕上がっていて、適度に染みた甘めな出汁が黄身のコクや旨味を際立てています。
偶々の味ブレか意識的な変化かは分かりませんが、過去に戴いた味に比べると自分の好みから若干離れてしまった印象です。
一方、人気振りは相変わらずの様で、緊急事態宣言中にも関わらずコロナ前に比べて寧ろ行列が微妙に延びている様な気がします。
暫く期間を置いてから再び訪問したいと思います。
ご馳走さまでした。
2021/08/10 更新
2021/01 訪問
自慢の鶏出汁を全開に押し出した塩ラーメン。
2021年1月31日(日)
本日はこちらの店を1ヶ月振りに訪問です。
未だ「醤油ラーメン」以外を試した事がないので、今回は「塩ラーメン」を試すと心に強く誓って訪れました(笑)
11時14分に到着すると、店の前では9名の先客が入店待ちの状況です。
外待ちの間に食券の購入を求められた為、先ずは「チャーシュー塩ラーメン」の食券を購入しました。
そして、外で待つ事24分ほどで店内に案内され、席に着いて待つ事8分ほどで待望のラーメンが到着です。
透明なスープには鶏油が煌びやかに浮いていて、ストレート細麺の上にはチャーシュー、穂先メンマ、白髪ネギ、マイクロハーブが乗っています。
一方、白髪ネギの上には一味と共にスダチと思しき柑橘の皮を摺り下ろした粉が散らしてあります。
先ずはスープを飲んでみると、軽やかで角の無い塩味を感じると共に、鶏出汁の濃密な旨味が口の中に染み渡ります。
出汁は「醤油ラーメン」と同様に鶏のみと思われますが、琥珀酸らしき風味を微かに感じる事から塩ダレには貝出汁を使っている様な気がします。
一方、スープからは山椒と思しき仄かな風味を感じますが、調理の工程を見る限りでは仕上げに若干加えたオイルで風味を与えている様に感じます。
次に麺を食べてみると、多加水寄りの細麺が柔らかめに茹でられていて、コシには些か欠けるものの滑らかな喉越しと共に小麦粉の仄かな甘味を感じます。
そして、麺にはスープと共に鶏油が強めに絡み込み為に、啜り込むと鶏油が舌に集中的に運び込まれる事で味わいに更なるコクを与えます。
尚、本日は豚チャーシューの赤身が微かにパサついていたものの、上質な素材の旨味が素直に伝わる何時も通りの素晴らしい味わいでした。
食べ終えた感想ですが、柑橘や山椒で若干のアクセントを与えつつも、基本的には鶏出汁の旨味を全開に押し出した直球的な味わいでした。
ただ、素晴らしい味わいではあるものの、私の中ではやはり「醤油ラーメン」の方が圧倒的に好みであるとの結論に至りました。
次回訪れた時は、ワンタンが入った「特製醤油ラーメン」を久々に食べてみたいと思います。
ご馳走さまでした。
2021/01/31 更新
2020/12 訪問
2020年マイベスト醤油ラーメン!
2020年12月26日(土)
本日は二軒目に二週続けてこちらの店を訪問です。
13時26分に到着すると、店の前では18名の先客が入店待ちの状況です。
外待ちの間に食券の購入を求められ、一旦店内に入って「特製醤油ラーメン」の食券を購入しました。
そして、外で待つ事46分ほどで店内に案内され、席に着いて更に待つ事4分ほどでラーメンが到着です。
尚、過去に何度もレビューを記しているので、詳細に関しては記載を割愛させて頂きます。
ただ、グルテン化させた麺の風味に生醤油の香ばしさや鶏の旨味が織り重なる事で生み出されるコクや奥行きに満ちた味わいは最早唯一無二の存在感を放っています。
そして、今日も最高に美味しかったです!
来年こそは「醤油ラーメン」以外を試してみたいと思うものの、誘惑に駆られて来年も「醤油ラーメン」を食べ続けている様な気がしてなりません(汗)
ご馳走さまでした。
2020/12/26 更新
2020/12 訪問
生涯最高の味わい!
