パコ崎ミャ子さんが投稿したセブンイレブン 港区芝5丁目北(東京/三田)の口コミ詳細

パコ崎ミャ子は、どうすればイイ?

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パコ崎ミャ子 (東京都) 認証済

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セブンイレブン 港区芝5丁目北三田、田町、芝公園/コンビニ・スーパー

1

  • 夜の点数:4.5

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2015/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ~¥999
    / 1人

持つべきものは、親友。・・・予備のカラコン。

「やっぱり髪、色変えたんだ」
「このタイミングで言うかよ? 最初に言うだろう普通は! 」
散々食べ歩き飲みまくった3件目で、友達が切り出した。
はずむ会話で流し込むお酒は、気分がいい。酔が深くなくて、軽い軽い。するする進む
「また、いい流れが来るよ」
「・・・うん」
普通だったら、女は話をしたい。愚痴りたい。聞いてもらいたい。じゃないと多分、死んでしまう
それが自分の恋愛話なら、尚更。
聞く方も、その手の話を栄養に変えている生き物だから。みんな前のめりになる。
でも、友達に言わなくちゃいけないことで、愚痴に混ぜ込めないことなら、言いたくないこともある
それが、親友なら、どうなのか。無条件で信じている親友は・・・待ってくれる
「言いたくなってから、言えば。いつでも聞いてやるぜっ」
おちゃらけて言う、おっとこ前な親友に、また惚れてしまいそうだ。
「・・・うん、ゴメン。何か、ゴメンネ」
何かベタだけど。

ありがとう

何に頑張っているか、それは、結局、人間関係。仕事も、会社も、友達も、恋愛も、人間関係。
みんな、認められたいから頑張っている。
私もだけど。
昔からの友達。私がガリガリで色黒の、走ることしか出来ない時代から続く親友。とりとめない会話がきもちいい。
別に血となり肉とならない会話でも、その時間に心地よい湿度で潤いを運んでくれる。会話が楽しい。ありがたい。
心地よく身をゆだねてしまう

「そういえば、あんたのあの方、年末に横浜に来てたヨ」と衝撃の一言。
体が一瞬にして硬直。
はぁ~っ、聞いてないんですけど、
フォーク先の金目鯛が、刺されるつもりで身構えていたのに、痛みが来なくて、半目を開けてこっちを見ている。
「だって、言ってないもん。あんたそのころLINEやらTwitterやらに彼氏のこと書きまくって、キレキレだったじゃない」
「うっぐっ」
「しかも、アドレスも携帯も変えて、大騒ぎの真っ只なかで・・・! ・・・! 誰が連絡できるんじゃい!」
「・・・そうでした、本当にその節は・・・ご迷惑をおかけしました・・・」
あー、そうだった。年末の修羅場。あの時に、あの方と距離的にかすっていたなんて、なんて、なんて不運な・・・。
「で、どうだった? 」
「何か痩せて、元気だったよ」
会ったんかい!!! 
「会うわい。こちとら仕事だぜ。しかも呼んだのウチの部所だし」
はぁー。力が抜ける。何やってんだ。私は。
「・・・技術的なこともすごかったけど、そこに行き着くまでの忍耐的跳躍力のすごさ・・・」
全然、まったく、何も入ってこない。誰かが聞いたことない言語に変換しているのかな。
何か急に頭がグルグルしてきた。変な酔かたしてきた。吐きそうな感じ。

あーっでも聞きたい。このことだけは聞きたい。止められない。止まらない
「あのさぁ・・・」
「何?」
「・・・あたしのこと、何か言ってた? 」

「・・・別に・・・。」

ですよね。はい。そうだと思ってました。わかりました。
「はいっ、ちょっと、トイレ」
一気にすんげー悪酔い

なんだこの会話のジェットコースター。ネジ、ガタガタじゃねーかよー

冷静な時の顔の作りかた、忘れちまったぜ。

個室で水面に向かい、口を開け、大きく振りかぶって投げたら、


左目からカラコンが、飛ん出った。


なんだこれ。マジ、虚しすぎる・・・。

もう、後は知らん


・・・。ブブー。ブブー。
携帯の音で目が覚めた。
「あ゛い゛。も゛じも゛じ」
「あんた大丈夫? ベロベロだったけど? 家の鍵、ドアのボックスに入れといたからね。それと・・・」
朦朧とする頭で、ひとしきり昨日の友達に感謝と、千回謝罪を繰り返す。
「じゃ、またね。あんまり無理すんなヨ」
と言われ、切られた。

知ってる? 二日酔いって最悪なんだよ。寝る。

喉の渇きで目が覚める。冷蔵庫までズルズルはっていき、ペットボトルを取り出す。キッチンにもたれかかり、ゴクゴク飲む。ゴクゴク飲む。ゴクゴク飲む。頭の先、手足の爪の先までグダーと染みていく水。うっーっ。
時計を見ると15時間寝ていたみたいだ。休みとはいえ、なんなんだこれは。だるすぎて、動きたくないが、何か動かないといけない感じ。掃除、洗濯、迷ったけど、とりあえずお風呂に入る。

セブンイレブンのおでん。
ひとしきり体を動かし、一息入れると空腹が頭を持ち上げてくる。どんな時でも腹が減るなら、大丈夫。たぶん
お酒疲れの胃に相談すると、「そんな時には、おでん。セブンイレブン版で」と銘柄指定で訴えてくる。
まぁ、反対意見もないので、採用。下までひとっ走り行ってきます。

