4回
2018/09 訪問
ミシュランおめでとうございます(^.^)やまちゃんの笑顔と料理は最高です!
昨年の12月以来の〝富小路やま岸さん〟とにかく人気で取れないんですよ~やっと21時の席に滑り込み半年ぶりのやまちゃんとご対面(汗)
錦市場の魚屋で美味しいそうなマグロやヒラメが格安になっており思わず買いそうになりましたがそこはじっと我慢!
ホテルで一人さびしく缶ビールをちびちびやりながら阪神戦をTV観戦しながら待ちます。
【凌ぎ】
蓮子蒸し・・・中は餅米で蒸し揚げてあります。葉を広げると蓮根、蓮の実、ムカゴの朴訥とした旨みがふわっと香ります。飯蒸しの上に新いくらを垂らすと上品な塩気とコクがしっとりと溶け込み旨いのなんの(^_-)飯蒸しの艶やかな輪郭と張りも素晴らしい!
【八寸】
カマスのジュレ酢、安納芋で作った名月丸十、鱧の子の真薯、絹担ぎ、紫ずきん、タコの柔らか煮、秋刀魚のすがき・・・この酢の効かせ方ですよ~カマスのレア感も堪りません!微かな酸味の秋刀魚に風味抜群のタコ!さっぱりと甘さを抑えた丸十の奥に隠れているの鱧の子の真薯~旨すぎるぞ~
◾︎澤屋まつもと
【向付】
クエ・・・山口のクエは一週間寝かしたもの!加減醤油でやります。かなりキレのある醤油ですがクエの脂が凌駕します!力強い食感と旨味はさすがクエ(^_-)
【焼き物】
淡路の穴子の焼き霜・・・甘みと旨味は抜群です!
◾︎辛口純米酒 喜楽長
【お椀】
松茸と鱧のお椀・・・夏の終わりと秋の始まりを感じさせてくれる一品!松茸は香りは弱いものの若干の雑味を残しつつ鱧と抱き合い美味しい(^_^)
【強肴】
福井県の鮑の柔らか煮、車海老、イシカゲ貝・・・素材の旨味をシンプルに表現した一皿!下には湯葉が敷かれ裏ごしした銀杏の餡掛けが優しく包みます。噛み締めるごとに肉厚の鮑の滋味が広がります。
【杉八寸】
鮎の一夜干しとトウモロコシ・・・12時間干した福井九頭竜の鮎のパリパリ感と抑制の効いた塩気のバランスが堪りません!頭に旨味が詰まってますよ~とうもろこしの甘みと塩気も素晴らしい(^_-)
◾︎純米吟醸 ちえびじん
【進め肴】
ニシンなす・・・なすがニシンの旨味をさり気なく受け止め非常に落ち着く味わいに仕上げてあります。
【お寿司】
⚫︎サバ寿し・・・やっと食べることが出来ました~海苔の香りもよく味の入れ方が優しくてめちゃくちゃ旨い〜
⚫︎雲丹ドック・・・今日は淡路の赤うに~スーッと伸びて行く落ち着きのある旨味は秀逸です。
【進め肴】
キュウリと椎茸の胡麻和え・・・香りが凄い~
【焼き物】
サワラ・・・皮目の塩気、清らかな脂の旨味!最高です!
【ご飯】
じゃこ、えのき、たらこ・・・この3点セットも鉄板ですね~
炊いた穴子・・・本日はプラスこれも!もう満腹だ~
【水菓子】
白イチジクのスリ流しとクルミ餅
蓮子蒸し、カマスのジュレ酢などはドストライクの美味しさ!
雲丹ドッグを手渡す表情に疲れが見えてるな~と心配しておりましたが、従業員も増え元気はつらつなやまちゃんの笑顔に出会えひと安心しました。
京都に来たならば必ず寄りたいと思わせてくれる最高のお店〝富小路 やま岸〟さん!OMAKASEで取れるようになるけど無理だろうな~
2021/05/13 更新
2017/12 訪問
ミシュラン一つ星おめでとうございます\(^o^)/
前回の感動が忘れられず京都ツアーの締めくくりに選ぶは〝富小路やま岸〟!あの笑顔とキレのある日本料理を求め一人富小路を目指します!
