2回
2017/08 訪問
墨田区役所の食堂 ~権力に近い食堂シリーズ 51 ~
今回は東京23区の一つである墨田区。特徴としては全国的に有名なスカイツリーがある地域で、人口は約26万人ほどになるやや小さめの特別区になります。それでも1500億円の予算規模はあるんですけどね。
区内には観光名所が多数ある地域で、江戸東京博物館や両国国技館、それと独特のフォルムから「○○○ビル」と呼ばれ、で地域のランドマークとなっているアサヒビールの本社が有ることで知られています。
食堂としては、区役所の庁舎の中で、ここは一応抑えときましょうかね~という目的をもっての訪問です。
というのは、この権力食堂シリーズで、運営する業者さんを意識していたところ、アターブルさんという社名を度々見ることになり、どれも比較的コストパフォーマンスが良いと感じたためです。食堂の良さは、その建物・地域に依るものなのか、それとも運営する業者に依るものなのか検証してみようと考えました。
今回は11時30分ごろの訪問です。庁舎入口を入ると1F西側に食堂はありました。
建物自体がやや古くなっていますので、食堂としてはやや雑然としています。東京都庁の後にこういった庁舎を訪問すると、違いがはっきりしますね。まぁ仕方ないか。
いつもの通り、入口の食品サンプルと月間メニュー表、そして券売機を確認します。
注文はいつものカレーライスですが、380円でみそ汁付きとのことです。価格としてはやや安い方ですね。
営業時間は8時からやっているみたいですね。モーニング営業とは良いサービスです。トースト系が380円、ガッツリの朝定食が420円です。しかも終了時間は17時30分です。これならば地域の方も使いやすいことでしょう。
それと面白いのは、学校給食で提供しているメニューをイベントとして500円で提供していました。繁華街には、稀に学校給食をツマミにして飲むような「コンセプト居酒屋」があったりしますが、提供される料理は、正直、噴飯もののチープさである場合が多いです。しかし、こちらの料理は本物でしょう。何故なら官庁食堂と給食の応札業者さんはほぼ一緒だからです。
業者名は、、事前情報どおり㈱アターブル松屋 フードサービスさんですね。確か特許庁や荒川区役所で名前が出ていた会社さんです。なるほど、給食を手掛けている企業さんらしいですね。このアイデアの面白さは評価したいと思います。
では早速席について食事をいただきましょう。
周囲はなぜか女性ばかり、30人位の着席があったので、正直ビビってましたが、これは併設のイベントホールで何らかの催物があったためと思われます。12時には通常の比率に戻っていました。
それと天井では補修工事の職員さんの足がドカドカ。ま、仕方ないけどね。
さて肝心な食事です。
ルー自体はかなり甘いです。食べていてスパイシーさが殆どありません。確か特許庁もそんな味でしたし、業務用のルーなど食材が一緒なのかも。ちなみに具は玉ねぎとポークがたっぷり入っています。また、配膳時に福神漬けどうしますかと聞かれますので「お願いします」と答えたら、湿った漬物を大量に入れてくれました。
でも、これやられると、ライスの下が真っ赤になっちゃうんだよなぁ。荒川区役所と一緒だよ・・・。
さて、今回の訪問での個人的な感想です。
官庁食堂でのサービスは、業者が同じだからといって必ずしも統一されているものではなさそうです。ただし、社風やマニュアルによる似通った部分はあるようで、それが良い点であれば、特に契約担当者様は評価して頂きたいと思いますね。
当店【墨田区役所 食堂】は程々のコスパと、企業メリットを生かした工夫をされていたように思います。評価としては中の上かな。ごちそうさまでした。
2017/11/19 更新
今回は東京23区の一つである墨田区のレビューです。特徴としては全国的に有名なスカイツリーがあるほか錦糸町駅周辺の繁華街を区域に抱えます。人口は約26万人ほどのやや小さめの特別区になります。
区内には観光名所が多数あって、江戸東京博物館や両国国技館、それと独特のフォルムから「○○○ビル」と呼ばれる、地域のランドマーク…アサヒビールの本社が有ることで知られています。最近、観光客が増えて、皆さん写真撮ってるんだよな~。
食堂を運営しているのは官庁食堂でしばしば名前を聞く㈱アターブル松屋 フードサービスさんでした。特許庁や荒川区役所でもそうでしたが、どの食堂も比較的コストパフォーマンスが良いと感じており、権力に近い食堂シリーズでも比較的評価点も高く付けています。最近は東京高等裁判所も変わってたかな。
2回目の今回はちょっと目的があって訪問しています。
この食堂では月に1~2度、学校給食を再現したメニューを提供しているのです。
繁華街などに行くと、稀に学校給食をツマミにして飲むような「コンセプト居酒屋」があったりしますが、実際に提供される料理は、正直、噴飯もののチープさである場合が多いです。
しかし、こちらの料理は本物でしょう・・・何故なら官庁食堂と給食の応札業者さんはほぼ一緒だからです。
ちなみに定番のカレーライスは380円でみそ汁付きです(1回目参照)。価格としてはやや安い方ですね。
また当店の特徴として、早朝8時からのモーニング営業を行っています。トースト系が380円、ガッツリの朝定食が420円です。しかも終了時間は17時30分です。これならば地域の方も使いやすいことでしょう。
午後1時過ぎの空いた時間を狙って入店をしました。
食券機で「給食カレーうどん(500円)」を購入します。
カウンターで配膳を受けるのですが、今回は準備されていなかったようで少し時間がかかりました。小鉢が先に二つ、そしてうどんを突っ込んだカレーが配膳されます。
では早速席について食事をいただきましょう。周囲には10人ほどの利用者がいるだけで、昼過ぎともなれば官庁食堂は静かなものです。
さて、カレーうどんです。
もちもちのソフト麺がカレースープに沈んでいます。ぷにぷにの柔らかうどん、懐かしすぎます。
でもそのスープはさすが給食で、玉ねぎなど実に野菜たっぷりです。麺と絡めつついただきますが、野菜のうまみが溶けだしているし、意外に腹にくる内容です。そして後味としてスパイシー系の辛さを感じます。自分の時の給食ってこんなにカラかったっけ。
小鉢は一つ目は野菜の煮物ですが、やや塩分を抑えている感じでした。酒のツマミに慣れているとちょっと物足りないかな。
それともう一つは、これまた懐かしいヨーグルト味のフルーツポンチ?です。甘くてデザートのようなこの料理は、子供時代は奪い合ってよく喧嘩になりました。懐っつかしいなぁ。
さて、今回の訪問での個人的な感想です。
当店【墨田区役所 食堂】は程々のコスパと、企業メリットを生かした工夫をされていたように思います。評価としては中の上かな。
ごちそうさまでした。