kazutansさんが投稿したラーメンショップ 藤岡店(群馬/北藤岡)の口コミ詳細

kazutans の『メガ盛』行脚

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ラーメンショップ 藤岡店北藤岡/ラーメン、つけ麺、餃子

1

  • 昼の点数:3.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2018/11 訪問

  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

昔懐かしき味わいを追いかけて。。。『ラーショ』巡礼の旅 その3♪

【 (222) メガ盛行脚レビュー その156】

「『ラーショ』巡礼の旅」と題して、群馬県内の『ラーメンショップ』各店をこうして訪問しているのだが、その第三弾がこちらになる。
ここ最近のマイレビ各氏のレビューで「ラーショ」ものを散見し、懐かしさから居ても経っても居られなくなったと言うのがそのきっかけだが、そこを契機にどんと嵌まってしまったと言うのが正直なところかも知れない。いやしかし、『ラーメンショップ』! 実際、素晴らしい !!


『ラーメンショップ 藤岡店』
群馬県藤岡市森342-4
0274-24-6304


起点を群馬県藤岡市「森」交差点とし、埼玉県児玉郡上里町を経由しつつ、終点の埼玉県本庄市「寿3丁目」交差点に向かう群馬県道・埼玉県道23号藤岡本庄線は、藤岡市街地の「七丁目」交差点で東折したあと、右左折をそれぞれ一度ずつして、同市の「小林」交差点で R254 と合流、神流川架橋の「藤武橋」を越えて埼玉県へと入っていく。
その群馬県道・埼玉県道23号藤岡本庄線沿線上、群馬県藤岡市森の、上越新幹線と上信越自動車道が交差する地点にある信号交差点の手前 30m 余りの道路東側に『ラーメンショップ 藤岡店』はある。
群馬県道・埼玉県道23号藤岡本庄線の起点である「森」交差点から向かう場合は、800m 余り南進した「森(中沖)」交差点から、更に 190m 足らず南進した道路左手(東側)に『ラーメンショップ 藤岡店』はある。


これまでに、以下の 2店舗、

『ラーメンショップ 東大室店』〔群馬県前橋市東大室町87-1〕: 背脂溢れる絶品スープ
『ラーメンショップ 太田店』〔群馬県太田市安養寺町302〕: 驚愕の弩級大盛 1.7kg 超

「『ラーショ』巡礼の旅」と題して、群馬県内の『ラーメンショップ』を訪問してきた。今回、3店舗目としてこちら『藤岡店』を選んだ理由だが、実は私、この藤岡市に 8年間勤務していたことがあるのだ。しかも、この『ラーメンショップ 藤岡店』から、かつての勤務地は左程離れていない。こちらの店舗直南には、上越新幹線と上信越自動車道が交差する地点があるのだが、それが割とよく見える位置に、かつての勤務地はあった。
にも関わらず、こちらの『ラーメンショップ 藤岡店』には、今回が初訪である。一体全体何回店舗前を通過したか数え知れない程だと言うのに、不思議とこちらを訪問したことがなかったのである。


今回、『ラーメンショップ』巡礼をするに当たり、私自身で『ラーメンショップ』に関して調べてみたものが以下の内容となる。これは、過去のレビュー内容と重複するものでもあるので、一度ご覧になった向きには、読み飛ばしてもらうことを推奨したい。
飽くまでも、私の『ラーメンショップ』レビューを、この記事で初めてご覧になる方用のものとお考え戴けると幸いである。

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『ラーメンショップ』
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『椿食堂管理有限会社』〔東京都大田区羽田1-3-7〕を本部とするラーメン店のフランチャイズチェーン『ラーメンショップ』、通称「ラーショ」は、赤い大きな看板がシンボルとなっていて、看板には赤地に白字で『ラーメンショップ』と書かれ、その左右に「うまい」と書かれているのが目印だ。

「ネギラーメン」が看板メニューである『ラーメンショップ』、ラーメンのベースは「東京豚骨ラーメン」とも呼ばれる、醤油ラーメン(東京ラーメン)の豚骨ダシを濃厚にしたものだ。1980年代から90年代にかけて、環七ラーメン戦争の時代と時を同じくするように爆発的に勢力を広げていった『ラーメンショップ』、甘辛いタレで和えた白ネギと、赤身肉を主とした肉質感満載の食べ応え抜群のチャーシューを売りにしている店舗が多いようだ。