【暖かい先付】
北海道の雲子・・・茶碗蒸しの上に浮かぶ雲子をちり酢で!唇と喉に染みるキレ(^_-)
【冷たい先付】
北海道ホッキ貝ジュレ酢・・・このホッキ貝は旨かった~ホッキの甘味を存分に引き出すジュレの酸味に悶絶!
◾︎特別純米 京乃辛口
【凌ぎ】
白甘鯛の飯蒸し・・・ 白甘鯛の骨から出汁を取り炊き上げたもの!甘鯛とイクラの程よい塩気と飯蒸しの甘味のバランスが素晴らしい(^_-)
【向付】
下関のトラフグ・・・ 酒蒸しにした白子がまた旨い!白菜のサクッとくる食感にりんごの酸味も加え食べ手を飽きさせません(・o・)
【焼き物①】
福井の迷い鰹・・・舌にねっとり絡みつくエロティックなトロケ加減に悶絶!藁で燻した香りもまた素晴らしい(^_-)鰹loverには堪らん!
【お椀】
コッペ蟹の真薯・・・蟹の風味さく裂!旨味を存分に楽しませてくれる出汁の引き加減がまた絶妙です(^_^) 黒クワイの食感も楽しい。
【進め肴①】
自家製鮒寿司・・・お嫌いな方にはおすすめしませんがと特別に出してくれた一品!私が嫌いな訳ないじゃないですか!想像以上に上品な酸味で非常に美味しい(^_-)
【杉八寸】
レンコン餅に海鼠腸、平貝に炙ったカラスミ・・・レンコン持ちの塩気酒盗レベルですよ~塩をして昆布で締めた生カラスミの上品な塩気も日本酒を呼びます。
【進め肴②】
生カラスミ・・・やめてください!こういうの出すの(^_-)痛風になっちゃうじゃないですか!
◾︎辛口純米酒 喜楽長
【揚げ物】
太刀魚のフライ・・・山岸さんのこういう変化球が嬉しい(・o・)わさび醤油の甘味とわさびの痺れが堪らん!
【炊き合わせ】
海老芋・・・6割炊いて4割蒸した海老芋はホロホロと崩れ緒方さんとはまた一味違味わいのお出汁に溶け込みます。
【握り寿司】
淡路の穴子・・・これは面白い!淡路の穴子を鱧のように握ったもの!酢飯の淡く甘味を纏った酸味に皮目を軽く炙った穴子の旨味が寄り添います(^_^)
【手巻き寿司】
エゾバフンウニの手巻き・・・出ました!ウニドッグ(爆)名古屋からお越しのマダムにお願いしてベストショット(^_-)
◾︎入魂の一滴 春鹿 超辛口
【焼き物②】
キンキ・・・濃厚な脂に辛めの煮切りがきりっとハマります!穏やかな甘さとゴマが香る白菜が優しくキンキをサポート(・o・)
【ご飯】
煮え花とご飯のお供・・・今回は体調ばっちりですから3杯いきましたよ~
【お菓子】
最中
【お薄】
見事なお点前!