2020年12月20日(日)
昨日はラーJDのリクエストで半年ぶりにこちらの店を訪問です。
13時02分に到着すると、店の前では6名の先客が入店待ちの状況です。
外待ちの間に食券の購入を促されたので、私は「チャーシュー醤油ラーメン」、ラーJDは「味玉醤油ラーメン」の食券を購入しました。
そして、外で待つ事9分ほどで店内に案内され、カウンター席に着いて更に待つ事11分ほどで待望のラーメンが到着です。
醤油スープの上には鶏油が煌めく様に浮いていて、ストレート細麺の上にはチャーシュー、穂先メンマ、刻みネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、生醤油のキレが以前に比べて若干落ち着きつつも鶏の旨味が一段と緻密さを増している様な印象です。
特に鶏の甘味が今まで以上に効いていて、一瞬出汁に昆布が入っているかの様な錯覚に陥ります。
そして、いざ麺を啜り込むと、最早完璧という言葉以外に何も出て来ないほど素晴らしい味わいです。
こちらの真骨頂とも言える味わいは、グルテン化した小麦粉の風味と麺に絡んだスープや鶏油の旨味が絶妙に絡み合う事で生み出されます。
ただ、今回の味わいは今まで以上に神掛かっていると言っても過言ではありません!!
そして、一心不乱に麺を啜っている内に何時の間にか完食を迎えていました。
少なくとも今回戴いた一杯は、私が生涯食べたラーメンの中でも最高の味わいでした!!
横浜からは立地的に若干訪れ難いものの、来年は今まで以上に頻度を上げて訪れたいと思います。
ご馳走さまでした。
2020/12/26 更新
2020/06 訪問
久々の週末営業に突撃!
2020年6月7日(日)
本日は煮干しOLのリクエストで、久しぶりにこちらの店を訪問です。
開店の20分ほど前に到着すると、店の前では8名の先客が開店待ちの状況です。
外待ちの間に食券の購入を促され、私は「チャーシュー醤油ラーメン」、煮干しOLは「味玉醤油ラーメン」の食券を購入しました。
そして、開店から20分後に店内に案内され、席で待つ事4分ほどで待望のラーメンが到着です。
味の詳細については過去に何度か記載しているので今回は割愛致しますが、兎に角何時訪れても高いレベルで味が安定していて、今回も文句の付け所の無い素晴らしい味わいでした。
コロナ対策で席数を6席に減らして営業していましたが、その分回転率を良くする為に食券を先に回収する方式に変えていました。
ただ、営業自粛を終えて久々の週末営業であった為か、いつもにも増して行列が伸びていたので、改めて行くとすれば当面は平日の夜を狙って訪れたいと思います。
ご馳走さまでした。
2020/06/07 更新
2020/02 訪問
鶏出汁醤油系ではマイベストラーメン!
今夜は一週間頑張った自分へのご褒美に、こちらの店を久々に訪問しました。
夜の営業開始の15分前に到着すると、難なくポールポジションを獲得出来ました。
開店と同時に店内に入り、先ずは「チャーシュー醤油ラーメン」の食券を購入します。
そして、店員さんに食券を渡してから席に着いて待つ事5分ほどでラーメンが到着です。
こちらに関しては過去に幾度かレビューを記しているので、味の詳細については記載を省きますが、毎度の如く安定の美味しさです!
