13回
2019/07 訪問
またもや天然鰻に満足
この季節は天然鰻が入荷するので、ここで頂くのが大変楽しみです。今回は長良川の上流で獲れた物でした、いつもは下流の物なんですが、やっぱり脂の質が違うのが、よく分かります。下流の鰻は脂の乗りがとてもよく、甘みが強く1匹頂くとかなりお腹に応えますが、上流の鰻は脂の乗りがやや少なく、とてもバランスが良い物で、小生の様な年齢の者にはお腹に優しいとても美味しい物でした。
大将には事前に鰻の前にはあまり料理出さないでと頼んでいたのですが、やっぱり本日も鰻までに野菜料理、お造り、鮎料理ととても沢山出てきました。
我が愛する妻は小食なので、いつも妻の半分の料理が小生の皿に乗せられるので、都合妻の三倍食べる事となるのですが、今回も鰻に辿り着くまでに、相当な量の料理を頂きました。お腹は大変ですが、この天然鰻はそんなお腹でも、スッと食べられるほどの美味しい鰻でした。
来週は、岡山の何時もの友人夫妻がこの店に来ますので、その料理の打ち合わせでメニューも大将と考えて、これで準備万端です。
また、来週伺いますので、更に美味しい料理をお願いします。
今日もご馳走さまでした!
2019/07/22 更新
2019/06 訪問
今年初の天然鰻を食す!
小生は三度の飯が寿司と鰻でも何の文句も無い位に、鰻が大好きです。それも、川の天然鰻は特に好みで、海の天然鰻の脂は少しお腹に重く、川の天然鰻のそれは、凄く上品でアッサリ頂けるからです。最近なかなかお互いのタイミングが合わないので行けなかったここ桜梅桃李を久しぶりに訪れることができ、また、運良く今年初めての長良川下流で獲れた天然鰻が初入荷したとの事、凄くラッキーとの思いで、我が愛する妻と一緒に伺いました。
まずは相変わらず大将が山海の珍味を用意していてくれていて、またしても鰻に到達するまでに、かなりお腹が膨れてました。最初に夏らしいじゅん菜とフルーツトマトの吸い酢掛け、大好きなシャコの酢味噌和え、ジャガイモのハリハリ、そら豆と海老の真薯の吸物。真イカ、赤海老、赤貝、ミナミマグロ中トロ、ヒラメのお造り。コシアブラ、山ウド、トウモロコシの天ぷら。伊勢湾の蒸し鮑のバター炒めと淡路の新玉ねぎ。飛騨牛ロースの醤油焼きの茗荷添えが次から次へと出てきました。これらの料理はいずれもメインになる様な物ばかりで、普通ならば本当のメイン料理である鰻の蒲焼の存在が薄れるのですが、それは杞憂に終わりました。
真打ちの天然鰻の蒲焼が登場です。約700gの天然鰻は焼き上げると養殖鰻と違い、身が引き締まって少し小さくななりますが、その存在感は抜群で、また、その濃厚な鰻そのものの旨みたっぷりの美味しさは、今まで食べてきた料理がやはり序章の様に感じさせる小生には
たまらなく美味しいご馳走でした。妻は一切れだけ頂くわって、結局小生がこの大きな天然鰻を一人で頂きました。何と贅沢な事でしょう!
ここ食べログで小生は、岡山のみや古さんで、寿司を68貫食し、ここ桜梅桃李でもこの様な量を力士の如く食べてますが、BMIは20%とそんなには太ってないので、その辺りだけはこの場を借りて申し上げます。関係ないお話ですが。
今年お初の長良川下流の天然鰻はまだ脂の乗りはアッサリでしたが、その分鰻そのものの旨みが凝縮されていて、養殖鰻の脂だけの味わいとはまるで違う物で、皆さんにも是非食べて頂きたいと思いますが、年々獲れなくなってきており大変貴重な物である事は言うまでもない事実です。今後も大切に頂きたいと思います。
ご馳走でした!