とはいえ店舗毎にその特徴が異なり、独自のセットメニューや丼モノを用意していたり、「呑み」に特化した店舗や、ラーメンの表面に浮かぶ油でさえ、背脂がたっぷり振り掛けられた店舗もあれば、全く固形油の浮かない店舗まで、千差万別だと言われている。

フランチャイズ店としての捉え方に於いても、加盟店同士の結束力と言うか、上部組織からの締め付けめいたものは皆無に等しく、基本的には個人経営店の集まりと言った側面が強い。本部からは、豚骨醤油の作り方のノウハウと、麺・タレ・水色の丼が提供されるのみと言うことで、フランチャイズチェーンでありながら売り上げにかかるロイヤルティーはなく、本部から仕入れる食材等にロイヤリティー相当額が含まれているとのことのようだが、全ての食材を本部から仕入れる必要は無く、購入を義務づけられてもいないのだと言う。

そんな自由度こそが、『ラーメンショップ』通称「ラーショ」の魅力の最大の理由なのかも知れない。が、基本ベースにある「醤油ラーメン(東京ラーメン)の濃厚豚骨ダシ」は、どの店舗でも頑なに守られていて、その濃度や脂分こそそれぞれに異なるにせよ、醤油豚骨スープの濃厚さと言う点に於いては、共通しており、揺るぎない人気を誇る主因となっている。

「横浜家系ラーメン」の元祖である『吉村家』創業者の 吉村 実 氏 が、平和島のトラックターミナルにあった『ラーメンショップ』〔現在は閉店〕で修行をしたというのは有名な話で、『ラーメンショップ』は、「家系ラーメン」誕生のルーツとも言われている。確かに、「横浜家系ラーメン」の根幹は「醤油豚骨スープ」であり、『ラーメンショップ』との共通項は多い。

一方で、「横浜家系ラーメン」といえば脂分のメインは「鶏油(ちーゆ)」だが、『ラーメンショップ』はラードと背脂だ。ほんのりスープに感じる甘味はラードがベースとなっているようである。「横浜家系ラーメン」とは似て非なる、矢張り少々異なるスープ、これこそが『ラーメンショップ』の根強い魅力の一つであるのかも知れない。

『椿食堂』〔東京都大田区羽田1-3-7〕が最初に『ラーメンショップ』の名を使い始めたとされ、現在は『GOOD MORNING ラーメンショップ』〔東京都大田区羽田1-3-7〕と言う名で営業している。『ラーメンショップ』発祥の地として、一部「ラーショ」愛好家からは聖地化して崇められている側面もあると言う。
なお、「ラーメンショップ」の名称は『椿食堂管理有限会社』により商標登録〔商標登録番号 : 第4650026号、登録日 : 平成15年3月7日(2003)〕されており、無断使用は許可されていない。


水色のラーメン丼が『ラーメンショップ』の定番であるが、器直径に比べて器高がやや短いのもその特徴だ。他店と比して、浅く広い丼が大いに印象的だ。器高が低い分、直径は通常丼よりも若干大きめになっている感じで、配膳品のボリューム感がいや増しとなる。


『ラーメンショップ』の一番の売りとなっている「ネギラーメン」のトッピングであるが、このネギ、ベースとなるタレを除いて『ラーメンショップ』各店舗毎の手作りの品である。

白髪ネギをザルなどに移し、一瞬だけ(2~3秒程度)湯通しして直ぐに冷水で締める。但し、湯通しはネギの辛さを取るためのものなので、一般的には水に浸すだけの場合が多いとのことである。その後、水気を良く切ってかき混ぜやすい器に移し、チャーシューの細切りを加えたものに、胡麻油、出汁粉(顆粒)、すりおろしニンニク、白胡麻、特製「調味粉」を入れて良く和える。これを毎日の仕込みで作り置いておくわけだ。この特製「調味粉」に当たる部分が、フランチャイズ店に対して本部から送られてくる秘密の「調味粉」であるのだが、その精製方法等の詳細は全く以て不明である。

