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札幌市南区屈指蕎麦名店とされる此方は雪深い厳冬季には暖簾を上げない。駐車場から外壁面を見上げれば「売り」サインばっちりも閉める訳なし。常連客様が足繁く通われ会計時には年越しそば予約。あたたかみのある旧家屋の内外観と仲睦まじい御夫婦のホンワカ客あしらい風景に此方もほっこり。蕎麦茶提供時に…はじめてですか?…の問い。名物と人気の説明を受けて注文を迷う。後客様の注文に乗っかる(真似)如くしてお願いする。と…ご飯は如何なされますか?…大食に見られているのか否や…思わずセットにしてしまった。 ■地鶏膳 ¥1750 *地鶏せいろ *とろろめし *漬もん 季節柄キンと締まった蕎麦の茹で加減適切でしなやか。ぷくぷく凹凸ある細打ち黒蕎麦は手繰りやすい長さで持ち上げれば暗がり白熱灯による乱反射効果を受けて可憐な麺線を描く。啜り上げた口内にて噛み締めると香味と甘み広がり溢れる。 蕎麦濃い。 チンチン熱々を強調され提供受けた汁。素朴に見受ける濃口汁だがキッチリクッキリ現れる野の匂い。鶏&葱の旨味&香ばしさが染み渡る汁に細蕎麦を浸せばよくよく纏う。仲良く手を繋ぎ合わせたままカラダに染み渡る。蕎麦、汁、どちらも旨いのだが、合わせた馴染みが… 秀悦。 蕎麦汁共々合わせ延ばされた芋の甘さは基より香り高い。粗さを残しながら強粘り演出の奥には田舎くささを残しながらも上品な甘と爽やかな香りがギュッと詰まっている。口にして開く甘みが特徴的。粘り気のある白米と合わせる麦の塩梅よく、適度なパサつき。ドゥルンと流し乗せた芋がご飯を巻き込むことはない。口内で噛みしめ相まみえる一体感に頬が緩む。 とろろde酒を嗜みたい。 膳を直接運んでくれた店主から滲む優しさ。その柔らかで温かい話口調の説明から料理の味わいが当然…比例している。訪れる常連客様のみならず我輩のような一見にも朗らかな笑みにてお見送りしてくださる姿勢が和みかな。入店前は何処か斜に構えていたことを恥ずかしく(情けなく)思えた。 名店に間違いない… また春に訪問したい… おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/12訪問
1回
オ出迎えは木炭が敷き詰められた七厘網に乗る小さな拳サイズの北海道知床産和牛芯タン。入店予約を受けてから当日に合わせた熟成期を経て予約時間30分前にトリミングされ網上にてオ待ち申し上げていたそうな。流暢な解説に着席前からウットリ。その言葉は柔らかくも肉に対して真摯な姿勢が伺える。個室利用であっても提供される肉すべてを店側がガイドしてくれる。要するに口に運ぶまでエスコートしてくれる。のと、部位の特徴や状態から合わせるドリンク(ペアリング)まで提案(提供)してくれる。等々のプレゼンで此方を終始楽しませてくれる。 「本日は御来店ありがとうございます。此方で御食事をされた後の御予定(次の予約)は御座いますか?」 ありません。 此方を楽しむことを 目的に ススキノへ 来ました。 「ありがとうございます。それでは御客様の御腹の満たし具合を図りながら部位や分量を変えて提供させていただきますので何なりと申しつけください。それでは、本日御用意しております御肉は此方になります(ドーンと提示)。」 うわぉ。 これ全部じゃないですよね?(笑) と、乾杯スパークリングワイン(北海道産)が提供される。肉の断面や色合いの確認や説明をしながら今日のプラン(コンセプト)を聞く。一見、ド派手な演出のようでありながら実にエレガント。 「それでは本日どうぞよろしくお願いいたします。お楽しみください。」 【会員制焼肉】 シェフズコース ¥25000 ◇ホッキ貝耳ヘパリーゼ ◇フォアグラ茶碗蒸し ◆知床産和牛サーロインユッケ ◆知床産上ミノ昆布〆自家製カラスミ添 ◆自家製セシーナ ◇自家製4種チーズのテリーヌ *ブルーチーズ *モッツァレラ *チェダー *クリームチーズ ◆知床産和牛シンタン ◆知床産和牛サガリ ◇ホッキ貝と苺(あまおう)キムチ ◆知床産和牛イチボ ◆知床産和牛シャトーブリアン炙り(耳付) ◆知床産和牛シャトーブリアン手巻寿司 ◇コールスローサラダ ~旨味のクリアーカーテン (和出汁柑橘ジュレ)を乗せて~ ◇スダチ冷麺 ◇魅惑苺MILK 優雅なソファに心地好く包まれながら過ごした。ら、すっかり時間を忘れていた…気づけば入店から3時間を優に越えていた。肉やワインのイロハ…どれも「へぇ~」って頷き、笑って食べて飲んだ。楽しかったなぁ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/03訪問
1回
