gardenerKさんが投稿したアルゴリズム(東京/白金高輪)の口コミ詳細

美味絶讃

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gardenerK (男性・神奈川県) 認証済

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アルゴリズム白金台、白金高輪、広尾/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2019/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

方程式は、頭で解けなくても、舌で解ける

令和初日のランチは、フレンチのアルゴリズムで。メニューはコースのみで、ランチ8,000円、ディナー14,500円。飲み物も基本的におまかせで、ワインのペアリングかノンアルコールのペアリングのみ。
ランチコースとワインのペアリングを注文。

iPadで提示されるメニューには多くの方程式?が書かれているが、私にとって解は2種類しかない。「美味しい」か「美味しくない」か。私の頭で考えても解は導き出せないけれど、舌で味わえば、自ずと解は出てくる。どの料理も「美味しい」だ。
仔羊やサワラ、ホワイトアスパラガスなど、どの料理も素晴らしく、ワインとのペアリングも見事で料理とワインを堪能した。

特筆すべきは、ワインのバイザグラスのコストパフォーマンス。1ランク上のものが提供されていると思う。さらには、最高峰の貴腐ワイン、シャトー・ディケム 1995年もバイザグラスで提供されている。食後酒としては、10種類ほどのワイン以外も含む各種アルコール類から選択できるが、値段は高くなりますと言われても、1つだけ別格のシャトー・ディケムを選択。素晴らしい香りと味わいを堪能し、食の宴を締めくくった。


【今回の詳細】
令和初日のランチ。美味しいものを食べようと、予約をして、フレンチのアルゴリズムへ。白金高輪駅から徒歩10分強。一本道で分かりやすいのだが、お店は、通りから奥まったところにあり、注意していないと見逃してしまう。

予約した12時半に到着。店内は、カウンター8席のみのシックで落ち着いた空間。

最初にシェフの挨拶。その後、iPadでランチコースのメニューが提示される。
しばらくして、ワインと食事のサーブが始まる。

●最初は、季節を、お手に取って一口で
富山産白エビとウドの揚げたもの。いずれも美味。この後の料理に期待が高まる。

(合わせたワイン)
ワイン名:シャンパーニュ・トラディション・ブラン・ド・ノワール
タイプ:スパークリング[Brut]
ヴィンテージ:NV
産地:フランス/シャンパーニュ
生産者:アルーシュリー・ペルスヴァル
セパージュ:ピノ・ノワール100%

りんごや柑橘系の香り。ピノ・ノワールのコクがしっかりと感じられる。

●葱坊主、新玉、細魚
こちらは、素材が書かれたもの。細魚はサヨリ。美しく盛り付けられている。葱坊主を食べたのは初めて。特に癖はなく美味しい。

(合わせたワイン)
ワイン名:ポルコネロ・フィアーノ
タイプ:白[辛口]
ヴィンテージ:2017年
産地:イタリア/カンパーニア
生産者:テヌータ・デル・ポルコネロ
セパージュ:フィアーノ100%

イタリアの地葡萄フィアーノで造られたワイン。とてもアロマティックで、花の香り。

●アスパラ、雷烏賊、黒酢
こちらも素材が書かれたもの。ボルドー産のホワイトアスパラガスがメイン。黒酢は、バルサミコ。ホワイトアスパラガスの火入れが絶妙で、香ばしさとアスパラの滋味を堪能。雷烏賊も美味しい。

(合わせたワイン)
ワイン名:コンドリュー・コート・ボネット
タイプ:白[辛口]
ヴィンテージ:2016年
産地:フランス/コート・デュ・ローヌ
生産者:ドメーヌ・ムートン
セパージュ:ヴィオニエ100%

●放たれる旨味、凝縮肉汁、熟成
この表現だけだと何の料理か分からないが、2週間ほど熟成させたというサワラがメイン。身は柔らかく、しっかりとした旨味が味わえる。

(合わせたワイン)
ワイン名:シャサーニュ・モンラッシェ
タイプ:白[辛口]
ヴィンテージ:2014年
産地:フランス/ブルゴーニュ
生産者:ドメーヌ・ブアール・ボンヌフォワ
セパージュ:シャルドネ100%

●普遍のアルゴリズム
王道とも言うべき仔羊の料理。これがとても美味しい。今思い出しても涎が出そうなほど。本日のお気に入り。

(合わせたワイン)
ワイン名:シャトー・クロワゼ・バージュ
タイプ:赤[辛口]
ヴィンテージ:2003年
産地:フランス/ボルドー
生産者:シャトー・クロワゼ・バージュ
セパージュ:カベルネ・ソーヴィニョン57%、メルロー35%、カベルネ・フラン8%

メドック格付け5級のワイン。メドック格付けワインがバイザグラスで提供されることもあまりないと思うが、サーブされたシャトー・クロワゼ・バージュは2003年もの。このくらい古いものがバイザグラスで提供されるのは、なかなかない。
クロワゼ・バージュは、一般に早飲みで熟成は難しいと言われているが、15年経った今でも若々しさを感じた。
ポイヤック×羊という王道のマリアージュを楽しめた。

●滋味深い、wコンソメ、安堵感+旨味
お口直しのスープ。魚の旨味とハーブの香りを楽しむ。

●ババ、ラム、軽やかに
こちらは、デザート。ババの上にはアイスクリーム。美味しかったのだけれど、デザートワインのシャトー・ディケムに心も舌も奪われてしまい、あまり記憶に残っていない。。

(合わせたワイン)
ワイン名:シャトー・ディケム
タイプ:白[極甘口]
ヴィンテージ:1995年
産地:フランス/ボルドー
生産者:シャトー・ディケム
セパージュ:セミヨン80%、ソーヴィニヨン ・ブラン20%

言わずと知れた世界最高峰の貴腐ワイン。20年以上が経過し、美しい琥珀色を放ち始めている。複雑で芳醇な香りと深い味わい。どこまでいっても、底が見えない感覚になる。抜けるような酸は健在で、後味も良い。しばらく、ディケムに全ての感覚を委ね、その世界観を楽しんだ。

●mignardise(ミニャルディーズ)
メニューでは、これだけフランス語。意味合いからすれば、特別なものではないが。。
飲み物は、コーヒー、紅茶、エスプレッソから選択。コーヒーにする。菓子は、マドレーヌ。
食後の余韻を楽しんだ。

最後は、シェフとソムリエに見送られて、店を後にした。
久しぶりの美味しいフレンチを堪能し、満足の令和初日だった。

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#310
ミシュラン2019 ☆
食べログ 3.91(口コミ数51件)as of 2019/6/22

  • 仔羊のローストなど

  • サヨリ、葱坊主、新玉

  • サワラ

  • シャトー・ディケム 1995

  • シャトー・クロワゼ・バージュ 2003

  • ホワイトアスパラガス、雷烏賊

  • 白えびとウド

  • コンソメスープ

  • パン

  • ババとアイスクリーム

  • マドレーヌ

  • コーヒー

  • シャンパーニュ トラディション ブラン・ド・ノワール

  • ポルコネロ・フィアーノ 2017

  • コンドリュー・コート・ボネット 2016

  • シャサーニュ・モンラッシェ 2014

  • iPadに表示されたメニュー

  • 外観

2019/07/12 更新

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