中目のやっこさんさんが投稿した鮨 十兵衛(福井/八ツ島)の口コミ詳細

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鮨 十兵衛日華化学前、福大前西福井/寿司

3

  • 夜の点数:4.7

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.6
3回目

2023/11 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

「福井 鮨十兵衛」五感すべてを使って満たし、圧倒的な旨さで攻める北陸の味わい

福井県を代表する鮨の名店「鮨 十兵衛」さん。
一年に一度の贅沢に訪れる機会を与えられました。

☆The Tabelog Award 2023 Silver 受賞店
☆食べログ 百名店 寿司WEST 2022 選出店

ちょうど一年前の同日、同じ時刻、そして同じお席。

タクシーには慣れたものは「十兵衛鮨まで」と伝えたほうが早いのも知っている。

10分前に到着すると一番乗り。
思わずネクタイをキュッと正して、いざ中へ。

いつも気が利く女性スタッフが笑顔でお出迎えして頂き、まだ誰も居ないカウンターの真ん中へ。
どこか遠くから聞こえてくる柔らかな音色が馳せる気持ちの高まりを落ち着かせる。

塚田氏が顔を出すと自然と笑顔が込み上げて、勝手に親近感を感じてしまう。
凛々しさに笑顔が良く似合い、早くも訪れた一人ひとりのお客を丁寧に持て成します。

待ち焦がれた8名のゲストが揃ったところで一斉スタートとなりました。
頂いたものは以下の通り。


「冬季おまかせコース 33,000円」

◆鰆 炙り(福井)
◆バイ貝
◆鰤(能登)
◆鱈の白子 茶碗蒸し
◆越前蟹
◆あん肝
◆煮蛸
◆せいこ蟹 小丼
◇ヒラスズキ(福井 高浜町)
◇イシガキダイ
◇サヨリ
◇ケンサキイカ
◇赤身
◇小鰭
◇甘えび
◇馬糞雲丹
◇〆鯖
◇背トロ
◇穴子
◇干瓢巻き
◇玉子
●お椀
◇縞鯵 ※追加
◇鰆 ※追加

・常山 スパークリング搾りたて/ 常山酒造(福井 福井市)
・花垣 新酒 冬のしぼりたて / 南部酒造場(福井 大野市)
・越前岬 槽搾り純米原酒 / 田邊酒造(福井 永平寺町)


粒立ちを感じさせる繊維から漲る甘みと香りが至極の美味さ、越前蟹!!

つまみは藁の香りを纏わせた鰆の炙りから。
口に入る瞬間から抜群の薫香感があふれ、そのままレアでふくよかな旨味を残して口どける。
訪れた至福の時間の始まり。

咀嚼が導くように香り高いバイ貝、鰤しゃぶポン酢の唸るほどのトロけ。
コク深い濃厚な濾さで包み込まれるような白子を摺り流した茶碗蒸し。

ここで大きなお皿とカニフォークがセットされて、いよいよあの瞬間へ。

茹でたてほんのり赤みを帯びた立派な越前蟹のお披露目!

間髪入れずに解体されていくとフロアを包み込んでいく香り。
お弟子さんと同時に湯がく光景に、いつもの事ながらも最高に心躍る瞬間。

人数分のお皿に盛り付けられていく蟹の純白な身にミソを添えて。

まずはそのまま一口、口に含んで感じる身の繊維の粒立ち。大げさに言うならば、グレープフルーツの一粒を細長くしたように、噛みしめると繊維の一つひとつから香りが立ち上がり、後を追いかけるように膨らんでいくクリアな甘み。
そこにカニ味噌を絡めると、香りと旨味がより加速していき極上なひとときを与えてくれる。
このタイミングで常山スパークリングを流し込めば、儚くくちどける蟹の甘みに微炭酸の爽やかな味わいと共鳴させるように余韻を形成。
生詰め搾りたてのおいしさと蟹との相性を体験させる唯一無二のマリアージュ。

ここでお酒をさらに加速させるのがあん肝と福井のはまな味噌。
舌に乗せただけで旨味が蒸発していくのを感じさせ、後味として置き去りにされる甘旨味。そして香りがふわっと彩る。
蛸のやわらか煮、踏み込んで膨らむ香りと繊維から伝わる旨味。

ふわっと酢の香りが漂えば握りへ。

と、忘れてはいけない最大のメインディッシュであるせいこ蟹。
シャリに乗せられた身と内子と外子が白から赤へと鮮やかなグラデーションで誘惑。

スプーンで大きくひとすくいすれば、この瞬間がもはや至福のとき。
シャリを含むことで小さな身の旨味がグッと膨らんでいき、シャリの塩気と酸味がせいこ蟹の美味しさを最大限に引き立てる!
終始、うっとりとさせる至極のループ、もう、ただただ美味しい。

前半の贅沢な時間が過ぎ去り、ようやく握りへ。

改めて感じるシャリの旨さ。
握りはシャリの中央のみ圧をかけながらも、優しく丁寧に象られていくと、ネタとベストなバランスで広がる。
シャリの空気感から浮き上がる酸味が心地よく抜けていき、ネタの旨味をしっかりあぶりだすかのように旨さを添える。

