goro58397さんが投稿した新ばし 星野(東京/御成門)の口コミ詳細

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新ばし 星野御成門、汐留、新橋/日本料理

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2021/08 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

澄み渡る日本料理ここに極まれり

有り難くも、天からのお声掛けにより『新ばし 星野』さんへ伺う事が叶いました。
私などが来れるお店ではないと思っていましたから、その喜びはまさに有頂天、この日を指折り待ちました。

素敵な好青年様、本当にありがとうございます。

お店の前に到着すると淑女が私の元に、あら〜そうでしたかご一緒なのですねと驚きつつも気持ちが安らぐ思い、一層今宵が楽しみとなりました。

暖簾の蒼色が素敵です、その先に足を入れると思うと感慨深い思いです。

ご主人の星野氏、見た目に若いと感じましたが独立されて10年なのですね。
〝京味〟さんの味を引き継ぐ方として今や予約困難なお店までになられたご主人、とても柔らかな雰囲気が感じられ緊張していた気持ちがほぐれていきます。

ではこの日いただいた料理を簡単な感想と合わせて書いてみます。

◇ 丹波のつくね芋と冬瓜にじゅんさい
暑さを忘れる冷んやりとした一品目、なんてさっぱりとして涼やかなのでしょう!
つくね芋をお出汁で伸ばした粘りと、炊いた冬瓜の摺流しのようなあっさりさ、そこに大きくトゥルントゥルンのじゅんさいのプリプリとした食感、味は淡くすぅーと沁みます。
身体の内側から火照りが拭えました。

◇ 浜名湖天然鰻の飯蒸し
なんでしょうかこのパリパリっとした皮目の香ばしさは!
関西風の直焼きの良さがここぞとばかりに表現されてます。
タレは甘味はなく鰻の美味しさがダイレクトに、これは鰻屋さんにも食べてもらいたい美味しさです。
餅米のもちもち感が鰻の蒲焼きのパリパリさと脂の旨みと良い塩梅に重なり実に美味しい逸品です。

◇ 淡路の鱧湯引き 自家製の梅醤油で
提供する直前にご主人が骨切りを、ザッザッとなんと耳障りの心地良さなのでしょう!
山葵をちゃんとのせ梅醤油で、梅がさっぱりとして鱧の淡白な味わいにすっと馴染み旨みがありとっても美味。
この時期の淡路の鱧と言ったら高級魚、上品な脂があり見た目とは裏腹に優しい味わいです。

◇ 芋茎の吉野煮
元々味のない芋茎に、どんな味を含ませるのかが大切なのですと星野氏は仰ります。
なる程そうなのかといただきながら美味しいと感じたました(笑)
吉野葛のとろみ具合が凄く良いです。
生姜もとても良いアクセント。
シンプルに芋茎の食感を楽しみながら含めた味を堪能する一品、これこそ日本料理の真髄なのだと確信しました。
芋茎は子供の頃母親が色々な料理で食べた思い出の食材、懐かしさもあり心からほっこりとしました。

◇ 唐津の天然黒鮑
言葉がありません!
食感の良さと噛むほどに旨味が強く感じる味わいの素晴らしさ、う〜むこんなに滋味深さを感じる鮑はいただいたことがあるだろうか!?
肝ソースのナチュラルな仕立てがまた一段と黒鮑の旨味を引き出しています!
素晴らしい!!
あっ、語ってましたかね(笑)

◇ 歯舞の紫ウニ
アコウのお出汁にとろみを付けて紫ウニへそっとかけた冷たい一品。
味としてはとても淡い仕立てなのですが、それだこらこそウニの美味しさがより感じ易くとってもスッキリとした味わい、しみじみと美味しいと思います。
ウニの甘みは筆舌に尽くし難いもの、これが本物の日本料理なのでしょうね!