いずれにしても、このネギの味わいが『ラーメンショップ』の象徴の一つであり、堪らない魅力となっていることは確かだ。

因みに、ネギと和えるこの薄い褐色の調味粉、特製「調味粉」は、通称「熊の手」と言うのだそうだ。これが『ラーメンショップ』で最も重要な調剤とも言え、仕入れ値も割高であるとの情報をマイレビさんから戴いた。マイレビさんの言によると、これをケチる店舗と、本部のレシピ通り忠実に決められた量を守る所とでは、その味わいはもちろんのこと、客の入りまでもが大きく左右されるとのことであった。


スープは、豚骨醤油が基本になっているのだが、その味は『ラーメンショップ』をそのルーツとすると言われている「横浜家系ラーメン」の発祥以前から、『ラーメンショップ』でずっと貫かれてきた味わいだ。
『ラーメンショップ』では、その豚骨のイノシン酸に加えて、和風出汁である、昆布と鰹節のグルタミン酸が使用され、旨味の相乗効果を作り出しているとのことだ。この出汁との比率に関しては、店舗おのおのの裁量に任されており、この辺りが店舗毎の大きな味わいの差異ともなるようだ。

そうして、そこに加えられる『ラーメンショップ』の象徴ともなる、もう一つの秘伝、は、ネギの記述部分でも解説をした特製「調味粉」通称「熊の手」と同様、門外不出どころか加盟店店主も、その精製方法は本部から知らされていないとのことである。また、専用の機械で分析をしても成分が分からないとも言われている。全て「羽田」の本部で作られているとのことらしい。この特殊なラーメン用「醤油ダレ」は、正に『ラーメンショップ』の象徴的な味わいであるし、何年たってもファンを唸らせる味であり、絶対に真似の出来ない味とも言われているのである。豚骨スープと秘伝の特殊なラーメン用「醤油ダレ」が合わさることで、爆発的な味の広がりが生まれ、「旨味」が口腔内一杯に広がる。。。この魅力に取り憑かれた者は最早逃れることはままならない。

前述の通称「熊の手」は「醤油熊の手」と呼ばれており、ネギの調味の要であるが、「ミソラーメン」の調味に加える「味噌熊の手」と言うものもあるそうだ。双方とも、羽田で全て作り、各加盟店に配送しているとのことである。

一方、「ニューラーメンショップ」なるグループ系列もあるらしく、もともと『ラーメンショップ』をやっていた者が本部を新たに立ち上げたのだそうだが、その本部所在地は神奈川県だとのことで、そちらの系列では「熊の手」の代わりに「パウダー」を使用しているとのことであり、その生産も「ニューラーメンショップ」神奈川本部で一手に行っているとのことであった。


なお、麺などのその他食材に関しては、各地域ごとに本部があって、そちらでの製造、配送が行われているとのことである。因みに、北関東4県は、『ラーメンショップ北関東地区本部』〔栃木県小山市犬塚7-11-20 TEL 0285-27-9991〕が本部となっているようだ。

と言うことで、麺は『ラーメンショップ』フランチャイズ店に直送される、本部で製造された『ラーメンショップ』オリジナル麺が存在する。が、これは本部からの強制ではなく、各店舗ごとにその採否は自由に任されていて、地元の製麺所の麺を使用しても良いとのことである。麺ケースに『ラーメンショップ』の名入れがあるか否かで、『ラーメンショップ』オリジナル麺であるか否かを知ることが出来よう。