素晴らしい土台で握られるネタは全てにおいて文句なし。
気持ち手水が多いため、しっとりした一体感となるが、これを逆手に早期に味を合致させ、咀嚼で一段とギアを上げていく。

そして鮪が美味い!
十兵衛さんで頂ける鮪の味がいつも楽しみの一つ。
ルビーのような厚い身とシャリが創り出す酸味の一体感、鉄らしさの旨さが抜ける赤身。
圧倒的に惹きつけるフォルムが美しい背トロ。
口に入れた瞬間から香りと甘みを放ち続け、シャリの酸味が押し上げるように極上の余韻へ綺麗に繋いでくれる。
本当に十兵衛さんのシャリはおいしい!

他、写真に簡単なコメントを添えてありますので、ご参考頂けましたら幸いです。

出ていないネタ2つを追加して、縞鯵と鰆ともにシャリの美味しさに極上のに浸り、あっという間の贅沢な時間が過ぎ去りました。


フロアの女性スタッフによるお酒のアシストが素晴らしく、知識だけでなく的確な味わいまでも合致させてくれるほど。
新しいお弟子さんとも早くも連携の良さを感じさせ、これから大将をしっかり支えて頂きたい。

来年3月に北陸新幹線が開通し、駅前にコートヤード・バイ・マリオット福井が開業される。
常連様はさらに予約が取りにくくなるのではと心配しつつも、クールな笑顔で謙虚に払拭する塚田氏。

最後のお客としてタクシーが見えなくなるまで一礼される姿にグッとくるとともに、来年も必ず訪れたい!そんな新たなスタートが刻まれる節目のような瞬間。

どんなに時間をかけても訪れる価値を存分に見い出してくれる、北陸の温かな魅力であふれるお気に入りの鮨店です。


□鮨 十兵衛
所在地:福井県福井市文京5-17-5
電話番号:0776-24-3080
営業時間:12:00~14:00
     18:30~20:30
定休日:日曜、不定休

滞在時間:約2時間
お会計:37,700円税込
予約:約2ヶ月前にTableCheckより

  • 暖簾

  • 外観

  • 箸置き

  • おしぼり

  • まずは温かいお茶でアイドリング。

  • ◆鰆 炙り(福井) 藁で炙った香りが置かれた瞬間にふんだんに溢れる。

  • 口にひたすら香りを魅せつける皮目。そのままダイレクトに身の旨味と融合し、口全体を包み込むようなふくよかな旨味と口どけ。 これぞ辿り着いた至福の瞬間、そしてコースの始まり。

  • ◆バイ貝 山葵を乗せてお好みで塩や醤油で頂きます。

  • コリコリと立てる食感の一つひとつから香りが弾けて鼻へと抜けていき、ミネラルで口中を広げる。とにかく強い香りが美味しさを彩っていく。

  • ◆鰤(能登) 表面だけさっと炙った身をポン酢で頂きます。

  • 口に馴染む脂から伝わってくる甘み、ポン酢がさらにキュッと締めるように輪郭を与えて甘みをより一層引き立てる! 咀嚼要らずで香りと甘みを一気に広げ、唸るほどのトロけが心を鷲掴みに!めちゃくちゃ美味しい!

  • この時点で蟹様の登場の予感。

  • ◆鱈の白子 茶碗蒸し 白子の摺り流しソースで蓋をしたもの。

  • 形成した玉子にしっとりと纏わせるように口へと運ぶと、濾されたクリームのような白子が全力で主張するコク深い旨さ! その濃厚さで玉子の甘みを包み込んで旨さの魅力を離さない!

  • 本日のメイン、立派な越前蟹。

  • ちなみに今年のように外気温が高いと水揚げされても質が落ちてしまうそう。 徹底した温度管理を経て、こうしてお店に並ぶ一級品。

  • 茹でたてを素晴らしいスピードで捌いていきます。

  • お弟子さんも同時に半身ずつ捌くスピード勝負!

  • この盛り付けから提供までの時間も計算されているほど。

  • 堪らず常山スパークリング薄にごりをセット。

  • 最後にカニ味噌を添えたら完成。

  • ◆越前蟹

  • カニ味噌との組み合わせが旨さを爆発させます。

  • 繊維の一つひとつがふっくらと輪郭を感じさせ、圧をかけると追いかけてくる甘みと極上の香り。

  • ◆あん肝 低音でゆっくり火入れされたあん肝。 手前には福井のはまな味噌を添えて。

  • 舌に乗っけるだけで蒸発していく旨味、その後味に甘みとコクが良いに繋げてお酒を誘う。 はまな味噌と合わせることでまったりした甘みにキレのある旨味へと引き立てても◎。

