さすらいの鮨人さんが投稿した鰻禅(東京/本所吾妻橋)の口コミ詳細

さすらいの鮨人放浪記

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さすらいの鮨人 (40代前半・男性・海外) 認証済

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鰻禅本所吾妻橋、とうきょうスカイツリー、押上/うなぎ

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/12 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

「ウナゴラスイッチ」~生の鰻が蒲焼になる時~

2015年12月某日:
ここは浅草といっても吾妻橋。
賑やかな雷門からは打って変わって庶民生活の音色が聞こえてきます。
到着したのは10時半頃でして、既に5、6人の方がお待ちでした。
しばし待って開店時間に。座れるか不安でしたが大丈夫でした。
カウンターに通されます。
うなぎの上と伝え、拍子でビールを頼みました。
捌きから始めてくれるらしいじゃありませんか、ビールを飲んでホンワカしながら待ちましょう。
ご夫婦で営業されているようですね。喧嘩するほど仲が良いらしいですね。
奥様が「お酒を頼んだ方にはこちらを」。ひょいっと串焼きが出されました。
濃い目に味つけられていてビールがすすみます(鮨人は薄口なので大抵濃く感じます)。
さてさて、大将の鰻の捌きを見させてもらいましょうかねー。おおっと、ここから(カウンター左端)は何も見えないようですwww
見えたのはスーパーコンピューターで制御されていると思われる窯です。
大将が蓋を開けたらそこに鰻を配置してまた蓋を閉めて暫くすると蒸気がプシュゥーッと吹き出します。
最新鋭のマシーンで鰻を柔らかくしているとは驚きました、流石です。
大将が行う蓋を閉めたらプシューの繰り返しを見ていたら副交感神経が上がりまくりでいい感じにノボせてきました(お酒が弱いせいではありません)。
調理場のウナゴラスイッチを通り抜け、遂にうな重が来ました。
パカッ。
さっそく頂きます。
圧力釜で骨抜きにされた香ばしい鰻は、お口の中でほぐれるという離れ業をやってのけました。
しつこさのない鰻の脂が質の高さを物語ります。
タレはあっさり目。鰻の身の上品な味が楽しめます。
ご飯は軽めの江戸仕様。タレの量も程よいです。
いいですなー。

開店と同時に満席になっていましたが、鰻を待っている間、次々と新しいお客さんが入ってきました。
どうやら電話番号をお店に伝えれば、店内で待たなくてもよく、席が空きそうな頃合いに電話を入れてくれるサービスをやっているようです。良心的ですね。

回転率/売上を度外視した調理方法。
おいしい鰻を食べてもらいたいというプロ料理人の心がなせる技でしょう。
大将が手間を掛けて一から作ってくれたと思うとありがたいです。

2017/03/05 更新

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