2回
2019/01 訪問
2度目の上瀧ワールド
前回の感動を引きずりながら年を迎えの再訪問。
初訪問と同じ5万円のコースで。
贅沢な冬の食材の王者でもある松葉ガニと虎河豚の白子様。
食材を前に手を合わせて拝んでしまう(笑)
干し鮑と生鮑の食べ比べなんて初めての経験がここではできる。
干し鮑、干しナマコ、燕の巣。
白トリュフも確かにとてもお高いけど、さらに上を行くのではないかと思える中華料理の最高級食材も立派な箱に入ってまるで宝石のような佇まい。
一箱、すごいお値段になるそうです(汗
カウンターならではのメリットを最大限に活かしながらミニマムな空間で壮大な世界を振る舞う。
お連れしたグルメな友人も大大満足。
ここは誰でも魅力されてしまうと再確認した。
また来月の訪問が待ちきれないほど。
今宵も素晴らしいお料理とお話をありがとうございました。
2019/01/25 更新
2018/12 訪問
また一つ、銀座に光る一等星あらわる。
「あれ?銀座に聞いたことない名前のお店が出来たなぁ」
ふむふむ、と他の方々のレビューを拝見するとどうやら此処は一度行ってみなければ、という謎のミッションに駆られ(笑)
世界を駆け巡るグルメ部長を引き連れての初訪問。
銀座の外堀通りに面するぱっと見、雑居ビル。でも外に掲げられている看板からすでにオーラが漂ってくる。
【JOTAKI】
一見ではフレンチ?イタリアン?はたまたモダン和食?
店内に足を踏み入れると並んだ10のカウンター席からはここが何屋さんなのかは知らなければ分からないだろう。
今回は初めて伺ったのもあり真ん中のコースを事前にチョイスしていたが、贅沢病?の私は初来店のお店の場合は「せっかくきたんだから」と一番高いコースを選択するのが常なのだが此方のコースは
30000円
50000円
80000円
昼夜ともにこちらのの3コース。
初訪問にして8万円のコースはハードルが高すぎるし先ずは5万円のをお願いしてみた。
テーブル上に置かれてある贅沢にしつらえた個人メニューを開くとそこにある文字はこれ以上ないくらいの豪華な食材のオンパレードで思わず目を見開いてしまう。
黒トリュフ
雲丹
最高級ランクの尾長鮫のフカヒレ
干し鮑
天然黒鮑
豊後水道の天然虎フグ
白子
アルバ産白トリュフ
ブルターニュ産オマールブルー
真鴨
燕の巣
和洋中の最高級の食材たちを贅沢に用いて上瀧シェフは中華料理という技法で一つ一つの料理に昇華させていく。
カウンター越しに見える曇りガラスはフライパンが振られる瞬間になると突然パッとクリアーになって思わず「わぁ!」と声を上げてしまう。
なんだこれはマジック?
そんなパフォーマンスを披露しつつシェフが運んできたお料理を口に運ぶ。
そして、驚く。
わわわ、もう、目眩がしそうなくらい美味しい。。。。
最高級の食材たちはお互いをかばい合い、口のなかで自分たちが美味しいことを最大限にアピールしてくる。
中華料理は掛け算のお料理だと思っていたけれど、此処のお料理はさらに食材の旨味と持ち味を活かす新中華だ。
どうしよう、これは確実にハマるな…
目の前であまりの美味しさに悶絶している私をニコニコと見守る上瀧シェフ。
佐賀生まれで地元で15年間ご自身のお店をされ、新たに銀座という東京の中心にミシュランの星を掲げてオープンさせた上瀧氏。
「食は広州にあり」との言葉どおり年に数回足を運んで現地での研究も怠らない。
まだ30代というお若さでここまで完成してしまうとはこれからが末恐ろしいとまで思ってしまうほど。
そしてお料理だけでなく、グラスワインの充実ぶりがすごい。
種類がたくさんあるわけではないのだが私が愛して止まないナパバレーの最高のワイン、キスラーをグラスでいただけるなんて他では経験したことがなくて感激。
コルクを抜かなくても注げる画期的なマシーンのおかげもあり、グラスで素晴らしいワインがいただけるのは本当にありがたい。
だってこのお料理に合わせるんだもの。例えお一人様で来たって最高のワインを合わせたいはず。
至高のお料理に最高のワイン。なんだかもう全部すごいなぁ。
贅沢食材ですっかり満足したはずの胃袋に追い討ちをかけるように?さらに追加オーダーで担々麺と麻婆豆腐までお願いする私たち。
あ、このあたりで大食いなのがバレてきてしまう(笑)
辛いお料理のなかにある最高の旨味。優しい和食のようなお皿とキチンと麻辣を効かせたスパイスたっぷりの四川な中華のお皿。
そのメリハリも素晴らしい。
コースが終わるころにはもうすっかり上瀧シェフのファンになり次の予約を入れる。
実はレビューを書こうかどうしようかと迷ってたけど結局書いてしまった。
だってこれ以上予約困難なお店が誕生するのは楽しくもあり苦しくもあるから(笑)
でも素晴らしいものは伝えたいし、言葉にして残したいとも思う。
とりあえずは私の周りのグルマンたちにこっそり紹介していこうかな。
貴重な宝物を発見したような気分でお店を後にした。
2019/01/25 更新
高くて美味い、は当たり前だが「美味すぎる」
2019/01/23 更新