3回
2017/01 訪問
いつ行ってもほっとする和食の老舗(その2)
(2017年1月17日訪問時追記)
実は、夜お邪魔するのは今日がはじめて。
今年になってからも、今日がはじめての訪問。
ということで、今日は、奮発して、鰻メインの葵定食(¥3000)をいただいてきました。
お店に入るなり、いつものように女将さんのにこやかな笑顔のお出迎え。
奥のほうで、すでにニ組のお客さんがテーブル席でお食事中でした。
わたしのあとにも、すぐ一組のご家族が入ってこられたので、
「やっぱ、地元のファン、多いんや」
たしかに、ここに来ると、いつ何を食べてもほっとする。(^^♪
今晩の葵定食だって、鰻のかば焼き、だし巻き、ナスの田楽、生椎茸の天ぷら、野菜の煮物、菜の花のお吸い物、
果ては、奈良漬けまで、どれ1つとっても、全然違和感がない。まさしく、ぺろっといけちゃう感じ。(^^♪
フレンチや、イタリアンだとこうはいかない。
毎日食べてもいいと思えるのは、やっぱり、こういう気取らない和食ならでは。
そんな感慨にふけりつつ、ふとカウンターに置かれたメニューに目をやると、(・・?
「女将さぁーん、この麺のところにある”いたち”ってどんなん?」
まだまだ未知のメニューがけっこう残っているんだな、これが。なので、今日も、
「わたしがメニュー制覇するまで、頑張って続けてね」
と言って、お店をあとにしてきました。
※今回の訪問に合わせ、前回のレビューを含めてタイトルを見直しました。「人懐っこい気軽な和食の老舗」→「いつ行ってもほっとする和食の老舗」
2017/01/17 更新
2016/11 訪問
いつ行ってもほっとする和食の老舗
(2016年11月27日追記)
湯豆腐定食(980円)をいただいてきました。
今日みたいに食欲がない日は、普通の和食のありがたみが身に沁みます。(湯豆腐なんて、何年ぶりだろう?)
わたし :「最近、こういう気軽な和食のお店が少なくなったね。」
女将さん:「そうやろ。北口の狐山茶屋さんはもう閉めてしまいはったし、花ゆうさんも、ちょっと気軽にとはいけへんし・・・」
わたし :「でも、油っぽいものを拒絶したいときってあるでしょ。毎日、中華なんて嫌だよね。」
女将さん:「そやな。その点、うちの料理は油一滴も使わへん。」
わたし :「やっぱり、もう少し頑張って続けてよ」
女将さん:「ま、も少し頑張るわ」
わたし :「創業100年を目指して」
女将さん:「かなわんな。そないしたら、お化けになっても出てこんとあかん」(笑)
と、今日の女将さんは、双子の妹さん(女将さんと、瓜二つ!)もいらっしゃったせいもあってか、いつもより少し口数は少な目でしたが、気さくさはいつもどおり。今日も、とても気持ちよく、お店をあとにすることができました。
それにしても、こういう気軽に和食をいただけるお店が、今や絶滅危惧種って淋しいと思いませんか?。
そう思うと言う方は、ぜひ、お近くをお通りの際は、こちら、人も料理もとても人懐っこい気軽な和食のお店「いけす」さんにお立ち寄りください。(肉玉定食などの定食各種は夜も食べられます)
※追記と併せてタイトルと評価を見直しました。「カレーの町、西宮の鍋焼きうどん」⇒「人懐っこくて気軽な和食の老舗」
カウンターわきの古い写真に目がとまって、
「すごく昔の写真みたいですけど、はじめてどのくらいになるんですか?」とわたし。
「今年で、91年目。」と女将さん。
「じゃあ、もうすぐ創業100年じゃないですか。すごい!。」とわたし。
「でも、たぶん続けられたとして93年かな。」と女将さん。
「なにを弱気な。節目の100年を目指しましょうよ。」
・・・(会話が延々と続く)
「ところで、女将さん、今日、わたし何食べてました?」
そんなお店。
【お値段とか一般的なこと】
★メニューとしては、ナントカとじうどん+ごはんの定食各種がユニークです。
✅定食のお値段は780円~1100円。
✅メインのナントカとじうどん(orそば)+小鉢+ごはん+香の物の組み合わせ。