  • ◆煮蛸

  • 柔らかさの中にも食感を持たせ、噛みしめた圧で引き立つ香りと繊維から伝わる旨味。一口の美味しさにしっかり満ちた蛸の柔らか煮。

  • 酢飯の香りで気付く小丼をセッティング、、

  • 確信に変わる瞬間。

  • ◆せいこがに丼

  • 身と内子に外子、そしてカニみそをシャリのに乗っけた贅沢の極み丼。

  • シャリが入ることで旨味をグッと膨らませ至極の一口へ。 シャリの塩気、酸味が丼として最上級で至高な一杯にさせ、ただただ悩ましい溜め息しか出ない。

  • ◎花垣 新酒 冬のしぼりたて

  • 同時進行で進んでいく握りの準備。

  • ◆ガリ ミシミシザクザクとした繊維感から甘い口当たりの反面、円やかな酸味が後味へと伸びていき、響く辛味はガリとしてのお美味しさを感じさせる。

  • 詰め襟の割烹着姿はどこかコック服を身に纏ったフレンチシェフのような佇まいと所作で魅力する塚田氏。

  • ◇ヒラスズキ(福井 高浜町) しっとり且つエアリーにシャリに浮かび上がる身。そのまま透明感のある旨味がシャリと混ざり合い、綺麗に相乗されていく。 いきなり美味い!これが十兵衛の握りだ!

  • ◇イシガキダイ ねっとりと甘みを広げる身、乗せた醤油とシャリの酸味が見事に合致し、厚みのあるベストな旨味に着地! シャリのポテンシャルの高さは一口ごとに心を躍らせっぱなし!

  • ◇サヨリ サクサクとした身に踏み込む度にふんわり広がる香り。鮮度の良さが際立つネタをうちに忍ばせた青薬でさらに風味で引き立てる!

  • ◇ケンサキイカ 両面ににしっかり隠し包丁が入ると馴染みやすく、身の甘みは噛みしめるほどに膨らんでいき、シャリとねっとり絡んで膨らむ旨さ!

  • ◇赤身 舌に接するシャリと酸味とクリアな身の酸味。それらが相乗すると透き通るような鉄の香りを膨らませ、上品な旨味としての一体感を堂々とつくる。 赤身としての美味しさに満ち溢れた一貫。美味い!

  • ◇小鰭 噛みしめると締まった酸味が溢れ出し、ひと噛みごとにシャリを染めていく!高まり滲む旨味のバランス感がハートをガッチリと掴む!

  • ◇甘えび プリッとムチムチした口当たりと舌に伝わる甘み。シャリにその味わいを移していくと、問答無用にあと引く旨さに!

  • ◇馬糞雲丹

  • 海苔の豊かな風味、押し寄せる濃厚な雲丹の甘旨味。磯感とミネラルの統一感が心地よく吐息から漏れ、旨味で満たす小川のうに。

  • ◎越前岬 槽搾り純米原酒

  • ◇〆鯖 つんと膨らむ酢の香り。降りてくる鯖の香りは噛みしめるほどに甘みへと変わり、シャリと共にキリッと膨らんで彩る職人技。後へと伸びる香りもまた余韻高い。

  • ◇背トロ 大胆な切り付けと綺麗なフォルムで魅力される。

  • 口へ放り込むと放ち続ける香りと甘み。シャリと同化すると一瞬の甘みのピークを迎え、香りが滞留するように綺麗な余韻が残り続ける。極上!

  • ◇穴子 ふわっとした身はわずかな圧だけで纏まると香りが抜けていき、乗せた塩山椒が輪郭を浮き上がらせるように膨らんでいく旨味! 心地よい香りはどこまでも寄り添い、熱々の一体感が旨さを引き立てる!

  • ◇干瓢巻き 甘い口当たりの干瓢は噛み締めていくとじっくり落ち着いた旨味へとつなぐ。

  • ●お椀 焼き海苔の豊かな風味の心地よさ、コースの終わりに胃を包み込む優しい旨味。

  • ◇玉子 玉子の甘みに優しく膨らんでいく甘エビの風味。

  • ◇縞鯵 つるつると逃げるような身をグリップすればふわっと立ち上がる香り。みずみずしくシャリと混ざり酸味が込み上げれば確立する確固たる旨さ! 縞鯵の魅力をここまで表現できる十兵衛のシャリがおいしい!

  • ◇鰆 軽く漬けにすると、身の旨味がギュッと滲みんでえんみ方向に膨らむ味わい。 シャリと一体になり、混ざれば混ざるほど味に拍車がかかり、味濃い一体感に! 最後までため息を覚える美味さの連続でした!

  • 右から4番目、この位置の背景がいつも写真を綺麗に引き立ててくれます。

2023/12/29 更新

2回目

2022/11 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

「福井 鮨十兵衛」再びフレンチを盛り付けるかのような所作にシビれる、冬季スペシャル越前蟹コース

蟹の季節が近づくにつれて思いが深まる「鮨 十兵衛」さん。
ちょうど1年ぶりの再訪となります。

☆The Tabelog Award 2022 Silver 受賞店
☆食べログ 百名店 寿司WEST 2022 選出店

季節は秋へと深まり、カニ漁の解禁とともに越前蟹を含んだコースへと静かに一新。

この日も18時半の開店を目指して福井の地に降りたちます。

場所は福井駅からタクシーで10分とちょっと。
12台ほどの駐車場を備える広い店前の奥までタクシーが横付けされます。

木綿の暖簾に"十兵衛"の文字、やってきた期待に思わずネクタイをキュッと正していざ中へ。

気持ちの良いお声でお出迎え頂きました。

一年ぶりのこの空間、改めて感じる凛としたカウンターと少し高めの座位置からのめり込むような堪らない臨場感。静寂に引き締まった空間でも、耳を澄ませば奥から微かにゆらぐ音色に、穏やかさを覚えます。
引き締まりつつ、贅沢なほど広く使った作業場は大将とお弟子さんの二人舞台。