2019/06/07 更新
2019/03 訪問
春の食材をふんだんに使った会席料理
今日は春の食材をふんだんに使った料理を頂きました。
山菜、タケノコ、赤貝、ホタルイカ、蛤などなどを大将の力の入った仕事で美味しく仕上げてくれました。まずは、ホタルイカと生クラゲと不知火という柑橘の冷製煮付けです。これには桜の葉の塩漬けが被せてあり、春の香りが満載です。そして初めて食べた生のクラゲの食感はコリッコリでびっくりしました。サッパリ美味しかったです。次は赤貝と分葱の赤味噌のヌタ。これも春の定番の美味しさでした。白魚の卵とじと胡桃と山菜の白和えと続き、熊本の筍と山菜のホタテの真薯の椀物で小休止。木耳の食感がアクセントになっていました。次に
山葵の葉っぱの上に蕗、山葵菜と鮑の刺身仕立てです。皿の上には桜の花が咲いていました。続いては、この店でこの季節の定番の蛍烏賊の酒盗漬けを焼き石で焼いて熱々で頂きました。これはこの季節しか味わえない逸品です。まだまだ続きます、鮑と今季最後のフグの天ぷらです。フグは最後に相応しい身のふっくらした甘みを感じる美味しさでした。それには鮒味噌がアクセントとして添えられてました。さて、最後にメインの蛤と筍と天然生ワカメのしゃぶしゃぶです。鰹出汁の中に大将自らが蛤を絶妙なタイミングで食べさせてくれました。先ずは、レアでそれからミディアムで最後にはウェルダンで。小生はレアが好みでしたが、それぞれが味の変化がありとても美味しく頂きました。その蛤の旨味がたっぷり滲み出た出汁に泳がせた、天然生ワカメと筍はとてつもなく美味しかったです。その後の雑炊の美味しさは言うまでも無いと思います。
最後には、自家製アイスクリームのデザートと我が愛する妻の誕生日のケーキが提供されましたが、ケーキはお持ち帰りとさせて頂きました。これは、小生も知らない大将からのサプライズでした。妻も大変喜んでました。ありがとうございました。
まだまだ、春はこれからです。また、春の料理を食べに伺いますので宜しくお願いします。
ご馳走さまでした。
2019/03/28 更新
2019/01 訪問
本日はジビエ尽くしで満腹に
本日は妻が不在にてどこかで食事をと考えていたら、そーいえば今年はまだ訪問してない事に気づき、電話にて急遽予約して伺いました。本日は市場が休みとの事で、ジビエ尽くしとなりました。まずは、三河産の天然トラフグの焼き白子と自家製のカラスミを頂き、その後はこれも三河産のタコの刺身、平貝などを頂き、さてジビエの登場です。まずは青首鴨の胸肉と手羽元のライトスモークステーキ(軽い燻製)、次は鹿肉のスペアリブを焼いてから圧力鍋でホロホロにスチームして、またステーキにした物を頂きました。骨周りの鹿肉の旨味が閉じ込められていて、なおかつホロホロに柔らかい初めての食感の逸品でした。
その後は、土鍋ご飯と汁物とあん肝と親芋の朴葉味噌焼きです。汁物の中には鹿肉のミンチのいわゆるツミレが入っていて、いい出汁が出ており、また、朴葉味噌は土鍋で炊いた米粒が立った艶やかなご飯とはベストマッチして本当に満腹になりました。
この店はデザートも全て自家製なんですが、中でもアイスクリームは毎月変わっており、今回は来月出すバレンタインに因んだチョコレートアイスとイチゴアイスを頂きました。いずれも期待通りの美味しさで別腹も満腹にしてくれました。
次回はタケノコ料理を予約して店を後にしました。
本日もご馳走さまでした。
2019/01/24 更新
2018/12 訪問
自家製アイスクリームもとても美味しい!
