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<<和牛ホホ肉のブラザード 赤ワインソース
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カラスミと野菜のタリアテッレ
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デザートプレート
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デザートワゴン
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パン
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オリーブオイル アルドイノ
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本日の鮮魚のソテー フレッシュトマトと黒オリーヴのソース
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赤茄子のマリネとウイキョウのムース 生雲丹と共に カレー風味
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アミューズ 炭を絡めた京人参とミネストローネ
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メニュー表
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外観1
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外観2
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1872年に日本初の洋風調剤薬局として銀座で創業した「資生堂」。
1902年にアイスクリームやソーダ水の販売を行う"ソーダファウンテン"を開設し、後に「資生堂パーラー」として発展した。
当店は2001年3月1日に「東京銀座資生堂ビル」竣工と同時にオープンした本格的なイタリアンレストラン。
屋号の「FARO」はイタリア語で"灯台"を意味し、ミシュラン1つ星を9年連続で獲得するなど成功を収めている。
【アクセス】
銀座駅A2出口から中央通りを新橋方面へ進み、銀座七丁目の信号右側「東京銀座資生堂ビル」10階。
【店内】
天井5.5メートルと開放感があるフロアは全30席。
席間が広く、豪華というよりかはライトグリーンを基調とした落ち着きのある内装だ。
着席してすぐに荷物置き用のバックフックを用意して頂いた。
【料理】
Menu Specialita(8000)
・赤茄子のマリネとウイキョウのムース 生雲丹と共に カレー風味
・本日の鮮魚のソテー フレッシュトマトと黒オリーヴのソース
・カラスミと野菜のタリアテッレ
・和牛ホホ肉のブラザード 赤ワインソース
・デザート
・コーヒー
<<アミューズ>>
炭を絡めた京人参とミネストローネ。
甘みがありコリっとした食感が心地よい京人参。ミネストローネは白インゲンが入った優しい味わいだった。
<<パン>>
バスケットには、グリッシーニ、ターメリックとヘーゼルナッツ、全粒粉、バゲットの4種を用意。
一緒に添えられたオリーブオイルは、北イタリア産"アルドイノ"。フルーティーな酸味がパンの風味とマッチ。
<<赤茄子のマリネとウイキョウのムース 生雲丹と共に カレー風味>>
冷製赤茄子の食感に濃厚な生雲丹、仄かなカレーの風味、葉山葵の刺激が絡み合う。
複雑な味わいだが、塩気のバランスも適度でまとまりがあった。
<<本日の鮮魚のソテー フレッシュトマトと黒オリーヴのソース>>
提供までのインターバルが少し気になった。
"本日の鮮魚"はイサキ。表面は焦げているのではなくイカスミパウダーが塗してあるとのこと。
身はふっくらと仕上がり、ブラックオリーブとフルーツトマトの酸味のコンビネーションが良かった。
<<カラスミと野菜のタリアテッレ>>
具材はキャベツ、ブロッコリー、紫芋、紫蕪、インゲン、ズッキーニ、そら豆、カラスミ。
タリアテッレは小麦の問題なのか、パスっと重く具材との一体感がない。ガーリックは強めだが、カラスミが少量なので物足りなかった。
パスタはあまり得意じゃないのかな。
<<和牛ホホ肉のブラザード 赤ワインソース>>
ブラザードとは牛肉を赤ワインに漬け込み焼き目つけて煮込んだ、"炭"を語源とする北イタリアピエモンテ州の郷土料理。
ここまで小ポーションだったけどメインにきてダイナミックな国産和牛のホホ肉。
濃厚な赤ワインソースを纏いながら、ゼラチン質と一緒にホロホロと崩れていく食べ応えのある一品。
付け合せの蕪も瑞々しく、甘みが強い人参のピューレの相性も良かった。
<<デザート>>
客層のほぼ全てが女性。それはこちらのデザートワゴンによるところが大きいのではないだろうか。
この日のラインナップはプリン、苺のタルト、ピスタチオのケーキ、パンナコッタ、カッサータ 、ティラミス、サバラン、フルーツコンポートの全8種。
「ロオジエ」ほどの優雅さはないものの、どれを頂いてもハズレなし。勿論全てピックしても良いし、後から「やっぱりプリンが気になって」みたいな要望にもフレキシブルに対応して頂いた。
少しづつ切り分けてくれるので、お腹に余裕があれば是非全種類に挑戦して欲しい。
【サービス】
イタリア人スタッフ含め6名。1階ビルの入口から始まり会計まで不備が一切なかった。対応も適度に距離感があるのでゆったりと食事をすることが出来た。
比較的カジュアルではあるが一部ドレスコードあり。
ウォーターチャージ(600)あり。
サービス料10％。
【ＣＰ】
妥当。
【総評】
四季折々の日本の食材を伝統的な北イタリアの技法で落とし込んだ料理の数々。
フレンチのような繊細さがあるかと思えばメインでは力強さも覗かせた。
そして最大の目玉はデザートワゴンだろう。最も安価なプリフィックスコース(4000)でも利用出来る点は見逃せない。