大根
当然のように染み染み。出汁染みてる。ここはその重量に負けず箸で持ち上げ、前歯で噛み切る。箸で切って口に運んでしまうと、美味しさが一度。でも、歯で噛み切れば、噛み切る瞬間と二度美味しい。分かるかなー?。この違い。上品、下品の話を出されてしまうと反論は出来ません。でも、試してもらうと分かるはず。大根の繊維が怖がりなくらいの繊細さで、歯の進行方向を避けながら、広がっていく。うん。美味しい。出汁の味が大根の辛味をなぜか優しい甘味に変えてくれる。根菜の旨みはしみるなー。実家に帰りたくなる。鼻を通るかつおと昆布の香りが、醤油少なめの塩味を引き立ててくれる。噛むスピードを緩めてじっくり味わう。

こんにゃく
切り揃えられ、角の整った三角。箸でよいしょと持ち上げ、しばし観察。綺麗な切り込みの中に出汁が潜んでいる。しかし、噛み切るまで美味しさが読めないこのサスペンス的な感じが、こんにゃくの醍醐味。少し警戒して噛み込まないと、鼻にこんにゃく臭さが炸裂することがある。でも、全国展開の安心感。そんな心配ご無用。サクっと言う前のぷぅにゅコリ的な感じで、歯が喜びだせば出汁が染み出し安堵する美味しさ。飲み込む度に、喉を通る感触も心地いい。

たまご
箸で、割る。黄身、デカ。出汁を一口。飲み込む前に卵も一口。あっー美味い。えてしてパサつく卵も出汁と一緒なら、そんなこともなく口の中で大きく羽を広げる。噛む度に白身の食感がアクセントになり、濃厚さの中に鮮やかな切り口を見せる。おでんの卵は、見た目通りの満足感がある。それ以上でも以下でもない、見たままの満足感。大事なことだ。予測できるそのままの満足感は、予定を狂わすことない安心安全の運行。変に高ぶることなく味わえる。卵の立ち位置って憧れる。誰からも信頼され、その期待も裏切らず、本人も決して無理をしない。バタつかない焦らない、戸惑わない。そんな人に私はなりたい

はんぺん
白く丸くふわふわ感が優しいが、妙によそよそしい。出汁に完全に潜るわけでもなく、全身で嫌がるわけでもなく、でも存在の主張は尖っている。子供の頃、家のおでんには、はんぺんは無かった。母の好みか父の好みか、根菜や練り物。ご飯のおかずになるものが多かった気がする。働くようになり、一人暮らしをして、外食に抵抗が無くなったころ遭遇した。「食べてみたら」と、世間知らずで偏食気味だった私に、友達が居酒屋さんで一口取り分けてくれた。指に伝わる箸先の触れた感覚が、一瞬、力加減をわからなくし戸惑ったのを覚えている。恐る恐る食べた。フワフワなのに舌だけでは処理できず、いいのかなと迷いながら歯にも参加してもらい噛んだ。見た目から固めのメレンゲを想像していたが、それとは違い、確かに魚の感触と香りだった。美味しかった。今あるはんぺんも、その時の気持ちを運んでくれる。美味しい記憶を私の心に甦してくれる。染みるなー

厚揚げ
綺麗な黄金色をまとった厚揚げは、外側の香ばしさに出汁がひそみ、中の滑らかな豆腐を損なわないから、好き。おでんはそのほとんどが、素材の食感と出汁の一体感を味わうものだけど、以外にも厚揚げだけは、出汁と豆腐の明確な味のグラデーションを楽しむ繊細な物だと思う。湯豆腐も好きだけど、厚揚げは一段食事としての重量階級が上だと思う。男子73キロ級くらい。分かんないけど。たぶん。澄み切った出汁の塩味が、厚揚げにある、忘れちゃいけない風味をちょっとだけ焚きつける。じんわり噛むほどに満足感が、満ち足りてくる。胃も落ち着く。

牛すじ
串を持ち上げ、一口。ゼラチン質が舌を撫で回すところをあやすように、歯で止めに入る。肉本来の力強さはないけど、実力は十分。その証は、今日初めて頬がしっかり仕事をしだすことからも分かる。噛む度に肉の美味さ、ゼラチンの濃厚さが伝わってくる。しつこさのない、ほのかな甘味が出だすと、喉奥へと運ばれ、右手の串先を順番通りに口に運ぶ。本気の牛すじ遭遇は、フランスだったかも。私の見たフランスに、日本のような霜降り肉は無かった。肉を焼き、それにより、とろける油で「柔らかい」とする感覚がそもそもない。肉にこだわりのある店では、レア限定かレアよりさらに生に近いブルー(bleu)を勧められる。肉の風味や柔らかさが損なわれる焼き方は、お断りと意思を示されるのだ。肉を「とろけるように美味しい」と言うときは、筋やゼラチン質が沢山の肉を、トロトロに煮込んだ時だけの表現だった。そんなフランス人に、この牛すじを食べさせたらどうなるだろう。一瞬、目を白黒させ、芯の強い繊細さに言葉を無くすだろう。美味しいものは、世界共通だと思う。

おでんを食べきり、水をゴクゴク。
気合も入った。
お酒を浴びるように食らって、15時間も寝ている場合ではないぞ。
あの方に電話しよう。そうしよう。3回コールして出なかったらあきらめよう。
・・・10回コールして、・・・出るまでかけるぞ・・・。
・・・かけるぞ。・・・ぉ~。・・・。ぉ~。

セブンイレブン様へ
小さなころから変わらぬ安心感。大好きです
御馳走様でした。

2015/05/06 更新

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