✅料亭系だけあって、ごはんがすすむという味付けではなく、全般的に上品な味付け。ただ、ちょっと、モノによっては「甘み」が強く感じられるかもしれません。
✅おすすめは、カレー鍋定食(1000円)。
★超老舗の鰻屋さんなので、もちろん鰻丼(1450円)をはじめ、鰻を使った単品料理(天ぷらとか)各種あります。
★店内はカウンターが4席と4人掛けテーブルが3つくらい(いつもカウンターなのでよく覚えていません)。
★水曜日と木曜日は定休日です。
✅女将さんに言わすと、やる気のなさのあらわれだとか。
【ポイント】
★西宮北口周辺で、なんかカレーうどんを食べたいけど、番場亭で汗をかくのはいやだなあ、と思ったら、ちょっと歩きますが、こちらのカレー鍋定食をぜひおすすめします。
★いま、主流のカレーうどんって、視点がカレーにより過ぎじゃないでしょうか?。カレーが水っぽくなるのを固定観念的に恐れていて、野菜を入れるにしても、水分の出にくい野菜をさらに素揚げしたりしています。でも、視点を変えて、鍋焼きうどん発想のカレーうどんがあってもいいと思いませんか?。野菜の甘味とうどんのダシを生かしたマイルドなカレーうどんがあってもいいんじゃないでしょうか。そして、西宮には、それがあったりするんですよ。「西宮はカレーの町」と、わたしが密かに呼ぶ所以です。
★女将さんと仲居さんが、お二人とも、すごくお喋り好きなので、しゃべり好きな人なら、それだけで楽しいと思います。ただし、お喋りに夢中になって、お料理が冷めてしまわないように注意してください。
【口コミを書くとき参考にしたお店】
✅カルーソ(西宮)⇒ 西宮北口で、もっとも古くから営業していたイタリアンのお店でした。つい先頃、しばらくぶりに訪問してみると、すでにお店は無くなっていました。6月25日に閉店されたとのこと。「メニューになくても、材料があれば作るから、言ってみて」と、よく言われたのを思い出します。いけすの女将さんも同じことを言っていました。そういう「プロの料理人」の血統を絶やしたくない。そういう思いで、この口コミを書きました。
✅番場亭(西宮)⇒ カツカレーうどんが有名で、昼は行列ができます。各種うどん・そばメニューは豊富なのですが、(カツ)カレーうどん以外を注文する人がほとんどいません。ネットワーク効果は恐ろしいものです。ちなみに、カップル客も少なくないですが、一般的な女性が喜ぶ店ではないと思います。
✅グリル屋(西宮)⇒ ちょっと意外ですが、洋食屋さんでカレーをやっているところって珍しいのです。ま、カレーはインド料理で、西欧料理じゃないですから、当たり前といえば当たり前なんですけどね。こちらのインディアンカレーは、辛さ調整できないカレーとしては、反則的な辛さです。
2017/01/17 更新
(2017年2月10日訪問時追記)
わたしは子さいころからのごはん党。
和食なのに、ごはんなしでうどんを食べるなんてありえないと思ってきました。
このお店のうどんを食べるまでは・・・。
な~んて、どらまちっくに始めちゃいましたが、
とにかく、いけすさんのうどんはいけてます。
讃岐でお遍路さんのごとく、うどん屋さんをハシゴするような人とか
舌の肥えたうどんブロガーさんが、どう思うかは知りませんが、
少なくとも、これまでの人生のほとんどの期間で、
「うどん」という食べ物を無視し続けていたわたしに、
ここのうどんを全種類制覇したい、と思わせるだけのちからが、
このお出しに、この麺にあるのはたしか。
そんな、うどんメニューのなかから、
今夜は、こんな寒い夜にぴったりの「スペシャルなべ焼きうどん」をいただいてきました。
鶏肉、卵、かまぼこ、白菜、菜の花・・・
季節感といい、具のバランスといい、理想的!
そして、このお汁が、また美味しい。(≧▽≦)
ラーメンスープだと油っぽさでこころの抑制がきくんですが、
うどんスープは、さらっとてしているので、するするいってしまいます。
今日も、アッと気が付いたときには、土鍋が空になってました。(^^ゞ
このあたりは気をつけつつ、
これからもしつこく、「わたしの好きないけすさんのうどん」レポートを続けるつもりで~す。(^^♪