2回
2018/10 訪問
スープ、麺、具材、壱分の隙もない一杯。
関西在住者にとってはめったにない機会、関東遠征!この日は煮干を極めるために茨城県つくば市までやって来ました。めざしたのは煮干し系で全国トップを誇る「煮干中華ソバ イチカワ」。開店のタイミングで20名程の行列!目印も看板もないのにここに集結できるのは選りすぐりの煮干しマニアだけです(笑) 30分程並んでようやく先頭へ。出た人数だけ入店できるシステムです。
メニューは中華ソバのみ!味玉の有無を聞かれるので、迷わず有りでオーダー。料金は前払い制です。待つこと数分で目の前に現れたのは、スープの表面がキラキラ輝く美しい一杯。早速スープをひと口いただくと、「あああぁぁぁぁ!大漁だぁ!」何だこの押し寄せる煮干し感!エグみ控えめで粘度も低めですが、旨味のパンチ力が半端ない!続いてツルツルのストレート細麺を啜るとこれがまた絶品!パツパツの麺は経験済みですが、初めての「バツバツ」の食感です。単に固めなのではなく、しっかりとしたコシを感じます。シャキシャキのスライスオニオンはいいアクセントです。スープによく浸すと、それだけで一品料理として提供できそうです。チャーシューはサックリとした歯応えの大判のものが一枚。肉の旨味をしっかり閉じ込めてあります。煮玉子は割った瞬間に黄身がピュッと飛び出しました!味付けも濃いめでめちゃくちゃ旨い!厨房では奥様が注射器で出汁のようなものを注入されていました。なるほど~!(☆゚∀゚)
食べ終わるタイミングで追加注文した和え玉はタレ、麺、スライスオニオン、刻みチャーシュー、魚粉といった構成で200円!コスパ最高!先にタレを少し味見をすると甘辛く濃厚でめちゃくちゃ旨い!「あああぁぁぁぁ!」本日2回目の声が出ました(笑) もう言うことありません。バツバツ細麺と甘辛魚粉の出会いがドラマティック過ぎます!刻みチャーシューがいい感じに「肉!肉!」とジャブを打ってきます。煮干しの魚群に溺れながら肉を喰らう至福のひと時です。
これは全国の煮干しファンが集結するのも頷けます。想像の遥か上をいく一杯でした。スープ、麺、具材ひとつひとつに対する丁寧な仕事を感じる珠玉の一杯です。
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関西の麺を食べ歩いてます。
「それでもやっぱり麺が好き。」
http://blog.livedoor.jp/lingmu_meets_japanda/archives/78057962.html
2018/11/04 更新
まさかこんな機会に恵まれるとは...つくば市再訪の機会を得たので、こちらに狙いを定め、少し早めに到着して10人ほどの列に接続しました。開店から15分ほど待って先頭へ...経験は大事ですね。待ち時間が圧倒的に短い!今回オーダーしたのはSNSフォロワー限定の「もりそば」+「煮玉子」。スマホの画面を見せて作っていただきました。左右の方が「えっ?」ってなった時の優越感に浸ります(笑)
しばらく待って提供された一杯、相変わらず美しい麺線の硬派な細麺は昆布水にたっぷり浸かっています。スープはデフォルトの中華ソバと比べるとややクリアな様相。色味も濃いように見えます。SNSで紹介されていた通り、先ずは麺のみで味わいます。「 ムム!」相変わらずバツバツで実に歯切れのいい食感です。喉越しも心地よいオンリーワンの麺です。昆布水を少しいただいてみると、低粘度で仄かに昆布の風味を感じるクールビューティー。一方、スープはカドのないまろやかな醤油ベースで、煮干しと節系の旨味を五分五分に感じる濃いめの味付け。これはまた違った旨味発見です。硬派な細麺を軽くスープに浸し、一気に啜ると、「 ああっ!麺もスープもめっちゃ美味いっ!」感覚としては完全に上質な和蕎麦です。チャーシューは前回訪問時よりホロホロ感と厚みが増し、肉の旨味が際立っています。出汁が注入された煮玉子は黄身が飛び出す逸品。箸で持ち上げることなど不可能です。薄くスライスされた玉葱は最後までシャキシャキ感を失いません。
この時点で「和え玉」と「生卵」を追加注文し、昆布水を少しずつスープに加えていきます。結局、好みの味になるころには昆布水をほぼ全投入していました。これ、ホンマに美味い!
このタイミングで第2ステージの開幕です。並ぶ器を見ていると「役者はそろった」感が高まります。麺の旨さを120%引き出しているこちらの和え玉。店内のお客さんほぼ全員が注文します。甘辛い濃いめのタレに浸かってダークサイドに染まりつつある細麺。スライス玉葱は透けて向こう側が見えるほどの薄切り。それなのに食感はしっかりしている不思議。ゴロゴロ投入されている刻みチャーシュー。これで200円はコスパ高過ぎです!グルリと一気に掻き混ぜ、和え玉用のお酢を一周半、早速いただきます...「うんんめぇ!」これホントに最高に美味しいんです。そして今回初挑戦、生卵に浸してすき焼き風にいただくと...「大・正・解!キター!」これはもう必須アイテムです。濃いめのタレがまろやかになり、Heaven's Doorが開きます。
遠路はるばる来てよかった~。SNSフォローしててよかった~。おっさんなのに一食に卵2つも食べたけど美味かった~。満足感、幸福感が頂点に達し、思わず笑みがこぼれてしまった再訪でした。
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関西の麺を食べ歩いてます。
「それでもやっぱり麺が好き。」
http://blog.livedoor.jp/lingmu_meets_japanda/archives/78057962.html