2021年3月31日(水)終演となる「焼鳥おさむ」。ススキノおもてなし焼鳥の源流とも言える車屋(PLAZA109)で開店から多くのファンを魅了してきた川口おさむ氏。その技術に惹かれた多くのオーナー様から引き抜かれ 車屋ー古屋ー蔵鵡本邸と移り、はしもと後の古巣(古屋の跡)へ戻って1年余り。早すぎる身引きである。4月からは故郷である美唄へと移り住み、美唄焼鳥の名店である「たつみ」のアドバイザーとして尽力することとなる。焼鳥の呼び名は同じであるが全くジャンル違いの串への挑戦はある意味、バイタリティーの現れでもあるようにも感じとれる。が、やはり、此処ススキノに在り続けてほしい名店の灯りが消えてしまうことに胸が締め付けられる。 此処ではメニュー見ずにショーケースを除き込み気になる串をセレクトするのが楽しい。が、以下の5品は古くから知る馴染み客の鉄板でもあるように思う。 *レバー *はつ *手羽先 *梅紫蘇ささみ *牛タン 変わり串や巻串を取ってみても此れまでの歴史を感じさせてくれる。以下の5品は好みにもなるが味わい深い。 *小揚納豆 *ミニトマトチーズ *ペコロスチーズ *舞茸豚巻 *牛巻チーズ たちかわり訪れる御客様。先客様が退店されれば直ぐさま次の御客様の準備に入り炭の調整をする。午前様ともなれば御仕事上がりのアフター客を川口氏ひとりでもてなす。古屋開店と同時に名古屋から取り寄せた特別製造の焼鳥ロースター。焼き上げの際に上がる煙が箱内で対流し、機械の下から排煙させる。今では東京人気焼鳥店でも多く取り入れているが、札幌では中中…目にしない。コイツも良く頑張ってくれたよ…と、歴史を語ってくれる川口氏。オレから始まってオレで終わるってのが役目だったんだよ…。寿司屋の居抜きから始まった此処のネタケースは本来、寿司ネタ用だが、その中に収められている豊富な種類の串は何れも此れも丁寧な仕事で串打ちされた代物◎上等な焼鳥だからこそ輝いている。カウンター後ろのテーブル席は、はしもとオープン時に座敷からリノベーションされた。こじんまりしていながらも旨い酒と串を楽しむのに申し分のない空間。自身にとっても思い入れある此処は4月20日(火)より、「旬菜なぶら」としてオープン予定とのことだが、主は焼鳥とはならないようだ。 あまりに名残惜しい… 訪れる常連様と口をあわせる。 『いやいや、まだまだ元気だもん、どこいっても頑張るよっ』 扉を開け、威勢よく御見送り。若輩に深々と頭を下げる姿からススキノの本髄を見せてくれたように思う。旨いものは旨いっ。ごちそうさまでした。 オススメBBに記載されてるじゃないですか…カムバック登場☆名物わっぱ飯鮭&高菜◎コレは嬉しいなぁ…と、気づいた頃には中中の酔っぱらいデシタ。次回のお楽しみが出来ました。 やっぱり此の店内が落ち着きます。好きだなぁ…。南7条界隈を通ると何となく気になる。焼鳥食べたいなぁ…って時も、やっぱり此処を思い浮かべる。 何度か通うと懐かしいメニューがチラホラ再登場しているのは嬉しい。明るくユーモアに富む大将が織り成す生粋の車屋&進化系焼鳥はやっぱり旨い。 ※写真は数回分まとめて掲載 今宵もいいお酒デシタ☆ いつも美味しくいただいてます。 ごちそうさまでした。 むしろ…おかえなさい。此処の焼台に帰ってきていただけたことに客ながら気持ち高まる思いがある。すすきの老舗の味が、また此処で再び堪能できるとは思ってもみなかった。店主の車屋からはじまった串焼き人生一筋40年超は言葉で表現するようなものじゃない。すすきので磨いたその技術の集大成を発揮すべく此処へ帰ってきた。 店内の雰囲気は先日まで営業していた「はしもと」と何ら変わらない。強いて言うならば、黒板が置いてあった壁面に大きな壁掛け時計が設置されていること。。。ん?…なんか見覚えあるような…。 オソレオオイがカウンター中央に席を取らせていただきパーフェクトクラシックを頂く。旨い…が、緊張する。今でも、焼鳥おでん古屋のファンなので移転した今でもちょくちょく顔を出している。しかし、自身が古屋に通うようになったのは川口さん(店主)が蔵鵡本邸へ移動した翌年あたりから。蔵鵡で焼かれる姿は拝見していても会話することはなかった。その寡黙な姿に息を飲む。。。が、本日、何とも柔らかく気さくにオシャベリしていただいた。ふぅ…一気に肩の力が抜けてパーフェクトクラシックおかわりしちゃいますっ→ハイボールもいただきます。 *レバー ¥280 *手羽先 ¥300 *牛タン ¥600 *椎茸肉詰 ¥300 *ミニトマトチーズ ¥300 *舞茸豚巻き ¥300 *小揚納豆巻き ¥250 *牛ももチーズ ¥400 肉や炭は同じであっても、焼き手で串そのものが変わるなと実感した。もちろん旨い。 焼鳥からもススキノの歴史を感じられた有意義な時間はあっという間だった。 おいしかった。 また来ます。 ごちそうさまでした。
2021/03訪問
3回