そのオリジナル麺の仕様は、機械打ち角刃麺、やや縮れの入ったストレートの中細麺である。通常のお任せでで茹で上げた麺は、やや柔らかめの仕上がりとなって配膳される。多くの常連客が注文時に、「麺固め」をオーダーし、5人に2人くらいは「麺固め」との声を掛けての注文となっているようだ。
『ラーメンショップ』のオリジナル麺は「低加水率麺」である。加水率 30~35% が一般的な中華麺であるが、これを越えると多加水麺、下回ると低加水麺とされる中、『ラーメンショップ』の麺は、無添加・加水率 30% となっている。加水率を下げたことで、小麦粉の味わいが濃厚となり、小麦の芳醇な風味が香る仕様となっている。更に、低加水率麺であるために、スープを吸収し易くなるため、スープの味わいが麺によく絡む。豚骨醤油の味わいを充分に吸い上げ、濃厚な味わいを堪能出来るわけだ。その一方で、水分吸収力が高い分、延び易いという欠点もあるので、小食な方は「中盛(1.5玉)」「大盛(2玉)」は避けた方が良いかも知れない。
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さて、そんな歴史を有する『ラーメンショップ』であるが、2018年現在、群馬県内には 10店舗も存在していない。こちら『藤岡店』〔群馬県藤岡市森342-4〕の他には、太田市内が店舗数が多く、旧尾島町の『太田店』〔群馬県太田市安養寺町302〕、旧藪塚町の『藪塚店』〔群馬県太田市大原町1213-9〕、通称『キリンラーメン』〔群馬県太田市八重笠町335-1〕と 3店舗が存在している。その他、前橋市の『ラーメンショップ 東大室店』〔群馬県前橋市東大室町87-1〕『みなかみ町の『月夜野バイパス店』〔群馬県利根郡みなかみ町上津973-1〕、『下仁田店』〔群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧5870-1〕の計 7店舗のみとなっている。
前橋市内には『ラーメンショップ時計台』〔群馬県前橋市国領町1-11-3〕と言う店名も、『ラーメンショップ』の文字列検索で掛かってくるが、こちらは『ラーメンショップ』とも『味の時計台』とも無縁の店舗のようである。


今回は、「『ラーショ』巡礼の旅」と題し、その第三弾として、こちら『藤岡店』を選んでみたのだが、『藤岡店』の最大の特徴は、和風出汁の濃厚さだと私は感じた。その意味では『ラーメンショップ』としては、かなり個性的な部類に属するだろう。


藤岡市内には、独特の風味のラーメンとして「藤岡ラーメン」と呼ばれる味わいが存在している。

○『純手打羅阿麺 宮口軒』〔群馬県藤岡市上栗須250-4〕「もつ煮ラーメン」が有名。【閉店】
○『手打ち中華そば みやご食堂』〔群馬県藤岡市藤岡230〕藤岡市内ラーメン店「食べログ」評価第2位 評価店 3.57〔2018.11.現在〕
○『手打ちラーメン 大龍』〔群馬県藤岡市藤岡2385-1〕溢れんばかりの「五目ラーメン大盛」
○『もりもり亭』〔群馬県藤岡市藤岡1005-3〕「トマト味噌ラーメン」が有名。
○『風の子』〔群馬県藤岡市藤岡602-5〕佐野ラーメン風縮れ麺。

などが、藤岡市内の老舗に列せられると思う。他にも有名店は数多くあり、ここ最近では『中華そば GO.TO.KU 仁』〔群馬県藤岡市下戸塚477-4〕など、新たな味わいも伸長著しいところだが、それらはいわゆる「藤岡ラーメン」のイメージとは異なったものではある。
今回こちらに挙げた店舗の中、『宮口軒』と『みやご食堂』が「藤岡ラーメン」の特徴を色濃く示したものを提供してくれていたように思う。これらの 2店舗は、節系出汁を中心とする和風出汁が濃厚な、言わば、うどんの麺汁に近い味わいのスープに、中太のもちもち手打ち麺を合わせる形が特徴的であった。特に、今は閉店してしまい、二度とその味を愉しむことが出来ない『宮口軒』の「もつ煮ラーメン」などは、その特徴が顕著で、初めて食した折りには、「何これ? うどん ??」と、目を見開いて丼を見直したことを思い出す。うどんの麺汁に近い味わいという括りでいけば、『大龍』『もりもり亭』などもベースはそこにあるように思う。
それぞれにご意見はあろうかと思うが、要するに、うどんの麺汁のような濃厚な和風出汁、それが「藤岡ラーメン」の最大の特徴であると私は踏まえている。