数日前に柳家でジビエ料理をたんまり食べてきたので、今回は大将にそれ以外でのリクエストをして伺いました。この季節はやはり河豚を使った料理になりますが、今回はテッサに自家製の柚子胡椒が添えられて出てきました。柑橘の香りが新鮮で河豚のあっさりした味にアクセントを付け、なかなかいい感じでした。また、前菜は橙をくり抜いた器に鮟肝、鯛の子、寒鱸の肝、海鼠が入れられ、これらに橙の苦味が少し移り、ほんのり大人の味に仕上がっていました。地元の大根と寒鱸の自家製味噌仕立ても身体が温まり、この季節ならではの料理でした。食事は鮑のバター炒めを乗せて頂きましたが、鮑の風味豊かなバターと白米がマッチして初めての味に出会った感じでした。
最後は河豚雑炊をサラサラと頂き締めました。
そして、デザートになるわけですが、ここの店ではアイスクリーマーを持っていてアイスクリームは全て自家製です。今日は小豆のアイスクリームとイチゴのアイスクリームでしたが、いずれもスイーツ専門店より美味しく、今日もお代わりをしてしまいました。下戸の小生には堪えられない時間で最後まで本当に満足でした。
今日もご馳走さまでした。また、宜しくお願いします。
2018/12/19 更新
2018/11 訪問
秋の山菜の王様自然薯と解禁された青首鴨を頂く
本日は自然薯と解禁したばかりの青首鴨を堪能させてもらいました。自然薯は蕪蒸し、イクラと大根おろしの和え物、トロロ汁で美味しく頂きました。自然薯特有の土の味が鼻から抜けて、好きな人間にはたまらない感覚を堪能しました。
青首鴨は素材の味が一番分かる、鉄板焼きでネギと一緒に頂きました。全ての部位を頂きましたが、特に、肝が濃厚でアッサリと相反する味を感じ絶品でした。胸肉も皮も適度な歯応えがあり、噛めば噛むほど旨味が口の中でに広がり、幸せなひと時を過ごしました。また、赤山芋なるものを初めて食べましたが、自然薯とは違った甘みを感じる上品な味わいで、料理法の広がりを感じる食材でした。
最後は自家製ブルーベリーのアイスクリームで締めて、あー満足満足。大将、また、宜しくお願いします
2018/12/22 更新
2018/11 訪問
今年最後の天然鰻の高級蒲焼定食?を満喫
本日は我が奥様は所用にて夜居ないゆえ、1人で早い時間に訪問したところ、今年最後の南濃の長良川であがった天然鰻400g也があり、2日寝かせてあるとの事で、急遽高級鰻の蒲焼定食もどきの料理を頂きました。最後の鰻は名残惜しく、肉厚ではありますが、寝かせた事てまタンパク質がアミノ酸に、特にグルタミン酸に分解され、天然の旨味の塊でした。やや、皮は硬くなりつつありますが、それが最後感を更に演出していていい感じでした。天然鰻はこれからの季節もいるのですが、川漁師がこれからは鴨猟に勤しむので忙しいとの事です。また、川海老、川蟹などの鰻のエサがいなく、鰻そのものに旨味がなくなってきてしまう事もあり、脂は乗るが旨味がないという感度が少ない鰻に変身するそうです。
川も海も甲殻類をエサにする魚は全て旨味が強いのは一緒だと、また、新たな発見をした感じです。
テッサも少し厚めに引いてあり、歯応え十分でこのくらいの厚さの方がフグそのものの旨味は感じられて自分的には好きです。
来週はジビエを食しに伺う約束をして店を後にしました。
2018/11/16 更新
2018/11 訪問
全てが手抜き無しで満足!
今回は私のグルメな友人夫妻が初めて訪れるとあって、大将にかなりのプレッシャーをかけていたのもあり、最初からほぼ完璧な最高の食材を使った割烹料理を頂きました。お椀も渾身の出汁を取って蟹真薯も円やかでクリーミーで完璧でした。そして、たまたま昨日入ったという、長良川上流からのオチ天然鰻?という珍しい物を初めて食しました。白焼きと蒲焼き、鰻の味がこんなに感じられたのは、私も初めてでした。いつまでも口の中に鰻の旨味が残っていて、それと一緒に食べるお米も最高でした。また、キノコと夏の終わりの熊も、春の熊より少し脂が乗ってきて全く臭み、くどさがなくサラサラと頂けました。その出汁に潜らせた蕎麦も最高でした。いつもより更に力の入った料理は最後のデザートに至るまで、全て自家製の手抜きのない仕事が施された至極の割烹でした。大将、毎回ありがとうございます。
2018/11/12 更新
2018/06 訪問
長良川上流の天然鰻は絶品!