この日は9名のゲストが揃ったところで一斉スタートとなりました。

メニューはおまかせコースの提供となります。
頂いたものは以下の通り。


「冬季おまかせコース」 25,000円

◆もみじ鯛(淡路)
◆ゴマサバとバイ貝(福井)
◆鰤(石川 七尾)
◆真鱈の白子 茶碗蒸し
◆越前蟹
◆蛸のやわらか煮
◆あん肝(北海道 余市)
◇寒鰆
◇鮃(福井)
◇金目鯛 昆布〆
◇赤身(青森 大間)
◇〆鯖
◇ケンサキイカ
◇セイコガニご飯
◇トヤマエビ(富山)
◇イクラ
◇中トロ(青森 大間)
◇小鰭
◇穴子(対馬)
◇干瓢巻き
◇玉子
○お椀:ボタンエビの頭の出汁

・生ビール
・早瀬浦 特撰吟醸 / 三宅彦右衛門酒造(福井 美浜町)
・常山 スパークリング搾りたて/ 常山酒造(福井 福井市)
・越前岬 槽搾り純米原酒 / 田邊酒造(福井 永平寺町)
・常山 純米吟醸 槽場初詰 / 常山酒造(福井 福井市)
・伝心 稲 純米生酒 / 一本義久保本店(福井 勝山市)


地ネタを織り交ぜ、シャリがさらに味を引き立てる!
そして主役の越前ガニは湯がきたての高まる香りに酔いしれ、セイコガニご飯が凄まじい破壊力!

つまみはカニを含めた満足の7品、そのすべてが悩ましいほどに味を主張する十兵衛流のおもてなし。
初っ端は淡路のもみじ鯛、素晴らしく上質で締まった身から溢れる旨味に抜群の手応え!
続くようにゴマサバ、バイ貝、ブリとお酒を確実に誘っていきます。

湯がく時点で良いカニだと見分ける瑞々しさと抜群の香り。
繊維の一つひとつがふっくらと甘みを蓄え、軟からな咀嚼でパーンと膨らむ甘みと香り!
そこにミソを乗せればコクが融和してうまさ爆発!
今年も濁りスパークリングとすっきり甘い後味を合わせて感じる多幸感。
変わらぬ贅沢な厚さのあん肝はカスタードプリンそのもの!甘みとコク、そして極上の旨味が全神経を駆ける堪らない逸品。

怒涛のつまみラッシュから握りへ。
今回、最も強く感じさせたのはシャリのおいしさ。粒立ちを感じるタッチからハラリと解けていき、シャリと混ざる感覚を鮮明に感じさせ、ネタの持ち味を後伸びさせるかのように押し上げる穏やかな酸味。
ネタの切りつけはどれも贅沢なほど厚く大きく、その味わいを口いっぱいに伝えて、しっかり塗られた醤油は主張しすぎずコクを添えて着地する握りとしての一体感。
安定感を自然とつくるシャリが本当に美味い!

どのネタも見事なほどに印象付けるが、特に大間の鮪が群を抜く。この日の中トロは分かれ身の部位で、トロけよりも甘みと香り、そして旨味へと咀嚼で移り変わる極上の一口。

この時期だけのセイコガニ(香箱蟹)ご飯。
身と内子と外子を三色に分けるようにシャリに乗せられた贅沢なもの。しっかり混ぜて口へ放り込めば、シャリの酸味が引き立てて口で完成する至極の旨味。

追加を許さないほどに攻められた、最高の北陸の夜となりました!

写真に簡単なコメントを添えておりますので、ご参考頂けましたら幸いです。


大将の塚田氏、真っ直ぐに料理と向き合う真剣な姿勢が気持ちよく、そして食べ手を面白く刺激する。
今年で5年目になるお弟子さん、息のぴったり合った疎通とカニを同時に捌く様がとても勇ましくて頼もしい。大将の影に隠れながらも居なくてはならないサポート役。

"シャリちょうだい"このお声が一段階ギアの上がった瞬間が、次の一品へと繋げるワクワク感を高める。

そして何よりフロアの女性スタッフさんのお酒のセレクトが素晴らしい!
地酒の知識や味の表現もさることながら、料理に合わせてしっかり寄せて頂ける安定感、さらに味や余韻を上手にアシスト。

お隣には大阪から日帰りでこの時間のためだけにお一人で訪れた社長様、フーディーを惹きつける真の価値を肌で感じられた時間となりました。

"田舎の寿司屋なんで"…そう謙虚に仰る塚田氏。
遠くても目的として訪れる価値のある店、それが福井の鮨店「鮨 十兵衛」さんです。


□鮨 十兵衛
所在地:福井県福井市文京5-17-5
電話番号:0776-24-3080
営業時間:12:00~14:00
     18:00~23:00
定休日:日曜