その「藤岡ラーメン」の有する和風出汁の強さを、こちら『ラーメンショップ 藤岡店』も、色濃く受け継いでいるようなのである。これは地域性というものなのだろう。それを是とする風潮が地域に根強ければ、その流れに乗るのが通常だ。『ラーメンショップ 藤岡店』もその類に漏れないと言うことかと思う。『藤岡店』の「ネギチャーシューメン」を一口戴いて、即座にその和風出汁の強さを思った。それは、逆の意味から言えば、『ラーメンショップ』の特徴である「濃厚豚骨醤油」出汁が弱いと言うことにもなる。その点、こちらの店舗の評価が、大きく分かれる所以ともなっていよう。


さて、そんな特徴を持つ『ラーメンショップ 藤岡店』であるが、そのメニューは以下の通りとなっている。

「ラーメン」550円(税込)
「ネギラーメン」650円(税込)
「チャーシューメン」850円(税込)
「ネギチャーシューメン」950円(税込)

「つけめん」650円(税込)
「ネギつけめん」750円(税込)

「みそラーメン」550円(税込)
「ネギみそラーメン」650円(税込)
「みそチャーシューメン」900円(税込)
「ネギみそチャーシューメン」1,000円(税込)

「塩ラーメン」650円(税込)
「辛みそラーメン」750円(税込)
「激辛みそラーメン」800円(税込)

「特盛(麺の玉三つ)」400円増
「大(麺の玉二つ)」200円増
「中(麺の玉一つ半)」100円増

「餃子(五貫)」300円(税込)
「ライス」150円(税込)

「Aセット」〔しょう油ラーメン、餃子、ライス〕800円(税込)
「Bセット」〔しょう油ラーメン、チャーシュー丼〕900円(税込)
※ セットのラーメンは「しょう油ラーメン」の普通盛のみ。「みそ」は50円増し。

「チャーシューつまみ」850円(税込)
「ネギつまみ」350円(税込)


こちら『ラーメンショップ 藤岡店』の営業時間は「11:00~21:00(平日準備中あり)」となっている。土日は通し営業のようだが、平日は 14:30~17:00 が、準備中として昼休憩になるようである。
こちらには、他店に余り見られない「特盛(麺の玉三つ)」があって、最大量がワンライク上のものとなる。当然のように、私の今回のオーダーは「ネギチャーシューメン」950円「特盛(麺の玉三つ)」400円(税込)になるわけだ。その上で「餃子」300円(税込)を加えてオーダーしてみた。


当日の現着時間は 10:50。店舗外観撮影を終えて開店をゆっくりと待った。11:00 ちょうどに暖簾が掛かり、そのまま入店。こちらの店舗には食券販売機は置かれておらず、対面式注文制であったので、写真撮影許可を戴いた上で、店内表示メニューを撮影しつつ眺めて、当初は「ネギチャーシューメン」950円「大盛(麺の玉二つ)」200円(税込)をオーダーした。途中、店舗内観を撮影中に、店舗西南隅に掲示されていた「特盛(麺の玉三つ)」400円増 の文字を発見、慌てて厨房の店員に声掛けをし、「特盛(麺の玉三つ)」に変更してもらうことにしたのであった。

その間、続々と後客が来店、あっという間に満席に近い状態となった。そんな混雑もあってか、先頭で入店したものの、注文から配膳までは11分余り。少々配膳までは間が掛かった感は否めない。


「ネギチャーシューメン」950円「特盛(麺の玉三つ)」400円(税込)


配膳された「ネギチャーシューメン」「特盛(麺の玉三つ)」、通常の「大盛」の盛りつけの上、スープの上部に盛り上がるようにして一玉分の麺が載せられている。それを取り囲むようにチャーシューが 4枚置かれ、その上にネギ、カイワレ大根、6切の海苔2枚が配置されている。メンマはスープに漂う感じの配置となっていた。

この麺の配置は、ビジュアル的には大変面白く、見た目に愉快で思わず微笑んでしまったのだが、スープ内に漬けおいて配膳するのに比べて、スープ内に沈んでいない分、スープ量の減少も少ないだろうから、麺とスープのバランス的にも好いアイデアだと思った。
ただ、こちら『ラーメンショップ 藤岡店』のスープの「返し醤油」の色の濃さが、そのアイデアを裏切る形で、余り芳しくない印象を与えることに後々気づくのであった。