今回も大満足です!とにかく明るく楽しく美味しいお店です!お隣のマダム軍団もおきれいな方ばかりでそれも楽しかった~いいお店にはいいお客様が集うということですね!山岸さんのお人柄もさることながら素材の旨味を存分に引き出した料理がテンポよく出されそのリズム感も〝富小路やま岸〟さんの魅力です!2018年もよろしくお願いします。
2018/01/17 更新
2017/09 訪問
趣向を凝らし丁寧に作られた料理は見事!ご主人の笑顔と人柄がまた素晴らしい(^_^)
グルメ師匠から〝東京で和食に5万出すなら新幹線に乗って京都に行ってきたら〟と前々からアドバイスをもらっていたことやちょうど今回の日程で予約が取れたこともあり、日帰り予定の甲子園観戦を2泊3日の京都旅行へとバージョンアップした次第です。
〝京都=薄味〟みたいなイメージは前々からあったのですが、それは杞憂でしかなくしっかり出汁が引かれたお椀の旨さやひと手間もふた手間もかけた奥深い丁寧な料理に心躍る素晴らしい経験となりました(^_-)
京都の和食の魅力は、伝統と文化、風情・・・短い時間軸では到底醸成できない何かが脈々と受け継がれ大人の味わいとして今に息づくそんなところなのでしょうか・・・
21時からの3回転目!カウンターは私と海外からいらした美人セレブ親子との3人だけです(・o・)瓶ビールで一人静かに乾杯してスタートします。
【先付】
車海老、イチジク、舞茸、冬瓜・・・ゴロッと見事な車海老の下には舞茸と追いトロロ昆布で味付けした冬瓜(^_^)これらを土佐酢に2種類の柑橘系を混ぜたジュレの爽やかな酸味で見事にまとめ上げます\(^o^)/城陽の極上イチジク美味しかったですね〜驚きです。
【お凌ぎ】
太そうめんの鮑肝和え・・・味が入りづらい太そうめんを昆布〆にし鮑の肝で和えるという手のかけよう悶絶しました。出始めのいくらの塩気がまた絶妙です(^_^)
【お椀】
淡路の鱧と焼き茄子のすり流し・・・焼き茄子の香ばしさが鼻腔に広がり思わず笑みが(^_^)ふわっと崩れる鱧の柔らかさと身体に染み入る吸い地の旨さ!すり流しに浮かぶ糸ウリの食感も楽しい。
【向付】
淡路由良のウニ、マナガツオ、甘鯛、剣先イカ・・・このウニの品の良さは別格です!す~っと口元に滑り込んで来て淡い甘さの余韻がいつまでも消えない!この感覚は経験したことがありません。〝旨い〟〝濃厚〟〝クリーミー〟という表現がウニには付き物ですが、淡雪のようにすっと溶けて儚く消え去るのに一本の線のようにいつまでも平行に旨味が漂います。一塩した甘鯛にネットリとした剣先イカも素晴らしい。〝玉ねぎ醤油〟〝ごま塩〟〝土佐醤油〟はお好みで!
【杉八寸】
琵琶湖の子持ち鮎と丸十名月・・・躍動感に溢れる鮎です。頭カリカリお腹しっとり!仄かな苦味も楽しめる清らかな味わいに感動するばかり(^_-)そしてユリ根で可愛いウサギをあしらいサツマイモで名月を表現!京都の秋を感じさせてくれる演出がまた嬉しい!※丸十は薩摩藩の家紋=丸に十→サツマイモのこと。
◾︎特別純米 京乃辛口
【蒸し物】
松茸とレンコン蒸し・・・松茸は岩手産!香り立つ松茸の餡を崩しレンコンを口に運びます。おっ!何か違うなと気づきます。レンコンの旨味がストレートに感じられるんです。聞くとつなぎは使わずそのまま下ろしたものとざく切りにしたものを合わせているそうなんです。だからサクッとした食感とレンコンのえぐみを感じたのかと納得させられます!