滞在時間:約2時間半
お会計:32,600円税込
予約:48日前にTableCheckより予約

  • 外観

  • 暖簾

  • 今回はカウンター中央のお席です。

  • おしぼり

  • 生ビール

  • ◆もみじ鯛(淡路) 皮目をサッと湯切り。 塩と醤油のどちらも合うとのことでお好みで。

  • 歯応えからムチムチと身の甘みが広がり、口内にしっとりと吸い付くように馴染む。噛みしめるほどに旨味がしっかり高まり、確実な味を届ける。 醤油にさっと広がる油膜、塩との相性は抜群。

  • 塚田氏のこの盛り付ける所作が次の一皿への期待を自然と膨らませてくれる。

  • ◆ゴマサバとバイ貝(福井) ゴマサバは定置網、バイ貝は底引き網でどちらも福井の地もの。

  • ◆ゴマサバ(福井) 穏やかなタッチでしっとりトロけるように馴染み、旨味を放つ鯖。

  • ◆バイ貝 コリッとした強めの食感からミネラルがシャクシャクと溢れ、噛むほどに一定のおいしさがどこまでも続く。食感が楽しめるこちらも地もの。

  • ◆鰤(石川 七尾) 皮目を軽く炙った鰤を漬けに。 福井の地がらしを添えて。

  • しっとりと口へと馴染み、身の旨みに合わせるように相乗させる醤油の優しい旨味。 時折、皮目の香ばしさが鼻へと抜けていき、彩りのある立体感を与える。

  • 早瀬浦 特撰吟醸

  • 茶碗蒸しの器

  • ◆真鱈の白子 茶碗蒸し 白子に低温で熱を入れてソースとして茶碗蒸しを綴じてあります。

  • 口当たりから口内を染める濃厚な白子ソース。クリーミーなコクと奥行きのある旨味が玉子出汁の甘みと交わり、熱とともに抜群の味を放つ!

  • 本日の越前蟹

  • 茹でたて熱々を鮮度よく捌いていきます

  • 水まわりと香りが良いのが一級品の証拠なんだそう。

  • お弟子さんも同時に湯がきます

  • 目の前で繰り広げられる特等席。

  • 茹でたてが常温に戻るくらいが香りが抜群に良い、そんなジャストな頃合いを見計らって提供されます。

  • ◆越前蟹

  • 見ても分かるように、繊維の一つひとつがふっくらとして、口当たりでさらに感じるほど。 そこから圧をかけてあふれる甘みと香りはまさに至極!

  • こちらはカニのミソ。後半は混ぜ混ぜして頂きます。

  • 身にミソが混ざることで甘みにコクを作用させ、見事なまでに旨味を爆発! 今年も福井に訪れて報われた瞬間です。

  • 濁りのスパークリング 思わず去年を思い出して頂きました。 味わいのベクトルが蟹と同じで、すっきりとした甘みを広げる。酸味と後味の甘さと風味がしっかり余韻を後押ししてくれる極上のペアリング。

  • ◆蛸のやわらか煮 ムチムチと踏み込みを感じる食感、そこから香りがしっかり立ち上がり、広がる旨味と共にどこまでも香りであふれる。

  • ◆あん肝(北海道 余市) 塩漬けにした茄子を使った福井のはまな味噌を添えて。

  • 前回同様にカスタードプリン! 強い甘旨味が素晴らしい味わいで、味噌の旨味とコク、そして香りを纏うことで落ち着いた旨味で着地。 悩ましい口どけと余韻の幅!これはもうめっちゃ美味い!

  • 越前岬 槽搾り純米原酒 福井県でのみ栽培されている希少品種酒米「九頭竜」を使用した限定酒。

  • 握り用の指拭き

  • ガリ 弾けが良くて、そこから砕けるようにみずみずしく柔わかな酸味で溢れる。ほのかな甘みと出汁のような味も伝わる美味しいガリ。

  • ネタを切り付ける一挙手一投足に視線が集まります。

  • ◇寒鰆 しっとりと醤油を纏った身。粒立ちからモチモチと表情を変えるシャリの移ろい、そして酢の立ち方と身の旨味の膨らみが合わさって兎に角美味い!

  • ◇鮃(福井) むっちりした食感を噛みしめるほどに甘みが広がり、醤油のえんみで更に膨らむ旨味! 瑞々しく、ただただ美味しさにあふれる、そんな贅沢な一貫。

  • ◇金目鯛 昆布〆 口いっぱいに広がる金目鯛の瑞々しい身。 昆布の香りと旨味がシャリによって浮かび上がり、どこまでも抜けていく香りの余韻は心地よく。

  • ◇赤身(青森 大間) 天身と呼ばれる部位で、まぐろの一番中心部に近い背骨の周りにある希少部位。 赤身ながらも咀嚼が必要ないほどに溶けるように馴染み、優しい酸味が包み込んでふくらむ美味しさ!