流石にそのままでは食しにくいので、盛り上がるように載せられている麺を、スープ内に落とし込むようにして混ぜてみる。すると、スープ内に浸かっていた麺と、スープ上部に盛り上がるように載せられている麺との色目の対比が露わになる。中に漬かっていた麺はほぼ真っ茶色、スープ上部の麺は真っさらな麺自体の色目のクリーム色だ。麺リフト写真をご覧戴ければお分かりになるかと思うが、これだけの麺の色目の変化は、そのスープの色目の濃さを如実に表していることになる。このスープ、「返し醤油」が相当に濃いのである。
とすると、本部から配送される秘伝の「醤油ダレ」=「醤油熊の手」ではないのかも知れない。まあ、その使用は強制ではないようなので、もちろん邪道ではない。が、その味わいの差はいかんともし難いものはあろう。『ラーメンショップ』らしさを期待しての入店では、違和感を感じることは致し方ない仕様かと思う。


「特盛(麺の玉三つ)」、その量は、総重量(実測値)1,845g と言う数値からも見て取れるように、そこそこに満足のいく量であるし、常人は食し尽くすことがかなわない量である。
が、その麺なのだが、こちら『ラーメンショップ 藤岡店』では、本部で製造された『ラーメンショップ』オリジナル麺ではないのかも知れない。「低加水率麺」と言う店では似通っているのだが、スープの色目の吸い上げ率が矢張り高過ぎる。「返し醤油」の色目の強さもさることながら、それだけではここまでの色目の変化はないと思われるのだ。
機械打ち角刃麺、やや縮れの入ったストレート中細麺の、やや柔らかめの仕上がりに関しては、通常店と同様である。麺幅もほぼ同じ。が、食感もどことなく違うように思われた。確証はないが、「あれ?」と何度となく首を傾げつつ、完食に至ったと言う経緯がある。

まあ、この「返し醤油」と節系和風出汁との兼ね合いという点では、バランスの良い麺ではあると思うので、これはこれで美味しく戴けた。要は『ラーメンショップ』らしさ、そこを求めるか否かだ。
この麺、「藤岡ラーメン」らしさと言うことでは、先ず先ずの味わい。が、『ラーメンショップ』らしさと言う点に関しては、些か疑問符が生じるのである。「郷に入りては郷に従え」か「我道一貫」か、その辺が分かれ目となるのであろうか。。。


豚骨醤油が基本になっているスープは、基本的にマイルドな味わい。そこに強めの和風出汁。更に、加えられる背脂に関しては、『ラーメンショップ』全体では先ず先ずの多さ。それゆえ全体のコクは背脂で醸成されている感がある。厨房内の寸胴には、「A脂」の背脂が浮いていて、時折掻き混ぜられている。じっくりと煮出されたスープであることは間違いない。味も良し。。。

但し、和風出汁をとても強く感じる程に、豚骨醤油出汁のマイルドさが目立つ仕様、これがとうもきになってしまった。
『ラーメンショップ 藤岡店』は『藤岡店』ならではの味わいを愉しむ店舗であると言えるのかも知れない。。。


ネギも、『ラーメンショップ』オリジナルの調味粉、秘伝の「醤油ダレ」=「醤油熊の手」だけではないように思われた。根底にその味わいは感じられるものの、矢張りその色目が濃く、他店に比して茶色味が色濃く感じられる。全体として、新たに何らかの形で、醤油が加えて使用されている。そのように感じられた。


チャーシューはトッピング枚数 4枚と、枚数が少ないかと思いきや、チャーシュー1枚当たり重量(実測値)は、1枚目 41g、2枚目 40g、3枚目 37g、4枚目 33g の合計重量 151g。これは一般的な「チャーシュー麺」としても多い重量である。豚肩ロース肉のブロックチャーシューのようだが、肉質感が非常に高く、にくにくしい中に程良い噛み応えと柔らかさのバランスが実に素晴らしい品であった。このチャーシューは正に絶品。美味しく戴かせてもらった。


[B:「餃子」]300円(税込)


