2回
2017/10 訪問
音楽を意識して♪浅草の空の下、パリっ子気分に浸れる秀逸カフェ♡♡♡
2017.10.07.sat.17:15-
この日はシングルオリジンティーフェスティバル2017に参加してきました。
インド・ネパールはもとより和紅茶の生産農家さんの自慢の茶葉も心行くまで試飲して、
おなかいっぱいの帰り道ではありましたが、
せっかく浅草まで来たのでBMしていたリストから夜カフェもOKなお店へ。
カフェ訪問はまた特別な時間、別腹なんです~~♪
西浅草、合羽橋道具街を路地裏に入った住宅街にある一軒家カフェ・オトノヴァ。
最寄は田原町からも浅草からもアクセス可能で、
今回は浅草寺を横切ってぶらぶらとお散歩しながらうかがいました。
この辺りは下町風情が漂い、
地元の商店街を覗きながら歩くのも大変充実した散策になります。
レトロ喫茶や紅茶屋さん、日用雑貨店、
現地で視覚から惹かれるお店との出会いもまた楽しいです。
2階建ての古民家をリノベーションされたという外観は
西洋のアンティークやクラシックなイメージを彷彿させる佇まい。
ギリギリ日が沈む前の時間、外観のお写真を撮っていたら
お店スタッフのお兄さんが扉を開けて「どうぞ~」と招き入れてくださいました。
ちょっと恥ずかしいタイミングになりました。
残念ながらこの日の分のケーキはすでに売り切れてしまったそうですが、
ドリンクだけいただくつもりだったので好都合でした。
甘いものを目の前にしたらついつい注文してしまいそうなので…♡
入店するとアンティークのピアノが目に飛び込んできます。
ヨーロピアンなクラシックのムードが立ち込める内装は非常にセンスが良く、
木造家屋の程良いぬくもりを残しつつもシックなパリのカフェへと気分を連れ去ってくれます。
男性も間違いなく落ち着ける空間ですね。
インテリアをじっくり拝見していたかったのだけれど、
先に注文して下さいとレジに促され、いきなりメニューとにらめっこ。
ディナータイムの18:00までは先払いのスタイルなのだそうです。
建物は吹き抜けになっていて2階にもお席がありました。
広いテーブルと2名掛けテーブルが計4つ、配置が隣り合わせではなく
空間を広々と使われているのでゆっくりするなら断然2階がおすすめです。
各テーブルにはメニューが置いてあり、
注文したければまた1階に下りていかなければなりませんが、
お店の方も適度に放っておいてくれるのが心地良いと感じる方には最高の環境です。
窓の外は通りを挟んだ住宅になっているので眺めはいまひとつですが、
バルコニーの鉢植えがいい具合に荒廃していて
ゴシックな気配を醸し出しているのも魅力です。
オーダーしたカフェモカ(¥650)はガラスのカップで、
細かいお花のようなレースのような蜘蛛の巣のような、繊細なラテアート。
美的感覚に訴えかけるような印象を受け取りました。
個性的で丁寧なラテアートはそのままカフェのイメージとして記憶に保存されていくので、
これもまたカフェ巡りの醍醐味です。
そしてカフェの重大要素といえば第一に雰囲気づくりですが、
オトノヴァという店名は「音」にボサノヴァの「ノヴァ」をつけた造語だそうで、
音楽への拘りが経営方針のひとつに掲げられているほど(定期的にライブも開催されています!)
そのため、BGMのセレクトが本当に素晴らしいです。
この日は60年代のフレンチポップスからジャズ、古典的なシャンソンまで、
それもメインストリームではなくかなりマニアックなレコードを選ばれています。
あえて泥臭いライブ音源を流されているところも気に入りました。
経営者様が様々なジャンルの音楽を相当聞き込んでおられるのだろうと思います。
ボサノヴァのオムニバスアルバムをBGMに流すだけでそれっぽい顔をしている
小奇麗なヨーロッパ「風」カフェとは一線を画すような
確固たるスタイルを持っているお店とお見受けいたしました。
お化粧室のパリ市内の地図やステッカーなどにもエスプリを感じてしまいます。
フレンチかぶれの私には願ってもない素晴らしい場所で、
ちょっとだけ休憩するつもりが遅い時間まで居座ってしまいました。
お席によっては照明が暗いので読書にはあまり向かないかもしれませんが、
一人でも誰かと一緒でも、日常から離れてアンニュイな時間を過ごすのに
ふさわしい空間を提供されており
個人的にかなりお気に入りで、遠方になりますがこういうお店にはいそいそと通いたいですね。
照明の落ちる夜はデート利用や女子会に好まれそうな雰囲気でしたが、
ディナータイム後に入店された方々はドリンクだけの注文だったので、
お料理が拝見できなかったのが残念でした。
アンティーク、クラシック、ゴシック、レトロと、様々な表情を持ち合わせた空間は
人によって受け取る印象が異なりそうなのもまたこちらの粋な味です。
次回は明るい時間にお食事の利用で、また夜にじっくりレコードを聴きにうかがいたいな。
ライブにも顔を出してみたいと思いました。
とってもとっても素敵な場所が西浅草にありました。
この日は楽しく素晴らしい一日でした。
2017/10/26 更新
2018.04.08.sun.14:30-
浅草にあるお気に入りの一軒家カフェ「オトノヴァ」へ
友人を連れて再訪いたしました。
以前うかがったのはハロウィンの季節でしたので、もう半年前になるんですね。
今回はケーキがいただきたくて、売切れる前に!と明るい時間に。
ちょうどおやつタイムでしたが、ケーキはすでにショーケースに2種類しかなくて
ショートケーキとチョコレートのチーズケーキをそれぞれオーダーしました。
お席はもちろん自然光が差し込む、お2階へ。
先客は1組だけで、前回と同じ、窓際のお席でくつろぎました。
15時をすぎた頃、店内が混み合い始めたように思います。
ショートケーキ(¥680)
ショートケーキは普段あまりいただかないのですが、
可愛い真っ赤なドットのデコレーションが見たくて。
口どけの良いシルキーな生クリームとふわふわのスポンジ。
本当にふかふかで、作り立てかしらと思います。
苺の量は少なめですが、甘酸っぱいソースをつけて食べるとキュンとしました。
ダージリン・ポット(¥680)
ポット提供のダージリン。
専門店ではないのにちゃんと茶葉を抜いて出してくださいました。
最後まで美味しくいただけるので嬉しいですね。
たっぷり3杯分ぐらいはあったかな、飲みきれなくてお友達とシェアしました。
ケーキセットがないので、お会計はちょっとお高めに感じるかもしれませんね。
この日もBGMは大好きなフレンチポップスで。
キュートなショートケーキと
少女のようなジャンヌ・モローの歌声に心が弾む日曜の午後でした。
やはりこちらの雰囲気好きです。
窓からの眺めはお向かいの普通の住宅なのですが、
細い路地裏に下町っぽい空気が流れているようで。
それがBGMに使われる小粋なシャンソンやジャズともマッチしていて。
ちょっと気づいた点。
椅子がぐらぐらしていたので、メンテナンスをお願いしたいです。