店自ら称する「蝦夷前蕎麦屋」小樽籔半は1954(昭和29)年に小川原昇が設立。1984(昭和59)年に小川原格が二代目として継いでいる。奥ゆかしい風情ある現店舗そのものは四代目。先代と二代目が東京都神田の老舗「籔」「まつや」「室町砂場」にて呑み交わした後に現在地(静屋通り)に移転したそうな。「そうだな、地面に立って屋根のある店でなきゃ、蕎麦屋じゃねぇ」と先代。「そうだ、屋根がなきゃ粋じゃねぇ」と現店主。この一言から生み出された外観は言うまでもなく名店を彷彿させる。 正しく…藪…半。 暖簾を潜り抜けた先に待ち客有。三番目になるようだ。腰掛けメニュー拝見。見いってしまったせいもあり席へ案内されるまでの30分が瞬き程度に感じていた…。 さ、酒だ。 ■岩内産タチカマ スケソウダラの白子を北海道では「たち」と呼ぶ冬の逸品。跳ね返される弾力の強い蒲鉾に箸が止まらない。海の香りを纏っているのでそのままで十分に旨いが…すりおろしたて本山葵をちょんと乗せるのも苦しゅうない…酒が進む。それにしても鰊漬けにはありつけず悲し…早すぎた。 ◆しお雲丹 ◆蕎麦味噌 ◆鰊切り込 ちびり酒をなめるための肴として申し分なし。小樽らしい…蝦夷前らしいラインナップ。大人気ない若輩なもので…酒のペースがあがる。若女将の神対応に身を委ねる…。 ■厚焼玉子 ¥800 そば返しと一番ダシで味付け卵で封じ込めた後に熟練技術で焼き上げる。濃縮された砂糖とみりんと醤油が甘く切ない焦げ目をつくる。『間違っても「ダシ巻きたまご」と一緒にはしてほしくない』らしいが…香り&旨味パンチ強く効いたプルプル出汁巻きだな。おろし乗せで爽やかに食べるもよし。ならば…ビールだな。 ■いか天 ¥480 『天麩羅といえば「エビ天」だってぇ冗談じゃねぇ!』のフレーズ大好き◎うふふ。カラッふわ揚げの中心から染みでる白身。タコにも引かれる。抹茶塩推奨ながらそのままでパクパクいってまぅ…ビールゴクリ。 ■カツぬき ¥800 出汁強め…たっぷり玉葱効果で甘め。蕎麦汁ひたひた染みた薄切り豚ロースカツ煮込みはシンプルに優しい味わい。あっさりボリューム控え目。冷酒にしよっかっ。 ■せいろ(自物粉) ¥800 店が推奨する「粋がるのもいい加減にせい、並粉だ」に同調。うんうん、堪らなく良。もちろん並粉のつもりでいたのだが…つい、つい、 『いちばんさ~ん、しんそばぁ~、はい、いちばんさ~ん、しんそばぁ~、はい、いちばんさ~ん、しんそばぁ~』 の声が脳裏に焼き付きあっさり心変り。北海道蘭越町産と北竜町産蕎麦粉で打ち上げられた二八蕎麦。此の日(時季)は鶯色とはならない角立つ中細。新蕎麦のこだまに引かれただけにちょっぴり残念でもあるが香り甘みも潜めていた。しかしながら啜り上げた喉越しの良さに満足もする。汁にちょんと浸してズルズルぅと手繰る。此処でも本山葵が活躍する。蕎麦湯を注ぎ薬味葱を浮かべ一味唐辛子を振りかけ啜る。ん~、並粉もいきてぇ~なぁ~。 『すみませぇ~ん、酒おかわり~ぃ』 無限ループに入り込み長尻傾向。ふと入口に目をやれば待ち客並んでおる。国際色豊かな客層。久々に目にした月刊新そば…読み更ければもちろん長く…なる。 暫くつづく社会事情により営業時間も変更となり御案内までにも時間を要することに納得いたす。何が起きても不思議ではない時代にあり、後継・事業継承は死活問題ととらえても決して大袈裟ではない。できる精鋭スタッフ様(かっこいい板長含む20数名)を連ね組織化したとされるフロアで動く花番への適切なアドバイス(教育)を送る光景にも可憐さがある。京都で五年の仲居修業を終えた若女将がチャキチャキ頑張っている姿には目を見張るものがある…あ、いや、江戸の流れを汲むTHE蕎麦処エンターテイメントに浸かり…愉しめた。あ、蝦夷前だった。 *タノシスギタ☆ *三代目を担う経営手腕に期待値上がる。 *おもしろいHP参考抜粋。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/11訪問
1回
雪深い札幌市西区西野。背丈を優に越える雪山が道を狭くしている。此処までの道のりに点在するバス停には長蛇の列。排雪が儘ならない細道を渋滞の中たどり着けてよかった。何より暖簾が上がっていてよかった。圧雪により小高くなった駐車場も此の土地ならではの風情か。暖簾を潜り抜けると店主が入口まで出迎えてくれた。どうぞと手招きを受け奥の座敷に着座。そこへ女将が温かな蕎麦茶提供。凛とした振る舞いながら此方のペースを見計らい会話をしてくれる…やわらかくシトヤカな客あしらい。古い木造家屋内に流れるクラシック優雅。訪れる客への最良おもてなしではなかろうか…先客様いない店内ながら暖房がキッチリ焚かれている…ぽかぽか。可愛らしいイラスト表示のメニューからお昼の蕎麦を頂戴いたします。 大切に育てた やさしさの種が めをさます ◆天せいろ ¥1500 ◇おかわりせいろ ¥500 黒松内町アルプスファーム産奈川在来種は土づくりからはじめ大切に育てた完全無農薬の蕎麦実。その大地の恵みを打ち上げた十割蕎麦。入店の時間的にキレ蕎麦も見受けるが繋がりよい細蕎麦で表面に見える細かな凹凸が素敵。キリッと水〆洗いされておりそのまま啜り上げた喉ごし爽快。熟成された頃合いだろうか…旨味凝縮。その風味も強く、1月にして淡い鶯色を放っている。水もよし。汁は太い昆布の深みに本枯フワり(さりげなく)覆った出汁に円みある返し調合。我輩も寝かせ床に入り込みたい…と思うほど落ち着きあるバランス。蕎麦湯を注げば昆布が…ジワぁ~っと咲き、体に染み渡る。 女将が頃合いみて運んでくれた蕎麦湯提供の際に思わず…もう一枚いただけますか…と、無意識に発した。美味しいです…の、言葉のはずが、つい…つい…。 カラリと軽く揚げられた天ぷらはサクフワ食感。衣が種の旨味をギュッと閉じ込めているようで噛むとジュワぁっと溢れ出てくる。もちろん熱々で。真っ白な雪塩を付けることで種そのものの味(旨味)を浮かび上げてくれる。汁に浸してみようかなぁ~と思う種はなく全てそのまま口にした。ベタだが…海老旨いなぁ。 おかわりせいろは汁が徳利にて提供される。 ペロリっ◎ 店主&女将の優しさ染み渡る。 是非とも鴨鍋頂戴したい所存☆ 酒だな。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/01訪問
