熊鷹さんが投稿したJUTURNA(大阪/福島)の口コミ詳細

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JUTURNA新福島、中之島、福島/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2018/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

憧れのユトゥルナ

どうしても行きたかったユトゥルナに待望の訪問。早くからネットで予約し、行くならば、と決めていた、中之島のリバーサイドと街の灯を望める窓際のテーブルを確保。

厳かささえ醸し出す玄関をくぐると、コンクリ打ちされたシックな雰囲気の階段を上って2階へ。長いソファとバー使いするのだろうか、カウンター席を配したエントランスは、ライトを落としたアダルトな空気感。

コートを預け、席に通されると、それぞれに椅子を引いてくれ、ゲストとして丁寧に扱われる心地よさを感じる。通路を挟んだ先ではガラス張りの厨房で若いシェフ達が腕を振るう様子が伺える。

期待していた通り、窓の外には冬の寒さを強調するかのような黒い川面と、ダイビルからリーガロイヤルホテルまでの温かい街の灯のコントラストが広がる。

ソムリエのバッジをたたえたスタッフがドリンクと予約していたコースの内容などを実に丁寧に説明してくれる。先ずはドリンクをオーダー。ドイツのクラフトビールと葡萄畑のピーチネクターで乾杯。

クラフトビールは職人がシャンパンのようなビールを作りたいと手掛けたのが成り立ちらしく、そのボトルもどこかシャンパンのようなデザイン。500mlの容量で、グラスに注いだ後の残りを冷やしておいてくれる。

ピーチネクターは、トマトジュースのようなドロっとした濃厚さ。色も想像していたより赤みが勝っていて、味わいはすもものような酸味。喉越しが重い分、この酸味が上手くバランスしている印象。

料理は予め予約しておいたコース。聞けばバッカナーレというお店イチオシのコースらしい。

付き出しで配されたのは、ひと口サイズの白菜のポタージュと野菜のカルパッチョ。ポタージュには胡椒が程よく効いていて食欲を増長させてくれる。ほんの一口ずつの野菜のカルパッチョはオリーブオイルと塩だけで味付けされたシンプルさ。

前菜には和歌山の契約農家で育てられたという15種類のハーブを使ったサラダ。細いお箸を用意してくれているのも嬉しい。サラダは見た目、かなりのボリュームで既に塩で味付けされたまんまをいただき、箸を進めるごとに、トッピング用に用意されたオリーブオイルと粉チーズをまぶしながら食べる。粉チーズが加わることで濃厚さが増し、同じサラダを違う味わいで楽しめる。

更に前菜3種盛りと続く。フルーツトマトと水牛のモッツァレラと茄子のラタトゥイユのようなもの2種類のプルケッタ、3種類の生ハム、それに紀州産寒鰤のカルパッチョ。プルケッタの濃厚さ、生ハムの塩気、カルパッチョの酸味のそれぞれが、ドイツ地ビールの相手をしてくれる。

そしてお待ちかねのパスタ。やはりイタリアンの最大の楽しみはパスタ。4種類の中から、1つずつ、計2種類を選ぶと、きちんとそれぞれをシェアして配してくれる。

選んだのはいろいろキノコのバターベースのものと、茄子のゴロッとした食感も楽しいボロネーゼ風のもの。絶品だったのがキノコのバターベース。麺はスタッフの方が説明してくれたとおり、ヌードルのような麺。まさに、カップヌードルを彷彿とさせる麺なのだが、これにバターの風味が見事に絡んで、イタリア産のものも含むいろんなキノコの食感と共に味わう。

シェアの量はイタリアのテーブルマナーなのか、男性である私の方がやや多めの分量。少し恨めしそうにする連れとの談笑も楽しい。

この辺りからワインにチェンジ。グラスワインはスパークリング2種、白2種、ロゼ1種、赤3種の中から選べる。迷わず赤。

そしていよいよメイン。こちらも6種類の中から2つを選んでシェア。

海鮮とお肉、ということで、海鮮は、静岡産の天然鯛と手長エビのズッパ・ディ・ペッシェ。ズッパ・ディ・ペッシェとは、アサリやムール貝と一緒に蒸したスープ仕立てのもの。ほろほろとほぐれる鯛の柔らかさと手長エビのしまった身が、鯛やエビ自身と貝類の出汁をしっかり吸っていて、コクのある美味しさに仕上がっている。

肉料理はオリーブの実を餌に育ったという讃岐オリーブ牛のランプ肉の炭火焼。スタッフの方お勧めのミディアムレアで頂く。ナイフを入れる時のしっかりした肉質とは裏腹、口に運べば実に柔らかい。黒胡椒の実と、オリーブと牛蒡をペースト状にした付け合わせを添えながらいただく。ほのかな甘みの温かいフォカッチャも美味しい。

充分に満たされたあとはデザート。柿を使ったケーキと3種類の焼き菓子を少しずつ。

ホットコーヒーを啜りながら、3時間近くかけてゆっくり楽しんだ時間を締めくくる。間違いなく、これまでで一番リッチなイタリアンを、誰にも邪魔されない素晴らしい環境で楽しめた喜びを噛み締めてお店を後にした。

2018/12/09 更新

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