こちらを含む「鶏出汁醤油系」の名店は「飯田商店」を除いて概ね制覇したつもりですが、その中でも私的にはこちらの味がダントツで好みです。
この系統のラーメンは生醤油を使ったり複数の醤油を合わせる事で風味を重ねている反面、出汁は原則的に鶏だけですから旨味の奥行きにはどうしても欠けがちです。
故に、醤油による香ばしい風味が極めて食欲を掻き立てるものの、実際に食べてみると大抵の場合は味が香りに負けていて、多かれ少なかれ期待外れの感が残ります。
一方、こちらでは鶏油を多めに加える事で鶏の旨味を底上げしつつも、柔らかめに茹でた麺に鶏油を存分に絡ませる事で、鶏のコクや旨味を徹底的に押し出しています。
旨味の構成が単純である分、その旨味を敢えて力強く押し出す事で、香りに負けない味わいを生み出している点が、こちらの唯一無二の特徴だと思います。
勿論、昨今硬めの麺を好む方が多い中では賛否両論があるとは思いますが、一方でコアなファンを生む味でもあると思います。
因みに、どんなラーメンでも無条件に「硬麺が好き」と言う意見には、私は全く賛同出来ません。
何故ならば、夫々のラーメンに最適な麺の太さや硬さが必ずある筈で、私はこのラーメンにはやはりこの麺の硬さがベストだと思います。
一通り行きたい店を回り終えたら、もっと頻繁にこちらを訪れて醤油以外のメニューを試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。
2020/02/14 更新
2019/09 訪問
何度食べても感動を覚える魅惑的な醤油ラーメン。
2019年9月15日(日)
本日は久々にこちらの店を訪問しました。
先日「ロックンビリーS1」で元祖の味に触れたせいか、水鶏系の中で一番好きなこちらの味が不意に恋しくなりました(笑)
13時30分頃に到着すると、店の前では8名の先客が入店待ちの状況です。
待つ事20分ほどで店内に案内されると共に「チャーシュー醤油ラーメン」の食券を購入しました。
そして、カウンター席に着いて店員さんに食券を渡すと待つ事5分ほどで待望のラーメンが到着です。
濃いめの醤油スープの上には鶏油が煌めく様に浮いていて、ストレート中細麺の上にはチャーシュー、穂先メンマ、ネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、生醤油や鶏油の香ばしい風味が舌を鋭く直撃し、次いで鶏出汁の濃密な旨味が口の中にジワリと広がります。
水鶏系では多くの場合で味が強い香りに負けている印象を受けますが、こちらのラーメンは香りから期待する通りの味わいを与えてくれます!
次に麺を食べてみると、多加水寄りの中細麺が柔らかめに茹でられていて、小麦粉の風味と滑らかな喉越しをバランス良く兼ね備えています。
そして、柔らかめに茹でた麺にはスープと共に鶏油が強く絡み込み、麺と鶏油の風味が絶妙に絡み合う事でコク深い新たな味わいを生み出します。
次にチャーシューを食べてみると、低温調理でレア気味に仕上げた豚ロース肉と鶏胸肉が若干厚めにスライスされています。
豚ロース肉は生姜を効かせた醤油ダレで若干強めに味付けされていて、歯応えに肉々しい弾力を感じると共に豚肉自体のコクや旨味が舌に存分に伝わります。
一方、鶏胸肉は柚子や胡椒を効かせつつ軽めに味付けされていて、サクリとした軽やかな歯応えを感じると共に鶏胸肉の淡白な旨味が舌に素直に伝わります。
食べ終えた感想ですが、何時食べても感動が衰える事の無い実に素晴らしい味わいでした。
特に麺と鶏油の風味が調和したコク深い味わいは、数ある水鶏系の名店でも得られ難い唯一無二の味わいだと思います。
次こそは「塩ラーメン」か「味噌ラーメン」を試してみたいと思うものの、この味の誘惑に勝てず結局「醤油ラーメン」を食べている様な気がします(汗)
ご馳走さまでした。
2020/10/17 更新
2019/06 訪問
醤油感溢れる絶品ラーメン。
本日の昼はラーメン娘のチョイスで、都内屈指の人気店であるこちらの店を初訪問。
13時15分頃に到着すると、15人ほどが入店待ちの状況です。
我々も最後尾に並び、待つ事40分ほどで漸く入店出来ました。
私は「特製醤油ラーメン」、ラーメン娘は「味玉醤油ラーメン」の食券を購入し、私の分のみネギ抜きと伝えて食券を渡します。
そして、カウンター席に着いて待つ事5ほどで、待望のラーメンが登場です。
美しく透き通った醤油スープの上には色鮮やかな鶏油が浮いていて、ストレート中細麺の上には二種類の大振りなチャーシュー、味玉、穂先メンマ、ワンタンが乗せられています。
先ずはスープを飲んでみると、醤油の濃密な旨味と香りが舌と鼻腔を直撃します!