1回
麻布永坂更科一門である此処は1963年(昭和38年)初代布屋恒次郎氏が此処に創業...翌年は東京オリンピックかぁ。GoogleMap頼りに駅からトボトボ歩き辿り着いた此処は古き良き日本家屋。その凛とした佇まいに引き込まれた。暖簾を潜り店内へ入ると女将がお好きな席にどうぞと案内。景観よい席に着く。すぐに酒を注文してメニューを拝見イタシマス☆ 平日昼営業終了10分前入店とあって先客様1組も席を立つ。御会計を終えた女将が盆に乗せた酒と小鉢(お通し)を提供してくれた。ら、猪口を持ち帰り、猪口を持って戻ってきた。「これ(グラス)の方がいいわよね」と笑顔で提供してくれた。冷酒ではないが常温の酒(岩の井(千葉)山廃辛口 ¥680)だからデスネ。 景観に浸る。 ■三種盛り合わせ ¥880 *たらこからすみ 噛むほどに味わい深いタラコ噛み締め酒chibiri◎ *こはだ酢 酢〆良好コハダ含み酒chibiri◎ *ホッキぬた漬け 酢味噌のような甘酸っぱさ◎若芽&北寄nice 三種盛り提供時にラストオーダー。 もちろん、蕎麦をお願いする。 ■もり ¥920 目に映る淡い緑が清々しい新蕎麦◎茨城県産常陸秋蕎麦+北海道産北早生蕎麦の香り(風味)と甘み十二分堪能。細く切られた角に見えるザラつき薄っすら。コシが立つ茹で加減で手繰りやすい長さなので喉越し良好。啜り上げても、噛み締めても其の旨さを楽しめた。そして濃厚汁が実に旨い。江戸前らしく辛さを残しながらもトロッとした甘みを帯びた見た目の汁は、丸みのある返しと十分に抽出された鰹節の旨味が調合され管理よく寝かされてるようだ。余韻が強く残る汁にチョンとつけて手繰り啜る至福。綺麗な薬味(葱&山葵&辛味大根)は途中、口に含み、残りは蕎麦湯で楽しむ。 今なき有楽町更科を噛み締めるべくして...そばもん読み耽よっかなぁ。 定評ある此処の天ぷら種は毎朝市場仕入れ。ギンポやハモは料亭を思わせる味わい(技量)だとか。酒は地域の酒屋セレクト。旨い肴とペアリングすべくして提供する拘りもサラリ普通のことのようだ...時代流れようとも地域に根深い江戸前蕎麦店。 蕎麦も酒も未熟な若輩ながら... 必ず、また、此処へ、訪れたい。 と、強く思い退店。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2020/11訪問
1回
如何にも蕎麦屋らしい貴賓を感じる構え。その軒先で靡く黒暖簾が勇ましくうつる。店内に入るとエプロン姿の花番様が丁寧に御辞儀。入店の時間が遅めということもあってか宜しければ奥のテーブル席へどうぞの案内。遠慮なく採光の良い席につく。テーブルに置かれる季節オススメメポップを手に取りメニュー拝見しようと開いたところで水提供してくれた花番様から限定十割が残り一食あると告げられ即決◎もちろん更科と天ぷらに定評がある此処と分かっていながら、頭の中は…摩周でいっぱいになっていた。 ■せいろ(摩周産十割) ¥700+税 細く綺麗な四角い蕎麦に見えるザラつき美しい。淡く緑がかっているのも相乗している。適度に長い蕎麦を持ち上げそのまま啜る。仄かな香り。噛み締め軽やかにも感じられる深い甘みを楽しむ。綺麗に抽出された鰹出汁の旨味が美しい。円やか甘い返しとの調合よく、冷え冷えながら香りと旨味の両方を楽しめる。 釜場から威勢のよい声が聞こえる。 花番様の注文伝達からセイロや丼、皿が置かれていくのだろうと見えずとも想像つく。その風情ある蕎麦屋らしい仕事ぶりに…うっとり。盛りつけ直前に聞こえるかけ声もそう。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2021/01訪問
1回
大正13年(1924年)創業。くねくね小道住宅街に際立つ構え◎広め駐車場完備とあって週末ドライブスポットとしても人気が高い。暖簾を潜り広めの待合を抜け東側中庭のぞむ席に案内される。閑静な和風庭園を前に心落ち着かせます...が、夕陽照らす菊鉢を目の前に高揚シテシマイマス。穏やかな平日15:30を回った辺り入店なのもあって、寛ぎの空間をゆっくり堪能させていただきました。 乾杯をもっと美味しく★サッポロ。 一段と旨い...。 ■上新香 ¥770 丁寧な仕事が伺える盛付け&塩加減。白菜に纏う柚子皮がさり気なく香る。かぶ&キュウリを交互に口へ運びビールを煽る。そして庭を眺める。あっという間にビールおかわりとなる。 ■玉子厚焼 ¥770 時間をかけて火入れしたようでシットリ滑らかでキメ細かい。中心部まで綺麗な黄色。丁寧にカットされた2切れは温かで弾力あり。そのままで美味しい上品な味わいの此れにオロシを乗せ醤油チョン付け◎引き締まる味わいを頬張りビールを煽る。 ■せいろそば ¥840 散りばめられた宝石が乱反射しているような装い。見るからに粗挽き細蕎麦。訪問時は北海道上川産玄蕎麦使用。「さんたて」を強調する此処の醍醐味は粗く挽かれた香る蕎麦の実を目で楽しみ口で味わえることだろう。自社で仕入れ低温保存している国内産玄蕎麦をその日打つ分だけ石臼挽き。季節(天候も)や挽いた蕎麦粉の状態で、つなぎ割合を変えているようだ。粗挽きなだけに加水加減も重要だが打ち手の技量も楽しめる。時間の経過と共に蕎麦同士が多少くっつくが手繰りに支障なく甘みと香りを楽しめる。時より大きめな蕎麦実をガリっと感じる至福...たまらん。返しと出汁との調合よく円みのある辛口の汁との相性も良。むしろ、此の汁そのものも旨い◎蕎麦湯を注げば鰹節の旨味が広がる。 逸品メニューは時間帯によって増減する。ランチタイムならコースで楽しめそう。勿論、夕時(16時回り)には豊富なメニューを見るだけで目移りしてしまいそうな逸品揃い。昼から通し営業なのも重宝する。清楚な少数会合が似合うなぁ~此処は。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2020/11訪問
1回
仙台名物牛タン…いやいや、この時季にセリを食べずして仙台を去ることはできない。イルミネーション電灯で街は華やかになる頃からが旬です。牛タンもいいが…是非食べていただきたい仙台名物セリ鍋☆ 冬の始まりを感じるためココにきます。日本全国から私と同様に訪れる人が多数。この日も6席のカウンターは予約2回転の満員御礼。更にラストオーダー間際に電話が鳴り早めに空いたカウンターに追加予約と大荒わ。女将1人で店内業務全てをこなしているが何とも逞しい。料理提供速度やドリンクおかわりの気配りも忘れることはアリマセン。 セリ鍋の名店 侘び助から独立して店を構える。セリの入手ルートはその本店と同じ。どんどん継ぎ足ししてくれる出汁も継承。大勢で楽しむなら侘び助もいいだろうが、1~2名ならカウンター越しに食べるタイミングやアドバイスをくれるココのカウンターがいい。私はココが好みだ。 まずはサッポロ黒★をいただきます◎ウマッ メニューを拝見するまでもなく、早速鍋セットをお願いする。もちろん落ち着きを取り戻して各種逸品料理も追加オーダーする。 【せり鍋】 ①鍋が沸騰したら先ずは鴨肉と根を投入して再度蓋をする。一分したら食べ頃です。出汁とともにいただきます。香り豊かなセリで根は甘味を多く含んでいるのでその両方を楽しめます。 ②根を食べ終えたら再度、鍋に火を入れます。沸騰したら茎を投入して火を止めます。好みもあるでしょうが私はすぐに食べます(本来30秒くらい待つ)。茎の部分は食感がよく噛む毎に香り咲きます。 ③茎を食べ終えたら再度、鍋に火を入れます。沸騰したら火を止めて、葉を投入。しゃぶしゃぶ程度でOK(すぐにシンナリします)。 ※どの部分を食べるときもですが、出汁と一緒に食べ進めます。鴨も鮮度良好なのでサッと火を通したらすぐに美味しくいただけます。 ④以上の流れを贅沢におかわりし続けます。三回おかわり&鴨は別更大盛でお願いしました。鴨を多く投入することで出汁が一層旨くなる。 今年は天候の影響もあり例年に比べると細め。とは言え立派なセリだし、香りはとても高かった。 ⑤〆おじや。鍋が沸騰したら水洗いした米投入。グツグツと煮ながら灰汁を取り除きブクブク泡が落ち着いてきたら溶き卵投入して火を止め蓋をする。一分たったら完成。これが抜群に旨い。 【逸品料理】 *まぐろ赤身&〆鯖→浅〆具合イイ鯖◎ウマッ。 *たらきく酢→大ぶりタチポン◎茗荷nice。 *うにクレソン→相性◎甘味と香り。 *下仁田ネギ焼→ヌルッと甘い◎。 *しじみ煮(お通し)→大粒◎深み濃い。 他にも青森郷土料理など食べたいと思う料理多数。日本酒をいきたいとこだが…シフトすることなくビールのおかわりをつづけた。お隣様とも地方名物の情報交換など話もつきなかった。 とてもおいしかった。 ごちそうさまでした。
2019/12訪問
1回
むむむ...おいしい匂いを放つ肉処がススキノ進出。風情が醸し出ている小路に真新しい路面店出現。コンパクトな内外観ながらスタイリッシュで可愛らしい。調理が見えるキッチン前に4名席が3卓。入口脇にボックス席。奥には個室も完備されている。ん~、キャパ的には麻生本店や南郷店よりも手狭。この旨さを知るものはスグに中央に集中するだろうから...やっぱり予約必須だなぁ。 イケイケ店主様ガイドの下、中央席に着く。律儀で親切なスタッフ様からオシボリを手渡される。受け取り、サッポロ黒ラベル注文。ガチンとして飲み干しら先付けの登場。肉式と言えば「煮込み」だよなぁ。やっぱり旨いのよ、コレ。もやしナムル&キムチに箸をのばしながらグイグイ黒ラベルを煽る。 【肉刺】 *ハツ(胡麻油) *牛タン(生姜醤油) *ツラミ(生姜醤油) *ラムユッケ 幾分、抑えギミに映るも丁寧な仕事ぶりが伺える。ハツは特出すべき爽やかな風。ラムユッケはビジュアル通りに空気の様相…味わいというより、ただただ鮮度を頂戴している◎オ見事。 【炙焼】 *上タン *せせり *牛レバー 「うす牛タン」は定番通りなのだが…焼き過ぎ注意。