  • ◇〆鯖 しっとり纏った醤油と咀嚼でしっかり立ち上がる旨味。そこにシャリと交わって表現する味わいは堂々たる一体感!

  • ◇ケンサキイカ 歯の踏み込みはねっとりと馴染みを覚え、醤油が味をつくりながらも感じるシャリの旨さ。

  • "シャリちょうだい"のお声が勇ましくなり、期待がさらに高まります。

  • 常山 純米吟醸 槽場初詰

  • ◇セイコガニご飯

  • シャリの上に3色に彩られる身と内子と外子。

  • これが食べたくて訪れたくさせるほど!

  • 至極の一口

  • 素晴らしい香りを立て、甘みとコクが入り混じり、卵の粒感を伝えながら、シャリが美味しさをつくる。 もう堪らない。

  • ◇トヤマエビ(富山) 富山新港であがったボタンエビ。 ムチムチと裂けて甘みがあふれ、瑞々しさが醤油を中和して綺麗な旨味を形成!食感から引き出される旨味は新鮮そのもので美味しい!

  • ◇イクラ 醤油漬けでも味は濃くなく、瑞々しい仕様。

  • まず膨らむ海苔の優しい風味。醤油漬けは穏やかな味で、弾けて広がるミネラルが全体を円やかな旨味で包む。

  • ◇中トロ(青森 大間) 恍惚とさせるほどに美しいフォルム。 わかれ身という2回転分しか取れない極上部位。 偶然にも当たれば間違いなくラッキーです。

  • トロけるよりも圧をかけると甘さが引き出され、時間差で大きな旨味がしっかり炸裂! 舌でシャリを身に押し上げた時のトロの口当たりに心奪われる。 当然ながら余韻も凄い!

  • ◇小鰭 今回の握りで鮪の次に印象に残ったネタ。 小鰭に合わせるようにシャリを変え、咀嚼から旨味とコクがしっかり引き出され、実に心地よい酸味が断続的に溢れ渡る。飲み込みたくないうまさ際立つ一貫。

  • 仲卸はやま幸の大間産、延縄126kg

  • 伝心 稲 純米生酒

  • ◇穴子(対馬) シャリと同じ食感でまとまっていく身。綺麗な香りが抜けていけば、山椒の香りがほのかに乗せて、やわらかなえんみで全体の味わいを締める。

  • ◇干瓢巻き 海苔の香りが抜群に引き立ち、干瓢の甘さが食感ごとに伝わる。

  • ◇玉子 甘エビを入れた玉子焼き。 しっとりと旨味を伝え、海老の風味がおいしさを彩る。

  • ○お椀:ボタンエビの頭の出汁 風味良く、出汁の旨味が沁み入る味わい。

  • 春に訪れた札幌のすし善さんを思い出します。

  • 大将 塚田 哲也氏 所作からあふれる人柄は訪れるゲストを魅了させます。

2022/12/30 更新

1回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

『福井 鮨十兵衛』フレンチを盛り付けるかのような素晴らしい所作で織りなす北陸にぎり

福井県を代表する鮨店「鮨 十兵衛」さん。
県外からも多くのゲストを惹きつけるミシュラン2つ星。

☆The Tabelog Award 2021 Silver選出店
☆食べログ 百名店 寿司WEST 2021選出店

福井県にはなにかと縁があるもので、前々から気になっており念願の初訪問です。

場所はえちぜん鉄道 日華化学前駅から徒歩10分ほど。
福井駅周辺からタクシーで10分強といったところ。

改装されてから看板が小さくなったとタクシーの運転手さんが仰っておられました。
店前には駐車場が複数台止められる幹線道路沿いの大きな店構え。
この日は冷たい雨、しっとりと明るめな和の外観には黄色い暖簾がかかり、思わずネクタイをシュッと正します。

内観も外観と同じくやわらかな壁色で統一されており、そこに木が調和する落ち着いた和空間。
すべての物が収納されるスッキリした内観で、作業スペースは贅沢なほどに広く、そこに面する広々としたカウンターも贅沢なほどゆったり9席。
座るとやや高めの位置で、カウンターの仕事を見渡しやすい臨場感が嬉しいポイントの一つ。

爽やかな笑顔で出迎えて頂くのは大将 塚田 哲也氏。
北海道で修行を積まれ、お父様よりこちらのお店を引き継がれたそうです。
8年ほど前にバトンタッチされた頃はお客さんも少なかったそうですが、今では立派な予約困難店。
その理由をこの後、肌で体感することになります。

この日は18時半~の一斉スタート。
訪れた方に最大限までに楽しんで頂くため、1回転のみの営業とされています。

お料理は日本海に面した福井の海の幸をふんだんに使ったおまかせコースのみの提供。


「冬季おまかせコース(23,000円)」

ー ◆つまみ ◇にぎり ー

◆ヒレナガカンパチ
◆バイ貝
◆能登の迷い鰹
◆能登の迷い鰹(ポン酢)
◆真鱈の白子の茶碗蒸し
◆越前蟹
◆カニ味噌
◆あん肝
◇真鯛昆布〆
◇寒鰆(福井)
◇鯵(福井)
◇赤身(大間)
◇〆鯖
◇ケンサキイカ
◇縞鯵
◇香箱蟹
◇ボタンエビ
◇中トロ:血合い下(大間)
◇小鰭
◇穴子
◇干瓢巻き
◇玉子
●お椀