「餃子」は配膳時に一目見て、「これは大きい」そう思った。その総重量(実測値)は 208g。価格 300円(税込)から計算された 1グラム単価は、1.44円 と、 相当な超破格である。『バーミヤン』『幸楽苑』等の格安の店舗で 1グラム単価 1.5円 台のところを、この単価とあっては、最早驚愕に値する。

こちら『ラーメンショップ 藤岡店』来訪の折りは、この「餃子」、先ず間違いなく注文することが必須であろう。注文しなければ損をする、そんな感じすらする。(^_^)V

カリッと焼かれた皮の色目からも香ばしさが感じられるような焼き上がりで、丁寧な仕事が窺える。通常店では 6個で配膳されることが多いが、こちらは 5個、それでいて通常店の倍近い総重量の配膳であるから、「餃子」1個1個のボリューム感が半端でない。あの例外的な破格を誇る佐野ラーメン店の「餃子」が脳裏をかすめた程だ。

餡は、野菜と豚肉のバランスが程良い。ニンニク量も多過ぎず少な過ぎず、程良い味わいの品となっている。皮もそこそこに肉厚で重厚感があるので、「餃子」自体の大きさに決して負けていない味わい皮自体にもある。

全体として、絶品「餃子」という域には届かないものの、その量、味わいとも、相当に美味なる域を達している「餃子」と言えよう。


「ライス」150円(税込)


「ライス」は、通常の『ラーメンショップ』では「中盛」扱いとなる価格 150円(税込)での提供であるが、その総重量(実測値)367g と、これまた相当に多い量の配膳である。

いわゆるお茶碗 1杯(中盛)が、0.4合 炊飯後ご飯重量 150g 程度と言われているのだが、こちらの「ライス」の提供量は、総重量(実測値)367g であるから、一般的な「大盛」が 200g~240g と言われている中、それを遙かに上回る量だ。炊飯後のご飯重量で 330g 程が1合だと言われているのだが、その 1合分を越える量が提供されていることになる。


「餃子」や「ライス」はもちろんこと、「ラーメン」の「特盛」も含め、全体としてそのボリューム感が半端でない『ラーメンショップ 藤岡店』、そこは大いに良しとして、問題はラーメンスープであろうか。

最も特徴的な和風出汁の強さ、オリジナル色の強い「返し醤油」、この辺りは、「ラーショ」ファンであればある程、その評価は分かれることだろう。
が、自由度の高いフランチャイズ店としての『ラーメンショップ』と言う位置づけを鑑みた場合、それもまた良しとして然るべきではなかろうか。それを好むと好まざるとに関わらず、である。
その味わいを良しとする、こちら 『ラーメンショップ 藤岡店』のファンが存在するのであれば、それだけでその存在は許容される。それこそが『ラーメンショップ』なのかも知れないと、今回の訪問で改めて感じた次第である。


『ラーメンショップ 藤岡店』藤岡ならではの味わい !! これはこれで、先ず先ずに美味しうござった。


さて、今回の実測値は、

「ネギチャーシューメン」950円「特盛(3玉)」400円(税込)
総重量(実測値)1,845g
うち麺・具材重量 1,510g
うちスープ重量(麺・具材等完食後)335g
チャーシュー1枚当たり重量(実測値)
1枚目 41g、2枚目 40g、3枚目 37g、4枚目 33g〔合計重量 151g〕
器サイズ
直径 27.5cm、高さ 7.5cm、器重量 1,113g
「餃子」300円(税込)
総重量(実測値)208g
器サイズ
直径 14.5cm、高さ 6.5cm、器重量 417g
「ライス」150円(税込)
総重量(実測値)367g
器サイズ
直径 12.5cm、高さ 2.5cm、器重量 2939g

支払額総額 1,800円(税込)
実食総重量 2,420g
完食時間 : 14分9秒0
訪問日 : 2018.11.4(日)


