外食は贅沢さんが投稿したうち山(東京/東銀座)の口コミ詳細

真摯に作られた食は生きる喜び。出来ればその世界観まで察したい・・・

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うち山銀座一丁目、新富町、東銀座/日本料理

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2018/10 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

ご主人の気遣いとユーモア、そして技。さらには垣間見る厳しさに日本料理を堪能

■この日の状況
10月上旬の平日の木曜日。18時30分に部下二人を連れて訪問。
事前に予約を入れました。

ビルの1階が入り口ですが、そのまま階段を地下1階までおります。
1階の入り口には小さな看板が出ています。
扉の取っ手もロゴマークの形になっていてお洒落。

今日は部下の入社して丸3年のお祝いです。
何を食べたいか決めてもらうとこちらで日本料理を食べてみたい
ということでお伺いしました。

■この日、注文した料理
*基本の料理(おまかせコース)@15,000円
プラス岩手県産の松茸(価格はわかりません)

●料理の内容
・焼きごま豆腐
外はパリパリで中はふわっと。一瞬、焼き白子を思い出しました。
わさびがのっていて醤油とよく合います。ふんわりごまの味がします。
また、ご主人が「こちらの特別な醤油をお使いください。
しょっぱくない程度にドバドバおかけくださいなどと軽いギャクを入れて
和ませてくれます。
今日は十五夜が意識された配膳でこのごま豆腐もウサギの器にのっています。

・前菜 (栗の渋皮ごと煮たものとこのわた。さらに2段目生キクラゲとシャイマスカットを酢とだし汁で生姜といくらをあしらっている器。
そして、人参の葉(京都から取り寄せだそうです)と柿の白和え 香茸のせとなっています)
こちら器も一興。
2段になっていて驚かされました。
生キクラゲとシィインマスカットの甘さ、そこに出汁がよく合います。
柿の白和えも控えめな柿の甘さ、人参の葉の少しの苦みそれが白和えで包まれています。
香茸はその名の通り強く茸の香りがします。

・さわら菊菜とキニラをポン酢の餡で 下には白子を引いてあります
これはもう、何といいますか、ただ刺身を出さないのねという感じです。
さわらも軽く炙ってあり、それをポン酢の餡でいただくのですが
炙ってあるから温かい餡なんでしょうね。
また、下に引いてある白子がいつもと違う食感で美味しい。
スプーンが欲しいところですが、器をもって最後は飲み干しました。

・鍋 松茸とすっぽんのシンジョウ。長ネギズッキーニも
すっぽんのしんじょうなど初めてです。とても肉厚のすっぽんが入っておりました。
そしてこれまた、とてもすごい量の松茸。松茸自身も美味しいですが
スープがとても美味!
ご主人の後ろの棚にずっと鎮座している松茸が気になっていましたが、
ここで思い切って「やっぱり松茸は焼くのが一番香りがでるんですかね」などと
言っちゃいました。
すると「少し焼きますか?」と笑顔のご主人。

そうなりますよね。部下の手前もう引き下がれません。
「では、お願いします」ということになりました。

・焼き松茸(岩手県産)半分(4分の一本おまけつけてくれました)。
松茸を半分にして、その面に木の葉のようなきれいな飾り包丁を入れてくれます。
網にのせて焼きますが湿らせた布を上にかぶせ、蒸し焼きのようにしていました。
これも一つの技です。
香りがとても際立ち、食感もちょうどよい焼き上がりです。

女性には食べやすく切り分けてくれる優しさも。

「半分にしますか1本にしますか?」と聞かれ恐ろしくなり
「半分で」とお願いしました。
それもこちらの松茸は岩手県産(岩泉産と言っていたと思います)
しかもご主人が季節になると毎年手土産を持ち、収穫を手伝うそうです。
ですので極上の松茸が送られてくるとのこと。

いや~、もうどれだけのお値段か想像もつかず、半分にしました。
それでも堪能いたしました。

・カツオの酒盗と黄身(藁は信州産。焼いたものを高知から直送)
こちらもただのカツオだと思ったら大間違いで
藁のかおりが程よく、また味付けも酒飲みには溜まりません。
酒盗と言っても細かく切られているわけではなく、
お刺身のような感じなのでこれもまた、新鮮です。

・子持ち鮎
初めて食しました。
小ぶりですが苦みと印象的です。

・牛タンと海老芋
出汁で炊かれた柔らかな牛タン。
海老芋もコラボが楽しい。

・鯛茶漬け
僕らのテーブルのためだけに炊かれたご飯が出てきます。
すごいですね。
まず、何切れか鯛をそのまま食べます。
少し濃いめですが上品なゴマダレがあいます。

そして、ご飯の上にゴマダレをたっぷりまとった鯛を投入。
薬味ものせて熱いお出汁をかけます。
ゴマの香りかおるこれだけで日本酒2合はいける絶品鯛茶漬け。

鯛茶漬けで有名な浅草の一直さんとはまた少し違った味付けで
楽しめました。

・葛餅
平打ち麺のような葛餅で食べ応えも十分。
上品な甘さで葛餅好きな息子に食べさせたい。

・抹茶   
抹茶もその場で点ててくれます。

途中、ご主人からおもてなしお酒を杯でいただき、
「よろしくお願いいたします。」とご挨拶いただきました。

ご主人は声ははきはきとされていて、
お酒などがなくなるとすぐに気付いてくれます。

また、お料理や素材に関しても丁寧に説明してくれたり
冗談もちょこちょこ挟んでリラックスさせてくれます。
虎屋の羊羹が地方だと絶大な力を発揮するというお話は最高でした。

反面、お弟子さんにはちょっと厳しく言うシーンもあり、
厳しい日本料理の世界を垣間見ました。

様々な面で3時間近くを楽しく過ごさせていただきました。
お値段がよいお店ですのでちょこちょことは行けませんが
また、お伺いしたいと思えるお店でした。


2018/10/11 更新

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