出汁は恐らく殆どが鶏だと思いますが、一切雑味のないクリアな鶏の旨味が、醤油の味と香りを一層鮮明に際立てています。
そして、黄色味の強い鶏油がスープにコクを与えていますが、不思議と脂によるクドさは一切感じません。
次に麺を食べてみると、加水率がやや高めの中細麺が若干柔らかめに茹でられています。
ただ不思議な事に、麺を噛み続けるにつれて歯応えに弾力が増して来て、それと共に小麦粉の旨味が口の中に滲み出て来ます。
人により好き嫌いが分かれそうな味わいですが、スープの味と香りを素直に伝えてくれるので、このスープにはとても良く合っていると思います。
次にチャーシューを食べてみると、低温調理された豚ロースと鶏胸肉のレアチャーシューです。
豚ロースには分厚い脂身が乗っていて、且つ生姜を効かせた醤油ダレで濃いめに味付けが施されています。
脂身は分厚いながらも舌の上でサラリと溶けますが、不思議と脂のしつこさが全くなく、スッキリとした甘味だけが舌に残ります。
一方、鶏胸肉には柚子と胡椒の風味が効いていて、噛み締めるとサクッとした歯応えと共に、鶏胸肉の淡白な旨味が口の中に広がります。
最後にワンタンを食べてみると、醤油ダレと生姜で味付けした鶏挽肉が薄手の皮に包まれていて、醤油の旨味が効いたこちらのスープと実に良く合います。
食べ終えた感想ですが、醤油のコクや香りを押し出したラーメンでは、今まで食べた中でピカイチの味でした。
横浜から三ノ輪までの移動はかなり面倒ですが、遥々訪れて並ぶだけの価値は充分あると思います。
また改めてこちらの店を訪れて、素晴らしい醤油ラーメンを心ゆくまで堪能したいと思います。
ご馳走さまでした。
2019/06/27 更新
この日はラー娘と待ち合わせて久々にこちらの店を訪問です。
こちらはTRY大賞で2年続けて総合1位に輝いた都内随一の名店です。
13時26分に到着すると、店の前では10名の先客が入店待ちの状況です。
先ずは店に入り、私は「特製ロース醤油」、彼女は「味玉醤油」の食券を購入しました。
そして、外で待つ事32分ほどで店内に案内され、着席すると4分ほどでラーメンが到着です。
透明な醤油スープには黄色い鶏油と笹切りのネギが浮いていて、細麺の上にはチャーシューや穂先メンマと共に刻みネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、適度に効きつつも香り高い醤油の風味と共に、シンプルでいてクリアな出汁の旨味が口の中に広がります。
TRYの情報によると出汁は鶏のみとの事ですが、肉質のエキスと鶏骨から抽出されたゼラチン質がバランス良く溶け込んでいる印象です。
一方、タレの主体は火入れされた生揚げ醤油との事ですが、出汁の旨味に遮断される事なく醤油のキレや香りがシャープに現れています。
また、鶏のみの出汁である事から幾分奥行きに欠ける反面、醤油と鶏油の香ばしい風味が重なる事で味わいに魅惑的なフックが生まれます。
次に麺を食べてみると、多加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、噛み締めると靱やかなコシと共に鮮明な小麦の風味を感じます。
そして、嫋やかな肌にはスープのみならず鶏油が潤沢に絡み込み、それらが小麦の甘味と重なる事で味わいに一段と広がりが増す印象です。
次にチャーシューを食べてみると、ロール状の豚バラ肉は若干厚めに切られていて、他方の豚肩ロースは幾分薄めにスライスされています。
何れも赤身に潤いや弾力が保たれていて、尚且つ下味が軽めである事から赤身の旨味と共に脂身のコクや甘味が舌に鮮明に映し出されます。
次にワンタンを食べてみると、鶏挽肉を主体とした餡が薄めの皮で緻密に包み込まれています。
挽肉餡の構成は概ね鶏腿肉と思われる事から、噛み締めると肉質の旨味と共に滲み出た肉汁に含まれる鶏脂のコクが舌に存分に伝わります。
食べ終えた感想ですが、嘗てパイオニアが産み出した水鶏系を頑なに守り抜こうとする店主のストイックさがひしひしと伝わる一杯でした。
とは言え、単一素材の出汁故に日によって味に若干ブレがあり、今回食べた一杯は私の知る最高潮の味わいには僅かに及ばない印象でした。
前回の訪問から些か間が空いてしまったものの、今後はもう少し頻度を上げて訪れたいと思います。
ご馳走さまでした。