世の中には、ルールとか定型とか、「かくあるべし」と言ったお決まりの路線というものが存在している。それを逸脱すると、通常は異端とされ、時には排斥されることすらある。が、どうだろう、この世の中は、多種多様だからこそ面白いのではなかろうか。
ダーウィンの『進化論』に於いては、異常気象等の突発事象に異端者のみが耐え、生き残ると言う考え方が示されている。まあ、そこまでの大げさなことではないのだが、「ラーショ」の自由度の高さは、ある意味、「異端」の定義をも変えてくれる様な気がしているのだが、如何だろう。
「かくあるべし」ではなく「かくもあり得る」、、、そんな目線があっても問題はないのではなかろうか。。。

  • 「ネギチャーシューメン」950円「特盛(3玉)」400円(税込)

  • 「ネギチャーシューメン」「特盛(3玉)」接写。配膳された「ネギチャーシューメン」「特盛(麺の玉三つ)」、通常の「大盛」の盛りの上、スープの上部に盛り上がるようにして一玉分の麺が載せられている。

  • 「ネギチャーシューメン」「特盛(3玉)」麺リフト。スープの色目の吸い上げ率が少々高過ぎる。返し醤油の色目の強さもさることながら、食感もどことなく違うように思われ、本部製造のオリジナル麺ではないのかも知れない。

  • 「餃子」300円(税込)

  • 「餃子」餡拡大。餡は、野菜と豚肉のバランスが程良い。ニンニク量も多過ぎず少な過ぎず、程良い味わいの品となっている。皮もそこそこに肉厚で重厚感がある。

  • 「ライス」150円(税込)

  • 「ネギチャーシューメン」「特盛(3玉)」上から。盛り上がって一玉分の麺が載せられ、それを取り囲むようにチャーシューが 4枚、ネギ、カイワレ大根、6切の海苔2枚が配置されている。

  • 「ネギチャーシューメン」「特盛(3玉)」チャーシューリフト。豚肩ロース肉のブロックチャーシューのようだが、肉質感が非常に高く、にくにくしい中に程良い噛み応えと柔らかさのバランスが実に素晴らしい品であった。

  • 「ネギチャーシューメン」「特盛(3玉)」大量の背脂。背脂に関しては、『ラーメンショップ』全体では先ず先ずの多さ。全体のコクは背脂で醸成されている感がある。厨房内の寸胴には、「A脂」の背脂がたっぷりと浮いていた。

  • 「餃子」上から。配膳時に一目見て、「これは大きい」そう思った。その総重量(実測値)は 208g。1グラム単価は、1.44円 と、 相当な超破格である。『バーミヤン』『幸楽苑』等で 1グラム単価 1.5円 台のところを、最早驚愕に値する。

  • 「餃子」接写。通常店では 6個で配膳されることが多いが、こちらは 5個、それでいて通常店の倍近い総重量の配膳であるから、餃子 1個1個のボリューム感が半端でない。佐野ラーメン店の「餃子」が脳裏をかすめた程だ。

  • 「ライス」上から。「ライス」は、通常の『ラーメンショップ』では「中盛」扱いとなる価格 150円(税込)での提供であるが、その総重量(実測値)367g と、これまた相当に多い量の配膳である。

  • 「ライス」接写。一般的な「大盛」が 200g~240g と言われている中、それを遙かに上回る量だ。炊飯後のご飯重量で 330g 程が1合だと言われているのだが、そのほぼ 1合分を越える量が提供されていることになる。

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』メニュー表

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』「大」「中」「特盛」

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』「セットメニュー」

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』ドリンクメニュー

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』店舗外観

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』店舗外観拡大

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』店舗入口

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』大看板

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』営業時間

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』店舗内観「テーブル席」

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』店舗内観「カウンター席」

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』テーブル付属の各種調味料類

  • 『ラーメンショップ 藤岡店』店内禁煙

  • 「ネギチャーシューメン」950円「特盛(3玉)」400円(税込)総重量(実測値)1,845g。うち麺・具材重量 1,510g、うちスープ重量(麺・具材等完食後)335g。

  • 「ネギチャーシューメン」「特盛(3玉)」チャーシュー1枚当たり重量(実測値)1枚目 41g、2枚目 40g、3枚目 37g、4枚目 33g〔合計重量 151g〕

  • 「餃子」300円(税込)総重量(実測値)208g。

  • 「ライス」150円(税込)総重量(実測値)367g。

2018/11/17 更新

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