◇ 鱚ととうもろこしの天ぷら
料理の流れの中で、合間に天ぷらなどの揚げ物をちょっと挟む良さを今回実感しました!
鱚の衣の薄さとカラッとした油の切れの良さ、身はそれこそふっくらとしてとても歯触りが良いです。
しみじみと美味しいなぁ〜と心の内でつぶやいてました。
とうもろこしも類をみない甘みの強さに笑顔がダダ漏れ状態だった筈です。

◇ 明石のアコウお造り
「冬のフグ、夏のアコウ」
夏の風物詩として有名なアコウ(キジハタ)、食感の良さと旨味の強さは最たるもの!!
切った厚みでも味わいが変わるそうですが、上品な脂があり甘みも感じられ、あ〜こんなに美味しいものがいただける事に、この日お誘い下さった好青年様に感謝しかありません。

◇ スッポン鍋
スッポン、冬になる前の秋頃が栄養を蓄えて美味しいと言われてますが、このスッポン鍋がもうめちゃ旨いので美味しい時が旬なのです。
グツグツと煮えたぎるスッポンスープ、なんて滋味深いのでしょう!
お醤油の味付けも見事、あ〜染みるわ〜!!
トロントロンのゼラチン質、お肌がテカテカしちゃうな。
焼き葱がまた甘みがあって美味しいこと!
一滴も逃さずに身体に染み込ませました。

◇ 郡上・長良川の天然鮎塩焼き
これは見事な大きさの鮎です!
天然物でこのサイズは立派、よくぞご無事で成長されました。
骨まで柔らかくするにはこの大きさだとしっかりと火を入れなければならず、そうすると身の美味しさが損なわれてしまう為、骨の抜き方を教えていただきながらいただきました。
なる程、きれいに身からすっぽり抜けるのですね!
骨以外は頭から尾っぽまで実に良い味わい、蓼酢を付けながらしばし至福のひと時を楽しみました。

◇ 京都の焼き茄子と小芋の炊合せ
炭火で皮を焼いて剥かれた茄子は、焦げた感じがほんのりとする塩梅、丁寧な仕事をされているのでしょうね、実にすっきりとした味わい。
小芋がねっとりとしてコクがあるそんな美味しさ、日本人に産まれて良かったです。

◇ 蛸と胡瓜の酢の物
食事の前にさっぱりと口直し、茗荷の風味が活きてます。
酢の物ひとつとってもなんて美味しいのでしょう!

◇ お食事
炊き立て艶々のご飯に、牛時雨煮にジャコ、お漬物とお味噌汁、もう完璧なラインナップにウハウハです♪
お漬物は昆布に漬けた蕪の梅肉和え、その酸味に箸が止まらんです!
牛時雨煮、これはご飯エンドレスへの誘い。
一膳目は瞬殺。

二膳目は卵かけご飯、TKGございます。
また拘りの京都平飼いの卵の黄身の濃厚な美味しさに、あらよっと二膳目もなくなっちゃいました。

三善目は鰯の茶漬け。
鰯の炊き方がお茶漬けに合うような少し醤油を効かせたもの、もうこの茶漬けで私のお腹はリセットされてしまいました(笑)
美味しい料理をいただけると思い、お昼を抜いてのぞんだ真価がここで発揮され、ご飯お代わりです。

四膳目に、牛時雨煮もお代わり!
なんて美味しいご飯なのでしょう、四膳いただくとは流石の私も思いもしませんでした。

◇ 甘味に作り立ての葛切り
私は葛切りやわらび餅が苦手です。
でもようやく開眼した気がします。
こんなに美味しい葛切り、目から鱗が出るは出るは!
今までの食感とは別次元、なんでしょうかこのテゥルンテゥルンさは!!
黒蜜がまた葛切りと合いますね♬
お腹が、「お代わりいける」
そうつぶやいてました(⌒-⌒; )

◇ 緑茶
お茶がとても美味しいです。
香りも味も申し分ないです。

お店に入ると、白木の良い香りにふぅーと深く息を吸い込みました。
森の香りを思い出すようなリラックス感にしばし浸ります。
カウンターの曲線が凄い作り、こんなカーブを描く白木は初めて拝見しました。

星野氏の料理をいただきながら、京味さんの料理をいただきたかったと思いました。
味付けがとても繊細です。
優しくしなやかに私の中に染み入る感覚、こんなに奥行きのある日本料理は初めていただいた気がします。
私の経験値からは、単に美味しいとしか表現できないもどかしさもあります。

素晴らしい料理に、感動しました。
ってご飯四杯食べちゃいましたけど。

まさにプラチナシートにお招きいただき、なんと御礼を言ったらと、ありがとうございました。
私の日本料理への意識がさらに高まったのは間違いありません。

お店の落ち着いた雰囲気も素晴らしいですね。

美味しかったです。

ごちそうさまでした。

  • 郡上・長良川の天然鮎塩焼き 天然物でこのサイズは立派、よくぞご無事で成長されました。 骨以外は頭から尾っぽまで実に良い味わい、蓼酢を付けながらしばし至福のひと時を楽しみました。