【進め肴】
ムカゴ、銀杏、なんきんのかき揚げ、イモのごま和え、低温調理で仕上げた蛸の柔らか煮、さんまと菊菜のお浸し・・・ ホクホクのかぼちゃの甘さに大振りのムカゴの粘りが印象的!大根と昆布がベースの出汁を65℃で15分で炊き上げた蛸は、プニプ二と柔らかく噛みしめるとじわっと旨味が口中に広がります。ごま和えの食べ疲れない上品さ、焼きの香りと酸味で脂がしっかり乗った北海道の秋刀魚を爽やかに仕上げるところも心憎い(^_^)
【手巻き寿司】
マグロと海鼠腸の手巻き・・・マグロは熊本産!海鼠腸の苦味と辛さがマグロの旨味を際立たせ昇天します。
北海道キタムラサキウニの手巻き・・・富小路やま岸の代名詞となっているウニの手巻き(^_-)問題なしの旨さです。
【ご飯】
煮え花とご飯のお供〝じゃこ、えのき、明太子〟 ・・・水分を多く含んだ甘く芳醇な味わい!しっかり芯を残したお米の食感も楽しめます。何も付けなくて十分美味しいのですが、柚子胡椒や白ワインを隠し味にここでもひと手間かけたご飯のお供三点セットが黙ってはいません!これは反則ですよ~旨すぎます\(^o^)/
【焼き物】
キンキ・・・さすがキンキ!白身魚とは思えない格段の脂の乗りです。箸を入れると脂がしたたり出る程なのにくどさはなくコース終盤でも重さを感じません。濃口醤油で丹念に焼かれた皮目の旨さも秀逸です。
【お菓子】
最中・・・透き通る小豆の甘さに癒されます。
【お薄】
茶道裏千家講師!見事なお点前です。
山岸さんの笑顔と素晴らしい料理の数々に魅了され時計を見ると既に軽く23時を回っています(・o・)「茶道」「華道」「書道」にも精通した文化人でもある山岸さんだからこそ出せる奥深い味わいなのでしょう!軽快でありながら単調ではない!
山岸さんにどうしても挨拶がしたくて翌日の帰り際にもお店に顔を出した程です。関西に来る楽しみがまた一つ増えた富小路の夜となりました。
2017/09/23 更新
久々のやま岸さんです(汗)
【凌ぎ】
涙豆とハマグリの飯蒸し・・・輪郭のしっかりしたお米にハマグリのお出汁が絡みます。涙豆もプチっと甘い!優しく滋味深いスターター
【先付け】
江戸前のタチウオとホワイトアスパラの出汁ジュレ・・・江戸前のタチウオの淡白な旨味をサクッと鳴るアスパラの甘みと旨味香る出汁ジュレが包みます。
【預け鉢】
能登のトリガイ・・・5月ですから兜鉢で!ぷり厚の甘み弾けるトリガイの下には岩手の天然しどけのゴマ和えが顔を覗かせます。季節感溢れる取り合わせです。
【お椀】
オコゼ、コシアブラ、ハナボウフウ・・・春らしい優しいお椀です!一切お塩なしで仕上げた吸い地にオコゼがホロリと崩れ、その淡白な旨味にコシアブラの香りが見事に重なります。手前の黒いのはオコゼの外皮!いいゼラチン質で美味!
【お造り】
明石のマコガレイの塩〆・・・柔らかくもちっと甘い身質を加減醤油の酸味と旨味で楽しみます。
【焼き物】
琵琶湖の小鮎・・・香り高い小鮎の苦味に白うるかの酸味を合わせます。キレキレの酸味が小鮎の苦味に輪郭を添えます。
【揚げ物】
賀茂なすの揚げ焼き・・・ジューシーで清廉な甘みに癒されます。
【炊き合わせ】
毛蟹と新レンコン饅頭の銀餡・・・これも素晴らしいバランス!サクサクっと鳴るレンコンの食感に毛蟹の上品な甘みが香ります。
【手巻き寿司】
小浜の献上赤ウニ・・・お値段も相当でしたがエアリーな食感と綺麗な甘みはさすが献上ウニ!
【箸休め】
広島のジュンサイと白芋茎・・・さっぱりしますね〜芋茎がサクッと軽快です。
【進肴】
新生姜豆腐とふきの白味噌仕立て・・・白味噌の落ち着いた甘みに新生姜がふわっと差し込み美味!サクッと歯切れのいいふきも香り立ちます。
【ご飯】
①煮えばな・・・ジャコ、エノキ、たらこの全部がけを3杯!
②混ぜご飯・・・ハモの天ぷらです!塩味の塩梅が抜群です。うすい豆もほっくり甘い!こちらは2杯(^.^)
【甘味】
よもぎ饅頭・・・抑制された大人の甘み
【お薄】
美しい苦味にほっこり
【デザート】
メロンのすり流し
お弟子さんも増えてすっかり超人気店に!予約が取れた頃が懐かしい〜