※以下、追加
◇真鯛
◇トロ:分かれ身(大間)
◇ネギトロ巻き

ー 飲み物 ー
・生ビール(小)
・白岳仙 / 純米大吟醸 アッサンブラージュ 路考 / 安本酒造(福井県福井市)
・常山 / スパークリング搾りたて/ 常山酒造(福井県福井市)
・越前岬 / 槽搾り純米原酒 越前産復活米「九頭竜」限定無濾過 / 田辺酒造(永平寺町)
・越の鷹 / 純米しぼりたて / 伊藤酒造(福井県福井市)
・早瀬浦 / 山廃純米 雪待酒 / 三宅彦右衛門酒造(福井県三方郡美浜町)
・常山 / 純米超辛 / 常山酒造(福井県福井市)
※すべて半合ずつ頂きました。


〜滞在時間:3時間〜

お会計:約34,100円(税込)

予約:約50日前にTableCheckからネット予約


湯がきたての越前蟹とセイコ蟹を贅沢にも食べられて大満足!

漬け、〆る、寝かすを巧みに使い分け、素材の旨味をじっくり引き出されたネタ。
それらをつまみから握りにシフトする間に人数分を切り付け、手際よく準備を行っていきます。
この様を見ているだけでも酒のつまみになるほど。
とくに最後は入念な包丁が入れられていくケンサキイカ。

時期は冬の鮪。
大間の鮪は赤身、中トロ、ネギトロ巻きとどれも抜群すぎる美味しさ!
そして綺麗な脂ののりを楽しめ、寿司職人では一番美味しいとも言われるトロの"分かれ身"の握りには素直に躍動させられました。

特筆すべきはシャリで、ほのかに赤みがかった粒立ちの良い食感。
ポーションは心做しか気持ち大きめで、手に取ったタッチはとても繊細。
それでいて思いの外バラけず、纏まっていく印象は、圧縮するほどに酸味が込み上げて、心地よく酢が抜けていきます。

終始、ネタとの相性・バランスの良さを感じさせてくれる十兵衛さんらしさあふれる握りとなっています。

写真に簡単なコメントを添えておりますので、ご参考頂けましたら幸いです。


そして十兵衛さんがここまで多くの人を惹きつける理由。
それは大将 塚田氏の所作。
真剣に料理を提供する姿勢が素晴らしく、その熱意に引き込まれていきます。
すべての作業を余すとこなく見せつけてくれるため、出来上がっていく時間の経過をも存分に楽しめます。
お弟子さんと息の合った呼吸で越前蟹を湯がく仕草はとっても様になって勇ましく格好良い。

印象的なのがうつむいていてもどこか笑みを浮かべているような優しい表情。
真剣に盛り付けている姿勢はフレンチのイケメンシェフにも見えてくる不思議な感覚。

料理人としての素敵な瞬間をいくつも垣間見ることができたような嬉しさを味わえました。

お酒も福井の地酒を中心にラインナップ豊富で、知識のあるフロアスタッフさんより特徴や味わいとともにご紹介して頂きました。

これらがすべて重なり、寛ぎの空間がつくられているのだと実感することができた思い出のひととき。

季節を変えてまた訪れたくさせる「鮨 十兵衛」さん。
北陸を代表する素晴らしい鮨店として強くおすすめする一店です。

  • 暖簾

  • 外観

  • カウンター

  • やってきたその期待感を高めてくれるおしぼりの店名

  • まずは小さいグラスの生ビール

  • ヒレナガカンパチ:福井の定置網 あぶらの乗った身はさっと馴染む口当たり、福井の地からしで漬けた旨味をグッと引き立てます。 バイ貝:福井の底引き網 細やかな歯応えとミネラルを感じさせる抜群の味わい。

  • 能登迷い鰹 トロのようなやわらかな食感、締まったあぶらと共に溶けていく余韻は香りと薫香感を綺麗に残します。

  • 白岳仙 やや甘口で魚の旨みを膨らますスモーク感溢れる地酒。

  • 能登迷い鰹(ポン酢) ポン酢が食感と味に締まりを与え、さっぱりしつつも旨味だけを高めていく美味しさの余韻!

  • 真鱈の白子の茶碗蒸し 卵と出汁で形成される身は白子の餡に包まれる茶碗蒸し。 白子のクリーミーさの中に眠る卵の美味しさに気付きます。

  • 本日の越前蟹は1.2kg 直近の高騰のため伝票を見ずに仕入れられているそうです!笑

  • 目の前で捌くパフォーマンス お弟子さんとの息が合って圧巻の光景!

  • お水は専用ボトルごと置いていただけます

  • 蟹に合わせてすすめられた常山のにごり 生ビールの樽版で劣化しない搾りたての日本酒がいつでも楽しめる拘り。

  • 越前蟹 香りもさることながら繊維質な舌触りが格別! 繊維のひとつひとつに甘みの含みを感じるほどプリッとした極上の身の旨さが迸る!