炙り程度で十分にその歯応えも味わえる。セセリこそ…モロ鮮度!なのだが、牛レバーはモロモロ鮮度!!実に爽やかデアルん。 【ホルモン】 *土管 *ガツ 好物ガツの食感豊。この歯切れの良さは旨さに比例する。ドカンなんてもぉ~クセになる歯触り。ハイボールとのペアリングん♪ 【メイン焼】 *サーロイン *ハラミ *カイノミ 「あつ」で提供された三点は東京大衆色をぷんぷん匂わせる。焼く前に皿底に沈む甘辛タレを纏わせて七厘に乗せるのだが…網の端に乗せるのがいいだろう。コンガリ表面を求めない遠火にてレア焼きにて爽やかな肉の旨味&香りを楽しむに徹するべし。あぁ~広がるぅ~。食べ応えも十分。 〆には白濁汁にコンモリ浮かぶ冷麺を。どんぐりカラーのムチムチ麺にキムチを絡めレモン共々すすり上げスッキリ冷却。追い酢なしで食らうべし。うぅ〰️、おなかいっぱい。 混雑、、、 混雑、、、 する前に… リピートしたい… 既に、名店。 新星☆すすきの焼肉。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/04訪問
1回
食べログ 焼肉 EAST 百名店 2023 選出店
すすきの(市営)、すすきの(市電)、豊水すすきの/焼肉、ホルモン、ジンギスカン
創作YAKINIKU&土鍋白米推し風土
2024/03訪問
7回
どどぉ〰️んと東京スカイツリーのお膝元。高いなぁ…青空が良く似合うなぁ…押上駅から本所吾妻橋まで後ろをチラチラ振り返りながら景観を楽しみます。 ■もりそば(小) ¥800 ■カツ煮 ¥900 てやんでぃ、蕎麦食うぜぃ。まずは酒だ酒ぇ。鳥わさ、ぬか漬け…おっと、品切れか…。いやいや、蕎麦あって安堵。ビール頂戴いたします…アテはカツ煮。あ、蕎麦もすぐお願いいたします。 暖簾が出ていてよかった…もちろん並んでいました。が、あと3組後ろだったら蕎麦切れでした…滑り込み入店。 大瓶ビールで喉を潤している最中、すぐに蕎麦到着。美しい。繋がりよく綺麗に切られたニ八は風味香りそれほど目立つわけでもない。実に旨い。正真正銘辛口つゆは、円みある辛かえし。憧れていた藪の味に浸る。そのかえしを使っているカツ煮はキッチリ濃口味。薄肉薄衣で食べやすくカットされている。ビールの肴に申し分なし。 花番の接客がとても自然体。一見なのに待ちの間も席についてからも居心地がいい。もちろんその間も常連様への気配りや日常会話も目にしている。 まだまだ蕎麦のこと何も知らないんだなと思わせてくれた。が、やはり自分は江戸前蕎麦が好みなんだと再確認できた。 とても美味しかった。 また来ます。 ご馳走様でした。
2019/12訪問
1回
祝5周年オメデトーゴザイマス☆お客様の喜ぶ姿までが店舗の画になっています。いつも明るい笑顔で楽しませてくれるので温かい気持ちになります。車屋本家の味が今尚味わえる此処では本物の伊吹が込められています…。 営業時間が0時までとなり確実に入店するには電話予約が懸命かと思われるこの頃。ここ数回は希望する日に入店できています。カウンターに着席するなり雪だるまが歓迎してくれました☆ 毎回…おでんまで到達しません。ブロッコリー遠退いています。此処へ来ると注文する串はだいたい同じものに片寄ります。そりゃそうですよね…ココのコレが食べたくて入店するんですから。手始めはいつも通り牛タン◎ウマッ→焼肉店へ行く頻度が減った要因かもしれません。ってか、どれもコレもとても美味しいです。あら、クリスマス仕様の6スパークリング登場デス☆nice。また乾杯デスネ…ってか、いつも乾杯してますね★満席の店内ですが落ち着きある空間で居心地がいい。 (写真は数回分含む) 此処に定着していますが…2020年1月末で移転するそうです。この空間がとても好きなだけにチョッピリ残念な気持ちになりますが閉店するわけではないし、むしろ新ビルへ移転なので喜ばしいこととして受け入れるしかありませんね。なんせ今年はラフィラも閉店ですから…。ススキノビルもジワリジワリ新旧交代が進んでいますね。 ちなみに新店は南6条西3丁目AGS63ビル5階に入るそうです。2020年2月14日オープン。 いつも美味しいです。 ごちそうさまでした。 丁寧な串打ちは基本◎首都圏流行り店では注文受けてcut→串打ち→焼きといったところもアルが そぉでなくても仕込み次第でココまで旨くなる…勿論ウマイ焼方あってのことだが。 *九条ネギ豚巻 *牛タン *レバー *トマト肉詰チーズ *しめじ豚巻 *椎茸肉詰 *手羽先 *カワタレ *牛巻チーズ *ズッキーニ などなど… 週末深夜に来てみると…ネタ切れのため閉店の表記アリ…平日でも入店タイミング悪いと混雑してるのはわかっているが…やはり残念。リベンジ月曜入店→お客様3組…珍しくスッキリ広々店内に見えマス。 perfectclassicで乾杯☆ウマッ→おかわり◎ 煙が天井まで上がることないロースター形式の焼台だからこそコノ風合いになるのだろう。巻物野菜は特にハッキリわかる→しめじジューシーで滴るキノコ汁◎…椎茸肉詰めも当然同様◎ウマッ。名物 九条ネギ豚巻こそ風味香るniceな一品。