投稿するのを失念していたので、急遽忘れない内にと口コミします。この店は、今、京都で売り出し中の木山のご主人から紹介されて訪れ始め、ファンになり通わさせて貰ってます。今回は、長良川上流で釣った天然鰻を丸々一匹1人で頂きました。川鰻は海鰻に比べ味がしっかりしていて、旨味を感じるアミノ酸が豊富で、脂はほどよく乗っていて、本当の鰻を味わえ絶品です。浜松の"うな正"で今は頂けない、浜名湖の天然鰻に勝るとも劣らない小生にとっては最高の一品でした。大将との会話も味わえる楽しい店で、冬には猪、鹿、鴨、月の輪熊などのジビエも自慢の品々らしいので今から楽しみです。
2018/10/31 更新
2018/04/13 更新
今日は土用の丑の日、しかし生憎の台風襲来!
いささか、残念な日になってしまいましたが、鮎と鰻と鱧の料理の競演を堪能しました。本日は本来は岡山の友人夫妻と一緒に会食の予定でしたが、諸事情にて来岐できなくなり、地元の友人夫妻との訪店となりました。実は、これらの食材は岡山の友人夫妻の大好物という事で、前々から大将に無理言って色々今日に備えて揃えておいてと依頼していた物で、大将も大変張り切ってましたが、残念ながら来岐できなくなり、少し力が抜けたらかと思いきや、とても張り切った料理の数々でした。
まず、前菜はかぼちやさの冷製のすり流しからはじまし、蟹と胡瓜の酢の物で口の中をサッパリさせてからは、次々と料理が提供されました。お椀は鮑と帆立の真薯、お造りは剣先イカと和歌山勝浦産の鰹、伊勢湾の栄螺、北海道の水蛸をサラッと頂き、今日のメイン料理である、鮎、鱧、鰻と進みます。
まずは、鮎の塩焼きです。
鮎は白川と郡上と川が全く違う、いわゆる長良川水系と木曽川水系の鮎の食べ比べです。好みの問題ではありますが、我が長良川水系の郡上の鮎の香りはとても芳醇で、その内蔵は苦味のあるとても味の濃い旨味抜群の物でした。一方、白川の木曽川水系の鮎は、凄く上品な味わいとほんのりと苦味のあるアッサリとした味わいの物で、甲乙つけがたい逸品で、なかなかこれらを食べ比べる機会はありませんので、大変良い経験でした。
次は、今が正に旬の食材、鱧です。これは、鱧しゃぶで大将が目の前で炊いて提供してくれました。鱧から出る旨味と脂の出汁と、甘い玉ねぎとを口に入れると、口の中で更に旨味の化学反応を起こして、最高の料理になって我々の胃の中に落ちていきます。本当に美味しい。
最後は、本日、土用の丑の日のメイン、長良川上流の天然鰻の白焼きと蒲焼きです。間違いない天然特有の鰻の味の濃い、上品な一品で、丑の日に並んでしか食べられない鰻をこんなに贅沢に食べる事ができて、本当に幸せな時間です。
最後の締めには、先程の鱧しゃぶの出汁で雑炊です。玉子でとじて頂く鱧雑炊は最高の味わいと、締めに相応しい出来栄えでした。
デザートを頂き、店の外に出ると、先程まで吹き荒れてた雨風はほとんどなく、我々の宴の終わりを待ってくれてるようでした。
今日も旬の食材を美味しく料理してくれた、大将に感謝しつつ、お店を後にしました。
ご馳走さまでした!