  • 常山 スパークリング搾りたて

  • 蟹ミソ クセの無いミソのコク、一口のとろみから膨らむ旨味。 搾りたての濁りとの相性抜群! 蟹とあわせて飲むことで、蟹の甘みが蘇ってくる甘い口どけ。

  • 越前岬 限定無濾過 ピリッと辛くてもスッと招き入れられるスッキリ感。

  • あん肝 薬味は越前独特のはまな味噌と山葵で頂きます。 カスタードプリンかのような甘みに奥行きのある旨味がじゅわーっと広がる美味しさ! はまな味噌がほんの少しでもコクをさらに広げてくれます。

  • 握り用の指拭き

  • ガリ みずみずしくピリッと長く響いてくれる酸味でしっかりリセットをしてくれます。

  • 真鯛昆布〆 昆布で脱水して香りづけ。 厚みのある身が優しくシャリを包み込み、そのシャリの酸味が旨味へ昇華させます。 シャリの温度、酸味、空気感が香りを綺麗に伝えるファーストタッチ。

  • 寒鰆(福井) 6日目 極めて滑らかな舌触り。 醤油が身に馴染んでコクを膨らませ、シャリと素晴らしい一体感を生み出してくれました。 これは美味しい!

  • 鯵(福井) 2日目 瀬付きの鯵は40cmほどの個体。 香り立ち良し脂も抜群。 シャリとの間に忍ばせた浅葱が憎いほど美味しさを膨らます!

  • 赤身(大間) 目をつぶるとあぶらの乗りは中トロと間違えるほど。 そんな12月らしい赤身を十兵衛さんの粒感あるシャリがしっかり持ち上げる直球の旨さ!

  • 〆鯖 しっとり馴染む身からは濃厚な旨味を伝え、赤シャリが纏まるほどに美味しさを膨らませてくれました。

  • 越の鷹 純米しぼりたて 甘みは弱めで魚と心地よく合う味わい。

  • ケンサキイカ 丁寧な包丁が入ると想像よりも弾力を伝え、馴染む切り口から浸透する醤油のコク。シャリの酸味で旨味をグッと引き出す、大将ご自慢の一貫。

  • 柔らかなタッチで握られていきます

  • 縞鯵(和歌山) 7日目 つるんとした口当たりから、ふわっと急激に広がる脂の旨み。シャリと交わり膨らむ余韻も素晴らしかったです。

  • こ、これは、

  • セイコ蟹 越前蟹のメスで富山や新潟では香箱蟹。 内子と外子と身をシャリと豪快にかき混ぜて頂きます。 感じたことのない弾力ある卵、シャリが蟹の甘みを持ち上げる!悩ましい旨さ!!

  • 贅沢極まりないセイコ蟹ごはん

  • ボタンエビ むっちりした身が口いっぱいに広がり、醤油がクリアな身に浸透するほどに旨味を増幅させます。

  • 中トロ:血合い下(大間) 12月らしい強い香りを纏う鮪。 舌でトロけるデリケートな脂がもたらす至極の余韻! 十兵衛さんのシャリが鮪と本当に合います!

  • 早瀬浦 山廃純米 雪待酒 期間限定酒。 酸味甘みともに控えめで初雪の静けさを物語る口どけ。

  • 小鰭 想像よりも柔らかく、且つ旨みをギュッと蓄えた小鰭。 シャリの酸味が追いかけるように旨みを膨らませてくれました。

  • 穴子 脂ののっている身を白焼きで。 ふわっとしたタッチからえんみが絶妙に作用し、ほくっと温かみあるシャリが香りを高めて、シャリの酸味も抜けていく素晴らしい一体感。

  • 干瓢巻き 有明の海苔に包まれる干瓢。 そのしっとりとした旨みを伝え、シャリと海苔が落ち着いた美味しさを伝えくれます。

  • 大間は145kgの個体です

  • 常山 純米超辛

  • 真鯛 昆布〆ではない身。 やわらかな食感と馴染みの良い身。 純粋な白身の甘みを引き立てるシャリの美味しさを改めて実感させてくれました!

  • トロ:分かれ身(大間) 赤身と中トロの良い部分を掛け合わせたハイブリッドな部位。その香りと余韻には、もはやため息しか出ない!

  • ネギトロ巻き 鮪の旨み、シャリの酸味、海苔の風味に葱の香り。 ほんのり温かいシャリがそれらの美味しさを掻き立てる! 醤油をつければ鮪にスルリと吸収され、旨みを高める相乗も素晴らしい!

  • 玉子 甘海老のすり身を忍ばせ、エアリーな食感から出汁の旨みが広がりました。

  • お椀 ボタンエビの頭のお味噌汁。 華やかな旨味が詰まった〆のお椀。

  • 大将 塚田 哲也氏 お弟子さんへのやわらかくて優しい指示など穏やかなお人柄が伝わってきます。

  • お決まりのポーズありがとうございます!

2021/12/30 更新

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