ハフハフのトマトチーズ&牛巻チーズもお気に入り☆。 はじめて入店の若者には基本通りにレバタレtoカワタレを京黒七味でいってもらう。レバーは塩でも勿論旨いがコノ黒七味をチョンつけするならタレの方が向いているように思う…→旨し◎。 牛タンはイイ焼肉店で食すのもイイがココで食べるのも納得できる一本だ。キレイにトリミングされたタン中~タン元を円赤外線で焼き上げているのだから…そりゃぁ旨いよぉ。手羽先のふっくら感も同様に◎。 後半戦は飲みペースあがったなぁ…すだちsourやレモンsourにハイボール…そして三岳。好み千差万別だから どれでもイイ。美味しい酒と肴に乾杯。 おいしかった。 ごちそうさまでした。 イイ雰囲気◎ オイシイ焼物◎ nice接客◎ バランスよいお店なのでとても居心地がよい。カウンター真ん中に着席できて嬉しい。おしぼりいただいて→perfectclassicおかわり◎。 壁面ボードにあるオススメみながら何にしようかなぁ…とお通しいただく。 焼場奥にあるザルに野菜各種のってるのも気になって…まずはヤングコーン+那須+姫筍を焼いていただく。やはりヤングコーンのヒゲ旨いなぁ◎→炭焼きの筍風味イイわぁ◎→那須ウマッ◎…炭直焼きだとふっくら仕上がるのね(かわむき大変そ…)旨旨◎。 で、串焼きいきますゎ。 ココのトマトチーズかなり好み◎チーズチーズしてるのがイイ◎ビール進む→今日も牛タン◎だゎ→焼き加減ほんとイイ◎。名物レバーは黒七味をチョイ付けして→旨◎イイ加減→ハイボールシフト。 牛巻きチーズ→大葉アクセント◎。椎茸肉詰め→したたる椎茸汁と相性&焼き加減◎。安定の手羽先のサクフワイイわぁ…ウマッ◎。。。ハイボールおかわりラッシュだった…と思う。だいぶ飲んだゎ。 あ、またしても…おでん食べるの忘れてた…。 ココの店主流石◎…焼き物の提供速度◎。おいしく楽しくいただいているのはそのお陰なのね。 とてもおいしかった。 次いついこぉ。。。またすぐ来てしまいそ。 ごちそうさまでした。 土曜入店。カウンターいっぱい。残念。唯一2名テーブル席。平日でもはやい時間に座れることは少ない。久々に食べたいのでカウンター席断念。とは言え、ほんと座れてよかった。満員満席。 店内雰囲気◎(馴染み具合◎) ホールスタッフ◎(安定感◎) 店主のトーク◎(もちろん焼具合◎) パーフェクトクラシック→ハイボール→ハイボール→ハイボール。。。。 混雑店内であってもドリンクフォロー◎。料理の提供具合もあいまってやはりハイボール進む。いつからかココの ちーちく のファン(一本だけ残ってた(汗))。お目当て牛タンが食べられてよかった。安定の焼肉屋さん泣かせ旨し。巻物のジューシー感がとても◎。しめじ→九条ねぎ。ト、トマトのあぶりチーズ具合にほっとする。ねぎまタレを山椒で堪能。やはり手羽先ウマイ。ってか、安定のウマイ連続。丁寧で、アーティスティクな串打ちはお店そのものなんでしょうね。店主が気にかけてお話ししてくれるのもあたたかい気持ちになる。おでんのブロッコリー食べることなく退店(涙)。 満足度の高い焼鳥ばかり。レバー、手羽、牛タン、しめじロールからの、絶対的メニューは九条ネギの豚巻。何度いただいても安定のうまさ。おでんのブロッコリーもすき。
2019/11訪問
5回
辛さ増しで一層、二層、三層…旨くなるスープカレーである。ので、メニュー表記最大50番よりも高い100番からがオススメ。常連客様の多くは200番「オール」が主流。 ■チキンと野菜 ¥1080 *チキン骨付きもも肉 *人参 *玉子 *いも *おくら *れんこん ◇辛さ50 辛さに関する説明はスタッフ様をはじめ、店主様が事細かく説明してくれる。スパイスマジックに取りつかれた常連客様がひっきりなしに来店し、スパイス談笑に花が咲くのは日常通り。確かに、その人柄が客を呼んでいるに違いない。が、味覚と脳へ刺激誘導は見事である。此の日は「ポークキーマほうれん草なカレー(¥1000)」が用意されていたが皆様トッピング&カスタマイズ用に注文していた。うむ、必須だな。昔ながらのシンプルスープなだけに、いわゆる辛味が旨そのもの。コク増し、増し、増し、で、好みや気分でスパイスオーダーするのがアナグラ流。ホロホロチキンや野菜との一体感がいい(まとまり)。 恐怖心もあるが 次回は100番に 挑戦すると決めた。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/03訪問
1回
