9回
2019/05 訪問
初夏の梅の木
久しぶりに行けました。
今夜もとても良かった。
1キロアップのイサキ。
大きく切られ歯ごたえもあり脂ものってる。
切り方一つでこうも変わるのか。
すし屋は握ってなんぼ。そうおっしゃってますいつも。
ツマミのためにやってるんじゃない。
シャリと合う為の仕事をするんだよ。と。
この鱚の昆布締め。
握ってもらってお皿に乗せてもらうと
シューッて沈みます。
沈むと言うよりは
お皿に乗った瞬間から、いや、
お皿に乗る前の大将の手の中にいる間から
鱚とシャリが早く一緒になりたいと、
両者がお互いを求めながら降臨してくる感じ。光を放ちながら。
昆布で締められたそれは美味しいとこだけが残り旨味の塊。そして皮が旨い。とても薄い皮ですが
どこにこんな旨味があるのかと思うくらい美味い。
圧巻の一貫でした。
一席何万のすし屋もいいですが、
人それぞれ楽しみ方が違いますからね。
高いものは美味いに決まってます。
けど、
こういう本当の職人技が光る店が
結局は残るのだと思います。
本当の美味しさがわかる人が増えて欲しいです。
2019/05/24 更新
2018/04 訪問
絶妙とはこの事なんですね。
今日で何回目でしょうか。行くたびに色々発見があります。
赤坂の一ツ木通りから入って結構奥までいったとこを
またさらに入ったとこにあります。
周りには和食屋さん、日本料理屋さん、中華屋さんと何軒かあります。
麻の藍色の綺麗な暖簾をくぐり重い木戸を開けると
「いーらっしゃい!!!」と威勢の良い気合いの入った声で迎えられます。
店内はカウンターのみ8席くらいでしょうか。白木のカウンターのいい匂いと酢飯のツンとした匂いが
なんだかとても凛とした雰囲気にしています。
背筋を伸ばしたくなるような気持ちになります。
始めにビールをいただきました。
プレミアムモルツの小瓶。
グラスも薄く冷えていて美味しい!
子持ちのヤリイカ。火入れが絶妙!
トロッとして本当に美味しい!わさびとツメがとても合います。
いくら。
こんないっぱい!なんとも贅沢な。
そして旨味がすごい。しつこくなく結構あっさり気味なのにドロっといくらの旨味が口にワーッと広がります。
湾内のホタルイカ。大きいですね。生姜醤油でいただきました。
赤貝。お刺身でいただきました。大将が切ってお皿に乗せる時に シュッと貝の上の部分を触ると
ウニウニ〜と貝が動き出します!
新鮮です。厚みがあり味にキレもあります。ネトッとした食感もうまい。
お酒をいただきました。
升の中はシャーベット状のお酒と冷たいお酒が混ざって初めて飲んだ時は本当にこんな美味しいのがあるのか!と思ったほど。
スミイカ。厚いです。表面はパリッとそこを終えるとねっとりと。こんなイカは食べたことがありません。
車海老。目の前で頭を外して、頭の味噌を身の先に着けて出してくれます。またその作業が早い!あっという間!
つまみも色々いただき握りに入るとこで急用が!涙
とても残念。泣く泣くもう引き上げることを大将に告げました。
これだけ食べてけと。
穴子の巻物。
ここの穴子はとにかく絶品!
穴子の大きさ、厚みもそうですが煮加減、醤油の加減、甘味の加減どれをとっても絶妙!
今日はこの穴子と奈良漬を巻いてくれました。
またこれが絶妙!こんなの初めていただきました。
聞くとこれこそが江戸前の仕事なんだと。
胡瓜じゃないんだよと。そうなんですね。
次回はゆっくりいただきにきますとここで退店。
後ろ髪引かれながら。涙涙涙
2018/04/21 更新
寿司が美味しいのは当然ですが
江戸っ子の大将の話が面白い。
2020/01/18 更新