3回
2020/03 訪問
優雅なレストラン2
世間が喧しい日々ですが飯田橋からソンブルイユの洋館を目指します、5分ほどで到着。入り口で待っていてくれたギャルソンに案内され館内へ、洋館に足を踏み入れますと別世界が広がり、ハレの次元へと移動します。
アペリティーフはマティーニ、ボンベイサファイアを少し多めにいれていただきます。
この日いただいたのは、
アミューズ
オードブル 鴨のフォアグラのポワレ、リンゴのコンポート、バルサミコビネガー
この日一番の楽しみだったフォワグラ、フォワグラの濃厚なうまみが
リンゴ・バルサミコビネガーが引き立ててくれます
ポワソン 平目のポワレとクルトン、野菜の入ったシトロンソース
ポワレされた平目がクルトンでまとわれています、シトロンソースは
スープ的に楽しめました
ソルベ シャンパンとカシス
いちどすっきりとします
アントレ 牛ヒレのグリエ、ハーブのクーリ
牛ヒレは圧倒的にやわらかく、繊細な味わい、ハーブのソースがよく絡みたいへん地味深い
フロマージュ エポワスとロックフォールを選択
デセール ラズベリーのフイユテ
ラズベリーをまとったパイ生地を楽しみます
この日のワインはピュリニーモンラッシェ クラヴァイヨン 2013、クラヴァイヨンはカイユレ、ピュッセルと並びグランクリュ脇の畑ですが、クラヴァイヨンが一番グランクリュに近いように感じています。
ソムリエの方は「2013は美しい酸味」と表現されていましたが、抜栓後はやや硬い印象でしたが、時間がたつにつれどんどんと開いていき、土壌のミネラル分をたっぷりと含んだ深い味わいを堪能しました。
こちらのレストランはエクステリア・インテリア・料理(プレゼンテーション/味)・ワインとすべてがお互いを引き立て調和したところに大きな魅力があると思っています。
次回が楽しみです。
追伸 : 写真は初めてアップしましたが、アントレとデセールのみで恐縮です。
2020/03/28 更新
2019/07 訪問
優雅なレストラン
こちらのレストランには、エメの頃からお邪魔しています。紆余曲折が有り麹町の洋館から銀座へ移り、一時期のブランクを経て麹町の頃のような洋館で2年前にオープンされたときはたいへんうれしかったです。
今回は2周年のアニバーサリーということでお邪魔しました。
まずは、ジンベースのマティーニを飲みながらアミューズ(ガスパチオ)をいただきます。前菜はオマール海老と野菜がモザイクのように美しいテリーヌ、オマール海老がしっかりと主張しています。ここでワイン、ピュリニーモンラッシェ クラヴァイヨン2010をいただきます。二品目はグリーンピースとコンソメのスープ、それらメイン一品目のスズキのポワレ、二品目のシャラン鴨のオレンジソースへと続きます。印象に残ったのは鴨ですね、滋味深い味わいを堪能しました。ワインのほうは、最初はやや硬い印象でしたが、デキャンタージュされた後は時間とともにどんどん花開き、ピュリニーらしい石灰分(ミネラル)を大いに楽しみました、2010年は卓越した年ですが素晴らしいバランスのワインで料理をひきたててくれました。ディジェスティーフにカルバドスをいただき優雅な時間を過すことができました。
フレンチにはモダン系も含めて青山・表参道・六本木あたりのレストランをいろいろ訪問しましたが、プレゼンテーション・味・サービス・ワインの豊富さ・(建物含めた)全体の雰囲気等小生にとっては、ソンブルイユは卓越した場所ですね。特に料理は「おしゃれ系」に流れないところが気に入っています。スタッフの方々もきびきびと動いて気持ちよく、ヘッドウェイターの方はワインの造詣もたいへん深くいろいろと教えていただくことも楽しみの一つです。
また伺います。
2019/07/06 更新
こちらのレストランには10年くらい前から時々訪問、当時は麹町の洋館でエメ・ヴィベール。付近の再開発で銀座交詢ビルへ移り、現在の場所で自社物件として再出発したのがちょうど4年前。小生の訪問は3年ぶりとなります。
飯田橋から5分くらいでしょうか、立派な洋館がみえてきます。ギャルソンに迎えられ店内へ、趣味のよい広いロビーでしばし待ちます。テーブルへ案内されますが、この季節日が長く、お店の名前でもあるソンブルイユ(白薔薇)がすこし咲き始めています。
マティーニをいただきながら、メニューをながめます。この日いただいたのは、
◆ アミューズ
茄子とオマール海老のテリーヌ・アンチョビソース
◆ アントレ
フォアグラのコンフィ、黒イチジクのチャツネ
◆ スープ
コンソメジュレとペティポワのヴルテ
◆ ポワソン
真鯛のカダイフ巻き オレンジ バルサミコヴィネガー
◆ ヴィヤンド
フランス産乳飲み牛フィレの塩パイ包み焼き
◆ デセール
マスクメロンのジュレ ハーブ バニラ
ワインはピュリニーモンラッシェ クラヴァイヨン(2016、ルフレーヴ)としました、2016はいい年ではありませんが、きれいな酸味を感じつつ時間とともにボディもしっかりしてきて大いに楽しめます。
こちらのお料理はクラシックに属しますが、フュージョンやモダンを好まない小生はエメ・ヴィベールの頃から気に入ったフレンチです。お料理はどれも丁寧でプレゼンテーション印象的、随所に工夫がかんじられます。
また、こちらのレストランでは、テーブル席の間隔は3~4メートルはあるでしょうか、全面ガラス張りでお庭を眺めながらとても優雅な心持ちで至福の時間を過ごすことができました。
帰り際、マネージャーの方としばし歓談させていただきましたが、こうした時間もエピローグとしていいですね。次回の訪問も楽しみです。