ふらり訪れるにはハードル高い立地。最寄り交通機関は札幌市営地下鉄東西線ひばりヶ丘駅になる…よな。JR新札幌駅からだと…なかなか歩く…よな。除雪ままならない雪道を歩き辿り着いた此の辺りは何とも殺風景。日曜15時。かつて、紅やがあったビルだなぁ...懐かしぃ。等々、思いながらもワクワク…奥へと進んで、扉を開けたら…いい~雰囲気◎スタイリッシュ空間に高揚。エスコンフィールドにつづき北海道2号店とされるが何とも優雅。 「贅沢に設計されていますねぇ~店長ぉ~」 「そうですか、普通じゃないですか」 って、クールな返答。 「ってか、僕の店ですからねっ☆」 って…、、、失礼いたした。 埼玉に本社を構え首都圏中心に展開している「あこや」屋号は恵比寿と日比谷、北海道エスコンにあるが全て「焼貝」としている。此処を「酒場」としていることに意図はあるようだが、「あこや」屋号に信念があるようだ。で、オーナーが中央に構えるシチュエーション。丁重でぬくもりあるサービスをしてくれるイケオジ仲居様も和みのエッセンス。まずは赤星を頂戴いたす。オススメあんきも同時注文。 めっちゃnice☆あんきも~ 思わず…赤星飲み干す前から日本酒へシフト。豊富なラインナップ。メニュー表示以外にも用意されているようで「好み言ってください」の心配り。キリっとオーナーは背筋を立て調理を進める。鮮やかな刺身盛り合わせに舌鼓…あぁ、酒が進むん。パクチー好きにはたまらないサラダはナンプラーをまとわせられているシンプル仕上げなのだが…酒が、進む。そんなスパイシーな話に耳を傾けてくれていたオーナー様から…提案していただいた「スパイスキーマカレー(米なし)」と「弥栄鶴」熱燗とのペアリング最高ぉぉぉ。日本酒、そして熱燗に魅了された。 全国各地に出向き目利き。 生産者の思いを伝えるべくして… 厳選食材の魅力披露☆ エスコンへのアクセス良好。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/02訪問
1回
会計時、イケてる店主様に「めっちゃおいしかったです…塩らーめん!!」告げると、にこやかに「実はイチバン人気なんです☆」返答。さらに「食べていただいた鴨吸い(950円)ですが、お酒飲まれるのでしたら是非、鴨鍋コース(5000円)もオススメです。飲み放題付きですし☆」の宣伝告知。確かに3つあるボックス席はすべて宴会の御客様で埋まっていた。 *塩ラーメン ¥850 謳い文句通りレトロクラシカルな透き通るあっさり塩ラーメン。細ちぢれ麺は…キュッキュッとした弾力あるコシある黄麺なだけに一層テンション上がる。そもそも…ドラえもん色の器(丼)からして昭和。お麩、ホウレン草、ナルト、メンマ、チャーシュー、海苔…狙ったビジュアルもまた店主様の思惑通りか…と、わかっていても、、、旨い。 *栃尾あぶらあげ ¥600 *白菜のシーザーサラダ ¥600 *餃子(6個) ¥480 *お通し ¥350 どれもこれも優しさが詰まっている。クルトンゴロゴロサラダも店主オ気入りあぶらあげもセレクトがナイス◎王道餃子が雲隠れしてしまうほど…。お通しがまたニクいのよねぇ。大好物の赤星が進む…進む…進む。 昼時であれば屋号通りラーメンがベターと言えそうだが…どちらかと言うと町中華ジャンルと言えそうな佇まい。もちろん幅広い客層を取り込めるような戦略なのだろう。いずれにせよ、いいお店を発見いたしました。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/01訪問
1回
淡い鶯色を放つ細蕎麦は美しい四角い輪郭。若々しい麺線は張りがありキュッと締まったコシを立たせている。数本すすり上げ爽やか春めいた風を受ける。また数本すすり上げ噛みしめ深みに落ちる。端正な出来映え。つける汁はネットリとろり濃口辛汁。砂糖味醂醤油と本枯宗田昆布をはじめとした旨味を抽出した出汁との合わせ(調合)に歴史と風情を継承する本気が表れている。これでも幾分、軽さを感じるも、凛と静まり穏やかな北国の床で寝かされているからこその味わいとも推測できる。いわばロマンがある。薬味白葱は香り優しく甘みを帯びているので蕎麦に添えて汁に触れさせずに手繰りたい。蕎麦湯は勢いよく注ぎ、ひとくち呑み込み、また注ぎ入れる二度手間にて全ての味わいをカラダに染み渡らせる。余韻を持って席を立ち会計へ。もりそば750円也。混雑するなか何方様にも配慮した接客。満席であれば決して余裕などないはずなのだが、おしとやかな空間演出をなされている。橙色暖簾を潜る前から突如、厚真町に現れた本格江戸前蕎麦処に興味津々だったことを女将にお伝えし、電子マネー決済した。 ◆厚真産原木しいたけ(朝採れ)セット¥1200 地場の特産を最大限引き上げ提供している◎マヂ旨っ。軽衣コーティングされた椎茸香り&旨味がバぁ~んと噴く。セオリー通りにカボスを絞り塩で頂戴する…のもいいのだが、温か濃厚辛口汁に潜らせるのもいいだろう。もり汁の基調を残しながらも空気を含んだのか如く優しい塩梅になっているので、当然だが、旨味の相乗効果演出。此の汁だと細蕎麦もまた違った顔色を浮かべる。店が薦める酒にて楽しみたい...テヤンデぇイ。 初見だが... どことなく... 馴染む。 続、進化を遂げる細蕎麦は修行先3年前と比較してもハッキリクッキリ違うマッドな仕上がり。当然のことながら、素材や水を含む環境が様変わりしているわけだから比較とはならないだろう。しかし、若輩ながらに感じる違いは、身につけた技量と経験を糧にしたセンス。店主としての拘りを北の大地にて発信する度胸と度量。これから伸びるではなく、此処に根付き、こなれた頃には、滋味深ぁ~いやすらぎある江戸前蕎麦処になっていそう。なっていてほしい...カナ。 あくまでも… いや、謙虚に… 本家に… 寄せた江戸前蕎麦☆ おいしかった。 ごちそうさまでした。