3回
2018/03 訪問
繊細なジビエを堪能
2018年3月の昼です。
ジビエシーズンの最後にもう一度ここでジビエを食べようと思い立って恵比寿に降り立ちました。
満開の桜の下を半分花見をしながらお店に向かいます。
前回は3皿の簡単なコースでしたが、この日は「Menu Verdure」でフルコースの堪能を目指しました。
◇アミューズ
3種のマノワのアミューズ
◇温前菜
ホワイトアスパラガスと蛍烏賊 上海稚蟹と菜の花
◇前菜
黒いフォアグラ鯛焼き
◇魚料理
赤むつロースト
◇肉料理
和歌山産 猪肉のロースト 猪のジュとエピスソース
◇デザート
いちごのシブーストとフランボワーズのソルベ
この日は肉料理に猪をチョイス。前回は鴨でしたから今回は4本足です。
住宅地に出てきては追いかけられている話しか聞かない猪。
意外にも柔らかく繊細な肉質で脂をあまり感じません。ヒレに近いでしょうか。
煮詰めたワインとジュのソースが猪肉の風味を引き立てていました。
ジビエ、特に猪のような4本足の動物は鳥類よりも癖があるのではと思っていましたが、
全くそんなことはありません。
もちろん質のいいジビエを調達し、素材に合った調理をするお店ゆえでしょうが。
また来たいお店です。
ごちそうさまでした。
2018/05/03 更新
2017/11 訪問
二本足ジビエを堪能
2017年の昼です。
病院へ健康診断を受けに行った帰りです。胃カメラを飲むために前日から絶食していた憂さをどこかで晴らして帰らないと、と思って予約をしていたのがこのお店。
秋冬になりジビエのシーズンにはオーナー自らがハンティングしたジビエ料理が食べられるというこのお店で初のジビエを食べてみることにしてみました。
ジビエといえば癖があるというイメージがありますから初回はやはり定評があるお店で試してみたくなります。
お店は広尾駅と恵比寿駅の中間地点のマンション1階。
中に入るとホテルのような高級な佇まい。
そしてホテルのようにさっとドアを開けて中へ招き入れられました。
内部はテーブル席の他、オープンキッチンでカウンター席からはキッチン内が一部覗ける構造でライブ感も楽しめます。
といわけで私はカウンター席に案内されました。
メニューを持ってきた男性がブログで見たオーナーでしたね。笑顔の素敵な男性です。
この日選んだのはムニュールミエール。前菜から魚・肉料理、デザートまで一通りが楽しめるコースです。
で、笑顔が素敵なオーナーの勧めでメインの肉料理はジビエに変更、さらにワイン3杯がつくセットをお願いしました。
今日のコースは以下のとおり
◇前菜 マリネした鰤とカブ
スライスされた蕪の間に鰤が挟まれたスタイル。
マリネの具合も程よく酸味が取れて蕪とよく合う。
バランスが取れた一品。
◇鰆のロースト 赤ワインのソースで
確かこれは本日の魚料理だった気がする。
魚と赤ワインのソースが合うのかと思ったけれど、これが意外に合う。
魚が旬で脂が乗りに乗った鰆だからということもあるのかも。
赤ワインはピノノワールと言っていた気がします。
素材とソースの組み合わせの工夫を見た感じ。
◇岐阜県産の天然鴨 鴨の肝のソースで
メニューを見たときに雷鳥にしようかと思ったけれど、癖が強いと聞いていたので初心者としては同じ鳥でも鴨にしてみました。
同じ皿にささみ 胸肉 もも肉が調理されてきました。
柔らか位けれどもほのかに肉の旨みを感じるささみ、これが野生かと驚く胸肉の弾力、そして手で貪り食べるもも肉と各部位を堪能。
肝のソースの苦味は嫌味にならない上品さ。これに葱の苦味も加わり鴨のコクを強調しています。
これは鴨に正解でした。
◇キャラメリゼしたリンゴとキャラメルのムース シナモンのアイスとともに
初のジビエでしたが素材も良かったのか抵抗感なくすんなり入れました。
そしてジビエ以外の皿も素材そのものだけでなく組み合わせも楽しめる味わい。
ソムリエ氏の楽しい会話に乗って少しお酒を飲みすぎましたがまた来て別の素材を味わいたいと思いました。
ごちそうさまでした。
2017/12/08 更新
2018年12月の昼です。
ジビエのシーズンになってから行かなきゃと思いつつもタイミングが合わずにご無沙汰していたマノワ。ここは1年中ジビエが味わえますがせっかくだからシーズンインしてからと思って早12月。何とか予約を取ってシーズン初訪問。
この日はカウンター席で。のんびりできるテーブル席も良いですが、調理場で上がる炎とか香りを楽しみながら自分の料理が来るのを待つのも好きです。
この日も中村さんの情報盛りだくさんの説明を聞いてメニューを考えてオーダーしました。
Menu Lumiere(税抜3800円)
◇前菜
北海道産の秋刀魚のマリネを最後に軽く炙ってあります。
中は生で酸味が効いているけれど外はカリッとしてちょっと香ばしい風味。
ムースはスダチかな。下にはパイ生地のようなものとジャガイモのペースト。
柔らかいマリネとサクッとした生地が美味しい。
◇魚料理
和歌山県産鱸のポワレ。カリッと火を通した白菜も添えて。
骨や赤ワインを煮込んでソースにするのはよく見かけるけれど今日はそこに白菜も投入。
どんな味になるのかと思ったらしっかりまとまっていました。
鱸だけではなく白菜の火の通りも良かったです。
◇肉料理
岐阜産ヒドリ鴨のロースト(+1600円)。
ヒグマがあったので初ヒグマにしようかと思ったのですが、数ある鴨の中からいい感じに熟成されてますという中村さんの言葉に心動いて変更。
胸肉、モモとパーツに分かれていますがどれも申し分ない弾力とぎゅっと詰まった美味しさ。そして個人的には手を使って食べるのが鴨の醍醐味。内臓とジュのソースも安定のバランス。
◇デセール
和栗のマノワの球体モンブラン
今回初めて食べるモンブラン。お店の名前をつけるだけのことはあります。
◇紅茶
この日は飲む予定はなかったのですが、前菜を食べながら無性に飲みたくなり白、赤一杯ずつ飲みました。
いつものことながらワインの説明は聞いてもよくわかりません。どうやって勉強すればいいんでしょ。でもここは一杯の量が他のお店と比べて多い気がします。
ジビエに関しては相変わらずの安心感を持って食べられるお店です。次回はまた四つ脚ジビエにしようと思ってお店を出ました。
ごちそうさまでした。