『運よく年に1ヶ月のみ開店のお店(青森県蟹田町)を訪問』さむそいぽさんの日記

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さむそいぽ (50代後半・男性・東京都) 認証済

日記詳細

ほぼ毎年、ゴールデンウイーク頃に東北に桜を観に行くのですが、行き帰りの新幹線や飛行機、そして宿は争奪戦なので、ある程度時期を予測して予約します。しかし天候の急変により既に桜が散ってしまったり、咲き始めなかったり、ということもあります。

この年も予測を外してしまい、弘前の桜がほぼ散ってしまってからの青森県への訪問となりました。

さて、それではどう過ごそうかと考えたときに、この土地でしか食べれないものを食べてみよう、というのもわくわくする選択肢です。

この時は、これまで食べたことのないシロウオをぜひとも食べてみよう、とターゲットを定めました。そこでネットで情報を探しまくってようやく見つけたのが「かにた川」という、年に1ヶ月しか開店しないお店です。だからなのか食べログにも登録されていません。

過去の開店状況はわかりましたが、どうもその年の開店状況がわかりません。まあでも開いてなくても初めて訪問する蟹田という土地を歩くだけでも楽しいことでしょう。

過去の情報だと開店時刻は早めのよう、列車の本数も限られていますが、11時半頃には到着できそうなのでなんとかありつけるでしょうか。

実際の開店時刻は忘れてしまいましたが確か12時で、1回転目に滑り込み、品切れもなく食べたいものを注文できました。

注文したのはシロウオフルコースとトゲクリガニです。フルコースは確か2,000円、トゲクリガニは時価となっていましたが、確か500円くらいでした。

シロウオはおどり喰いだと皮がそこそこ硬く、まだ動く魚を胴体から噛み切る形でいただきます。少々残酷ですね。天ぷらになると色は白くなって歯応えもふわふわに変化し、そのバラエティさを楽しめます。

正直言ってシロウオはまあこんなものか、という感じだったのですが、トゲクリガニは500円という安価にもかかわらず、小さいのに味噌が濃厚だったりと素晴らしかったです。来た甲斐がありました。

情報も少なく、現地の方々向けと思われますが、旅行者としてはなかなか得がたい経験をできてよかったです。
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