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夜の点数:3.7
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~¥999 / 1人
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料理・味 3.5
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.2
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.5
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.2
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
一皿でコースを表現
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2016/01/17 更新
市ヶ谷にある名店「麺や庄の」が手掛けるこちらのお店。
店名は敷地が五坪だからということに由来。
【アクセス】
新宿御苑前駅2番出口から新宿通りに出て一つ目の信号を左折して少し行ったところにある。
外観はラーメン屋というよりもビストロのような店構えで女性でも比較的入りやすいかもしれない。
【店内】
さすが五坪の店内はカウンター6席のみの小さなお店で後ろを通るのもやっとなほど。
しかしその分白を基調としたスタイリッシュな雰囲気はしっかり清掃が行き届き清潔感がある。
店内禁煙、ティッシュ常備と足元には荷物置きがあり、お冷がレモン水なのもうれしい。
ちょっと強面な店主のTシャツには「私、ひとりぼっちなもので食べ終わった食器とグラスは台の上に置いてデーブルを拭いていただけると助かります」とユニークで面白い。
こう書かれると心理的に手伝いたくなってしまうものだ。
注文は「ベジつけ麺(990)大盛り(100/300g)」。
つけダレは ①鶏と生姜 ②海老とトマト の2種類があり、今回は「鶏と生姜」を選択。
ちなみに
大盛り(100/300gか400g)
ガチ盛(200/500gか600g)
〆のリゾット(100)
になる
7分での提供となった。
白いシンプルな陶器に茶色味かかった麺とレモン、脇に彩られた野菜達が並ぶ様は一つの芸術品として成り立っている。
野菜はただ並ぶだけでなく様々な調理が加えられ芸が細かく繊細。ここまで魅せるつけめんにお目にかかるのは初めてで意匠のセンスが伺える。
【つけ汁】
濃厚ではあるが動物系のワイルドさはなく生姜の香るポタージュのような品のあるつけダレ。
マイルドであり味のメリハリは弱めだが、その分粘度かとても強く麺にがっちり絡んでくる。
つけめんというよりも野菜をつけダレに漬ける意識の表れかもしれないが、個人的には鳥を全面に切り込んでほしかった。
また味が単調な分後半につれて飽きやすい傾向にあるのも難。
【麺】
緩やかなウェーブ平打ち中太麺。
加水率は高めで四角い断面からは全粒粉を確認できる。
自家製かどうかは不明だがよく〆られた麺はもちもちの食感でコシがあり喉越しも抜群。
トッピングばかりに目がいきがちだが地味に麺の完成度も高い。
【トッピング】
(チャーシュー、炙りチャーシュー、穂先メンマ、半熟卵半分、フライドレンコン、フライドナス、フライドカボチャ、カブ、ズッキーニ、茄子、紅心大根、水菜、レッドキャベツ、スライスレモン、サツマイモのディップソース、柑橘系のエスプーマ)
一つ一つは突出しないながらも、これだけ並ぶ豪華ラインナップのベジタブルはディップソースやつけ汁につけてバーニャカウダのように味わうことができる。
レモン、ディップソース、柑橘系のエスプーマの味変要員に加え卓上にはさらに胡椒、生姜酢あり。
【サービス】
つけめんの様相そのままに丁寧さと几帳面を感じる接客。
【CP】
近隣にある同じく庄のプロデュースの「二代目つけめん ガチ」もそうだが、改訂はあったもののなんとか1000円以下にしようという強い信念を感じる。ましてやこれだけバラエティ豊かで手間暇のかかった内容は脱帽という他ない。
【総評】
センスと個性が光り、他に類をみないつけ麺は一皿でフレンチのコースのよう。
今後の創作メニューにも期待がかかるが、次回はつけ汁に「海老とトマト」を試してみたい。