  • 芋茎の吉野煮 吉野葛のとろみ具合が凄く良いです。 生姜もとても良いアクセント。 シンプルに芋茎の食感を楽しみながら含めた味を堪能する一品、これこそ日本料理の真髄なのだと確信しました。

  • 浜名湖天然鰻の飯蒸し 関西風の直焼きの良さがここぞとばかりに表現されてます。 タレは甘味はなく鰻の美味しさがダイレクトに、これは鰻屋さんにも食べてもらいたい美味しさです。

  • 淡路の鱧湯引き 自家製の梅醤油で 直前にご主人が骨切りを、ザッザッと耳障りの心地良さが素敵です。 山葵をちゃんとのせ梅醤油で、梅がさっぱりとして鱧の淡白な味わいにすっと馴染み旨みがありとっても美味。

  • 唐津の天然黒鮑 食感の良さと噛むほどに旨味を強く感じる味わい、こんなに滋味深さを感じる鮑はいただいたことがあるだろうか!? 肝ソースのナチュラルな仕立てが一段と黒鮑の旨味を引き出し、素晴らしいです!!

  • 歯舞の紫ウニ アコウのお出汁にとろみを付け紫ウニへそっとかけた冷たい一品。 とても淡い仕立てなのですが、それだこらこそウニの美味しさが感じ易くスッキリとした味わい、しみじみと美味しいと思います。

  • 鱚ととうもろこしの天ぷら 鱚の衣の薄さとカラッとした油の切れ、身はふっくらで歯触りが良いです。 とうもろこしも類をみない甘みの強さに笑顔がダダ漏れ状態だった筈です。 しみじみと美味しいと思いました。

  • 明石のアコウお造り 「冬のフグ、夏のアコウ」 夏の風物詩として有名なアコウ(キジハタ)、食感の良さと旨味の強さは最たるもの!! 上品な脂と甘み、ただただ美味しいだけです♪

  • スッポン鍋 グツグツと煮えたぎるスッポンスープ、なんて滋味深いことか。 お醤油の味付けも良くあ〜染みる〜! トロントロンのゼラチン質、お肌がテカテカしちゃうな。 焼き葱がまた甘みがあって美味しいこと!

  • 京都の焼き茄子と小芋の炊合せ 炭火で皮を焼き剥かれた茄子は、焦げた感じがほんのりと、丁寧な仕事をされているのでしょうね。 小芋がねっとりとしてコクがあるそんな美味しさ、日本人に産まれて良かったです。

  • 丹波のつくね芋と冬瓜にじゅんさい 暑さを忘れる冷んやりさっぱりとした一品。 つくね芋をお出汁で伸ばした粘り、炊いた冬瓜の摺流しのようなあっさりさ、じゅんさいのプリプリな食感、味は淡くすぅーと沁みます。

  • 蛸と胡瓜の酢の物 食事の前にさっぱりと口直し、茗荷の風味が活きてます。 酢の物ひとつとってもなんて美味しいのでしょう!

  • お食事 炊き立て艶々のご飯に、牛時雨煮にジャコ、お漬物とお味噌汁、もう完璧なラインナップです♪ お漬物は昆布に漬けた蕪の梅肉和え、その酸味に箸が止まらんです! 牛時雨煮、これはご飯エンドレスへの誘い。

  • 二膳目は卵かけご飯、TKGでございます。 また拘りの京都平飼いの卵の黄身の濃厚な美味しさに、あらよっと二膳目もなくなっちゃいました。

  • 三善目は鰯の茶漬け。 鰯の炊き方がお茶漬けに合うような少し醤油を効かせたもの、この茶漬けで私のお腹はリセットされました! お昼を抜いてのぞんだ真価がここで発揮され、ご飯もういっぱい下さい!

  • 四膳目に、牛時雨煮もお代わり! なんて美味しいご飯なのでしょう、四膳いただくとは流石の私も思いもしませんでした。

  • 葛切り こんなに美味しい葛切り、目から鱗が出るは出るは! 今までの食感とは別次元、なんでしょうかこのテゥルンテゥルンさは!! 黒蜜がまた葛切りと合いますね♬

  • 緑茶 お茶がとても美味しいです。 香りも味も申し分ないです。

  • お店外観 暖簾の蒼色が素敵です、その先に足を入れると思うと感慨深い思いです。

2021/08/06 更新

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