『辛味考察』fukumiminokodomoさんの日記

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日本人には辛味耐性が無い?
 僕は辛いものが苦手です。味としてダメというか、辛味耐性が無いため汗が大量に出て、味覚もバカになり、大量に摂取するとお腹を壊します笑。そしてこのような辛味耐性の無い日本人は意外と多いのではと思います。
 実際に日本料理の辛味はワサビや大根おろしで、唐辛子を使った料理はほとんど無く、あっても七味や一味の風味付けです。なので日本人には唐辛子の辛味成分であるカプサイシン耐性が無いのでは?と思ってます。

唐辛子はどのように広まった?
 そもそも唐辛子の原産地は南米で、大航海時代に世界中に分布します。日本では食べるよりも観賞用や体に巻く保温剤として定着したとか。一方でアジア地域には好まれ、その地の料理に取り込まれます。
 現在唐辛子が重宝される四川料理は、古くから香辛料が多用された料理でした。そのような地域で唐辛子が好まれたのは、その地域の人たちに香辛料耐性=辛味耐性があったためかと思います。

最初の人類は辛いものが苦手?
 約5万年前に人類がアフリカから出発し、世界中に分布するわけです。そして各地の食生活(植生など)に適応しながら多様化します。そして日本とアジアで辛味に対する進化のベクトルが異なったんじゃ無いかと考察します。
 そもそも唐辛子の辛味とは、植物が動物の捕食から果実を守るために蓄積する防御物質です。なので、最初の人類は植物の防御物質に弱いのですが、これをクリアし唐辛子を食べれようになるまで進化した人類がいたのでしょう。

色々な辛味耐性
 僕の友人に辛味耐性がある人がいまして、坦々麺の激辛をスルスル食べるのです。なんでも1辛でも10辛でも違いがないらしいです。ご両親は辛味耐性が無いようなので、突然変異で辛味センサが無い感じですね。そして食べすぎると辛さでお腹を壊すらしいので、完全耐性では無いようです。
 また、栄養不足で辛味がわからなくなる人もいるようですね。


 まとめると、辛味耐性は遺伝的に決まる先天的なものと、後天的なものがあり、日本人の多くはそもそも辛味耐性がないのでは?と考察します。
 タイ料理の多くは辛味があってこその味のバランスらしいです。なので辛味耐性のない僕は本当のタイ料理は味わえないのかーと悲しい思いです。舌に塗って辛味を抑えるような薬はないのでしょうか?舌サングラス剤みたいな・・。
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